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2,441 バイト追加 、 2015年5月16日 (土) 22:45
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=== Fate/EXTRA ===
 
=== Fate/EXTRA ===
;「お兄ちゃん、……<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>のこと覚えてる?<br /> もしかすると、気付いてもいなかったかな。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>はただ、見つめてるだけだったから……。<br /> <RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>、お兄ちゃんなら、お友達になってくれそうな気がしてたの。やっと<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>も、お友達が出来るって……。<br /> だからお兄ちゃんが行っちゃったときは……かなしかったし、さびしかった。<br /> でもね……ここに来るとちゅうで、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>は<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>に出会ったの。<br /> <RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>は<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>のただ一人のお友達。やっと出来た<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>の、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>だけのお友達。<br /> だからお兄ちゃんのことはもういいの。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>さえいれば、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>はまんぞくだから。<br /> でも、次の遊びあいてなんだよね。……しょうがないから、遊んであげる。<br /> おねがいだから、すぐにきえないでね。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>はかなしいし、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>はつまんないから」
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;「お兄(姉)ちゃん、……<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>のこと覚えてる?<br /> もしかすると、気付いてもいなかったかな。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>はただ、見つめてるだけだったから……。<br /> <RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>、お兄(姉)ちゃんなら、お友達になってくれそうな気がしてたの。やっと<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>も、お友達が出来るって……。<br /> だからお兄(姉)ちゃんが行っちゃったときは……かなしかったし、さびしかった。<br /> でもね……ここに来るとちゅうで、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>は<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>に出会ったの。<br /> <RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>は<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>のただ一人のお友達。やっと出来た<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>の、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>だけのお友達。<br /> だからお兄ち(姉)ゃんのことはもういいの。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>さえいれば、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>はまんぞくだから。<br /> でも、次の遊びあいてなんだよね。……しょうがないから、遊んであげる。<br /> おねがいだから、すぐにきえないでね。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>はかなしいし、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>はつまんないから」
 
:対戦の組合わせ発表の場にて。この時点では、彼女がいったい何を言っているのか、主人公にはほとんど理解できない。
 
:対戦の組合わせ発表の場にて。この時点では、彼女がいったい何を言っているのか、主人公にはほとんど理解できない。
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;「お兄ちゃん、遊ぼ! おにごっこがいいな。ねえ、おにごっこ!」<br />「お兄ちゃん、今日も遊ぼう! 今日は学校で、かくれんぼがしたいな。<br /> じゃあ、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>隠れるから、ちゃんと見つけにきてよ!」<br />「じゃ、今度は宝探しね! 『ヴォーパルの剣』を見つけられたら、きっと、あの子もどいてくれるわ」
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;「お兄(姉)ちゃん、遊ぼ! おにごっこがいいな。ねえ、おにごっこ!」<br />「お兄(姉)ちゃん、今日も遊ぼう! 今日は学校で、かくれんぼがしたいな。<br /> じゃあ、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>隠れるから、ちゃんと見つけにきてよ!」<br />「じゃ、今度は宝探しね! 『ヴォーパルの剣』を見つけられたら、きっと、あの子もどいてくれるわ」
 
:ありすにとっては、全てが遊びであり、聖杯戦争を戦っているという自覚はない。
 
:ありすにとっては、全てが遊びであり、聖杯戦争を戦っているという自覚はない。
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;「そうだよ。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>は、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>だけと話すの。<br /> せっかく、おなじだとおもったのに。ようやく、おなじひとだとおもったのに。<br /> やっとやっと、さみしくなくなるとおもったのに!<br /> わたしのコトをきらうなら、お兄ちゃんなんていらないの」<br />「お兄ちゃんは<RUBY><RB>あたし </RB><RT>ありす</RT></RUBY>だけの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>じゃない。<br /> だからお兄ちゃんはもういらないの」
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;「そうだよ。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>は、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>だけと話すの。<br /> せっかく、おなじだとおもったのに。ようやく、おなじひとだとおもったのに。<br /> やっとやっと、さみしくなくなるとおもったのに!<br /> わたしのコトをきらうなら、お兄(姉)ちゃんなんていらないの」<br />「お兄(姉)ちゃんは<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>だけの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>じゃない。<br /> だからお兄(姉)ちゃんはもういらないの」
 
:決戦日、エレベーターの中で。二人で完結する二人だけの世界。
 
:決戦日、エレベーターの中で。二人で完結する二人だけの世界。
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;「<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>……わかってたよ、きっと……。なにもかも、なくなっちゃうって。<br> だってよく覚えてはないけれど、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>はたぶんもう死んでるもの……。あのびょういんに<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>の体はないの。<br> ここにいる<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>はぬけがらだから。……さいしょからなにもなかったんだ。ううん、もっとずっとはじめ……あのびょういんにいたころから、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>にはなにもなかった。<br> だれも<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>を見てくれなかった。一人だった。いたかった。誰も、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>を、人間として扱ってくれなかった。<br> <RUBY><RB>ふしぎなせかい</RB><RT>ワンダーランド</RT></RUBY>に来てもずっと同じ……、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>は一人で、さびしくて。<br> だからね、わかってた……<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>も……居場所も……きっとすぐになくなっちゃうって……。<br> でもね……。ねぇ、お兄(姉)ちゃんは、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>……見てくれた?」
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:敗北後、全てを知っていた少女は主人公に問いかける。ここで「はい」「いいえ」の選択肢が出るが、どちらを選んでも主人公には居場所があると自分とは違うことを受け入れている。
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;「ありがとう、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>……。いつもいっしょにいてくれて。お友達になってくれて……。<br> それにありがとう、お兄(姉)ちゃん……。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>と遊んでくれて……。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>のことを見てくれて……。<br> ほんとは……もうちょっとだけ遊んでいたかったけど………………バイバイ。」
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:もう一人の自分、そしていっしょに遊んでくれた主人公に感謝の言葉を残し少女は二度目の眠りにつく。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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