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3 バイト追加 、 2021年9月10日 (金) 16:37
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;人物
 
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:もともとは大した野心などは持たず、身内(血族)に対する保護欲だけは人並み以上にあっただけの小心な人物。<br>作品中では、奇行を繰り返し凶暴性を持つ父権的絶対者、という印象で描かれている(琥珀に対する暴行、猫を買ってきては惨たらしい方法で殺して捨てる、四季を長い間幽閉、等)<br>だが、これは混血としての反転衝動と、それを何としても軽減させ家族を害さないようにするために手段を選べなかったこと、志貴、秋葉、琥珀といった彼の被害者の立場である人物の目線から見て描かれているため。(逆に言ってしまえばそのようなフォローしかできない)<br>ただ単に被害者意識が強くて自分自身に甘い、常に逃げ道と言い訳を用意するような矮小で平凡な人物。人らしさを持ち、混血の当主として生きるには小市民なだけであったが間違いなく加害者であったため、その報いを受けた。遠野家の悲劇の元凶。<br>けっこう手記を残しており、筆まめだったらしい。四季や秋葉をとても大事に想っていることや、混血としての反転衝動で自分がケモノに成り果てる時は自ら命を断つことも覚悟していることなども書かれているが、そのためには手段を選ばなかった利己的な内面も包み隠さず書かれている。これは月姫裏ルートでは志貴が真相に辿りつくのに実に役に立っている。
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:もともとは大した野心などは持たず、身内(血族)に対する保護欲だけは人並み以上にあっただけの小心な人物。<br>作品中では、奇行を繰り返し凶暴性を持つ父権的絶対者、という印象で描かれている(琥珀に対する暴行、猫を買ってきては惨たらしい方法で殺して捨てる、四季を長い間幽閉、等)<br>だが、これは混血としての反転衝動と、それを何としても軽減させ家族を害さないようにするために手段を選べなかったこと、志貴、秋葉、琥珀といった彼の被害者の立場である人物の目線から見て描かれているため。(逆に言ってしまえばそのようなフォローしかできない)<br>ただ単に被害者意識が強くて自分自身に甘い、常に逃げ道と言い訳を用意するような矮小で平凡な人物。人らしさを持ち、混血の当主として生きるには小市民なだけであったが間違いなく加害者であったため、その報いを受けた。遠野家の悲劇の元凶。<br>けっこう手記を残しており、筆まめだったらしい。四季や秋葉をとても大事に想っていることや、混血としての反転衝動で自分がケモノに成り果てる時は自ら命を断つことも覚悟していることなども書かれているが、そのためには手段を選ばなかった利己的な内面も包み隠さず書かれている。これらは月姫裏ルートで志貴が真相に辿りつくのに実に役に立っている。
    
;能力
 
;能力
:混血の一族の当主として、それなりの能力を持っていたと思われるが、実際にどんなものであったかは不明。原作中では四季が自分と同じように内界を操る能力であったと語っており、漫画版・[[真月譚 月姫]]では四季同様「血刀」らしきものを使って志貴の胸を穿っている描写があり、志貴の臨死体験の一回目とされている。<br>志貴が槙久の洗脳を受け、七夜一族の記憶を殆どなくしているので、記憶を弄くる能力もあったらしい。<br>ちなみに、七夜を襲ったときは財力で後腐れのない私兵を組み、七夜の土地を管理する組織の者まで抱き込むなど全力を持って挑んだ。作戦自体は穴があるようなものであったが、これは軋間紅摩を使いやすい場であったことなども考えられるあたり、策略家であったようだ。<br>原作での様々な場面や、遠野志貴の秋葉がどれだけ優秀でも鍛える火が弱ければ無意味、とのセリフからも、槙久は混血としてはあまり強力ではなく、権力人としての知略の方に重きがあると読みとれる。<br>また、娘・秋葉が高度な異能を持つことがわかった時には「秋葉が成長していれば、軋間の手など借りなくても済んだ」との後悔も残している。
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:混血の一族の当主として、それなりの能力を持っていたと思われるが、実際にどんなものであったかは不明。原作中では四季が自分と同じように内界を操る能力であったと語っており、漫画版・[[真月譚 月姫]]では四季同様「血刀」らしきものを使って志貴の胸を穿っている描写があり、志貴の臨死体験の一回目とされている。<br>志貴が槙久の洗脳を受け、七夜一族の記憶を殆どなくしているので、記憶を弄くる能力もあったらしい。<br>ちなみに、七夜を襲ったときは財力で後腐れのない私兵を組み、七夜の土地を管理する組織の者まで抱き込むなど全力を持って挑んだ。作戦自体は穴があるようなものであったが、これは軋間紅摩を使いやすい場であったことなども考えられるあたり、策略家であったようだ。<br>原作での様々な場面や、遠野志貴の秋葉がどれだけ優秀でも鍛える火が弱ければ無意味、とのセリフからも、槙久は混血としてはあまり強力ではなく、権力人としての知略の方に重きがあると読みとれる。<br>また、娘の秋葉が高度な異能を持つことがわかった時には「秋葉が成長していれば、軋間の手など借りなくても済んだ」との後悔も残している。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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**ちなみに、槙久の配偶者であり四季と秋葉の母にあたる人物の名前は塗り潰されている。
 
**ちなみに、槙久の配偶者であり四季と秋葉の母にあたる人物の名前は塗り潰されている。
 
*秋葉が巨大化することになった謎の薬「まききゅ〜X」の名前の元ネタ。
 
*秋葉が巨大化することになった謎の薬「まききゅ〜X」の名前の元ネタ。
*[[琥珀]]、[[翡翠]]に関してはあくまで反転衝動を抑えるための道具として見ていたが当人なりに罪悪感はあったらしく、仮に姉妹が遠野家を離れて暮らすことになっても生活していけるように彼女らの口座にかなりの額の財産を残しているらしい。無論それで罪が消えるわけではないが志貴の件も含めてその弱さ故に完全に悪として割り切れる性格ではなかったようだ。
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*[[琥珀]]、[[翡翠]]に関してはあくまで反転衝動を抑えるための道具として見ていたが当人なりに罪悪感はあったらしく、仮に姉妹が遠野家を離れて暮らすことになっても生活していけるように彼女らの口座にかなりの額の財産を残しているらしい。無論それで罪が消えるわけではないが、志貴の件も含めてその弱さ故に完全に悪として割り切れる性格ではなかったようだ。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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