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:その後、しばらくして主人公一行と遭遇して共に行動するようになるが、この頃から内心では一行を自分の金儲けに必要な道具として利用する腹積もりであり、最終的には一行を出し抜いて自分が主導権を握る算段だった。
 
:その後、しばらくして主人公一行と遭遇して共に行動するようになるが、この頃から内心では一行を自分の金儲けに必要な道具として利用する腹積もりであり、最終的には一行を出し抜いて自分が主導権を握る算段だった。
 
:そのまま主人公達の助力を得てイースと不夜城を滅ぼし、更にエルドラドを攻略する過程で自身の記憶を取り戻し、たまたま流れ着いた竜宮城では主人公を騙す形で巨英雄の契約を奪い取る事に成功するが、[[ペンテシレイア]]を倒してエルドラドの攻略に成功した直後に本性を現して反旗を翻し、主人公達に自分の目的を明かして巨英雄を嗾けて他のサーヴァント共々始末しようとする。
 
:そのまま主人公達の助力を得てイースと不夜城を滅ぼし、更にエルドラドを攻略する過程で自身の記憶を取り戻し、たまたま流れ着いた竜宮城では主人公を騙す形で巨英雄の契約を奪い取る事に成功するが、[[ペンテシレイア]]を倒してエルドラドの攻略に成功した直後に本性を現して反旗を翻し、主人公達に自分の目的を明かして巨英雄を嗾けて他のサーヴァント共々始末しようとする。
:そして激戦の末に敗北し、這いずる事がやっとの重傷を負うも、諦めずに隠し持っていた玉手箱で巨英雄を回復させようとしぶとく足掻く。しかし、そこで自分を信じて付いてきたレジスタンスの一人が彼の言葉を思い出しながらダメ元で放った矢がたまたま玉手箱に命中して弾き飛ばした事でそれも失敗に終わり、そのまま為すすべなく[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]に止めを刺されてしまう。
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:そして激戦の末に敗北し、這いずる事がやっとの重傷を負うも、諦めずに隠し持っていた玉手箱で巨英雄を回復させようとしぶとく足掻く。しかし、そこで自分を信じて付いてきたレジスタンスの一人が彼の言葉を思い出しながらダメ元で放った矢がたまたま玉手箱に命中して弾き飛ばした事でそれも失敗に終わり、そのまま為すすべなく[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]に止めを刺されてしまう<ref group = "注">コミック版ではデオン。</ref>。
 
:後一歩のところで夢破れて力尽きるも、それでも彼は次に召喚された時にはどんな金儲けを、どんな宝の島を探そうかと心躍らせながら消滅していった。
 
:後一歩のところで夢破れて力尽きるも、それでも彼は次に召喚された時にはどんな金儲けを、どんな宝の島を探そうかと心躍らせながら消滅していった。
 
;人物  
 
;人物  
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;イサベル一世  
 
;イサベル一世  
 
:当時のスペインの女王。夫であるフェルナンド2世はスペイン王室への婿入りである為事実上は彼女に王権があった。祖国ポルトガルで出資者が見つからずに困り果てていたコロンブスの話に関心を持ち、彼の西回り航路探索のスポンサーとして多額の援助を行った。
 
:当時のスペインの女王。夫であるフェルナンド2世はスペイン王室への婿入りである為事実上は彼女に王権があった。祖国ポルトガルで出資者が見つからずに困り果てていたコロンブスの話に関心を持ち、彼の西回り航路探索のスポンサーとして多額の援助を行った。
:熱狂的なキリスト教徒であったとされ、異教徒相手への苛烈な対応や搾取が記録として残っているが、コロンブスのアメリカ大陸での原住民への対応は流石にやり過ぎだと諌めていたとされる。
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:熱狂的なキリスト教徒であったとされ、異教徒相手への苛烈な対応や搾取が記録として残っているが、コロンブスのアメリカ大陸での原住民への対応は流石にやり過ぎだと諌めていたとされる<ref group = "注">コミック版ではダヴィンチからもその点を指摘されていた。</ref>。
    
==名台詞==
 
==名台詞==
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;「<ruby><rb>当ったりィ</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>! そいつは勿論、俺がこの手でやったことだぜェ!」
 
;「<ruby><rb>当ったりィ</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>! そいつは勿論、俺がこの手でやったことだぜェ!」
 
:デオンの「桃源郷に火を放ったのはお前か」という問いに対してこの開き直りっぷりである。そのゲス顔も相まってある意味清々しいレベル。
 
:デオンの「桃源郷に火を放ったのはお前か」という問いに対してこの開き直りっぷりである。そのゲス顔も相まってある意味清々しいレベル。
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:コミック版ではレジスタンスのメンバーから「'''どうせお前がやったんだろ'''」と断定されており、致命傷を負っていたためか口調も弱々しいものとなっている。
    
;「こ、の……値段も付かねぇ駄奴隷がぁっ! 非常食のネズミ以下の価値だぞテメェェェ!」
 
;「こ、の……値段も付かねぇ駄奴隷がぁっ! 非常食のネズミ以下の価値だぞテメェェェ!」
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**新大陸へ行くために様々な実学を学び、更に許可を得るためにポルトガル王やスペイン王らに支援してもらうべく9年ほど忍耐の時を過ごすなど、非常に忍耐強く努力家だったのもFGOで描かれている通り。しかし、そこに住む人々を同じ「人間」と見なすような教養がなかったこと・当時としては一般的だった人種差別的な異民族理解が原住民への虐待へ繋がったようだ。本国で顰蹙を買った奴隷販売も、当時のヨーロッパ的価値観では奴隷が当たり前だったためでもある。あとアメリカでは財宝が手に入らなかったため。
 
**新大陸へ行くために様々な実学を学び、更に許可を得るためにポルトガル王やスペイン王らに支援してもらうべく9年ほど忍耐の時を過ごすなど、非常に忍耐強く努力家だったのもFGOで描かれている通り。しかし、そこに住む人々を同じ「人間」と見なすような教養がなかったこと・当時としては一般的だった人種差別的な異民族理解が原住民への虐待へ繋がったようだ。本国で顰蹙を買った奴隷販売も、当時のヨーロッパ的価値観では奴隷が当たり前だったためでもある。あとアメリカでは財宝が手に入らなかったため。
 
**また、コロンブス最初の航海は怖がって誰も行きたがらなかったため、死んでも構わないような執行猶予中の囚人たちを船員にあてがわれている。そのためコロンブス一人では粗野な囚人たちの歯止めが効かず、それどころか反発を買ってコロンブス不在時に余計殺戮が起きる等、コロンブスの手に余る状況も発生していたようである。コロンブスの航海成功後は一獲千金を夢見る者たちがさらに新大陸に押し寄せたため、もはや厳格なコロンブスでは統制が取れない事態と化しており、どこからどこまでコロンブスの意図した悪行なのかは不明な部分も大きい。
 
**また、コロンブス最初の航海は怖がって誰も行きたがらなかったため、死んでも構わないような執行猶予中の囚人たちを船員にあてがわれている。そのためコロンブス一人では粗野な囚人たちの歯止めが効かず、それどころか反発を買ってコロンブス不在時に余計殺戮が起きる等、コロンブスの手に余る状況も発生していたようである。コロンブスの航海成功後は一獲千金を夢見る者たちがさらに新大陸に押し寄せたため、もはや厳格なコロンブスでは統制が取れない事態と化しており、どこからどこまでコロンブスの意図した悪行なのかは不明な部分も大きい。
*コロンブスの名前自体は『カルデアサマーメモリー』「開拓6 C案『トウモロコシ畑』を作ろう」において[[アン・ボニー&メアリー・リード|アンとメアリー]]から言及している。アンとメアリーが『カルデアサマーメモリー』にて開拓計画として穀物畑を作ろうとしたのも、長い航海の果てに『大陸の常識』を奪った、'''海賊の大先輩'''ともいえるコロンブスに対しての敬意を表している。まあ、生前での所業を踏まえれば海賊と大差ない。
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*コロンブスの名前自体は『カルデアサマーメモリー』「開拓6 C案『トウモロコシ畑』を作ろう」において[[アン・ボニー&メアリー・リード|アンとメアリー]]から言及している。アンとメアリーが『カルデアサマーメモリー』にて開拓計画として穀物畑を作ろうとしたのも、長い航海の果てに『大陸の常識』を奪った、'''海賊の大先輩'''ともいえるコロンブスに対しての敬意を表している。まあ、生前での所業を踏まえれば海賊と大差ないが。
 
**トウモロコシは元はほとんどアメリカ大陸にしかないものだったが、コロンブスがそれをヨーロッパに持ち帰ったことで、ヨーロッパ中にも一気に広まった。
 
**トウモロコシは元はほとんどアメリカ大陸にしかないものだったが、コロンブスがそれをヨーロッパに持ち帰ったことで、ヨーロッパ中にも一気に広まった。
 
*有名な逸話に「コロンブスの卵」がある。
 
*有名な逸話に「コロンブスの卵」がある。
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