「千子村正」を編集中
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| 真名 = 千子村正 | | 真名 = 千子村正 | ||
| 読み = せんじむらまさ | | 読み = せんじむらまさ | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = |
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 杉山紀彰 | | 声優 = 杉山紀彰 | ||
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| 地域 = 日本 | | 地域 = 日本 | ||
| 属性 = 混沌・中庸 | | 属性 = 混沌・中庸 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 人 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| 一人称 = 儂(オレ) | | 一人称 = 儂(オレ) | ||
− | | 二人称 = | + | | 二人称 = お前さん/テメエ/○○(呼び捨て) |
| 三人称 = アイツ | | 三人称 = アイツ | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| 天敵 = [[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]] | | 天敵 = [[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]] | ||
| デザイン = 武内崇 | | デザイン = 武内崇 | ||
− | | 設定作成 = | + | | 設定作成 = |
| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
==概要== | ==概要== | ||
− | 「[[セイバー|剣士]]」の[[ | + | 「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]。 |
;略歴 | ;略歴 | ||
− | :亜種並行世界『[[屍山血河舞台 下総国]]』では[[抑止力]]に召喚されたセイバークラスの[[サーヴァント]]として初登場。[[衛宮士郎| | + | : 本作では同名の人物が別クラスで2人登場するため、此処では時空系列および活躍ごとに記述する。 |
− | :下総国に迷い込んだ[[宮本武蔵]]に自身が鍛えた妖刀「明神切村正」を貸し与え、英霊剣豪と戦う力を図らずも与えることとなった。 | + | :;抑止力のサーヴァント |
− | :厭離穢土城が変状してからは決戦に同行し、剪定事象から現れた[[天草四郎時貞(剪定事象)|妖術師]] | + | ::亜種並行世界『[[屍山血河舞台 下総国]]』では[[抑止力]]に召喚されたセイバークラスの[[サーヴァント]]として初登場。[[衛宮士郎|自らに近い者を器とした存在]]([[疑似サーヴァント]])となっている。 |
− | : | + | ::下総国に迷い込んだ[[宮本武蔵]]に自身が鍛えた妖刀「明神切村正」を貸し与え、英霊剣豪と戦う力を図らずも与えることとなった。 |
+ | ::厭離穢土城が変状してからは決戦に同行し、剪定事象から現れた[[天草四郎時貞(剪定事象)|妖術師]]の固有結界を、神域に至った自身の宝具『都牟刈村正』によって穢土城もろとも両断。神ならぬ身で神剣を使った代償として、程なく消滅した。 | ||
+ | :;異星の使徒のサーヴァント | ||
+ | ::Lostbelt No.5前編『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』にて再登場。<br>下総と異なりカルデアとは敵対する立場である[[異星の神]]の使徒の一人として、後天的に『神殺し』の逸話を持つ2柱の戦神<ref group="注">融合した神については最後まで明確に名前が判明する事はなかったが、村正自身が本編で語った内容や宝具発動時の特殊台詞から、北欧神話に登場するオーディンの息子で盲目の神ヘズと、日本神話に登場する[[伊吹童子|八岐大蛇]]を退治し天叢雲剣を手に入れた三貴子の一柱である須佐之男尊の可能性が示唆されている。</ref>を融合する形で[[ハイ・サーヴァント]]となった結果「[[アルターエゴ|アルターエゴクラス]]」となって召喚された事、[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]と共に二十騎以上もの汎人類史側のサーヴァントを撃破していたことが[[アストライア]]の口から明かされた。 | ||
+ | ::元々相打ち前提とはいえど、英霊剣豪と渡り合えるレベルだったセイバー時と比べても相当以上に戦闘能力が高くなっている<ref group="注">特に耐久力の向上は目覚ましく、ブリテン異聞帯で[[妖精騎士ランスロット]]から『並のサーヴァントなら12回は死んでいた』と自ら述懐するほどの苛烈な痛撃を受けてもなお消滅を免れる等、並のサーヴァントに非ざる強度の霊基となっている。</ref>のに加え極めて高い神霊特攻能力を有しており、その実力は完全性が薄らいでいたという脆弱はありながらもアトラス神を空想樹ごと一刀両断するほど。<ref group="注">元々はキリシュタリアの裏切りを予見していた『異星の神』が、アトラス神に対処するためだけに作り出した使徒である事がファミ通のインタビューにて奈須氏から明かされている。</ref>性格は概ね下総で召喚された際と同様であるが、仕事の為なら本来のセイバークラスであったら固辞する筈の “外道働き” すら辞さない旨の発言をしている等やや冷徹になっている。 | ||
+ | ::Lostbelt No.5後編『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』ではカルデア一同と期せずして再会。異星の神の使徒という立場上カルデアとは敵対関係にありながら、護衛対象のプロメテウス=ヘファイストスの命に従うという名目でカルデアが求める大召喚器アイテールを鍛造・提供する。<br>一方ゼウスの意向に従う形で大召喚器の引き渡しと同時に、主人公らカルデア一行を斬る腹積もりでもあったが一連の目論見を武蔵に看破された事、さらに彼女や[[カイニス]]などカルデアと協力する立場のサーヴァントが多く同伴していた事もあり、戦闘せず撤退。終盤で炎上する[[空想樹]]ごとアトラス神を両断して異星の神の降臨に直接的な役割を果たし、その後はブリテン異聞帯より襲来した空想樹すら焼却しかねない脅威に対処するため、ラスプーチンの指示によりブリテン異聞帯へ出立した。 | ||
+ | ::Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』では異聞帯の王である[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]抹殺の命を果たすべく、彼女の居城であるキャメロットへの単騎特攻を敢行。本拠地への思わぬ奇襲に混乱していた事もあって数多の護衛を突破し玉座の間まで到達するも、そこで襲来した[[妖精騎士ランスロット]]との戦いでキャメロットの横にある大穴に落とされ、任務は失敗。辛うじて生き延びたものの、弱っていたため[[ムリアン|現地の妖精]]に捕まってしまい "見たこともない鉄の武器を扱う" 、"女王モルガンに剣を向けた" 点から『予言の子』と銘打って身柄をオークションにかけられていた所へ、当初はぐれたままだった[[マシュ・キリエライト|マシュ]]を捜し回っていたカルデア一行が噂を聞きつけオークションに参加する形で再会。<br>結果、主人公達と行動を共にしていた本物の『予言の子』である[[アルトリア・キャスター]]に落札される形で助けられ、その恩義に報いるためとモルガン打倒の任を果たすためという両者間の利害一致により、彼女の護衛を兼ねた一時的な休戦という形でカルデア一行と共に巡礼の旅に同伴する事となる。 | ||
+ | ::終編で妖精國が大厄災によって崩壊を始めた頃、巡礼の旅の終着点として妖精郷の星の内海へと旅立つアルトリア・キャスターに、[[マーリン]]の招待により主人公・マシュと共に同行して星の内海へ到達。アルトリア・キャスターを含む楽園の妖精の正体が『鋳造されることが無かった聖剣を象るため、現世の人類の在り方を集める集積器』であった事、『聖剣の鋳造と引き換えに彼女自身は消滅する定め』であることを知る事となる。 | ||
+ | ::しかし村正はこの定めを良しとせず、星の内海での聖剣鋳造の場に介入。存在そのものが聖剣に組み込まれ、消滅間近であったアルトリア・キャスターの存在を保ち、幾ばくかの猶予を与えた上、彼女の代わりに聖剣の基型を鍛造する。代償として自身は霊基諸共総身を宙の炉の焔に焼かれ、灰となって消滅した。<ref group="注">奈須氏のインタビューによれば、村正が自らを犠牲にアルトリアを生かそうとすること自体は彼を星の内海へ招聘したマーリンも予期していた事であったようだが、流石にここまでするとは考えていなかった模様。</ref> | ||
;人物 | ;人物 | ||
− | : | + | :刀作りに生涯を捧げた老人。現界に際しての外見は精悍な青年そのものだが、精神性はむしろ晩年に近い。 |
:ぶっきらぼうな物言いが多く、お世辞にも愛想がいいとは言えないが、いざ付き合ってみるとものすごく面倒見がいい。任侠肌の人である。 | :ぶっきらぼうな物言いが多く、お世辞にも愛想がいいとは言えないが、いざ付き合ってみるとものすごく面倒見がいい。任侠肌の人である。 | ||
:これは村正本人の性格でもあるが、依り代になった肉体の性格でもある。……あるいは、この[[衛宮士郎|依り代の少年]]がもし老年期まで人生を全うできたのなら、このような人格になっていただろう、とも<ref group="注">本人の言葉を借りるなら「式部が読んでやがる『もしこの人間が文亀時代に転生したら』……って奴さ」との事。要は依代である衛宮士郎がその精神性を維持したまま、村正の生前の時代で村正として順当に年齢を重ね、老年期に至ったIFの人格ということである。</ref>。 | :これは村正本人の性格でもあるが、依り代になった肉体の性格でもある。……あるいは、この[[衛宮士郎|依り代の少年]]がもし老年期まで人生を全うできたのなら、このような人格になっていただろう、とも<ref group="注">本人の言葉を借りるなら「式部が読んでやがる『もしこの人間が文亀時代に転生したら』……って奴さ」との事。要は依代である衛宮士郎がその精神性を維持したまま、村正の生前の時代で村正として順当に年齢を重ね、老年期に至ったIFの人格ということである。</ref>。 | ||
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:自身の戦闘能力も十分に持ち合わせており、[[ランサー・プルガトリオ]]の槍を避けつつのカウンターで自身の刀ごと上半身を爆散([[宮本武蔵]]曰わく試剣術とも)させた程。 | :自身の戦闘能力も十分に持ち合わせており、[[ランサー・プルガトリオ]]の槍を避けつつのカウンターで自身の刀ごと上半身を爆散([[宮本武蔵]]曰わく試剣術とも)させた程。 | ||
:霊基を暴走させられた英霊剣豪を相手に戦えるが、自分を顧みない強さであるために相討ち前提となってしまう。 | :霊基を暴走させられた英霊剣豪を相手に戦えるが、自分を顧みない強さであるために相討ち前提となってしまう。 | ||
− | :正式実装にあたり判明した戦闘モーションでは、干将・莫邪のアレンジ版と思しき刀を使用していたり、複数の刀剣を投影し敵を串刺しにする等[[衛宮士郎|依]][[エミヤ|代]]を彷彿とさせる動きも確認されている。また依代同様技量の投影も可能らしく、エクストラアタックのモーションでは[[宮本武蔵]]の二天一流を使用している。 | + | :正式実装にあたり判明した戦闘モーションでは、干将・莫邪のアレンジ版と思しき刀を使用していたり、複数の刀剣を投影し敵を串刺しにする等[[衛宮士郎|依]][[エミヤ|代]]を彷彿とさせる動きも確認されている。また依代同様技量の投影も可能らしく、エクストラアタックのモーションでは[[宮本武蔵]]の二天一流を使用している。 |
− | : | + | :なお、サポートサーヴァントとして一部戦闘でも使用可能となった際は戦闘モーション、宝具演出等はオリジナルのセイバー版と変わらないが、差分としては戦闘時のボイス全般が(宝具の口上を除き)全てオリジナル版とは異なる専用の内容に一新されている他、第3スキル『焔』がアルターエゴ時専用スキル『神殺し』に変わっている。 |
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== ステータス == | == ステータス == | ||
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| [[アルターエゴ]] || [[異星の神]] || ? || ?|| ? || ? || ? || ? || ||様物:B+<br />業の目:A<br />神殺し:EX || style="text-align:left"| | | [[アルターエゴ]] || [[異星の神]] || ? || ?|| ? || ? || ? || ? || ||様物:B+<br />業の目:A<br />神殺し:EX || style="text-align:left"| | ||
|- | |- | ||
− | | [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B || A || D || E || B || A+ || 対魔力:B<br />陣地作成:A<br> | + | | [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B || A || D || E || B || A+ || 対魔力:B<br />陣地作成:A || 刀剣審美:A<br />当代不吉:B<br />様物:B+<br />業の目:A<br />焔:EX || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
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:最大捕捉:10人 | :最大捕捉:10人 | ||
:究極の一刀を作り出す宝具。鍛冶師として研鑽を重ねた末に至った神剣への道筋。 | :究極の一刀を作り出す宝具。鍛冶師として研鑽を重ねた末に至った神剣への道筋。 | ||
− | :特殊な固有結界(英霊[[エミヤ]] | + | :特殊な固有結界(英霊[[エミヤ]]の『無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)』に似た風景であるという)の展開によって無数の剣の荒野を発生させた後、すべての剣が砕けて雪の結晶のように散り、千子村正の手にただ一本の刀が残る。 |
− | : | + | :時間や空間、因果ごと断つ一斬。このため、対人宝具でありながら対界宝具のように城ごと固有結界を丸ごと一刀両断にすることも可能。 |
− | : | + | :刀の銘は「都牟刈村正(つむかりむらまさ)」。都牟刈とは都牟刈之太刀(都牟羽之太刀)。 |
:すなわち素戔嗚尊に殺された八岐大蛇、八頭八尾を有した赤眼の怪───八つの谷と峯にわたる超大さを誇る、日本最大の災害竜の尾から顕れた神器・天叢雲剣/草薙剣を示す。 | :すなわち素戔嗚尊に殺された八岐大蛇、八頭八尾を有した赤眼の怪───八つの谷と峯にわたる超大さを誇る、日本最大の災害竜の尾から顕れた神器・天叢雲剣/草薙剣を示す。 | ||
− | : | + | :『英霊剣豪七番勝負』では、上記の当代不吉スキルによって付与された徳川に類するものを害する力と合わさり、語呂合わせでも徳川に類するものの名を持つ江戸城を掛けた「厭離'''穢土城'''」を両断した。 |
− | : | + | :その際神ならぬ身で神剣を振るった代償としてエーテルが崩壊・現界を保てなくなり消滅したが、カルデアに召喚された村正はこの宝具を使用しても消滅する事はない。マテリアルでも一切触れられていないため、現時点でその理由は不明。 |
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==真名:千子村正== | ==真名:千子村正== | ||
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:亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』で登場。その後は長らく出番が無かったが、Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』及び『星間都市山脈 オリュンポス』にて、[[異星の神]]の使徒の一騎としてアルターエゴの霊基を以て登場。続くLostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて本格的に活躍する。 | :亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』で登場。その後は長らく出番が無かったが、Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』及び『星間都市山脈 オリュンポス』にて、[[異星の神]]の使徒の一騎としてアルターエゴの霊基を以て登場。続くLostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて本格的に活躍する。 | ||
:ストーリー上は敵対関係状態であったが、2021年の正月に期間限定の新規サーヴァントとして実装される。 | :ストーリー上は敵対関係状態であったが、2021年の正月に期間限定の新規サーヴァントとして実装される。 | ||
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==人間関係== | ==人間関係== | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
;[[衛宮士郎]] | ;[[衛宮士郎]] | ||
− | : | + | :憑依先の人間。「錬鉄」、「生き残った者」という共通項から選ばれた模様。ストーリーを進めていくと、色々な共通点が見つかる。 |
− | : | + | :彼の願いが影響しているのか、「この体に恥じないよう人を救う剣を振るう」と述べている。 |
;[[宮本武蔵]] | ;[[宮本武蔵]] | ||
:亜種並行世界で出会った女剣士。 | :亜種並行世界で出会った女剣士。 | ||
125行目: | 116行目: | ||
:ただし、下総での出来事や主人公のことは覚えていない様子にも拘らず、彼女のことはちゃんと覚えているらしい(当人曰く、座に持ち帰った数少ない『活動記録』であるとの事)。マイルームでは彼女を「風来坊」と称しつつ、その行く先に想いを馳せる一幕も。 | :ただし、下総での出来事や主人公のことは覚えていない様子にも拘らず、彼女のことはちゃんと覚えているらしい(当人曰く、座に持ち帰った数少ない『活動記録』であるとの事)。マイルームでは彼女を「風来坊」と称しつつ、その行く先に想いを馳せる一幕も。 | ||
:なお、彼女からも村正に対するコメントが追加されており、召喚していた場合はマイルームで聞くことができる。どうやら戦闘能力に問題ないことは承知しつつも腰の具合を心配したため、余計なお世話とばかりに折檻された模様。 | :なお、彼女からも村正に対するコメントが追加されており、召喚していた場合はマイルームで聞くことができる。どうやら戦闘能力に問題ないことは承知しつつも腰の具合を心配したため、余計なお世話とばかりに折檻された模様。 | ||
− | |||
;[[風魔小太郎]] | ;[[風魔小太郎]] | ||
− | : | + | :共に戦う同士。 |
− | |||
:コミック版『英霊剣豪七番勝負』では上記の過程で武蔵と連帯責任でぶっ飛ばした上、「いつの間にか増えていた男の連れ」と認識しているので(インフェルノ討伐後時点では)あまりいい感情を向けていない。 | :コミック版『英霊剣豪七番勝負』では上記の過程で武蔵と連帯責任でぶっ飛ばした上、「いつの間にか増えていた男の連れ」と認識しているので(インフェルノ討伐後時点では)あまりいい感情を向けていない。 | ||
− | ;[[おぬい]] | + | ;[[おぬい]]・[[田助]] |
:両親が妖魔に殺された二人を引き取って育てている。孫のような関係性で稼いだ資金は将来二人の生活の為に残しているらしい。 | :両親が妖魔に殺された二人を引き取って育てている。孫のような関係性で稼いだ資金は将来二人の生活の為に残しているらしい。 | ||
;[[おたま (亜種並行世界)]] | ;[[おたま (亜種並行世界)]] | ||
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:流石に自身の器と同一の存在だと気づいてはいないようだが、見ていると背中がむずむずするため苦手なんだとか。 | :流石に自身の器と同一の存在だと気づいてはいないようだが、見ていると背中がむずむずするため苦手なんだとか。 | ||
:なお、村正の正式実装に伴い先方から彼に対するコメントも追加されている。唯一の究極を目指すという自身とは真逆の精神論に行きついた名工が、よりにもよってかつての自分自身を依代として現界している事はやはり複雑な模様。 | :なお、村正の正式実装に伴い先方から彼に対するコメントも追加されている。唯一の究極を目指すという自身とは真逆の精神論に行きついた名工が、よりにもよってかつての自分自身を依代として現界している事はやはり複雑な模様。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[エミヤ〔オルタ〕]] |
− | : | + | :こちらの存在についても言及。[[エミヤ|本家]]程むず痒くはならないが、微妙な座りの悪さを感じるらしい。 |
− | + | :また鍛冶師としては武器の扱いについても気になるのか「雑過ぎる」「商業主義に走り過ぎたのか」と苦言を呈している。 | |
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;[[イシュタル]] | ;[[イシュタル]] | ||
:同じく[[遠坂凛|依代]]の関係者。 | :同じく[[遠坂凛|依代]]の関係者。 | ||
:東洋の刀鍛冶師ということで興味をひかれたのか「剣とか必要ないけど」といいつつ、どうしてもというなら宝石細工の依頼をしても良い…と持ち掛けたが、無言でスルーされ憤慨。 | :東洋の刀鍛冶師ということで興味をひかれたのか「剣とか必要ないけど」といいつつ、どうしてもというなら宝石細工の依頼をしても良い…と持ち掛けたが、無言でスルーされ憤慨。 | ||
:もっとも、村正からしてみればその「必要ない」呼ばわりされた刀剣に生涯を捧げたのだから、至極当然の反応ではある。寧ろ金槌でぶん殴られても文句は言えないだろう。 | :もっとも、村正からしてみればその「必要ない」呼ばわりされた刀剣に生涯を捧げたのだから、至極当然の反応ではある。寧ろ金槌でぶん殴られても文句は言えないだろう。 | ||
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;[[柳生但馬守宗矩]] | ;[[柳生但馬守宗矩]] | ||
:後の創作が産んだ因果によるものとはいえ、村正一門の刀剣が徳川特攻の効果を持つ事から、彼自身に徳川家への恨みがある訳ではないとしつつも複雑な模様。 | :後の創作が産んだ因果によるものとはいえ、村正一門の刀剣が徳川特攻の効果を持つ事から、彼自身に徳川家への恨みがある訳ではないとしつつも複雑な模様。 | ||
− | : | + | :なお、先方からは(村正のみに向けた台詞ではないが)カルデアに集うサーヴァントの中でも相応の使い手として認識されており、手合わせを希望されている。 |
− | + | ;[[シトナイ]] | |
− | + | :村正からの言及はないが、先方のマイルームにてコメントが追加されている。 | |
− | + | :彼を評して曰く「双子レベルのそっくりさん」との事で、感嘆しつつも外見と中身のギャップを面白がっている模様。 | |
− | : | ||
;[[パールヴァティー]] | ;[[パールヴァティー]] | ||
:[[間桐桜|依代]]関係者。彼女曰く「(彼を)見ているととても落ち着く」との事。バレンタインシナリオではさり気なく「別嬪さん」と呼ばれている。 | :[[間桐桜|依代]]関係者。彼女曰く「(彼を)見ているととても落ち着く」との事。バレンタインシナリオではさり気なく「別嬪さん」と呼ばれている。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[カーマ(アヴェンジャー)]] |
:こちらも[[間桐桜|依代]]関係者。第2再臨時のマイルームボイスで村正に言及しており、曰く『顔と身体がムズムズする、それでいて目が離せない』との事。 | :こちらも[[間桐桜|依代]]関係者。第2再臨時のマイルームボイスで村正に言及しており、曰く『顔と身体がムズムズする、それでいて目が離せない』との事。 | ||
;[[伊吹童子]] | ;[[伊吹童子]] | ||
:身にまとう神気からいち早く真名を悟り、供え物をしなければと珍しく慌てる姿が見られる。 | :身にまとう神気からいち早く真名を悟り、供え物をしなければと珍しく慌てる姿が見られる。 | ||
− | : | + | :前述の通り彼女が持つ草薙の剣は村正の宝具のオリジナルに当たるため、ある種当然の反応と言えるかも知れない。 |
:なお、村正は聖杯に掛ける願いとして「本物の草薙を見てみたい」と述べているため、伊吹童子を召喚しているカルデアでは聖杯を使わずして彼の願いをかなえられる。 | :なお、村正は聖杯に掛ける願いとして「本物の草薙を見てみたい」と述べているため、伊吹童子を召喚しているカルデアでは聖杯を使わずして彼の願いをかなえられる。 | ||
− | : | + | ;[[グレゴリー・ラスプーチン]] |
+ | :アルターエゴとして、同じ[[異星の神]]に仕える存在。 | ||
+ | :大西洋異聞帯では彼と共に汎人類史側のサーヴァントを何十騎も撃破していた。 | ||
+ | :とはいえ、当人としては好き好んで彼と組んでいたわけでは無い模様。寧ろ(依り代の影響か)顔を見ていると無性にイライラするらしく、嫌いなものの一つとして彼を挙げている。 | ||
;[[アストライア]] | ;[[アストライア]] | ||
− | :Lostbelt No.5『神代巨神海洋 | + | :Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』にて、一時期彼女の島に逗留。一宿一飯の恩義として、彼女の彫像を作成することを自ら申し出た。 |
− | :上記所以からか、或いは[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト|依代]] | + | :上記所以からか、或いは[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト|依代]]の縁からか、村正について語る際に「百の刀剣・千の刀術を修めた美丈夫」と形容するなど、非常に高く評価していることが伺える。 |
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;[[蘆屋道満|リンボ]] | ;[[蘆屋道満|リンボ]] | ||
:アルターエゴとして、同じ[[異星の神]]に仕える存在。 | :アルターエゴとして、同じ[[異星の神]]に仕える存在。 | ||
− | : | + | :依り代同士縁がある上に基本真面目な(元)ラスプーチンと違い、露骨に嫌っている。 |
;ヘファイストス | ;ヘファイストス | ||
:オリュンポスで彼に鍛冶師としての技量を認められ、正式な弟子として師事していることが判明。 | :オリュンポスで彼に鍛冶師としての技量を認められ、正式な弟子として師事していることが判明。 | ||
192行目: | 170行目: | ||
:いわば祖父と孫娘の様な間柄であり、普段は何かと暴走しがちな彼女を年長者として諫める事が多い。ただし、一人思い悩む彼女を茶化したりからかったりすることもしばしばあるため、基本的には礼儀正しい彼女をして「村正ァ!」と呼び捨てにされる等、面と向かっては割とぞんざいな接し方をされている。 | :いわば祖父と孫娘の様な間柄であり、普段は何かと暴走しがちな彼女を年長者として諫める事が多い。ただし、一人思い悩む彼女を茶化したりからかったりすることもしばしばあるため、基本的には礼儀正しい彼女をして「村正ァ!」と呼び捨てにされる等、面と向かっては割とぞんざいな接し方をされている。 | ||
:一方で、妖精眼により望まずとも他人の嘘や本音が視えてしまうアルトリア・キャスターにとって、言葉を虚飾で偽らず良くも悪くも率直な物言いをする村正は得難い存在であり、主人公からも「おじいちゃんっ子」と評されるなど、内心では村正を強く信頼し慕っていることが伺える。 | :一方で、妖精眼により望まずとも他人の嘘や本音が視えてしまうアルトリア・キャスターにとって、言葉を虚飾で偽らず良くも悪くも率直な物言いをする村正は得難い存在であり、主人公からも「おじいちゃんっ子」と評されるなど、内心では村正を強く信頼し慕っていることが伺える。 | ||
− | : | + | :カルデアに召喚されて以降も、ブリテン異聞帯の顛末を記憶している彼女は村正と顔を合わせる度に頭を下げ、救ってくれたことへの謝意を示している模様。一方の村正は彼女の記憶を持っておらずやや困惑気味だが、健啖家であることから印象は良いらしい。 |
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;[[エクター]] | ;[[エクター]] | ||
− | : | + | :かつてアルトリア・キャスターに鍛冶仕事を手解きし、見守っていた存在。 |
− | :お互い直接対面することは無かったが、後に守護者となったアルトリア・アヴァロンは「もし出会えていれば気が合ったでしょう」と推測している。 | + | :お互い直接対面することは無かったが、後に守護者となったアルトリア・アヴァロンは「もし出会えていれば気が合ったでしょう」と推測している。 |
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===生前=== | ===生前=== | ||
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:同上。ロンディニウムにて、アルトリアの『戦いは好きだし得意』という台詞を受けて。 | :同上。ロンディニウムにて、アルトリアの『戦いは好きだし得意』という台詞を受けて。 | ||
:場の空気を気にして本音を取り繕いがちな彼女の内面、本質を的確に見抜いた、他人の心の痛みにさとい彼ならではの、身に余る重責と使命を一身に背負う少女を気遣う真摯な言葉。 | :場の空気を気にして本音を取り繕いがちな彼女の内面、本質を的確に見抜いた、他人の心の痛みにさとい彼ならではの、身に余る重責と使命を一身に背負う少女を気遣う真摯な言葉。 | ||
− | : | + | :なお、(シナリオ担当が奈須氏である以上、まず偶然ではないだろうが)奇しくも原作のstay nightで[[衛宮士郎|依代の青年]]も[[アルトリア・ペンドラゴン|汎人類史の彼女]]に対してほぼ同義の指摘を行っている。 |
:汎人類史の彼女は既に生涯の大半を王として生き、自ら騎士を率い身命を賭して戦った自負があったこともあり、当初はその指摘を受け入れられず依代の青年と喧嘩別れする事態になったのだが──こちらのアルトリアはそういった背景も無いためか、「やめたらみんな困るから」という後ろ向きな反論を行っただけで、指摘の内容自体は否定していない。 | :汎人類史の彼女は既に生涯の大半を王として生き、自ら騎士を率い身命を賭して戦った自負があったこともあり、当初はその指摘を受け入れられず依代の青年と喧嘩別れする事態になったのだが──こちらのアルトリアはそういった背景も無いためか、「やめたらみんな困るから」という後ろ向きな反論を行っただけで、指摘の内容自体は否定していない。 | ||
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:同上。物語終盤、訪れたアヴァロンにて。 | :同上。物語終盤、訪れたアヴァロンにて。 | ||
:その身を聖剣へと変ずるべく宙の炉へと入ったアルトリアが最期に想起した、旅路の中で僅かに残した心残り。その独白に応えるように現れたのは、本来そこにいるはずのない刀鍛冶の姿だった。 | :その身を聖剣へと変ずるべく宙の炉へと入ったアルトリアが最期に想起した、旅路の中で僅かに残した心残り。その独白に応えるように現れたのは、本来そこにいるはずのない刀鍛冶の姿だった。 | ||
− | : | + | :困惑する彼女をよそに、彼は彼女に代わって聖剣を鍛えるべく槌をふるう。宙の炉の炎で霊基諸共総身を焼かれ、灰となることも厭わずに。 |
;「ま、気にするな。おまえさん同様、<ruby>儂<rb></rb><rt>オレ</rt></ruby>が好きですることだ。」<br>「はじめから、こういう運命だったのさ。まあ、とは言え、なんだ。」<br>「髪飾りは、作ってやれなかったがな。」 | ;「ま、気にするな。おまえさん同様、<ruby>儂<rb></rb><rt>オレ</rt></ruby>が好きですることだ。」<br>「はじめから、こういう運命だったのさ。まあ、とは言え、なんだ。」<br>「髪飾りは、作ってやれなかったがな。」 | ||
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**当然だが実装を望む声も非常に多く、その際の宝具は自爆系宝具になるのでは?と予想されていた。 | **当然だが実装を望む声も非常に多く、その際の宝具は自爆系宝具になるのでは?と予想されていた。 | ||
**とはいえ2部のメインストーリーの展開上村正はカルデアと敵対する立場であり、にも拘らずオリュンポスで邂逅した際は戦闘にならなかったため、実装は早くても次の異聞帯攻略後と予想する向きが主流であったが…予想を覆し、2021年正月記念新規サーヴァントとしてまさかの実装が発表。SNS上でも大きく話題になった。 | **とはいえ2部のメインストーリーの展開上村正はカルデアと敵対する立場であり、にも拘らずオリュンポスで邂逅した際は戦闘にならなかったため、実装は早くても次の異聞帯攻略後と予想する向きが主流であったが…予想を覆し、2021年正月記念新規サーヴァントとしてまさかの実装が発表。SNS上でも大きく話題になった。 | ||
− | * | + | *同じくFate/stay nightの主役を依代とする疑似サーヴァントの[[イシュタル]]・[[パールヴァティー]]とはクラス相性で三すくみの関係性になる。 |
**具体的には村正はイシュタルに弱いがパールヴァティーには強い。この三すくみは原作の三者の関係性を表しているのではないかとファンの間からは考察されている。 | **具体的には村正はイシュタルに弱いがパールヴァティーには強い。この三すくみは原作の三者の関係性を表しているのではないかとファンの間からは考察されている。 | ||
**そして残る一人のメインヒロインであり原作で主従関係にあった[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]と同じ「セイバー」クラスとなっている。 | **そして残る一人のメインヒロインであり原作で主従関係にあった[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]と同じ「セイバー」クラスとなっている。 | ||
**なお、彼女は前述の3人の中で唯一王属性を持つため、村正の「当代不吉」による特攻対象にもなる。<del>原作における関係になぞらえ、「王特攻(夜)」等と評するマスターもいるとかいないとか</del> | **なお、彼女は前述の3人の中で唯一王属性を持つため、村正の「当代不吉」による特攻対象にもなる。<del>原作における関係になぞらえ、「王特攻(夜)」等と評するマスターもいるとかいないとか</del> | ||
− | * | + | *引き取って育てているおぬいからは「じいちゃま」と若い見た目に反して呼び慕われている。本人の性格が理由という意味もあるのだろうが、憑依元の衛宮士郎の事を知ってるファンからすると彼と[[衛宮切嗣]]との関係性を彷彿とさせる。 |
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*千子村正の姿は初期から実装されていた礼装「リミテッド・ゼロオーバー」の姿にそっくりである。しかしよく観察してみると細部に違いが見受けられ、使いまわしではなく書き下ろしイラストなのが分かる。 | *千子村正の姿は初期から実装されていた礼装「リミテッド・ゼロオーバー」の姿にそっくりである。しかしよく観察してみると細部に違いが見受けられ、使いまわしではなく書き下ろしイラストなのが分かる。 | ||
− | ** | + | **イラストを書いた武内崇氏曰わくキャラ化するとは思わなかった<ref group="出">『Fate/Grand Order memoies p191』</ref>とのことなので「リミテッド・ゼロオーバー」を元に後から新規に書き下ろしされたものと思われる。後の正式実装に伴い、英霊剣豪でのイラストから更に描きおろしが加えられ、より精悍な顔立ちになっている。 |
*これまで何だかんだ言っても依代の特徴が強く出ていた疑似サーヴァントだが、今回のケースは依代(衛宮士郎)の性格や知識があまり表に出てこず、英霊(千子村正)が主体として行動しているのが大きな特徴である。 | *これまで何だかんだ言っても依代の特徴が強く出ていた疑似サーヴァントだが、今回のケースは依代(衛宮士郎)の性格や知識があまり表に出てこず、英霊(千子村正)が主体として行動しているのが大きな特徴である。 | ||
**ただし、前述の通りこの村正の人格は純正な彼自身のものでは無い。マテリアルでの記載や本人も自己申告している通り、記憶や鍛冶師としての技量は村正由来だが「依代である衛宮士郎が真っ当に人生を送り、老年期まで年齢を重ねられたならこうなるだろう」という仮想の人格がベースとなっている模様。 | **ただし、前述の通りこの村正の人格は純正な彼自身のものでは無い。マテリアルでの記載や本人も自己申告している通り、記憶や鍛冶師としての技量は村正由来だが「依代である衛宮士郎が真っ当に人生を送り、老年期まで年齢を重ねられたならこうなるだろう」という仮想の人格がベースとなっている模様。 | ||
*本作では「せんじむらまさ」と訓じているが、正しくは「'''せんご'''むらまさ」と読む。千子(せんご)は現在の三重県桑名市辺りにあった地名であり、村正が居住したとされる場所である。 | *本作では「せんじむらまさ」と訓じているが、正しくは「'''せんご'''むらまさ」と読む。千子(せんご)は現在の三重県桑名市辺りにあった地名であり、村正が居住したとされる場所である。 | ||
*Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて、妖精騎士ランスロットに敗れ大穴から這い上がった後、鍛冶道具の補充のためにとある村の鍛冶屋の工房に立ち寄ったことを本人が明かしているが、『FGOマテリアルX』でのアルトリア・キャスターの台詞から、この時立ち寄ったのが彼女の故郷であるティンタジェルのかつてエクターが暮らしていた工房であった模様。 | *Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて、妖精騎士ランスロットに敗れ大穴から這い上がった後、鍛冶道具の補充のためにとある村の鍛冶屋の工房に立ち寄ったことを本人が明かしているが、『FGOマテリアルX』でのアルトリア・キャスターの台詞から、この時立ち寄ったのが彼女の故郷であるティンタジェルのかつてエクターが暮らしていた工房であった模様。 | ||
− | ** | + | **アルトリア・キャスターのために仕立てた衣装(第2再臨)がかつてモルガンがトネリコとして活動していた際のものに瓜二つだったのも、恐らく偶然ではなかったのだろう。 |
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==話題まとめ== | ==話題まとめ== | ||
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:村正は、徳川家に仇をなす「妖刀」として広く知られている。その理由は徳川家康の祖父、父、長男を村正製の刀で殺害されており、家康自身も関ヶ原の戦いで村正製の槍に傷つけられたからである。これらの因縁から徳川家は村正を嫌悪するようになり、徳川家の村正は全て廃棄され、公にも忌避されるようになった、と言われている。 | :村正は、徳川家に仇をなす「妖刀」として広く知られている。その理由は徳川家康の祖父、父、長男を村正製の刀で殺害されており、家康自身も関ヶ原の戦いで村正製の槍に傷つけられたからである。これらの因縁から徳川家は村正を嫌悪するようになり、徳川家の村正は全て廃棄され、公にも忌避されるようになった、と言われている。 | ||
:しかし村正は徳川領の三河に近い伊勢の刀工であり、三河を始めとする東海地方に多くの一派が存在する。そして村正一派の刀剣を所持する徳川家臣もまた多かった<ref group="注">例えば、徳川配下の猛将として知られる本多平八郎忠勝の所持する槍「蜻蛉切」も村正一派の作である。</ref>ので、これはいわゆる『総数が増えたがゆえに不祥事も目についた』類の事柄にすぎない。 | :しかし村正は徳川領の三河に近い伊勢の刀工であり、三河を始めとする東海地方に多くの一派が存在する。そして村正一派の刀剣を所持する徳川家臣もまた多かった<ref group="注">例えば、徳川配下の猛将として知られる本多平八郎忠勝の所持する槍「蜻蛉切」も村正一派の作である。</ref>ので、これはいわゆる『総数が増えたがゆえに不祥事も目についた』類の事柄にすぎない。 | ||
− | :実際、'''上述した家康が村正を嫌ったという説は後世の創作''' | + | :実際、'''上述した家康が村正を嫌ったという説は後世の創作'''であり、名古屋の徳川美術館には家康の形見とされる村正作の刀が収蔵されている。一方で反徳川を標榜する人々にとっても村正は徳川打倒のシンボルになっており、幕末には多数の倒幕派の剣士が愛用したと言われる(もっとも偽物も多数出回ったが)。 |
− | : | + | :幕末以降、日本では村正伝説は半ば廃れるが、アメリカで開発されたコンピューターRPG「ウィザードリィ」のヒットで1980年代後半に復活する事になる。このゲームでは村正は最強の武器として設定されているが発見率が極めて低い激レアアイテムで、ラスボスそっちのけで村正を求めて最下層を探索するプレイヤーが続出。その後、村正=最強の刀という誤解が独り歩きするようになる(優れた刀であるのは間違いないが)。 |
; 最優秀魔剣村正 | ; 最優秀魔剣村正 | ||
:村正は村正一派が打った刀の総称であり、彼らが打った刀は尽く大量生産の安物であったと言われている。しかし、'''その安物がどれもこれも天下無双の切れ味を誇り、中には空也<ref group="注">意味は「人体など無いも同然」という、'''あの[[森長可|人間無骨]]'''のそれと似たようなもの。</ref>の称号を銀象嵌で施された物まであった'''。最強の刀剣に関しては多数の説が出るだろうが、『最優』の称号は間違い無く村正一派が総なめするだろう。 | :村正は村正一派が打った刀の総称であり、彼らが打った刀は尽く大量生産の安物であったと言われている。しかし、'''その安物がどれもこれも天下無双の切れ味を誇り、中には空也<ref group="注">意味は「人体など無いも同然」という、'''あの[[森長可|人間無骨]]'''のそれと似たようなもの。</ref>の称号を銀象嵌で施された物まであった'''。最強の刀剣に関しては多数の説が出るだろうが、『最優』の称号は間違い無く村正一派が総なめするだろう。 | ||
:しかしそこは妖刀。新井白石がわざわざ記述を残すほどに多数の怪現象を起こしていたとされている。世界最初の永久磁石と言われるKS鋼の開発者が一人であった本多光太郎が、東北帝国大学の物理学教授をしていた頃に村正を含む複数の銘刀の切れ味を機械で測定・数値化した時も、'''村正だけ数値が安定しなかった'''という<ref group="注">本多は実験に同伴した学生達からそれを聞いて、「そこが即ち'''むら'''正」とダジャレで返したとか。</ref> | :しかしそこは妖刀。新井白石がわざわざ記述を残すほどに多数の怪現象を起こしていたとされている。世界最初の永久磁石と言われるKS鋼の開発者が一人であった本多光太郎が、東北帝国大学の物理学教授をしていた頃に村正を含む複数の銘刀の切れ味を機械で測定・数値化した時も、'''村正だけ数値が安定しなかった'''という<ref group="注">本多は実験に同伴した学生達からそれを聞いて、「そこが即ち'''むら'''正」とダジャレで返したとか。</ref> | ||
− | : | + | :もっとも、このエピソードの真相は、村正の刀剣は大半が徳川幕府の頃に銘を塗りつぶされたとされるため無銘のものが多く、従ってその成績もバラツキが多く補足が困難だった(つまり一口の刀で計測結果が測定の度に変動したのではなく、複数の刀で測定しその結果が一定していない・かつ無銘のものが多いことからそもそも真贋も定かではない)というものである。逸話がある。 |
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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