千子村正
セイバー | |
---|---|
真名 | 千子村正 |
読み | せんじむらまさ |
外国語表記 | Senji Muramasa |
性別 | 男性 |
身長 | 167cm |
体重 | 58kg |
好きな物 | 良い砂、火、魚、握り飯、団子 |
苦手な物 | 数えられないほど多い(強いて言うならラスプーチン) |
依代 | 衛宮士郎 |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・中庸 |
副属性 | 人 |
一人称 | 儂(オレ)/オレ(時折) |
二人称 | お前さん/おまえ/テメエ/○○(呼び捨て) |
三人称 | アイツ/奴/○○(呼び捨て) |
声優 | 杉山紀彰 |
デザイン | 武内崇 |
設定作成 | 奈須きのこ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要編集
- 略歴
- 亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』では抑止力に召喚されたセイバークラスのサーヴァントとして初登場。自らに近い者を器とした存在(疑似サーヴァント)となっている。
- 下総国に迷い込んだ宮本武蔵に自身が鍛えた妖刀「明神切村正」を貸し与え、英霊剣豪と戦う力を図らずも与えることとなった。
- 厭離穢土城が変状してからは決戦に同行し、剪定事象から現れた妖術師の固有結界を、神域に至った自身の宝具『都牟刈村正』によって穢土城諸共両断。神ならぬ身で神剣を使った代償として、程なく消滅した。
- 後に『異星の使徒』となり、アルターエゴクラスへ変化した彼が登場するが、その去就については後述。
- 人物
- 刀作りに生涯を捧げた老人。現界に際しての外見は和装の衛宮士郎そのものだが、精神性はむしろ晩年に近い為、より精悍な表情を浮かべている。
- 威勢が良く、迷いがなく、後腐れも無い性格。
- ぶっきらぼうな物言いが多く、お世辞にも愛想がいいとは言えないが、いざ付き合ってみるとものすごく面倒見がいい。任侠肌の人である。
- これは村正本人の性格でもあるが、依り代になった肉体の性格でもある。……あるいは、この依り代の少年がもし老年期まで人生を全うできたのなら、このような人格になっていただろう、とも[注 1]。
- 相手がどうあれ、内容がどうあれ、仕事を依頼されたのなら、それを納得のいくレベルで『仕上げる』事を矜持とする仕事(大好き)人間。仕事のためなら時に冷酷・冷徹な手段にも出るが、外道働きだけはしない。
- 疑似サーヴァントゆえか、「儂」という一人称にルビを打つ形で自分を「オレ」と呼ぶ。 ただし、依代の影響かシナリオ中特定の場面ではカタカナで「オレ」という一人称を用いることも。
- カルデアでの召喚においては、「下総国」の村正と多少の記録の共有がされている様子。
- 能力
- 武器としては日本刀を使用。火造り槌も時折使用する。
- 鍛冶師であるだけあり、その存在意義をひたすら刀を作ることに費やしている。
- 陣地作成スキルも鍛冶場を形成するものとして発揮されており、ランクはAとかなり高めで本職のキャスターに匹敵する程。刀匠である彼は鍛冶場を拠点とする為、サーヴァントとして現界するにあたっての解釈として付与された模様。
- また刀剣の専門家というだけあり、芸術スキルとは似て非なるスキル「刀剣審美」を所有。(宝具ではなく)通常武装を見るだけで持ち主がどのように使ったか、どの様に戦うべきかを把握できる。
- その他、下総でも描写された『妖刀村正』伝説に由来するスキルとして「当代不吉」を所有。為政者に災いをもたらしたという面から、FGOでは徳川家のみならず「為政者・王への特攻」効果として働く。
- 自身の戦闘能力も十分に持ち合わせており、ランサー・プルガトリオの槍を避けつつのカウンターで自身の刀ごと上半身を爆散(宮本武蔵曰わく試剣術とも)させた程。
- 霊基を暴走させられた英霊剣豪を相手に戦えるが、自分を顧みない強さであるために相討ち前提となってしまう。
- 正式実装にあたり判明した戦闘モーションでは、干将・莫耶のアレンジ版と思しき刀を使用していたり、複数の刀剣を投影し敵を串刺しにする等依代を彷彿とさせる動きも確認されている。また依代同様技量の投影も可能らしく、エクストラアタックのモーションでは宮本武蔵の二天一流を使用している。アストライアからは後述にて「千の刀術を修めた」とも評されており、これが憑依経験によるものか、幾千幾万の刀剣を鑑定し鍛造してきたことで蓄えられてきた村正自身の経験によるものか迄は不明だが、少なくとも複数の剣術を戦闘スタイルに取り入れている模様。
- 漫画版では、ゲームでは描写されなかった要素としてライダー・黒縄地獄との戦闘が宮本武蔵とのタッグ戦という形で描かれており、エクストラアタックのモーションにある拳による投剣の連撃を浴びせる、隻腕になりながらも黒縄地獄の宝具解放前に刀の持ち手の指を瞬時に切り落とし反撃の隙を作る等、ここぞというところで武蔵の窮地を救う活躍を見せている。
- 村正自身の鍛造能力が加わった事で依代の時からより強化された刀剣及び技能の投影、試剣術による投影武具のスペックを燃やし尽くしての最大火力による一度きり使い捨ての戦闘スタイルなど、これらが村正にサーヴァントとして戦う上での重要な攻撃力を与えている。
- なお、2部6章においてサポートサーヴァントとして一部戦闘でも使用可能となった際は戦闘モーション、宝具演出等はオリジナルのセイバー版と変わらないが、差分としては戦闘時のボイス全般が(宝具の口上を除き)全てオリジナル版とは異なる専用の内容に一新されている他、第3スキル『焔』がアルターエゴ時専用スキル『神殺し』に変わっている。
- また、アルターエゴ時に為した行いは一つの「結果」として引き継がれ、「衛宮士郎を依代として成立する村正」の経験(スキル)に昇華されている。
別クラス / バリエーション編集
アルターエゴ編集
- Lostbelt No.5前編『神代巨神海洋 アトランティス』にて再登場した千子村正。
- 下総と異なりカルデアとは敵対する立場である異星の神の使徒の一人として、後天的に『神殺し』の逸話を持つ2柱の戦神[注 2]を融合する形でハイ・サーヴァントとなった結果「アルターエゴ」クラスで召喚された事、ラスプーチンと共に二十騎以上もの汎人類史側のサーヴァントを撃破していたことがアストライアの口から明かされた。
- 元々相打ち前提とはいえど、英霊剣豪と渡り合えるレベルだったセイバー時と比べても相当以上に戦闘能力が高くなっている[注 3]のに加え極めて高い神霊特攻能力を有しており、その実力は完全性が薄らいでいたという脆弱はありながらもアトラス神を空想樹ごと一刀両断するほど[注 4]。性格は概ね下総で召喚された際と同様であるが、仕事の為なら本来のセイバークラスであったら固辞する筈の “外道働き” すら辞さない旨の発言をしている等やや冷徹になっている。
- Lostbelt No.5後編『星間都市山脈 オリュンポス』ではカルデア一同と期せずして再会。異星の神の使徒という立場上カルデアとは敵対関係にありながら、護衛対象のプロメテウス=ヘファイストスの命に従うという名目でカルデアが求める大召喚器アイテールを鍛造・提供する。
- 一方ゼウスの意向に従う形で大召喚器の引き渡しと同時に、主人公らカルデア一行を斬る腹積もりでもあったが一連の目論見を武蔵に看破された事、さらに彼女やカイニスなどカルデアと協力する立場のサーヴァントが多く同伴していた事もあり、戦闘せず撤退。終盤で炎上する空想樹ごとアトラス神を両断して異星の神の降臨に直接的な役割を果たし、その後はブリテン異聞帯より襲来した空想樹すら焼却しかねない脅威に対処するため、ラスプーチンの指示によりブリテン異聞帯へ出立した。
- Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』では異聞帯の王であるモルガン抹殺の命を果たすべく彼女の居城であるキャメロットへの単騎特攻を敢行。その首に王手をかけるも、そこで襲来した妖精騎士ランスロットとの戦いでキャメロットの横にある大穴に落とされ、任務は失敗。辛うじて生き延び大穴から這い上がったたものの、彼女から受けたダメージによって想定以上に弱っていた為現地の妖精に捕まってしまい "見たこともない鉄の武器を扱う" 、"女王モルガンに剣を向けた" 点から『予言の子』と銘打って身柄をオークションにかけられる。
- そこへマシュを捜し回っていたカルデア一行が噂を聞きつけオークションに参加する形で再会。結果として主人公達と行動を共にしていた本物の『予言の子』であるアルトリア・キャスターに落札される形で助けられ、その恩義に報いるためとモルガン打倒の任を果たすためという両者間の利害一致により、彼女の護衛を兼ねた一時的な休戦という形でカルデア一行と共に巡礼の旅に同伴する事となる。
- 崩壊編では妖精國が大厄災によって崩壊を始めた頃、巡礼の旅の終着点として妖精郷の星の内海へと旅立つアルトリア・キャスターに、マーリンの招待により主人公・マシュと共に同行して星の内海へ到達。アルトリア・キャスターを含む楽園の妖精の正体が『鋳造されることが無かった聖剣を象るため、現世の人類の在り方を集める集積器』であった事、『聖剣の鋳造と引き換えに彼女自身は消滅する定め』であることを知る事となる。
- しかし村正はこの定めを良しとせず、星の内海での聖剣鋳造の場に介入。存在そのものが聖剣に組み込まれ、消滅間近であったアルトリア・キャスターの存在を保ち、幾ばくかの猶予を与えた上、彼女の代わりに聖剣の基型を鍛造する。代償として自身は霊基諸共総身を宙の炉の焔に焼かれ、灰となって消滅した。[注 5]
ステータス編集
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セイバー | - | ? | ? | ? | ? | ? | ? | 陣地作成 | ||
アルターエゴ | 異星の神 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | 様物:B+ 業の目:A 神殺し:EX |
||
セイバー | 主人公 (Grand Order) | B | A | D | E | B | A+ | 対魔力:B 陣地作成:A 刀剣審美:A 当代不吉:B |
様物:B+ 業の目:A 焔:EX 錬鉄の意思:A+ |
宝具編集
- 無元の剣製(ツムカリムラマサ)
- ランク:A+
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~10
- 最大捕捉:10人
- 究極の一刀を作り出す宝具。鍛冶師として研鑽を重ねた末に至った神剣への道筋。
- 特殊な固有結界(英霊エミヤの宝具『無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)』に似た風景であるという)の展開によって無数の刀が突き立ち燃え盛る荒野を発生させた後、村正の意志によって全ての剣が雪の結晶のように砕け散り、炎として村正の手に集約した後、その手にただ一本の刀が残る。
- その刀が放つは、時間や空間、因果諸共に世界すら断つ究極の一斬。この為、分類的には対人宝具でありながら対界宝具が如く固有結界を丸ごと一刀両断しつつその先の対象へ攻撃する事も可能。
- 刀は文亀元年の作であり、銘は「都牟刈村正(つむかりむらまさ)」という実在刀。都牟刈とは都牟刈之太刀(都牟羽之太刀)。
- すなわち素戔嗚尊に殺された八岐大蛇、八頭八尾を有した赤眼の怪───八つの谷と峯にわたる超大さを誇る、日本最大の災害竜の尾から顕れた神器・天叢雲剣/草薙剣を示す。
- 『英霊剣豪七番勝負』では、上記の当代不吉スキルによって付与された徳川に連なるものを滅する力と合わさり、語呂合わせでも徳川に連なるものの名を持つ江戸城を掛けた「厭離穢土城」を固有結界ごと諸共に一刀両断し破壊せしめた。
- その際神ならぬ身で神剣を振るった代償としてエーテルが崩壊・現界を保てなくなり消滅したが、カルデアに召喚された村正はこの宝具を使用しても消滅する事はない。だが霊基第三妖精騎士ランスロットの宝具などと同様あくまでゲーム上でのことでメインストーリーにおいて疑似神剣を振るっている描写は無く、プロフィールでもマテリアルでも一切触れられていない為、現時点でその理由、もしくはストーリー上でも同様の設定なのかは不明。
- 『英霊剣豪七番勝負』においては妖術師が、酒吞童子と望月千代女が召喚されたことも、村正が二基と関連のある八岐大蛇に関連する神剣の名を継ぐこの宝具を有していたことによるカウンターであった、と推察している。
- 『Grand Order』では「自身のArtsカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&宝具威力をアップ(3ターン)+敵全体の攻撃強化状態を解除&強力な防御力無視攻撃[Lv]」という効果のArts宝具。
真名:千子村正編集
- 千子村正。伊勢国桑名の伝説の名工。「千子」とは初代村正の名。
- 村正という銘の刀は家康公の祖父を斬り、父や息子、家康自身さえも傷つけた事から、『徳川に仇なす妖刀』と呼ばれた。
- 生前は刀鍛冶として、“縁を斬り、定めを斬り、業を斬る”怨恨を清算する究極の一刀を目指した。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Grand Order
- 亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』で登場。その後は長らく出番が無かったが、Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』及び『星間都市山脈 オリュンポス』にて、異星の神の使徒の一騎としてアルターエゴの霊基を以て登場。続くLostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて本格的に活躍する。
- ストーリー上は敵対関係状態であったが、2021年の正月に期間限定の新規サーヴァントとして実装される。
Fate関連作品編集
- Fate/Grand Order フロム ロストベルト
- 第21話のメインとして登場。
人間関係編集
Fate/Grand Order編集
- 衛宮士郎
- 憑依先の人間。「錬鉄」、「生き残った者」「ある種のサバイバーズ・ギルトを持っている」という共通項から選ばれた模様。ストーリーを進めていくと、色々な共通点が見つかる。
- 彼の理想が影響しているのか、「この体に恥じないよう人を救う剣を振るう」と述べている。
- カルデアにおいての村正は「2004~2015年における汎人類史の英霊」とされているため、この時期の士郎の肉体を依代として現界しているものと思われる。
- 宮本武蔵
- 亜種並行世界で出会った女剣士。
- 成り行きで自身の想いを込めた妖刀を渡すことになり、以降も助力してゆくことになる。
- コミック版『英霊剣豪七番勝負』では「連れて行ったおぬいと田助を勝手に預けて独自行動する(ゲーム本編でもやったが)」「それなりの値段がするであろう遊女宿に泊まってツケを勝手によこす(全財産を超えるレベル)」「自分が打った妖刀を街中で見せびらかして撃剣興行を始める」などの行動を繰り返したため、本気でぶん殴ったりバックドロップやロメロスペシャルを極めに行くレベルで怒りを向けている。
- ただし、下総での出来事や主人公のことは覚えていない様子にも拘らず、彼女のことはちゃんと覚えているらしい(当人曰く、座に持ち帰った数少ない『活動記録』であるとの事)。マイルームでは彼女を「風来坊」と称しつつ、その行く先に想いを馳せる一幕も。
- なお、彼女からも村正に対するコメントが追加されており、召喚していた場合はマイルームで聞くことができる。どうやら戦闘能力に問題ないことは承知しつつも腰の具合を心配したため、余計なお世話とばかりに折檻された模様。
- 『Grand Order material ⅩⅡ』では因果を断とうと躍起になった自身と、虚空を斬らんと邁進した彼女を「カタチのないモンを相手に生涯をかけた大馬鹿」としており、そのため彼女を気に入ったのは当然だとしている。
- 『サーヴァントと巡る世界展』のオンラインムービーにおいては、水着霊基の彼女に干将・莫耶を拵えている。なお干将・莫耶はイラストを手掛けたこやまひろかず氏によると、エミヤ製のものとは微妙に「ブレ」があるとのこと[出 1]。
- 風魔小太郎
- 亜種並行世界にて共に戦ったサーヴァント。
- カルデアでは彼が加藤段蔵と仲良くやっている様子を見て、召喚術も悪くないとしている。
- コミック版『英霊剣豪七番勝負』では上記の過程で武蔵と連帯責任でぶっ飛ばした上、「いつの間にか増えていた男の連れ」と認識しているので(インフェルノ討伐後時点では)あまりいい感情を向けていない。
- おぬい、田助
- 両親が妖魔に殺された二人を引き取って育てている。孫のような関係性で稼いだ資金は将来二人の生活の為に残しているらしい。
- おたま (亜種並行世界)
- 土気の街で主人公一行が泊まっていた宿の遊女。
- ゲーム本編ではおぬいと田助を連れてすぐに里に帰ったので面識はあまりないが、コミック版『英霊剣豪七番勝負』では主人公らがツケた宿代を支払うためにしばらく滞在して彼女の厄介になることになった。
- アルトリア・ペンドラゴン
- 依代の少年と深い縁を結んだ英霊。疑似サーヴァントの身であってもやはり気になる存在であるらしい。
- 当然ながら村正の人格としては彼女と直接の面識は無いのだが、マイルームでは「あの手の王様は一人で思い詰めていくから」と心配しており、マスターである主人公にも彼女としっかりコミュニケーションを取るよう忠告している。
- とはいえ、元が同一人物にも拘らずやたら霊基のバージョンが多岐にわたっていることには若干引いている模様。
貴方(の依代)も割と大概ですけどね… - エミヤ
- 依り代の少年が英霊に至った存在。
- 流石に自身の器と同一の存在だと気づいてはいないようだが、見ていると背中がむずむずするため苦手なんだとか。
- なお、村正の正式実装に伴い先方から彼に対するコメントも追加されている。唯一の究極を目指すという自身とは真逆の精神論に行きついた名工が、よりにもよってかつての自分自身を依代として現界している事はやはり複雑な模様。
- グレゴリー・ラスプーチン
- アルターエゴとして、同じ異星の神に仕える存在。
- ギリシャ異聞帯では彼と共に汎人類史側のサーヴァントの殲滅にあたり、そのコンビネーションと戦神によって底上げされた戦闘能力、使徒の特性として付与された神性特攻によって何十騎も討伐していた。
- とはいえ、当人としては好き好んで彼と組んでいたわけでは無い模様。寧ろ(依代の影響か)顔を見ていると無性にイライラするらしく、カルデアに召喚された際は嫌いなものの一つとして彼を挙げており、『エセ神父なんざ盾にでも使ってろ』と悪態をついている。
- 第五異聞帯で彼と共闘した事については、上手くいくであろうことを確信と共に想像出来てしまう事に寒気を感じているとか。
- シトナイ
- 村正からの言及はないが、依代が関係者なので先方のマイルームにてコメントが追加されている。
- 彼を評して曰く「双子レベルのそっくりさん」との事で、感嘆しつつも外見と中身のギャップを面白がっている模様。
- イシュタル
- 同じく依代の関係者。
- 東洋の刀鍛冶師ということで興味をひかれたのか「剣とか必要ないけど」といいつつ、どうしてもというなら宝石細工の依頼をしても良い…と持ち掛けたが、無言でスルーされ憤慨。
- もっとも、村正からしてみればその「必要ない」呼ばわりされた刀剣に生涯を捧げたのだから、至極当然の反応ではある。寧ろ金槌でぶん殴られても文句は言えないだろう。
- エミヤ〔オルタ〕
- あまりにもかけ離れた存在となってしまったからか本家程むず痒くはならないが、微妙な座りの悪さを感じるらしい。
- また鍛冶師としては武器の扱いについても気になるのか「雑過ぎる」「商業主義に走り過ぎたのか」「刀と銃、どっちに生きるかハッキリしやがれ!」と苦言を呈している。
- ドゥルガー
- 本来シヴァ一筋である筈なのに彼を見ていると依代の影響か胸が苦しくなってしまい困惑している。
- 故に距離をとりつつその原因究明の為といい、物陰から彼の一挙手一投足を観察するという行為に勤しんでいる。
- 柳生但馬守宗矩
- 後の創作が産んだ因果によるものとはいえ、村正一門の刀剣が徳川特攻の効果を持つ事から、彼自身に徳川家への恨みがある訳ではないとしつつも複雑な模様。
- なお、先方からは(村正のみに向けた台詞ではないが)カルデアに集うサーヴァントの中でも相応の使い手として認識されているらしく、手合わせを希望されている。
- また、徳川に仇なした妖刀村正の逸話にも頓着していないらしく、イベントでチームを組んでいる様子が見られる等、当人同士の仲は割と良好な模様。
- 村正自身は彼や宝蔵院胤舜、源頼光といった武術に身を投げた修羅羅刹である存在が、まっとうな人間として振る舞っている様子をなにより凄いと評している。
- 光のコヤンスカヤ
- 妖精國にて
三割予言の子として囚われの身になった事を揶揄おうとするも、アルターエゴの霊基でないと知って態度を改めている。
また、鍛冶師としての技量には信を置いているらしく、第3再臨では太古より鍛冶師と神は切っても切れない間柄として刀鍛冶としての腕を見込んで自らの社に祀る神剣など一振りなどと頼みこもうなどしてくるが、本性を察した為か警戒している模様。 - パールヴァティー
- 依代関係者。彼女曰く「(彼を)見ているととても落ち着く」との事。バレンタインシナリオではさり気なく「別嬪さん」と呼ばれている。
- カーマ〔アヴェンジャー〕
- こちらも依代関係者。第2再臨時のマイルームボイスで村正に言及しており、曰く『顔と身体がムズムズする、それでいて目が離せない』との事。
- 伊吹童子
- 身にまとう神気からいち早く真名を悟り、供え物をしなければと珍しく慌てる姿が見られる。
- 前述の通り彼女が持つ草薙の剣は村正の宝具の(厳密に言うと模倣したわけではないが)オリジナルに当たるため、ある種当然の反応と言えるかも知れない。
- なお、村正は聖杯に掛ける願いとして「本物の草薙を見てみたい」と述べているため、伊吹童子を召喚しているカルデアでは聖杯を使わずして彼の願いをかなえられる。
- また彼女が酒に弱いことを知った際は「酒造りにも人生をかけておけば」と悔やんでいたが、カルデアに酒神がいることを期待して今からでも間に合うか?と行動しようとする様子を見せている。
- アストライア
- Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』にて、一時期彼女の島に逗留。一宿一飯の恩義として、彼女の彫像を作成する事を自ら申し出た。
- 上記所以からか、或いは依代の縁からか、村正について語る際に「百の刀剣・千の刀術を修めた美丈夫」と形容する等、非常に高く評価していることが伺える。
- 荊軻
- 自分の小刀を所持していた偉人───西郷隆盛が感銘を受けていた人物。
- リンボ
- アルターエゴとして、同じ異星の神に仕える存在。
- こちらについても良い感情は持っていないようだが、一応同僚という事もあり、妖精國でカルデアの旅に同伴した際に彼の最期について主人公に尋ねる一幕がある。
- ヘファイストス
- オリュンポスで彼に鍛冶師としての技量を認められ、正式な弟子として師事していることが判明。
- 「お師さん」と呼ぶ一方で時折「つるぴか爺」等とからかっているが、師弟としての関係は良好な模様。
- U-オルガマリー
- 異星の使徒のリーダー。
- 本来アルターエゴの自身はアトラスを斬った所で用済みになるはずだったが、彼女の甘さで始末は先送りになった。
- アルトリア・キャスター
- ブリテン異聞帯にて、依代の少年とはまた異なる形で縁を結んだ少女。
- いわば祖父と孫娘の様な間柄であり、普段は何かと暴走しがちな彼女を年長者として諫める事が多い。ただし、一人思い悩む彼女を茶化したりからかったりすることもしばしばあるため、基本的には礼儀正しい彼女をして「村正ァ!」と呼び捨てにされる等、面と向かっては割とぞんざいな接し方をされている。
- 一方で、妖精眼により望まずとも他人の嘘や本音が視えてしまうアルトリア・キャスターにとって、言葉を虚飾で偽らず良くも悪くも率直な物言いをする村正は得難い存在であり、主人公からも「おじいちゃんっ子」と評されるなど、内心では村正を強く信頼し慕っていることが伺える。
- カルデアに召喚されて以降も、ブリテン異聞帯の顛末を記憶している彼女は村正と顔を合わせる度に頭を下げ、救ってくれたことへの謝意を示している模様。一方の村正は彼女の記憶を持っていないため元気な少女という程度の認識だが、聖剣作成のシミュレーションに付き合わされたり[出 2]となんやかんやで交流はあるようだ。
- また彼女の霊基第三の姿である「アルトリア・アヴァロン」の状態を「たまに人が変わったように礼儀正しくなるが、(霊基第一、第二の状態と)根は一緒」と捉えている。
- アルトリア・キャスター〔バーサーカー〕
- 前述のアルトリア・キャスターが水着霊基へと変化した存在。第3再臨時のみ、マイルームボイスで村正宛にコメントがあるのだが…
- どうやら彼が水着霊衣未実装の為泳ぎに来ていないことがいたく不満だったらしく、「あの方の霊基第一は(ほぼ上裸に近い格好なので)ほぼ水着のようなもの」という暴論を唱え、至急連れてくるようマスターに要求。
- その後、イベント内で彼女がハワトリア正常化委員会の会長として活動するにあたり、水着でないにもかかわらず警備主任として
無理やり登用されてしまい、彼女が島内の各所を視察(という名目の実質観光)で巡る際にも護衛のため半ば強制的に同伴させられていたことが判明した。まさに魔猪の氏族 - なお、上記の経緯を反映してか、ゲーム内でも水着イベントでは(水着霊衣が無いにもかかわらず)第一再臨時のみイベント特効が付与されるというかなり異例の扱いを受けている。
- オベロン
- ブリテン異聞帯における旅の仲間の一人。
- 刀を作ってほしいと約束をされたが、結局それを行う前に自身は退去してしまった。
- そのためかカルデアでは彼から「刀身も柄も真っ白なカタナは作れるかい?」と注文をされるが、あまりにも無茶だったので追い返した。
- しかし、それはそれとしてせっかくサーヴァントとして召喚されている以上、先の注文通りの刀作りに挑戦してみようとは思っている模様。
- エクター
- ブリテン異聞帯にて、かつてアルトリア・キャスターに鍛冶仕事を手解きし、見守っていた存在。
- お互い直接対面することは無かったが、後に守護者となったアルトリア・アヴァロンは「もし出会えていれば気が合ったでしょう」と推測している。[出 3]
- 『フロム ロストベルト』では妖精騎士ランスロットとの戦いで切らしてしまった玄翁調達の際、偶然ティンタジェルにある彼の工房に流れ着いた設定描写がある。
- 妖精騎士ランスロット
- ブリテン異聞帯にて、戦いを挑んで敗北を喫し、ムリアンに囚われる原因となった相手。
- 本気で挑んでくる彼女に対して四十秒ほどは耐えきったとか[注 6]。
- 尚、これに対し彼女は彼女で最強種としてのプライドを刺激され激おこだった模様。
生前編集
- 孫
- 存在した事は本人の口から語られるが、作刀に人生を傾けすぎたためか顔もほとんど覚えていないとのこと。
名台詞編集
Fate/Grand Order編集
戦闘(セイバー時)編集
- 「ああもう仕方ねえ。
七度 ばかりぶった斬るか!」 - 「
儂 は刀鍛冶なんだがな。戦場に連れてきてどうしやがる?」 - 戦闘開始時の台詞。あまり戦闘には積極的ではない本人の意向とは裏腹に、彼のゲーム内の性能はセイバーの中でもトップクラスのアタッカーである。性能面でも重用するマスターはさぞ多いことだろう。
- ちなみに、この「七度」というのは村正の打刀でも有名な、豊臣秀次の愛刀「一胴七度」の逸話から来ていると思しい。[注 7]
- 「其処に到るは数多の研鑚、築きに築いた刀塚。縁起を以て宿業を断つ。八重垣作るは千子の刃。ちったァ成仏していきなぁッ!!」
- 「真髄、解明。完成理念、収束。鍛造技法、臨界。冥土の土産に拝みやがれ! これが
儂 の、『無元の剣製 』だぁぁッ!!」 - 宝具解放時の台詞。生涯を作刀に捧げ、数多の鉄を打ち続けた刀工が遂に辿り着いた唯一つの究極。あらゆる収斂、あらゆる宿願、あらゆる非業─── すべては、この一振りに至るために。
- 初登場から3年を経てようやっと実装されただけあり、下総で宝具を発動した際の一枚絵構図の再現や専用BGMは勿論、第一再臨時のみ見られる魔術回路が励起した状態の差分やアニメーション等どれも演出面は相当に手が込んでおり、杉山紀彰氏による士郎の面影を残しつつも凄みのあるCVも相まって非常にかっこいい。この演出が見たいがために、村正だけは宝具演出を等倍で固定しているマスターもいるとか。
戦闘(アルターエゴ時)編集
- 「出番かい? いいぜ。ちったぁ楽させてやるよ」
- 「競り落とされた命だ。値段分は働くさ」
- こちらはLostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて、サポートサーヴァントとして戦闘参加した際の限定台詞。
- この台詞に限らず、アルターエゴクラスの彼は前述の通りほぼすべての台詞が専用の内容に一新されており非常に手が込んでいるのだが、サポートサーヴァントとして起用できる場面は限られているため、気になるマスター各位はぜひ一度は使ってみてほしい。
- 「惚れんなよ?」[注 8]
- 「
櫛名田比売 を髪に挿し───」 - 宝具カード選択時の台詞。
- 後者は須佐之男命が八岐大蛇を退治する際、後の妻となる櫛名田比売を術で櫛に変じさせ、それを身に着けて戦った逸話が由来と思われる。この台詞から、アルターエゴとして彼に融合された神霊の一柱はこの須佐之男命である可能性が高い。
マイルーム編集
- 「セイバー、千子村正。召喚に応じ参上した。
ただの鍛冶師なんだが、疑似サーヴァントって事で武士の真似事もできるようだ。
ん? なんでぇその顔は。訳知り顔のようでもあり、意外そうでもあり……。
もしかして、ちぃとばかり早い登場だったのかねぇ、儂 は」 - 召喚時台詞。自分でも時期尚早の召喚であったことを悟るようなそぶりを見せる。
- 実際彼は実装が発表された2021年正月時点で本編シナリオにおいては未だ敵対する異星の神の使徒として活動しており、クラスもアルターエゴとカルデアに召喚された際の霊基とは異なっている。
にも拘らず亜種特異点の宮本武蔵だけならまだしもラスプーチンも覚えているようなそぶりを見せていたり、都牟刈を使用しても消滅しなかったりと、未だ明かされていない謎が多いサーヴァントであった。
- 「セイバー、千子村正。召喚に応じ参上した。
なんで儂 がセイバーなのか疑問だったが、今なら多少は納得がいく。
……こうして呼ばれた儂 とは無関係ではあるが、ま、同じ顔で好き放題暴れたんだ。
気の済むまでコキ使ってくんな」 - 「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」をクリアすると、召喚時台詞もこちらに変更される。
- 「改めて、名乗らせてもらうぜ。
儂 は千子村正。伊勢国 桑名 の刀工だ。
後々に続く村正派の初代……って事になるのかねえ。何百年も後々まで名を語られるたァ、偏屈爺も驚きってもんよ」 - マイルーム会話「絆Lv1」。
後半の台詞の際は依代がまず見せないようなニヒルな笑みを浮かべており、外見は同一人物でありながらも中身は彼らとはまた異なる人物であることを伺わせる。
- 「赤いヒラヒラした洋服を着たアーチャーがいるだろう。
儂 、アイツは苦手。見ているとこう、背中がムズムズすんだよ。……クソ、蟲使いか?」 - マイルーム会話「エミヤ」。
- 流石に自身の器と同一の存在だとは気付いてはいないようだが、依代の影響かやはり相性は良くない模様。
- 「ブリテンの王様がいんだろ。ちゃんと話をしておけよ、あの手の王様は一人で思い詰めていくからな。
……なんだよ、儂 が心配しちゃおかしいかよ。気になるんだから仕方ねえだろう」 - マイルーム会話「アルトリア・ペンドラゴン」(★5セイバーのみ対応)。
- 村正自身は当然ながら過去に彼女と直接面識があった訳では無いだろうが、依代の影響かやはり気になる存在である模様。彼女の王としての人物像を的確に捉えているのは流石というべきか。
- なお、ゲーム内の性能的にはどちらも攻撃特化型の全体宝具セイバーであり、役割が被っているようにもみえるが実際は瞬間火力のアルトリア/連射性能の村正という形で上手く棲み分けがされており、変則編成クエストなどでは並べて使う事も現実的。
- 「いやまあ、
儂 も同じ刀をいくつも作ったがよぉ。バージョンあり過ぎだろ王様……。全種類制覇するってか?」 - こちらはセイバークラスとキャスタークラス以外のアルトリア系サーヴァントいずれかを召喚していた場合に聞けるマイルーム会話。
- 実際、今やアルトリア系サーヴァントは全クラス網羅も可能なバリエーションまで実装されており、理論上はサポート欄を全てアルトリア系で埋め尽くすことも可能な状態になっている。同様のことを思っていたマスターは数多いだろうが、よりにもよってそれを指摘するのが彼というのは何とも皮肉なものである。
- なおアルトリア・キャスターは同じく異聞帯案件に関わりのあるばかりか、実際にも村正のサポート役として必須とまで言われるほどの好相性なのだが、彼女の生い立ち故にこの会話の対象外になっている。
- 「願いの叶う聖杯たあ羨ましい。職人何人養えるか……あ、そういう金銭の話じゃなくて? なら、アレだな。一度、本物の草薙を見てみてえな」
- 「うお!何だあの姉ちゃん、でっけぇな。いや待て、何だあの神気。もしかして....あの姉ちゃん、伊吹山の大権現か!あ、じゃあ、あの大剣....あれが、草薙の剣かよ。うわ、ヤベ!供え物、供え物」
- 前者は聖杯について、後者は伊吹童子を召喚し、かつ一度でも霊基再臨している時のマイルーム会話。珍しく慌てた様子だが、聖杯に願うほど憧れている草薙の剣のオリジナルを持ってきたとあれば納得の反応。
- 「あの元気な嬢ちゃん。選定の杖だっけ?ああそうそう、そんな杖を持った嬢ちゃんな。なんでか俺を見ると頭を下げるんだが。どっかで面識あったのかねぇ……そのくせ、話してみると「そういうところだぞ、村正ァ!」って文句言ってくるしよ。いや、悪くはねぇぞ?飯もよく食べるしな。」
- マイルーム会話「アルトリア・キャスター」(二部六章クリア後)。
- カルデアの彼にとっては記憶になくとも、ブリテンの守護者として再誕した楽園の妖精は妖精國で起きた全ての出来事の記憶を有しており──面と向かって口には出さずとも、もう居ないかつての少女に代わって心からの感謝と敬意を捧げ続けている。
本編編集
- 「そうだよ。セイバー、千子村正。先刻の坊主やらと同じ、サーヴァントって奴だ。」
- ランサー・プルガトリオとの戦いを乗り越え、主人公と武蔵に己の真名を告げる。
- 「
儂 が目指す究極の一刀ってのはな、肉やら骨やらを断つ刃 じゃねえ。
ンなものはなんでもできるンだよ。斧でも包丁でもな。
刀に生涯をささげるって人間がな、その程度のモンで満足していい筈がねぇ。
なんで、オレ が求めたものは怨恨の清算――縁を切り、定めを切り、業を切る名刀だ。」 - 千子村正が目指すモノ。ちなみにこの時と後述のある場面の二カ所のみにおいて一人称が「儂」から「オレ」に変わり傍点で強調されている。つまり、この一瞬だけ依代となった青年の意識が表出していることが考えられる。
- 「このまま家光公の治世から一直線とはいくまいが、ああ、この国がなあ。」
「いつか、テメェみたいな穏やかな目のガキが……儂からすりゃ変わり者が……」
「ぽこぽこ増える日がやって来ンなら、成る程、泰平の世ってのもそう捨てたもんじゃねえ。」 - 戦国の乱世に生きる者たちの過酷さを語る村正だったが、平凡な一市民である主人公の瞳を見て、のちの泰平の世の到来を実感する。
- 「――――城が出来た、か。そいつは一言多かったな、妖術師。」
「奥の手はねぇのかって? 阿呆が。んなもん、あるに決まってンだろ。」 - 屍山血河とはまた異なる固有結界にて、身も心も焼き尽くされるかと思われたその時、刀を鍛える槌音が鳴り響く。そして……。
- 「かつて求めた究極の一刀。
其は、肉を断ち骨を断ち命を絶つ鋼の刃 にあらず。
我が業 が求めるは怨恨の清算。
縁を切り、定めを切り、業を切る。
―――即ち。宿業からの解放なり。
……其処に至るは数多の研鑽。
千の刀、万の刀を象 り、築きに築いた刀塚 。
此処に辿るはあらゆる収斂 。
此処に示すはあらゆる宿願。
此処に積もるはあらゆる非業―――
我が人生の全ては、この一振りに至るために。
剣の鼓動、此処にあり―――!
受けやがれ、こいつがオレの、都牟刈 、村正 だぁ―――!!!!」 - 研鑽に研鑽を重ね、鍛えに鍛えぬいた末にたどり着いた、至高にして究極の一振り。
- その一刀は、縁も、定めも、業も―――宿業さえも切り裂いた。
- 「神ならぬ身で都牟刈を使ったんだ。そりゃあ消えるさ。
仕事はきっちり終わらせたんだ。先に上がっちまっても文句はねえだろ?」 - 上記にて宝具『都牟刈村正』により、黒幕が発動した固有結界『島原地獄絵巻』を厭離穢土城ごと両断した後、代償として自身のエーテルが崩壊する中で小太郎に掛けた台詞。
- 上記とその前後の台詞から、彼は初めから都牟刈を振るう代償として自身の消滅を織り込んだ上で宝具を温存・使用する機会を慎重に見計らっていたことが伺える。心残りがあることを口にしつつも自己犠牲を厭わない辺りは依代となった青年に通ずるものがあると言えるかも知れない。
- 「まったくよぅ。手のかかるガキどもだったなあ。刀作りも子作りも変わらねえ。
刀匠の果てに神仏に至るなんざ、生前の儂ゃあほとほと阿呆を極めたなぁ—————」 - 同上。生涯を通じて作刀に情熱を捧げた村正が、第二の生で孫のような関係性を築いた幼子たちとの日々を思い返しながら。
- 皮肉にも実の孫とは顔すら思い出せない程度の交流しかなかった生前の己を自嘲しつつ、静かに消滅していった。
- なお、ここでいう「子作り」とはR18的な意味合いではなく、「子育て」という趣旨と思しい。
- 「応とも。だが今は人理の敵ってやつだ。
サーヴァントってのは便利だがなあ。手前でマスターを選べないのが難点だ。儂 は『異星の神』に召喚された。その顔も見てなければ、真意も分からねえが──
まあ、与えられた役割はきっちりこなすさ。それがどんな外道働きでもだ」 - Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』にて、アストライアが明かした村正との会話の一端。彼女から『貴方も汎人類史のサーヴァントでは』と問われた際の台詞。
- 『英霊剣豪』以来久々の登場でありながら、その立場は敵方たる『異星の神』の使徒。因縁の相手と組んで、既に20騎以上の汎人類史側サーヴァントを殲滅したという事実に驚愕したマスターは数多いことだろう。
- とはいえ、上記の台詞から察するに、村正自身にとって人理と敵対する現在の立場は決して本意と言う訳では無いようだが…
- 「──ハ。こいつは手厳しい。流石は天秤の女神サマだ!
ああ。この儂もこの器も、自分を赦したことは一度もない。
だからこそ、こうして疑似サーヴァントとして成立している。根っこが一緒だからな」 - 同上。自分が満足できればそれで良く、どちらの側に正義があるかはどうでもいい─と語る村正に対し、『生前一度でも満足したことがあるのか』とアストライアに問われて。
- 災禍の中をただ一人生き残った事。周りが次々と息絶える中、己一人命を繋いでしまった事─その事に対する自責の念こそ、英霊村正と依代に共通する根幹だったのかもしれない。
- 「おう、爺いで悪かったな!
ていうかドコのドイツだ、爺い呼ばわりしやがったのは!」 - Lostbelt No.6「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」にて。グロスターのオークション会場にて、"予言の子"と銘打って登場したまさかの姿に思わず叫んだ主人公の「おじいさんだよ!?」という台詞を受けて。
- もっとも主人公一行からしてみれば、"予言の子が出品される"というオークションの噂を聞きつけ、ブリテン上陸後早々に離れ離れになってしまったマシュの事ではと望みを託して足を運んでみた結果がこの始末なので思わず叫びたくもなるだろうが…
- 「……………………今のが、あいつの欲しいもの、だと?
ふざけやがって──」 - 同上。『その人が最も欲しい宝物が流れてくる』というドラケイの河にて、流れてきた宝物につられてアルトリアが河に飛び込んだ直後の台詞。
- なお、主人公は先行して
聖杯1ダースに釣られて河に飛び込んでいるため、プレイヤー視点でもここで流れてきたものが何だったのかは(この時点では)明かされていない。
彼にとっては何故か相当腹に据えかねるような代物であったようだが…?
- 「おう。申し開きあるか、阿呆ども。
頭に拳骨食らわせる前に聞いてやるよ。」 - 同上。事前にオベロンから警告を受けていたにもかかわらず、結局主人公をはじめ、アルトリアのぬいぐるみやら全長2メートル超の巨大ニンジンやら恐竜の化石等に釣られ、まんまとドラケイの河に飛び込んでしまった一行を前にして。
- この後、一行は反省を見せるどころか口をそろえて『あんなの取るにきまってる』と開き直ったため、揃って宣言通り拳骨を頂戴することになってしまったのはいうまでもない。
- もっとも常識的なのがよりにもよって敵方の幹部というこの始末。それでいいのかカルデア…
- 「戦が好きなヤツがあ
ん な も ん を願うかよ。
聖杯を望んだ○○(主人公の名前)のがまだ可愛げがあらあ」
「空気を読むのもいいけどな。誰も言わないんなら儂が言ってやる。」
「アルトリア。おまえさん、戦いには向いてねえよ。」 - 同上。ロンディニウムにて、アルトリアの『戦いは好きだし得意』という台詞を受けて。
- 場の空気を気にして本音を取り繕いがちな彼女の内面、本質を的確に見抜いた、他人の心の痛みにさとい彼ならではの、身に余る重責と使命を一身に背負う少女を気遣う真摯な言葉。
- なお、(シナリオ担当が奈須氏である以上、まず偶然ではないだろうが)奇しくも原作の『stay night』で依代の青年も汎人類史の彼女に対してほぼ同義の指摘を行っている。
- 汎人類史の彼女は既に生涯の大半を王として生き、自ら騎士を率い身命を賭して戦った自負があったこともあり、当初はその指摘を受け入れられず依代の青年と喧嘩別れする事態になったのだが──こちらのアルトリアはそういった背景も無いためか、「やめたらみんな困るから」という後ろ向きな反論を行っただけで、指摘の内容自体は否定していない。
- 「そうかい。なら、ここじゃあまだ終われねえな。」
「定めを切 り業 を切り、刀に捧げた我が人生ってな。千子村正、舐めてんじゃねぇぞ。」
「ほら、どいたどいた。おまえさんは鉄を集めた。なら後は鍛治師の仕事だ。」 - 同上。物語終盤、訪れたアヴァロンにて。
- その身を聖剣へと変ずるべく宙の炉へと入ったアルトリアが最期に想起した、旅路の中で僅かに残した心残り。その独白に応えるように現れたのは、本来そこにいるはずのない刀鍛冶の姿だった。
- 困惑する彼女をよそに、彼は彼女に代わって聖剣を鍛えるべく槌を振るう。宙の炉の炎で霊基諸共総身を焼かれ、灰となることも厭わずに。
- 「ま、気にするな。おまえさん同様、儂
が好きですることだ。」
「はじめから、こういう運命だったのさ。まあ、とは言え、なんだ。」
「髪飾りは、作ってやれなかったがな。」 - 同上。その霊基と引き換えに聖剣を鍛造し、本職としての本懐を全うした刀鍛冶が最期に口にした心残り。
- 幼い頃より自分のものといえるような物は殆ど与えられず、年頃の少女らしいおしゃれな恰好をするような事など到底叶わなかった彼女を最後まで一人の少女として気にかけ、そのささやかな願いを叶えようしていた事が伺える。
メモ編集
- 初登場自体は亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』であったが、それ以前にFGOマテリアルのエミヤの項目にて言及されていた(その際のエミヤの反応は「………………むう。悪くない…………」)。エミヤと村正自体に全く接点が無かったこと、エミヤの発言内容等から千子村正は士郎の疑似サーヴァントではないかという予想が以前から挙がっていた。
- NPCでありながら専用の立ち絵、宝具の発動、専用の一枚絵、更に処刑用BGMとして名高い「エミヤ」の専用アレンジ『無元の剣製』が用意されるなど元祖Fateの主人公に相応しい破格の扱いを受けており、プレイヤーからは「最後に全てを持って行った」と評されている。
- 当然だが実装を望む声も非常に多く、その際の宝具は自爆系宝具になるのでは?と予想されていた。
- とはいえ2部のメインストーリーの展開上村正はカルデアと敵対する立場であり、にも拘らずオリュンポスで邂逅した際は戦闘にならなかったため、実装は早くても次の異聞帯攻略後と予想する向きが主流であったが…予想を覆し、2021年正月記念新規サーヴァントとしてまさかの実装が発表。SNS上でも大きく話題になった。
- 同じく『Fate/stay night』の主役を依代とする疑似サーヴァントのイシュタル・パールヴァティーとはクラス相性で三すくみの関係性になる。
- 具体的には村正はイシュタルに弱いがパールヴァティーには強い。この三すくみは原作の三者の関係性を表しているのではないかとファンの間からは考察されている。
- そして残る一人のメインヒロインであり原作で主従関係にあったアルトリアと同じ「セイバー」クラスとなっている。
- なお、彼女は前述の3人の中で唯一王属性を持つため、村正の「当代不吉」による特攻対象にもなる。
原作における関係になぞらえ、「王特攻(夜)」等と評するマスターもいるとかいないとか
- 引き取って育てているおぬいからは「じいちゃま」と若い見た目に反して呼び慕われている。本人の性格が理由という意味もあるのだろうが、憑依元の衛宮士郎の事を知ってるファン及びプレイヤーからすると彼と衛宮切嗣との関係性を彷彿とさせる。
- プレイアブル実装後の通称もそのまま「おじいちゃん」。その他にはアルトリア・キャスターが時おり呼んでいた「村正ァ!」が使用されている場合もある。
- 千子村正の姿は初期から実装されていた礼装「リミテッド・ゼロオーバー」の姿にそっくりである。しかしよく観察してみると細部に違いが見受けられ、使いまわしではなく書き下ろしイラストなのが分かる。
- イラストを書いた武内崇氏曰くキャラ化するとは思わなかった[出 4]とのことなので「リミテッド・ゼロオーバー」を元に後から新規に書き下ろしされたものと思われる。後の正式実装に伴い、英霊剣豪でのイラストから更に描きおろしが加えられ、より精悍な顔立ちになっている。
- これまで何だかんだ言っても依代の特徴が強く出ていた疑似サーヴァントだが、今回のケースは依代(衛宮士郎)の性格や知識があまり表に出てこず、英霊(千子村正)が主体として行動しているのが大きな特徴である。
- ただし、前述の通りこの村正の人格は純正な彼自身のものでは無い。マテリアルでの記載や本人も自己申告している通り、記憶や鍛冶師としての技量は村正由来だが「依代である衛宮士郎が真っ当に人生を送り、老年期まで年齢を重ねられたならこうなるだろう」という仮想の人格がベースとなっている模様。
- 本作では「せんじむらまさ」と訓じているが、正しくは「せんごむらまさ」と読む。千子(せんご)は現在の三重県桑名市辺りにあった地名であり、村正が居住したとされる場所である。
- Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にて、妖精騎士ランスロットに敗れ大穴から這い上がった後、鍛冶道具の補充のためにとある村の鍛冶屋の工房に立ち寄ったことを本人が明かしているが、『FGOマテリアルX』でのアルトリア・キャスターの台詞から、この時立ち寄ったのが彼女の故郷であるティンタジェルのかつてエクターが暮らしていた工房であった模様。
- 彼がアルトリア・キャスターのために仕立てた衣装(第2再臨)が、かつてモルガンがトネリコとして活動していた際のものに瓜二つだったのも、恐らく偶然ではなかったのだろう。
- 2023年3月にはFGOアーケードにも参戦。この時の実装時イベントでは(村正の影響によるものかは未確定だが)サーバーが一時的にダウンした他、印刷用カードの供給不足により一部店舗の筐体が稼働停止するという事態にまで発展しており、その人気の高さが伺える。
- 当初「業の目」スキルの無敵貫通は回数制にし『無敵状態の敵にのみ反応する』というようにして、それ以外のエネミーには『使ったとカウントしない』仕様とする予定だったようだが、システム的に不可能だったため没となった。
- 「焔」スキルに関しても当初は使用後にデメリットとして消滅…では便利すぎるので2ターンのスタン状態が付与される予定だったが、スキルの成立過程設定が2部6章の旅を経たものであり、さらに実装タイミングが2部6章の前だったためにネタバレ防止としてデメリットは消滅。そのかわりに効果はシンプルなものとなった、という経緯を持つ。
話題まとめ編集
- 村正実装に関する話題について
- 初登場の亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』以降、特に実装要望が多かったサーヴァントであり、何かイベントがあるときはほとんどのイベントの予想で村正実装が囁かれていた。
- それだけに、Lostbelt No.5『神代巨神海洋 アトランティス』にて、アストライアから明かされた「村正が敵方として現界している」という事実は、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
- 声優陣の間でも村正の実装を望む声は相当数あったらしく、依代である衛宮士郎のCVを担当した杉山紀彰氏は『屍山血河舞台 下総国』実装以降、声優仲間から千子村正のボイスを収録していないか事あるごとに聞かれていた事を実装発表時の特番で明かしている。
- 特に初代メインヒロインの一人であるセイバーを演じる川澄綾子女史は概念礼装『リミテッド・ゼロオーバー』実装当初から何らかの形での士郎のFGO参戦を待ち望んでいたらしく、『屍山血河舞台 下総国』以降は杉山氏に会うたびに村正のボイス収録はまだか尋ねていた他、ボイス収録をしたら教えて欲しいとまで頼んでいたとの事(なお、杉山氏が奈須氏に会った際に村正の収録予定を聞いたところ、その時点では1~2年先と言われたらしい)。
- 妖刀村正
- 村正は、徳川家に仇をなす「妖刀」として広く知られている。その理由は徳川家康の祖父、父、長男を村正製の刀で殺害されており、家康自身も関ヶ原の戦いで村正製の槍に傷つけられたからである。これらの因縁から徳川家は村正を嫌悪するようになり、徳川家の村正は全て廃棄され、公にも忌避されるようになった、と言われている。
- しかし村正は徳川領の三河に近い伊勢の刀工であり、三河を始めとする東海地方に多くの一派が存在する。そして村正一派の刀剣を所持する徳川家臣もまた多かった[注 9]ので、これはいわゆる『総数が増えたがゆえに不祥事も目についた』類の事柄にすぎない。
- 実際、上述した家康が村正を嫌ったという説は後世の創作であり、名古屋の徳川美術館には家康の形見とされる村正作の刀が収蔵されている。ただその一方で、この俗説は世間に広く浸透しており、反徳川を標榜する人々にとっては村正は徳川打倒のシンボルとなった。幕末には、多数の倒幕派の剣士が愛用したと言われる(そのせいもあって、偽物も多数出回ったが)。
- 幕末以降、日本では村正伝説は半ば廃れるが、アメリカで開発されたコンピューターRPG「ウィザードリィ」のヒットで1980年代後半に復活する事になる。このゲームでは村正は最強の武器として設定されている[注 10]が発見率が極めて低い激レアアイテムで、ラスボスそっちのけで村正を求めて最下層を探索するプレイヤーが続出。その後、村正=最強の刀という誤解が独り歩きするようになる(優れた刀であるのは間違いないが)。
- 最優秀魔剣村正
- 村正は村正一派が打った刀の総称であり、彼らが打った刀は尽く大量生産の安物であったと言われている。しかし、その安物がどれもこれも天下無双の切れ味を誇り、中には空也[注 11]の称号を銀象嵌で施された物まであった。最強の刀剣に関しては多数の説が出るだろうが、『最優』の称号は間違い無く村正一派が総なめするだろう。
- しかしそこは妖刀。新井白石がわざわざ記述を残すほどに多数の怪現象を起こしていたとされている。世界最初の永久磁石と言われるKS鋼の開発者が一人であった本多光太郎が、東北帝国大学の物理学教授をしていた頃に村正を含む複数の銘刀の切れ味を機械で測定・数値化した時も、村正だけ数値が安定しなかったという[注 12]。
- もっとも、このエピソードの真相は、村正の刀剣は大半が徳川幕府の頃に銘を塗りつぶされたとされるため無銘のものが多く、従ってその成績もバラツキが多く補足が困難だった(つまり一口の刀で計測結果が測定の度に変動したのではなく、複数の刀で測定しその結果が一定していない・かつ無銘のものが多いことからそもそも真贋も定かではない)というオチであった。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 本人の言葉を借りるなら「式部が読んでやがる『もしこの人間が文亀時代に転生したら』……って奴さ」との事。要は依代である衛宮士郎がその精神性を維持したまま、村正の生前の時代で村正として順当に年齢を重ね、老年期に至ったIFの人格ということである。
- ↑ 融合した神については最後まで明確に名前が判明する事はなかったが、村正自身が本編で語った内容や宝具発動時の特殊台詞から、北欧神話に登場するオーディンの息子で盲目の神ヘズと、日本神話に登場する八岐大蛇を退治し天叢雲剣を手に入れた三貴子の一柱である須佐之男尊の可能性が示唆されている。
- ↑ 特に耐久力の向上は目覚ましく、ブリテン異聞帯で妖精騎士ランスロットから『並のサーヴァントなら12回は死んでいた』と自ら述懐するほどの苛烈な痛撃を受けてもなお消滅を免れる等、並のサーヴァントに非ざる強度の霊基となっている。
- ↑ 元々はキリシュタリアの裏切りを予見していた『異星の神』が、アトラス神に対処するためだけに作り出した使徒である事がファミ通のインタビューにて奈須氏から明かされている。
- ↑ 奈須氏のインタビューによれば、村正が自らを犠牲にアルトリアを生かそうとすること自体は彼を星の内海へ招聘したマーリンも予期していた事であったようだが、流石にここまでするとは考えていなかった模様。
- ↑ 後にモルガンのバレンタインイベントで妖精騎士ランスロットは朝起きられず妖精國では何があろうと午後出勤だったという事実が明かされた為「午前中に挑んでいたら勝てていたのでは」などと一部のプレイヤーからは言われてしまっている。
- ↑ 秀次はこの打刀を用いて一の胴(乳頭のやや上、肋骨が多い箇所。試し斬りの中でも特に難易度が高いとされる)の部位での試し斬りに7度成功し、感銘して「一胴七度」の截断銘(せつだんめい、刀剣の威力を称賛した銘)を施したとされる。
- ↑ 当初、有志のWikiでは『折れんなよ』と表記されていたが、ボイス演出等を担当する九条ケント氏により、正しくは『惚れんなよ』であることが判明。
そういうところだぞ、村正ァ!!! - ↑ 例えば、徳川配下の猛将として知られる本多平八郎忠勝の所持する槍「蜻蛉切」も村正一派の作である。
- ↑ ただし第一作では「MURASAMA BLADE」。ジェームズ・クラベルの小説『将軍(Shōgun)』から引用した記述だと明かされており、日本移植の際にMURAMASAに修正された。また、原語版WIZで村正が最強武器であったのは#2までであり、その後は別の武器に最強を譲っている。一方で日本で開発・発売された『外伝』シリーズでは、一貫して最強武器。
- ↑ 意味は「人体など無いも同然」という、あの人間無骨のそれと似たようなもの。
- ↑ 本多は実験に同伴した学生達からそれを聞いて、「そこが即ちむら正」とダジャレで返したとか。
出典編集
- ↑ こやまひろかず氏 Twitter 2022年7月30日 13:16
- ↑ 『Fate/Grand Order material XⅡ』 p139
- ↑ 『Fate/Grand Order material X』 p326
- ↑ 『Fate/Grand Order memoies p191』