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:「楽しむならどの氏族の妖精も人間も分け隔てなく受け入れる」という法を敷いてグロスターを統治しており、オークションの開催などで娯楽を提供している。
 
:「楽しむならどの氏族の妖精も人間も分け隔てなく受け入れる」という法を敷いてグロスターを統治しており、オークションの開催などで娯楽を提供している。
 
: 前編では[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]抹殺のため単身キャメロットに乗り込むも、[[妖精騎士ランスロット]]に返り討ちにされた[[千子村正]]の身柄を預かり『予言の子』と称してオークションに掛けていた所へ、一連の情報を[[オベロン]]から聞いた主人公一行が「その人物こそ未だにはぐれたままのマシュかもしれない」という一縷の望みをかけ[[アルトリア・キャスター|本物の『予言の子』]]を連れてやって来る。そして同じく目玉商品を聞きつけ現れた[[妖精騎士トリスタン]]と一緒にステージに上がらせると、『どちらが<ruby><rb>商品</rb><rt>村正</rt></ruby>を競り落とすにより相応しい<ruby><rb>価値</rb><rt>力量</rt></ruby>を持っているか決める』という名目で魔術勝負をけしかけ、敗北した妖精騎士トリスタンの方は女王モルガンを盾に言いくるめて<ruby><rb>帰らせる</rb><rt>追い出す</rt></ruby>と、今度は領主として改めて一行に対面。そこで如何にモルガンの女王としての統治体制や「愛娘」である妖精騎士トリスタンの暴挙を放置している様に不満を持ち、どれほど迄『予言の子』に期待を抱いているかを粛々ととなえるも、今のアルトリアには到底それを見出せないので自分を含めた他の氏族も納得出来る位の力をつけて来たならば協力は惜しまないと告げる。
 
: 前編では[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]抹殺のため単身キャメロットに乗り込むも、[[妖精騎士ランスロット]]に返り討ちにされた[[千子村正]]の身柄を預かり『予言の子』と称してオークションに掛けていた所へ、一連の情報を[[オベロン]]から聞いた主人公一行が「その人物こそ未だにはぐれたままのマシュかもしれない」という一縷の望みをかけ[[アルトリア・キャスター|本物の『予言の子』]]を連れてやって来る。そして同じく目玉商品を聞きつけ現れた[[妖精騎士トリスタン]]と一緒にステージに上がらせると、『どちらが<ruby><rb>商品</rb><rt>村正</rt></ruby>を競り落とすにより相応しい<ruby><rb>価値</rb><rt>力量</rt></ruby>を持っているか決める』という名目で魔術勝負をけしかけ、敗北した妖精騎士トリスタンの方は女王モルガンを盾に言いくるめて<ruby><rb>帰らせる</rb><rt>追い出す</rt></ruby>と、今度は領主として改めて一行に対面。そこで如何にモルガンの女王としての統治体制や「愛娘」である妖精騎士トリスタンの暴挙を放置している様に不満を持ち、どれほど迄『予言の子』に期待を抱いているかを粛々ととなえるも、今のアルトリアには到底それを見出せないので自分を含めた他の氏族も納得出来る位の力をつけて来たならば協力は惜しまないと告げる。
: 後編ではアルトリアがノリッジで鐘を鳴らし、続くウェールズの森炎上で[[妖精騎士ガウェイン]]、ロンディニウム防衛戦で[[ウッドワス]]に打ち勝った事を機に自らの意思表明として一行を<ruby><rb>妖精舞踏会</rb><rt>フェアリウム</rt></ruby>に招待。だが、その裏はグロスターの鐘を探す主人公とアルトリア達をオークション会場に誘導し、[[ベリル・ガット]]と[[妖精騎士トリスタン]]を対戦相手とする公開試合が目的であり、予想通り『予言の子』側が勝利すると喜んで鐘を提供する。<br>実は1200年前に「牙の氏族」に滅ぼされた「翅の氏族」の最後の生き残りであり、その出来事から牙の氏族への復讐心だけをずっと抱いていた。モルガンに反発しつつも予言の子…強いてはカルデア側に期待していると言いながら当初はハッキリと力を貸す素振りを見せず中立な立場を保っていたのも、自身の『真の目的』を果たすためなら予言の子を利用する方が単に都合が良かっただけに過ぎない。
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: 後編ではアルトリアがノリッジで鐘を鳴らし、続くウェールズの森炎上で[[妖精騎士ガウェイン]]、ロンディニウム防衛戦で[[ウッドワス]]に打ち勝った事を機に自らの意思表明として一行を<ruby><rb>妖精舞踏会</rb><rt>フェアリウム</rt></ruby>に招待。だが、その裏はグロスターの鐘を探す主人公とアルトリア達をオークション会場に誘導し、[[ベリル・ガット]]と妖精騎士トリスタンを対戦相手とする公開試合が目的であり、予想通り『予言の子』側が勝利すると喜んで鐘を提供する。<br>実は1200年前に「牙の氏族」に滅ぼされた「翅の氏族」の最後の生き残りであり、その出来事から牙の氏族への復讐心だけをずっと抱いていた。モルガンに反発しつつも予言の子…強いてはカルデア側に期待していると言いながら当初はハッキリと力を貸す素振りを見せず中立な立場を保っていたのも、自身の『真の目的』を果たすためなら予言の子を利用する方が単に都合が良かっただけに過ぎない。
 
: 終編ではウッドワスの敗走によってその千載一遇の機会が巡って来たと看做し、反乱軍側に手を貸す事にしたのでその為に必要な傭兵と警備隊にする名目で、氏族長を失った牙の氏族全員をグロスターに呼び寄せると自らの妖精領域で創り出した『箱庭』に閉じ込めて殲滅するものの、それ等は所詮人間で言う所の「破滅の前兆となる賢者の愚行」かつ「いっときの激情と衝動に駆られた末の愚策」でしかなく、事実『目的』が果たされると後述する理由が原因で心を壊してしまった。
 
: 終編ではウッドワスの敗走によってその千載一遇の機会が巡って来たと看做し、反乱軍側に手を貸す事にしたのでその為に必要な傭兵と警備隊にする名目で、氏族長を失った牙の氏族全員をグロスターに呼び寄せると自らの妖精領域で創り出した『箱庭』に閉じ込めて殲滅するものの、それ等は所詮人間で言う所の「破滅の前兆となる賢者の愚行」かつ「いっときの激情と衝動に駆られた末の愚策」でしかなく、事実『目的』が果たされると後述する理由が原因で心を壊してしまった。
 
:その状態でもなお「妖精國の厄災を解決する方法」の研究を続け妖精國の『真実』へ独自に至るが、そのあんまりな実態<ref group="注">恐らくは『はじまりのろくにん』の失態とその果てに起こした罪状に加え、それらがかつて自分が「牙の氏族」にされたこと、そして自分がした事とさほど変わらない理由だったことに二重の意味でショックを受けてしまったのもあると思われる。</ref>に愕然としていた所を[[オベロン|黒幕]]に暗殺されてしまい、満身創痍のまま倒れていた姿を戴冠式の騒動から戻った[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]に発見され、今際に全てを思い出し自分と妖精達の愚かさと罪深さを嘆くとともに「妖精國ブリテンが(壊れるべき世界として)無惨に滅ぼされるのではなく(繁栄を尽くし終えた世界として)'''緩やかに終わらせるために守って欲しい'''」という遺言を託して死亡した。
 
:その状態でもなお「妖精國の厄災を解決する方法」の研究を続け妖精國の『真実』へ独自に至るが、そのあんまりな実態<ref group="注">恐らくは『はじまりのろくにん』の失態とその果てに起こした罪状に加え、それらがかつて自分が「牙の氏族」にされたこと、そして自分がした事とさほど変わらない理由だったことに二重の意味でショックを受けてしまったのもあると思われる。</ref>に愕然としていた所を[[オベロン|黒幕]]に暗殺されてしまい、満身創痍のまま倒れていた姿を戴冠式の騒動から戻った[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]に発見され、今際に全てを思い出し自分と妖精達の愚かさと罪深さを嘆くとともに「妖精國ブリテンが(壊れるべき世界として)無惨に滅ぼされるのではなく(繁栄を尽くし終えた世界として)'''緩やかに終わらせるために守って欲しい'''」という遺言を託して死亡した。
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:子供のように感情表現が豊かで、自分も楽しんで人を楽しませるのに考えを巡らせる、活発で研究者肌な蕗下の出逢いの姫君。
 
:子供のように感情表現が豊かで、自分も楽しんで人を楽しませるのに考えを巡らせる、活発で研究者肌な蕗下の出逢いの姫君。
 
:その一方で上記のように「牙の氏族」に対する復讐心という『目的』に極度なまでに取り憑かれており、彼らを滅ぼすための計略をずっと練り続けていた。そのため実のところはモルガンも予言の子も二の次三の次であり、本懐を遂げられるなら為政者が誰になろうがどうでもよかった節がある。
 
:その一方で上記のように「牙の氏族」に対する復讐心という『目的』に極度なまでに取り憑かれており、彼らを滅ぼすための計略をずっと練り続けていた。そのため実のところはモルガンも予言の子も二の次三の次であり、本懐を遂げられるなら為政者が誰になろうがどうでもよかった節がある。
: というのも「牙の氏族」への思いには恨みと同時に「何故気に入らない弱者だからと言って自分たちを滅ぼしたのか」という純粋な疑問もあり、実際に彼らを蹂躙した際には嫌悪感しか感じなかったことで「自分の復讐心には意味などなかった<ref group="注">そもそも翅の氏族強襲と殲滅の実態は、上述理由で狩猟同然に皆を狩り始めたことに加え、やがて後始末が面倒になったのと収拾がつかなくなった故に「(翅の氏族の存在と)'''襲撃そのものをなかったことにする'''」べく残っていた氏族全員を捕食という形で殺害したと云うもので、ムリアンが疑問に思うような感情自体全く持ち合わせていなかった可能性もある。</ref>」事に気が付いて精神が崩壊し、遂には「牙の氏族を滅ぼした」という自分の行為をすら認識できなくなってしまった。
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: というのも、「牙の氏族」への思いには恨みと同時に「何故気に入らない弱者だからと言って自分たちを滅ぼしたのか」という純粋な疑問もあり、実際に彼らを蹂躙した際には嫌悪感しか感じなかったことで「自分の復讐心には意味などなかった<ref group="注">そもそも翅の氏族強襲と殲滅の実態は、上述理由で狩猟同然に皆を狩り始めたことに加え、やがて後始末が面倒になったのと収拾がつかなくなった故に「(翅の氏族の存在と)'''襲撃そのものをなかったことにする'''」べく残っていた氏族全員を捕食という形で殺害したと云うもので、ムリアンが疑問に思うような感情自体全く持ち合わせていなかった可能性もある。</ref>」事に気が付いて精神が崩壊し、遂には「牙の氏族を滅ぼした」という自分の行為をすら認識できなくなってしまった。
    
;能力
 
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:妖精國ブリテンを救う『予言の子』。
 
:妖精國ブリテンを救う『予言の子』。
 
: 最初はブリテンの「希望の星」として淡い期待を抱いており、力量を確かめるべく村正とオークションを利用した罠にかけ本物だと認めるも、初顔合わせの時はただ威勢のいいだけの彼女に肩入れは出来ないと突っぱねる。
 
: 最初はブリテンの「希望の星」として淡い期待を抱いており、力量を確かめるべく村正とオークションを利用した罠にかけ本物だと認めるも、初顔合わせの時はただ威勢のいいだけの彼女に肩入れは出来ないと突っぱねる。
: そして一行が「巡礼の度」を始め二度目にやって来た際はベリル・ガットと妖精騎士トリスタン、妖精舞踏会を利用した罠を仕掛け、勝利すると喜んでグロスターの鐘を提供したが、結局の所はアルトリアもまた自身の『目的』を遂行するための足がかりにしか過ぎなかった。
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: そして一行が「巡礼の旅」を始め二度目にやって来た際はベリル・ガットと妖精騎士トリスタン、妖精舞踏会を利用した罠を仕掛け、勝利すると喜んでグロスターの鐘を提供したが、結局の所はアルトリアもまた自身の『目的』を遂行するための足がかりにしか過ぎなかった。
    
; [[オベロン]]
 
; [[オベロン]]
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