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| == 真名:メリュジーヌ、アルビオン== | | == 真名:メリュジーヌ、アルビオン== |
− | フランスに伝わる妖精で、古くから民間童話に語られる『異種婚姻』をテーマとした『メリュジーヌ物語』のヒロイン。「リュジニャンの母」という意の名前をもつ水の精霊、あるいは竜の妖精であり、以前ではヴィーヴルやセイレーンを原型とした怪物・メリサンドとも伝わっていた。<br/> | + | :フランスに伝わる妖精で、古くから民間童話に語られる『異種婚姻』をテーマとした『メリュジーヌ物語』のヒロイン。「リュジニャンの母」という意の名前をもつ水の精霊、あるいは竜の妖精であり、以前ではヴィーヴルやセイレーンを原型とした怪物・メリサンドとも伝わっていた。 |
− | 人間の父と妖精の母の間に生まれた妖精であったが、妖精の出産を覗き見た父親を洞窟に閉じ込めた罪で母親に『土曜日だけ下半身が蛇になる』呪いを受け、蛇の下半身に竜の羽を持つ半人半妖の美女となる。<br/>下半身が蛇になった状態を恋人に見られると呪いはより強さを増し、メリュジーヌ自身をおぞましい蛇に変えてしまったという。 | + | :人間の父と妖精の母の間に生まれた妖精であったが、妖精の出産を覗き見た父親を洞窟に閉じ込めた罪で母親に『土曜日だけ下半身が蛇になる』呪いを受け、蛇の下半身に竜の羽を持つ半人半妖の美女となる。 |
− | | + | :下半身が蛇になった状態を恋人に見られると呪いはより強さを増し、メリュジーヌ自身をおぞましい蛇に変えてしまったという。 |
− | …だが、以上の姿と名前は後付のものである。<br/>真の正体は純血の幻想種である境界の竜・'''アルビオン'''の亡骸から分離した左腕の細胞が再生したもの。<br/>かつては湖水地方の沼に沈んでいた、肉塊のような無形の姿であったが、暗がりに差した一筋の輝く光として見た[[オーロラ]]に魅せられ、その姿形を写しとる事で竜の妖精として「誕生」し、水妖の名前を付けられた。<br/>
| + | :だが、以上の姿と名前は後付のものである。 |
− | 純粋かつ無垢な心のまま「輝く光」を守らんがために湖の妖精騎士となったのだが、同時にそれが自身を縛る『永劫の呪い』になるとは知る由もない。 | + | :真の正体は純血の幻想種である境界の竜・'''アルビオン'''の亡骸から分離した左腕の細胞が再生したもの。 |
− | | + | :かつては湖水地方の沼に沈んでいた、肉塊のような無形の姿であったが、暗がりに差した一筋の輝く光として見た[[オーロラ]]に魅せられ、その姿形を写しとる事で竜の妖精として「誕生」し、水妖の名前を付けられた。 |
− | また、湖水地方の沼は妖精歴6000年頃の『春の戦争』で死亡した大量の「北の妖精」たちの怨念によって猛毒と化しており、その頃すでに存在していた竜の骸も毒の影響を受けている。<br/>つまりそれは、たとえ原初の竜がその姿で妖精國に蘇ったとしても、いずれは妖精への憎悪によって「炎の厄災」として荒れ狂う運命にあることを意味する。
| + | :純粋かつ無垢な心のまま「輝く光」を守らんがために湖の妖精騎士となったのだが、同時にそれが自身を縛る『永劫の呪い』になるとは知る由もない。 |
| + | :また、湖水地方の沼は妖精歴6000年頃の『春の戦争』で死亡した大量の「北の妖精」たちの怨念によって猛毒と化しており、その頃すでに存在していた竜の骸も毒の影響を受けている。 |
| + | :つまりそれは、たとえ原初の竜がその姿で妖精國に蘇ったとしても、いずれは妖精への憎悪によって「炎の厄災」として荒れ狂う運命にあることを意味する。 |
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| === 関連 === | | === 関連 === |
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− | ; 純血竜[[アルビオン]] | + | ; 純血竜アルビオン |
| :かつてブリテン島に存在し、46億年を生きたとも言われる「真なる[[竜種]]」。[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕]]曰く、竜種においての[[グランドクラス|冠位クラス]]に相当するとのこと。 | | :かつてブリテン島に存在し、46億年を生きたとも言われる「真なる[[竜種]]」。[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕]]曰く、竜種においての[[グランドクラス|冠位クラス]]に相当するとのこと。 |
| :汎人類史では世界の裏側へたどり着こうと地面を掘り進むも途上で息絶えたとされており、その骸は巨大な地下迷宮「霊墓アルビオン」として遺される。この最大の神秘が、西暦以降の地表上で[[時計塔]]が本拠を構える所以であるとされている。 | | :汎人類史では世界の裏側へたどり着こうと地面を掘り進むも途上で息絶えたとされており、その骸は巨大な地下迷宮「霊墓アルビオン」として遺される。この最大の神秘が、西暦以降の地表上で[[時計塔]]が本拠を構える所以であるとされている。 |
− | :異聞帯でも同様に世界の裏側への道程半ばで没し、遺骨は湖水地方の「暗い沼」にて、道程は「霊洞アルビオン」として遺されている。<br/>この遺骨を守護していた鏡の氏族には「竜骸が失われれば湖の栓が抜けて湖水地方の一帯が海に逆戻りし、地上と霊洞の境界がなくなる」と言い伝えられていた。<br/>また異聞帯では地上全てが妖精域として扱われたためか、こちらの霊洞は星の内海までの路が狭くとも繋がれていたようで、主人公とマシュ、アルトリア・キャスターと千子村正が『聖剣』の鋳造を果たすためこれを通っている。この路の終点で戦うことになる「赤き竜」は、ゲーム上においてはメリュジーヌの第三再臨と同種の能力を持っている。 | + | :異聞帯でも同様に世界の裏側への道程半ばで没し、遺骨は湖水地方の「暗い沼」にて、道程は「霊洞アルビオン」として遺されている。 |
| + | :この遺骨を守護していた鏡の氏族には「竜骸が失われれば湖の栓が抜けて湖水地方の一帯が海に逆戻りし、地上と霊洞の境界がなくなる」と言い伝えられていた。 |
| + | :また異聞帯では地上全てが妖精域として扱われたためか、こちらの霊洞は星の内海までの路が狭くとも繋がれていたようで、主人公とマシュ、アルトリア・キャスターと千子村正が『聖剣』の鋳造を果たすためこれを通っている。この路の終点で戦うことになる「赤き竜」は、ゲーム上においてはメリュジーヌの第三再臨と同種の能力を持っている。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |