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| 真名 = サムソン
 
| 真名 = サムソン
 
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| 初登場作品 = [[Fate/Samurai Remnant]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Samurai Remnant]]
 
| 声優 = 遠藤大輔
 
| 声優 = 遠藤大輔
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[バーサーカー|狂戦士]]の[[サーヴァント]]。
 
[[バーサーカー|狂戦士]]の[[サーヴァント]]。
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:破壊力は対城宝具として区分されるほどだが、使用後は冷却期間が必要。
 
:破壊力は対城宝具として区分されるほどだが、使用後は冷却期間が必要。
 
:そのため連続使用はできず、移動も不可となってしまう。一応冷却期間でも攻撃や防御は可能だが、その動きは鈍重になる。
 
:そのため連続使用はできず、移動も不可となってしまう。一応冷却期間でも攻撃や防御は可能だが、その動きは鈍重になる。
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:『Samurai Remnant』ではこちらが宝具ゲージを使用して発動する宝具となっているが、冷却期間に関するデメリットは(ゲームシステム上)オミットされている。
    
== 真名:サムソン==
 
== 真名:サムソン==
:旧約聖書にその名が語られる、古代イスラエルの英雄。数多の敵を討つばかりか、獅子までも殺してみせたという怪力無双の士師。
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:旧約聖書にその名が語られる、古代イスラエルの英雄。数多の敵を討つばかりか、獅子までも殺してみせたという怪力無双の士師(イスラエルの指導者)。
 
:聖別された者として生を受けた彼は酒を断ち、髪を切らない限りは無敵だった。
 
:聖別された者として生を受けた彼は酒を断ち、髪を切らない限りは無敵だった。
:しかし、愛する女性のデリラにこの秘密を話したことで裏切られ、髪を切られてペリシテの神殿に捕らえられてしまう。
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:しかし、愛する女性のペリシテ人のデリラにこの秘密を話したことで裏切られ、髪を切られてペリシテの神殿に捕らえられてしまう。
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:そしてペリシテ人の奴隷にされ、ガザの牢で粉をひかされるという屈辱的な生活を送ることとなる。
 
:最期は怒りに任せて膂力を振り絞り、多くのペリシテ人を巻き込んで彼らの祀る[[ダゴン]]の神殿を破壊。そして自身も破壊に巻き込まれ、瓦礫の下で亡くなった。
 
:最期は怒りに任せて膂力を振り絞り、多くのペリシテ人を巻き込んで彼らの祀る[[ダゴン]]の神殿を破壊。そして自身も破壊に巻き込まれ、瓦礫の下で亡くなった。
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=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
 
; デリラ
 
; デリラ
: 生前愛した女性。
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: サムソンが生前愛した女性だが、大金と引き換えに彼を裏切った。
: 無敵の力の秘密を明かした結果、彼女に裏切られて神殿に捕らわれてしまった。
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: 無敵の力の秘密をデリラに教えてしまったサムソンは、その力を失ってペリシテ人の神殿に捕らわれ、悲劇的な最期を迎えることになる。
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: 回想では苦悩の末に髪を切っており、サムソンには一定の好意を持っていた模様。
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: サムソン自身も、生前彼女に裏切られた上でその面影のある高尾太夫に忠実だったことを考えるに、恨みは持っていないどころか今も愛している模様。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
; 「よい……」
 
; 「よい……」
: 消滅間際、[[高尾太夫]]に発した一言。
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: 消滅間際、マスターである高尾太夫に発した一言。
: 自身の意図を汲んで髪を切り、申し訳なさそうにする彼女にこの言葉をかけて退去していった。
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: 自身の意図を汲んで髪を切り、申し訳なさそうにする彼女に赦しの言葉をかけて退去していった。
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; 「デリ……ラ……」
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: 生前、牢に囚われて、鎖に繋がれている時に発した台詞。
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: 髪を切られて奴隷という屈辱を浴びせられても最愛の女性への思いは変わらなかった。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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* 『[[Fate/stay night]]』の[[ヘラクレス]]や、『[[Fate/EXTRA]]』の[[呂布奉先]]のような過去作に登場したバーサーカーと同じく、意思疎通ができない。
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** その上、ヘラクレスとは宝具によるタフさやサムズアップを行う点、呂布とは生前に女性が元で命を落とす羽目になったという共通点を持つ。
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** 伝承に基づいた弱点を突かれて倒されるという、本来の真名を隠す理由で退場した珍しいパターンのサーヴァントでもある。
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* 本作は日本、そして古い時代である慶安四年が舞台ということでサムソンはあまり知名度がなく、西洋人であるドロテアにしかその正体を知られていなかった。
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* 伝承ではペリシテ人に捕らわれた後、彼らに'''両眼をえぐり出された'''という痛ましいエピソードがあるが、『Samurai Remnant』内では奴隷となったエピソードと共に触れられておらず、目や視力に関するデメリットも特に言及されていない。
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** 同じく伝承では神殿を破壊する際「主たる神に祈って力を取り戻した」ともされているが、宝具「我こそは悔恨の闘士」も神に祈ることで効果が復活するのかは不明(狂化しているので祈れない可能性もある)。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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; 奴隷が回す棒
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: 史実のサムソンは、アニメや漫画などでよく奴隷が回している棒の元ネタとされている。
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: といっても旧約聖書にそういったエピソードがあったわけではなく、後世に描かれた「踏み車を引かされるサムソン」という絵画で、ペリシテ人の奴隷となったサムソンが臼を回す動力源として、風車や水車を使う代わりに自らの手で棒を回させられていた。
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: その後に製作された映画「サムソンとデリラ(1949)」でもサムソンが棒を回させられており、これがきっかけとなって有名となったのか、後世の創作物においても「奴隷が回す棒」が登場している。
    
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