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;能力
 
;能力
:剣士としての能力は非常に高く、「剣士」としての技量と「狂戦士」の如き獰猛さが絶妙に鬩ぎ合っている。<br>儀礼や騎士道といった形式的な物をかなぐり捨てた、ひたすら実戦本意の効率的で最適化された生存と殺戮のための剣技であり、本来剣士の命である剣を投擲し、空中の敵を踏み台にして連撃を放つなど、父と違い形に囚われない柔軟でアクロバティックな戦い方をする。元はアルトリアの背を見続け、盗み出した業であるため、如何なる状況下でもその剣技が陰ることは無い。<br>彼女の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]構成は、モルガンがアルトリアとブリテンを破滅させるためにアルトリアの遺伝子を元に造りだした人造人間であるため、アルトリアと全く同じ。だが如何に妖姫モルガンとは言え、最強の聖剣の複製は不可能であったため、それを補うためオリジナルを上回る能力が与えられている。<br>スキルは何れも戦闘により特化されており、『魔力放出』によって踏み込めば弾丸の如き勢いで跳躍し、鍔迫り合えば筋力に魔力を上乗せして敵を打倒する。更に発生する赤雷によって電撃属性が付加され、斬撃と共に解放する事で一撃で周囲の敵を塵殺するほどの破壊力がある。<br>また剣撃だけでなく身体能力の更なる強化にも使われ、ゴーレムを一撃で粉砕するほどの強力な拳打を放ち、獅子劫を抱えた状態で、空高くそびえ立つ空中庭園に跳躍するなど応用性が格段に向上している。<br>マスターが非常に優秀な事もあり、幾ら魔力放出を使用しても疲弊しないなど魔力変換効率も上昇しており、運用性も改善されている。<br>『直感』も[[ランサー (第四次)|ディルムッド]]や[[キャスター|メディア]]の宝具の脅威を予測できなかったアルトリアと違い、黒のアサシンやライダーの使う致命的な宝具を予測し的確な対処をするなど、戦闘に特化しているため「未来予知」の域には至っていないが、正確性が大幅に増している。<br>高い治癒能力も健在で、三連戦を行って消耗しても、マスターからの戦闘中の治癒魔術で修復できる程度のダメージしか残らない。また彼女の突風のような戦い方は従う兵達を熱狂させ、狂気に突き動かされるように戦場に駆り立て、所謂「狂奔」と呼ばれる将器によって『カリスマ』を持つ。<br>総じて、彼女が頻繁に口にする「自らの力が父を超える」という言葉は虚勢でも何でもない'''紛れもない事実'''であり、相手の能力や状況次第で勝率が変動しないという『剣士』のクラスに相応しい、全ての能力が極めて高い安定感のあるサーヴァントとなっている。また『直感』によって[[シロウ・コトミネ|シロウ]]や[[アサシン (Apocrypha・赤)|アサシン]]の危険性を感じ取り、いち早くマスターの庇うなど護衛役としても非常に優秀。<br>……なのだが、「騎乗」スキルはBランクでも性格が災いしたのかちょっと雑で、獅子劫からは「お前の運転に耐えられる車は戦車しかねぇよ。本当にBランクなんだろうな?運転分かってんだろうな?」と評されるほど。
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:剣士としての能力は非常に高く、「剣士」としての技量と「狂戦士」の如き獰猛さが絶妙に鬩ぎ合っている。<br>儀礼や騎士道といった形式的な物をかなぐり捨てた、ひたすら実戦本意の効率的で最適化された生存と殺戮のための剣技であり、本来剣士の命である剣を投擲し、空中の敵を踏み台にして連撃を放つなど、父と違い形に囚われない柔軟でアクロバティックな戦い方をする。元はアルトリアの背を見続け、盗み出した業であるため、如何なる状況下でもその剣技が陰ることは無い。<br>彼女の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]構成は、モルガンがアルトリアとブリテンを破滅させるためにアルトリアの遺伝子を元に造りだした人造人間であるため、アルトリアと全く同じ。だが如何に妖姫モルガンとは言え、最強の聖剣の複製は不可能であったため、それを補うためオリジナルを上回る能力が与えられている。<br>スキルは何れも戦闘により特化されており、『魔力放出』によって踏み込めば弾丸の如き勢いで跳躍し、鍔迫り合えば筋力に魔力を上乗せして敵を打倒する。更に発生する赤雷によって電撃属性が付加され、斬撃と共に解放する事で一撃で周囲の敵を塵殺するほどの破壊力がある。<br>また剣撃だけでなく身体能力の更なる強化にも使われ、ゴーレムを一撃で粉砕するほどの強力な拳打を放ち、獅子劫を抱えた状態で、空高くそびえ立つ空中庭園に跳躍するなど応用性が格段に向上している。<br>マスターが非常に優秀な事もあり、幾ら魔力放出を使用しても疲弊しないなど魔力変換効率も上昇しており、運用性も改善されている。<br>『直感』も[[ランサー (第四次)|ディルムッド]]や[[キャスター|メディア]]の宝具の脅威を予測できなかったアルトリアと違い、黒のアサシンやライダーの使う致命的な宝具を予測し的確な対処をするなど、戦闘に特化しているため「未来予知」の域には至っていないが、正確性が大幅に増している。<br>高い治癒能力も健在で、三連戦を行って消耗しても、マスターからの戦闘中の治癒魔術で修復できる程度のダメージしか残らない。また彼女の突風のような戦い方は従う兵達を熱狂させ、狂気に突き動かされるように戦場に駆り立て、他者を狂奔させる将器によって『カリスマ』を持つ。<br>総じて、彼女が頻繁に口にする「自らの力が父を超える」という言葉は虚勢でも何でもない'''紛れもない事実'''であり、相手の能力や状況次第で勝率が変動しないという『剣士』のクラスに相応しい、全ての能力が極めて高い安定感のあるサーヴァントとなっている。また『直感』によって[[シロウ・コトミネ|シロウ]]や[[アサシン (Apocrypha・赤)|アサシン]]の危険性を感じ取り、いち早くマスターの庇うなど護衛役としても非常に優秀。<br>……なのだが、「騎乗」スキルはBランクでも性格が災いしたのかちょっと雑で、獅子劫からは「お前の運転に耐えられる車は戦車しかねぇよ。本当にBランクなんだろうな?運転分かってんだろうな?」と評されるほど。
    
=== [[宝具]] ===
 
=== [[宝具]] ===
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:獅子劫に「戦闘中、剣をブン投げたりしてたけど、アレは有りなのか?」と尋ねられて。<br>極めて実戦的な考え方であり、型に嵌った戦い方をする、父を含む円卓の騎士達とは似ても似つかない。<br>この考えには獅子劫も同感だが、余りに自分に精神性が似ていたため、思わず目を覆いたくなってしまった。
 
:獅子劫に「戦闘中、剣をブン投げたりしてたけど、アレは有りなのか?」と尋ねられて。<br>極めて実戦的な考え方であり、型に嵌った戦い方をする、父を含む円卓の騎士達とは似ても似つかない。<br>この考えには獅子劫も同感だが、余りに自分に精神性が似ていたため、思わず目を覆いたくなってしまった。
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;「「どうだ! どうだ、アーサー王よ!<br> 貴方の国はこれで終わりだ!終わってしまったぞ!<br> 私が勝とうと貴方が勝とうと——最早、何もかも滅び去った!<br> こうなる事は分かっていたはずだ!こうなる事を知っていたはずだ!<br> 私に王位を譲りさえすれば、こうならなかった事くらい……!<br> 憎いか!? そんなに私が憎いのか!? モルガンの子であるオレが憎かったのか!?<br> 答えろ……答えろ、アーサーッ!!」
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;「どうだ! どうだ、アーサー王よ!<br> 貴方の国はこれで終わりだ!終わってしまったぞ!<br> 私が勝とうと貴方が勝とうと——最早、何もかも滅び去った!<br> こうなる事は分かっていたはずだ!こうなる事を知っていたはずだ!<br> 私に王位を譲りさえすれば、こうならなかった事くらい……!<br> 憎いか!? そんなに私が憎いのか!? モルガンの子であるオレが憎かったのか!?<br> 答えろ……答えろ、アーサーッ!!」
 
:生前における終焉の地「カムランの丘」で解き放たれた、アーサー王への激情。<br>愛も憎しみも全霊で込められた訴えをアーサーに叫び続けた。だがそれにアーサーは『無関心』という回答しかしなかった。<br>そして聖槍の一撃と共に決着はつき、最後の最後まで父の愛を求めた一人の少女の痛烈な願いは誰にも、どこにも刻まれることなく、消えていった。<br>聖杯大戦に召喚されるまでは……。
 
:生前における終焉の地「カムランの丘」で解き放たれた、アーサー王への激情。<br>愛も憎しみも全霊で込められた訴えをアーサーに叫び続けた。だがそれにアーサーは『無関心』という回答しかしなかった。<br>そして聖槍の一撃と共に決着はつき、最後の最後まで父の愛を求めた一人の少女の痛烈な願いは誰にも、どこにも刻まれることなく、消えていった。<br>聖杯大戦に召喚されるまでは……。
    
;「やれやれ。 オレ抜きで開戦するとは、ふざけているにも程がある。<br> ……まぁいい。<br> 主役は遅れて登場する、王は戦場に悠々と参陣するのが世の道理だ。」
 
;「やれやれ。 オレ抜きで開戦するとは、ふざけているにも程がある。<br> ……まぁいい。<br> 主役は遅れて登場する、王は戦場に悠々と参陣するのが世の道理だ。」
 
:黒と赤の混戦への突入時。<br>まるでどこかの[[ギルガメッシュ|金ピカ]]のようである。
 
:黒と赤の混戦への突入時。<br>まるでどこかの[[ギルガメッシュ|金ピカ]]のようである。
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;「“ああ……ああ!<br> 了解したぞ、マスター。 その願い聞き届けた!<br> 赤のセイバー、モードレッドの名において、必ずや黒のセイバーを打倒する!”
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:“お前を信じる”。獅子劫からの信頼に対する、全霊の返答。
    
== メモ ==
 
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