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;「いえ、それには及びません。この身は貴女に愛される資格がない。怪物はこのまま消え去るのみ。<br> ……ふふ。食べる食べると望みながら、その実、倒した相手を一口もしなかった哀しい女よ。<br> これだから―――人間というものは、美しい。正気を失いながらも、まだ、そなたは人間だった。<br> その魂にはまだ救いの余地があるのです。はは……故に、あなたは煉獄へ。我が体は、地獄に落ちるが定め。<br> それでは、しばしのお<ruby><rb>暇</rb><rt>いとま</rt></ruby>をいただこう……」
 
;「いえ、それには及びません。この身は貴女に愛される資格がない。怪物はこのまま消え去るのみ。<br> ……ふふ。食べる食べると望みながら、その実、倒した相手を一口もしなかった哀しい女よ。<br> これだから―――人間というものは、美しい。正気を失いながらも、まだ、そなたは人間だった。<br> その魂にはまだ救いの余地があるのです。はは……故に、あなたは煉獄へ。我が体は、地獄に落ちるが定め。<br> それでは、しばしのお<ruby><rb>暇</rb><rt>いとま</rt></ruby>をいただこう……」
:敗北後。その最期は武人らしく。
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: 敗北後。その最期は武人らしく。
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===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
 
;「地獄の具現こそ、不徳の報いに相応しい! 『<ruby><rb>串刺城塞</rb><rt>カズィクル・ベイ</rt></ruby>』!」
 
;「地獄の具現こそ、不徳の報いに相応しい! 『<ruby><rb>串刺城塞</rb><rt>カズィクル・ベイ</rt></ruby>』!」
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;「嫌いなものだと? 語るまでもなかろう! 欲に溺れ、尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった、恥知らず共が我が獲物である!」
 
;「嫌いなものだと? 語るまでもなかろう! 欲に溺れ、尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった、恥知らず共が我が獲物である!」
 
: マイルーム会話「嫌いなもの」。マイルーム会話では穏やかなものが多いが、コレに関しては怒りに満ちた声色で言い放っている。
 
: マイルーム会話「嫌いなもの」。マイルーム会話では穏やかなものが多いが、コレに関しては怒りに満ちた声色で言い放っている。
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;「聖杯は唯一無二のもの。たとえ奇跡を宿そうと、贋作に価値はない。……友よ、そなたに真心あらば、我が身に捧げる愚は犯すな?」
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: 聖杯について。その信仰心ゆえに、偽なる聖杯は認めない。
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;「何? 以前と姿が違う? では、確かに別の英霊なのだろうよ。</br> そなたが知っている男は、君主として国を守った男。そして私は……武人として敵を殺戮したものだ」
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: 絆レベル2での会話。「王としてのヴラド三世」と「武人としてのヴラド三世」は別の存在であると語る。
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;「私が吸血鬼だと? フッハッハッハッハツ……それは愉快、愉快なことだ、友よ!</br> だが間違いではないぞ?贖いに血を求めた以上、我が身は紛れもなく人ではない何かであろうよ」
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: 絆レベル3での会話。 [[ヴラド三世 (Apocrypha)|もう一人の彼]]であれば激昂するであろう問いに、高笑いを上げながら肯定する。
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: 「怪物」であることを否定しないこの台詞に、両者の精神性の違いを感じられる。
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: またこれにより、『EXTRA』では「怪物」のキーワードに厳しく反応していたのは、自分ではなく自分のマスターを蔑まされたからということも分かる。
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;「私は人の愛を見失った男だ。串刺し公とは人を弾劾する獣の名だ。</br> だが、一度ここではない彼方で、美しいものを見た気がする。あれは……深い……海の底の記憶だったか……」
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: 絆レベル4での会話。月の海での記憶。かすかに脳裏に残る、[[ランルーくん|愛した人]]の姿。
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;「正しさを求め、裁きを求め血を求めた。我が人生はこの夜のようなもの。あらゆる罪科を飲み込み、夜明けとともに消えゆかねばならない。</br> 友よ、そなたの戦いに罪はない。それらはすべて、私が地獄に持ってゆこう」
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: 絆レベル5での会話。地獄に行くべきは自分のみと、『EXTRA』での最期を彷彿とさせる言葉を語る。
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;「我が側面、我が真実とすら契約していたか。</br> フッ……確かに、アレは静かに狂っているな。我が事ながら融通の利かぬ男よ。苦労を掛けるな、友よ」
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: [[ヴラド三世 (Apocrypha)|もう一人のヴラド三世]]所持時。自分の側面である姿を見て、冷静な判断を下す。
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;「あの女は気に喰わぬ……カーミラと言ったか。</br> 生きるために血が必要だと語りながら、その中身は不老への渇望のみ。我が妻の前に立てば、恥辱から灰になろうよ」
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: [[カーミラ]]所持時。
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: ここでいう「妻」が誰であるかは定かではないが、[[Fate/EXTRA|とある世界]]で自分が仕えた[[ランルーくん|マスター]]は『生きるために「愛」を求めた人』であった。それと比較すれば、彼女の在り方を軽蔑するのもやむなしか。
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;「エリザベート・バートリー……何故か、あ奴を見ると我が槍が怒りで震える。</br> だが同時に「許せ」と、響く女の声がある。この声は……誰のものだったか」
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: [[エリザベート・バートリー]]所持時。
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: [[Fate/EXTRA CCC|とある平行世界]]での出来事が彼の<ruby><rb>霊基</rb><rt>たましい</rt></ruby>を震わすのか、怒りを露わにする。しかし[[ランルーくん|どこかで聞いた彼女の声]]が竜の少女を許してほしいと訴えかけている。
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: あの顛末は少女の裏切りによるものだったが、彼女自身は少女を恨んでいないことが伺える。
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*「ワラキアの夜」の別名で呼ばれる[[タタリ/ワラキアの夜|タタリ]]が最初に顕現したのはルーマニアであり、彼の地に根付いていた「ヴラド三世」の伝説を依り代にしたという。
 
*「ワラキアの夜」の別名で呼ばれる[[タタリ/ワラキアの夜|タタリ]]が最初に顕現したのはルーマニアであり、彼の地に根付いていた「ヴラド三世」の伝説を依り代にしたという。
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