「間桐慎二 (美遊世界)」の版間の差分
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+ | :::後に最終決戦で桜の心臓が虚数の海の中に沈んでいた事が判明したのに加え、オリジナルのハサンが使用した「亡奏心音」が「数十メートルほど腕を伸ばしてターゲットに届かせて握り潰す」ものであったため、そういった効果はない模様。 | ||
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:この時点で妹の為に正義を投げうつ決断をしていた士郎にとっては到底看過できる言葉ではなく、当然激怒した。 | :この時点で妹の為に正義を投げうつ決断をしていた士郎にとっては到底看過できる言葉ではなく、当然激怒した。 | ||
− | :余談ではあるが、Fateシリーズの長い歴史の中で'''唯一、桜を殺害したシーン''' | + | :余談ではあるが、Fateシリーズの長い歴史の中で'''唯一、桜を殺害したシーン'''である<ref group="注">桜が咄嗟に虚数魔術によって心臓を虚数空間に転移されており、厳密にはこの場で殺害されてはいなかった事が後に判明した。</ref>。 |
:さらに余談ではあるが、このシーンは回想であり、士郎がイリヤや美遊達に語り聞かせているはずである。いったいどのような言い方で上記の内容を説明したのであろうか。 | :さらに余談ではあるが、このシーンは回想であり、士郎がイリヤや美遊達に語り聞かせているはずである。いったいどのような言い方で上記の内容を説明したのであろうか。 | ||
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2024年8月29日 (木) 10:20時点における最新版
ここでは『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』における「美遊世界」の間桐慎二について説明する。
『Fate/stay night』での間桐慎二については「間桐慎二」を参照。
間桐慎二 | |
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読み | まとう しんじ |
性別 | 男性 |
声優 | 神谷浩史 |
デザイン | ひろやまひろし |
初登場作品 | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! |
概要編集
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の「美遊世界」に登場する間桐慎二。原作と異なり5歳年上となっている。
- 略歴
- 過去の時間軸において登場。
- 五年前の事件で既に死亡しており、その意識をエインズワース家の「置換魔術」で人形に置き換えして使役されている。
- ジュリアンからの刺客として桜と士郎に対して襲撃し、士郎を守ろうとした桜を始末するが、士郎が夢幻召喚すると形勢逆転され圧倒。
- その後は巨大化と見せかけたハリボテによる囮を作って士郎を背後から仕留めようとするが、その際に桜の形見であるマフラーが舞ってしまった事で士郎に察知され、逆に仕留められてしまう。その後は何が起きたのかを思い出し、士郎に自分を殺すように頼み、最期を遂げた。
- 人物
- 容姿は『stay night』の慎二とほぼ同一だが、本編と同様自己顕示欲が強い上に、前述のように「置換魔術」の影響からか明らかに正気が失われており、自分が何者なのかも見失いかけているが、士郎に殺害される間際にようやく正気に戻った。
- 能力
- 『stay night』の慎二と異なり、少なくともクラスカードを使用できる程度の魔力はある模様。
- アサシンのカードを限定展開・夢幻召喚して使用するが、Fate本編同様に自己顕示欲の強い性格故か、使い慣れていない面を考慮してもあまり使いこなせていない。
クラスカード / 宝具編集
ここでは慎二の固有の仕様や、作中での使用状況を記述する。
- クラスカード・アサシン
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- 限定展開
- 先端に短剣が結びつけられた紐状の武器を得る。
- 夢幻召喚
- 英霊ハサン・サッバーハと一時的に同化し、アサシンの宝具とスキル、身体能力を会得する。
- アサシンのカードに描かれたような服装に脊椎の欠片がくっついた頭蓋骨下顎部のようなマスクを装着し、右腕は失われて上述の紐状武器が無数にくっついているという悍ましい姿になる。この武器は腕そのものでもあるらしく、切り落とされても相手に巻き付いて動きを阻害し、増殖させて全身を覆って巨大化させることも可能。
- 脚にも包帯が巻かれているが、その下にも刃が縫い付けられていて武器として使用可能。
- 真名はまだ公開されていないが、基本的なデザインから推測されるものは「ハサン・サッバーハ」。宝具名称やその効果、右腕を主に伸ばしている様子を見る限り呪腕ハサンを思わせる。
- 亡奏心音(ザバーニーヤ)
- アサシンの宝具。上述した紐状武器が縒り合わさって巨大な腕を形成し、敵の胸部など触れた部分を貫通して抉り抜く。直撃した間桐桜の令呪の形に刳り貫かれていたことから、何らかの特別な効果も存在すると思われていた。
- 後に最終決戦で桜の心臓が虚数の海の中に沈んでいた事が判明したのに加え、オリジナルのハサンが使用した「亡奏心音」が「数十メートルほど腕を伸ばしてターゲットに届かせて握り潰す」ものであったため、そういった効果はない模様。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- 『ドライ!!』で美遊の世界における彼が登場。
- 正気を失った様相で、アサシンのカードを用いて桜と士郎に襲いかかる。
人間関係編集
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!編集
- ジュリアン・エインズワース
- 彼からサーヴァントカードを受け取り、聖杯戦争に参加する。
- 「ジュリアン様」と不遜な慎二にしては珍しく様付けで呼ぶが、死後の人格置換で弄られた結果であり、素の状態ではそんな行為を心底嫌悪していた。
- 間桐桜 (美遊世界)
- Fate本編通り妹だが、年の差が元より5年分プラスされている。このため、才能に嫉妬して辛く当たることはあってもFate本編程には凄惨なものにはならなかったとのこと。
- 人格置換の結果精神が破綻したことにより、狂気のままに手にかけてしまった。
- 間桐臓硯、間桐鶴野、間桐雁夜、母
- 間桐家の家族達。第四次聖杯戦争で全員死んでしまった。
名台詞編集
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ編集
- 「そうだよ僕こそが間桐家の正式な後継者 名前は間桐…マトウ……
…………………………………………なんだっけ?」 - 『ドライ!!』平行世界にて、桜の兄を名乗り士郎と対面して。この時点ですでに慎二が正常ではないことがわかる。
- 「射精の百倍気持ち良かったぜ!? お前もやってみろよォ!!」
- 「妹を殺した気分はどうだ」と士郎から怒りを向けられて。
- この時点で妹の為に正義を投げうつ決断をしていた士郎にとっては到底看過できる言葉ではなく、当然激怒した。
- 余談ではあるが、Fateシリーズの長い歴史の中で唯一、桜を殺害したシーンである[注 1]。
- さらに余談ではあるが、このシーンは回想であり、士郎がイリヤや美遊達に語り聞かせているはずである。いったいどのような言い方で上記の内容を説明したのであろうか。
- さらには『プリズマ☆ファンタズム』では下記のように非常に出番が多いのだが、この台詞が当人を代表するネタとして扱われてしまっている。
- 「………………………疲れたな………………………」
「もう十分だ…殺してくれ 衛宮」 - 致命傷を負わされ、全ての記憶と人格を取り戻し、疲れ果てて士郎に介錯を求めた時にて。
- この時の慎二はアサシン状態ではなく、慎二本来の、かつ疲れ切った穏やかな表情をしていた。
- 「……その感触を覚えておけ お前はこれからも いっぱい…殺すんだろう?
僕はもう…ごめんだ 先に……地獄で待っててやる…」 - 上記から士郎に介錯をされた直後の最期の言葉。
- 「もうごめんだ」ということは、上記のように妹を殺したことは彼の本心としては堪え難かったのであろうか。そのあと士郎は心の中で自分は地獄にすら行けないかもしれないと呟いた。
メモ編集
- この慎二は前述の通り自らの名前を名乗ることすらできない状態にあり、元の世界でも比較対象となる慎二は登場していない。劇場版のキャストにおいても「アサシンのカード使用者」名義になっており、『プリズマ☆イリヤ』の設定のみを適用すると厳密に言えば本名は不明である。……雑誌掲載時は煽り文で堂々と名前が書かれてしまっていたが。
- 彼が夢幻召喚するハサンのデザインは、呪腕のハサンや百貌のハサンをデザインしたタスクオーナ氏によるもの。なお、ひろやまひろし氏から締め切りの数時間前の段階で急遽デザインを依頼されたとのこと。
話題まとめ編集
- 増えるワカメ
- 上記の通りクラスカード・エミヤを夢幻召喚した士郎と激突し、囮を使って撹乱し背後を取らんと行動したのだが、その際に膨張増殖で巨大化。もちろん、その時点で読者にはそれが囮のダミーとは気づかない。結果として、この囮は読者らから「増えるワカメ」と呼ばれる事に。
- というか、作者ひろやまひろし氏自らこの回のコンプエース巻末の作者コメントコーナーで「少ページで申し訳ありません。ワカメが増えて……。」とネタにしていた。
- プリズマ☆慎二
- 『プリズマ☆イリヤ』本編は過去回想シーンでの登場のみであり、役所も最初にやられる敵ということで出番はそれほど多くないのだが、『プリズマ☆ファンタズム』では相方の桜ともども出番が激増した。
- その有様に演じた神谷氏も「プリズマ☆ファンタズムは実質プリズマ☆慎二」とコメントするほどであった。
まあそれだけイリヤ達の真っ当な活躍やらを期待していたファンには「なんでよりにとって慎二メインなんだよ」とも同作は評価されがちだが。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 桜が咄嗟に虚数魔術によって心臓を虚数空間に転移されており、厳密にはこの場で殺害されてはいなかった事が後に判明した。
出典編集