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| デザイン = TAKOLEGS | | デザイン = TAKOLEGS | ||
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| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
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; 略歴 | ; 略歴 | ||
: 期間限定イベント『南溟弓張八犬伝』で登場。 | : 期間限定イベント『南溟弓張八犬伝』で登場。 | ||
− | : [[源為朝]] | + | : [[源為朝]]によって[[次元境界穿孔艦ストーム・ボーダー|ストームボーダー]]が砲撃された際、カルデアに召喚された「お路」の本体に近い存在。 |
: 散り散りになってしまった八犬士を回収するに伴って意思を示すようになり、完全に集まったことで復活。 | : 散り散りになってしまった八犬士を回収するに伴って意思を示すようになり、完全に集まったことで復活。 | ||
: 実は源為朝を召喚した特異点の主にしてカルデアに攻撃を仕掛けてきた張本人。 | : 実は源為朝を召喚した特異点の主にしてカルデアに攻撃を仕掛けてきた張本人。 | ||
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;人物 | ;人物 | ||
− | : | + | : 和服を着た女性。犬耳と犬尻尾がついているが、これは飾り。 |
− | : | + | : 戯作者である「曲亭馬琴」と、その義理の娘である「お路」、さらには自身の著作の登場人物である「伏姫」の意思が混在している。外観の基礎はお路のもの。 |
− | : | + | : 「曲亭馬琴」としては非常に芝居がかった傲岸不遜な性格であり、自分の事を人気戯作者と評して憚らない。几帳面な性格でもある。豪胆かつプライドも高い。 |
+ | : 義理人情は重んじているものの、より厳しく規律を守る。奔放な芸術家ではなく、専業作家らしいプロフェッショナリズム。 | ||
+ | : 規則正しく毎日同じスケジュールで生活し、執筆時間をとる。興が乗ってきたからといってスケジュールを乱すようなことはしない。 | ||
: その一方で「自分には戯作しかなかった」という点から劣等感と承認欲求が強く、特に自分の息子であった滝沢宗伯が病死した際に自分が何もできなかった事が強い悔いとなっており、それが元となって上記の『南溟弓張八犬伝』での事件を引き起こした。 | : その一方で「自分には戯作しかなかった」という点から劣等感と承認欲求が強く、特に自分の息子であった滝沢宗伯が病死した際に自分が何もできなかった事が強い悔いとなっており、それが元となって上記の『南溟弓張八犬伝』での事件を引き起こした。 | ||
: それらの性格から他人とトラブルを起こすことが多いことは自覚しており改善しようとはしているが、どうしても自分を大きく見せる振る舞いになってしまうようである。 | : それらの性格から他人とトラブルを起こすことが多いことは自覚しており改善しようとはしているが、どうしても自分を大きく見せる振る舞いになってしまうようである。 | ||
+ | : マスターに対しては主君に仕える武士のごとく、その意を汲んで忠実に従おうとする。しかし神経質に物事をとらえやすく、仕切りたがる癖がある。 | ||
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− | : | + | : 武器としては鉄扇や短刀、小銃を使用。 |
+ | : 俊敏な動きの<ruby><rb>拳法</rb><rt>やわら</rt></ruby>をみせ、ごく気まぐれに八犬士たちが助力する。 | ||
+ | : 馬琴の真剣さに対して、八犬士たちは我関せずで緊迫感がなく、ユーモラス。スキルでは日記を書いたり、八犬士たちの面倒を見る。 | ||
: 「曲亭馬琴」は晩年には盲目となったことから「お路」が分離している際には視覚が効かなくなるが、高い嗅覚でフォローすることは可能。 | : 「曲亭馬琴」は晩年には盲目となったことから「お路」が分離している際には視覚が効かなくなるが、高い嗅覚でフォローすることは可能。 | ||
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== [[宝具]] == | == [[宝具]] == | ||
; 南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん) | ; 南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん) | ||
− | : ランク:A<br | + | : ランク:A<br>種別:対人宝具<br>レンジ:1~?<br>最大捕捉:98人 |
: 曲亭馬琴の著作『南総里見八犬伝』に現れる伏姫のごとく、神犬八房に跨って駆け、一撃を加える宝具。 | : 曲亭馬琴の著作『南総里見八犬伝』に現れる伏姫のごとく、神犬八房に跨って駆け、一撃を加える宝具。 | ||
: 仁義八行に基づいた勧善懲悪の意志によって霊刀のごとき一撃となり、敵を打ち倒す。 | : 仁義八行に基づいた勧善懲悪の意志によって霊刀のごとき一撃となり、敵を打ち倒す。 | ||
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== 真名:曲亭馬琴 == | == 真名:曲亭馬琴 == | ||
− | 江戸時代後期に活躍した戯作者であり、当時を代表する作家の一人。<br | + | 江戸時代後期に活躍した戯作者であり、当時を代表する作家の一人。<br> |
− | 『南総里見八犬伝』『椿説弓張月』『傾城水滸伝』『近世説美少年録』など多くの著作を残した。<br | + | 『南総里見八犬伝』『椿説弓張月』『傾城水滸伝』『近世説美少年録』など多くの著作を残した。<br> |
武士の出身であったが天性の才能で活躍した、日本で最初の専業作家とも言われている。 | 武士の出身であったが天性の才能で活躍した、日本で最初の専業作家とも言われている。 | ||
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:幼少期から若い頃の因縁が綴られた作品であったが途中で打ち切りとなり、続編として『新局玉石童子訓』が書かれたが未完に終わった。 | :幼少期から若い頃の因縁が綴られた作品であったが途中で打ち切りとなり、続編として『新局玉石童子訓』が書かれたが未完に終わった。 | ||
:この事が心残りになっており、『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では完結させようと続編を執筆しようとしていた。 | :この事が心残りになっており、『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では完結させようと続編を執筆しようとしていた。 | ||
+ | |||
+ | ;八犬士 | ||
+ | :『南総里見八犬伝』の若武者八犬士の精神を受け継いだ、仔犬の使い魔たち。 | ||
+ | :馬琴のままならぬ悲喜こもごもの創作行為を象徴している。 | ||
+ | :【仁】シンベエ(犬江新兵衛に相当)。脇腹に痣のある最年少。ドウセツは悪戯仲間。 | ||
+ | :【義】ソウスケ(犬川荘助)。背中に痣のある苦労犬。控えめな性分で損しがち。 | ||
+ | :【礼】ダイカク(犬村大角)。左胸に痣。よい子なので馬琴には心配されている。 | ||
+ | :【智】ケノ(犬坂毛野)。右肘から二の腕に痣のある美麗な犬。シノとはよく喧嘩している。 | ||
+ | :【忠】ドウセツ(犬山道節)。左肩に痣。騒がしく気が短い。 | ||
+ | :【信】ゲンパチ(犬飼現八)。右の頬先に痣。幼いが屈強の片鱗がある。 | ||
+ | :【孝】シノ(犬塚信乃)。左腕に牡丹の痣。威風堂々だが、悪く言えば厚顔でず太い。 | ||
+ | :【悌】コブンゴ(犬田小文吾)。尻に痣のある食いしん坊。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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:『南溟弓張八犬伝』で召喚したサーヴァント。 | :『南溟弓張八犬伝』で召喚したサーヴァント。 | ||
:自身の著作の登場人物であるのに加え、彼の事を亡き息子に重ねていた模様。 | :自身の著作の登場人物であるのに加え、彼の事を亡き息子に重ねていた模様。 | ||
+ | :しかしロボであったのは想定外だったらしく、『鎮西弓張月』がかすむほどの冒険譚を所望している。 | ||
;[[岡田以蔵]] | ;[[岡田以蔵]] | ||
:『南溟弓張八犬伝』では彼から息子夫婦についての思い違いを諭される結果となった。 | :『南溟弓張八犬伝』では彼から息子夫婦についての思い違いを諭される結果となった。 | ||
:カルデアでは彼に金を貸している事が語られている。 | :カルデアでは彼に金を貸している事が語られている。 | ||
+ | :北斎を「テツゾウ」と呼ぶと横できまりが悪いような顔をするらしい。 | ||
+ | :また、彼の生前の様子を聞いて驚嘆し、忠義ぶりを見て八房のようだと感じた様子だが、何度も金を貸してほしいと頼みに来る様子には呆れている。 | ||
;お栄 | ;お栄 | ||
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:生前からいろいろと期待を向けられていたらしく、喧嘩の絶えない父とは異なり関係は良好。 | :生前からいろいろと期待を向けられていたらしく、喧嘩の絶えない父とは異なり関係は良好。 | ||
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。 | :『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。 | ||
+ | :;[[葛飾北斎〔セイバー〕]] | ||
+ | ::若年時のお栄がメインとなった、北斎の別霊基。 | ||
+ | ::彼女からは新作の執筆をせがまれているようで、「浮世絵師としてそれでいいのか」と聞いたところ、いいと返されてそれならしょうがないとしている。 | ||
+ | ::また、仙女を目指す事について聞いた際は困惑した模様。 | ||
;[[アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕]] | ;[[アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕]] | ||
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;[[土岐村路]] | ;[[土岐村路]] | ||
− | : | + | :下記の滝沢宗伯の妻であり、義理の娘。もっぱら「お路」と呼ばれる。 |
:晩年には彼女に著作を口述筆記してもらっていたため、同一の霊基で召喚されることとなった。 | :晩年には彼女に著作を口述筆記してもらっていたため、同一の霊基で召喚されることとなった。 | ||
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:偏屈なところのある馬琴に対して、他人に気遣いのできる常識人。しかしかなりの美少年好きで、話題が美少年のことになると急に彼女の人格が顔を出すこともしばしば。 | :偏屈なところのある馬琴に対して、他人に気遣いのできる常識人。しかしかなりの美少年好きで、話題が美少年のことになると急に彼女の人格が顔を出すこともしばしば。 | ||
+ | :馬琴としては「彼女を不幸にしてしまったのではないか」という後悔が心残りとなってしまっていた。 | ||
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:息子。医者として活躍していたが、若くして病死してしまった。 | :息子。医者として活躍していたが、若くして病死してしまった。 | ||
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:作家と絵師ということでタッグを組むことが多かった相手。 | :作家と絵師ということでタッグを組むことが多かった相手。 | ||
:とはいえどちらも個性派の上、意見がことごとく反対になるためしょっちゅう揉めていたようである。 | :とはいえどちらも個性派の上、意見がことごとく反対になるためしょっちゅう揉めていたようである。 | ||
+ | :ただ、史実も踏まえるなら「喧嘩するほど仲が良い」と言った間柄だろう。 | ||
:彼のことは「鉄蔵」と呼んでいる。 | :彼のことは「鉄蔵」と呼んでいる。 | ||
;蔦屋重三郎 | ;蔦屋重三郎 | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
* 元々は[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]のマイルーム台詞で「曲亭馬琴を紹介してくれ」と北斎に対して言及していたものがあったため「いつか実装されるのではないか」と言われていた。 | * 元々は[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]のマイルーム台詞で「曲亭馬琴を紹介してくれ」と北斎に対して言及していたものがあったため「いつか実装されるのではないか」と言われていた。 | ||
+ | * 『[[Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]』においては、八犬士たちの声を[[マシュ・キリエライト|高橋李依氏]]や[[ネモ|花守ゆみり氏]]、[[刑部姫|福圓美里氏]]や[[トラロック|本多真梨子氏]]が担当している。 | ||
==話題まとめ== | ==話題まとめ== | ||
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:さらには複数掛け持ちで著作を持っていたため特定の作品に飽きが来た際には別の著作に注力したり、新しいシリーズを始めたりするために話の進みが遅くなることも多かった。 | :さらには複数掛け持ちで著作を持っていたため特定の作品に飽きが来た際には別の著作に注力したり、新しいシリーズを始めたりするために話の進みが遅くなることも多かった。 | ||
:これらの問題があったため『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』でスーパーバニヤンとトラブルになった際にも、そのトラブルは馬琴の我儘が発端であったためスーパーバニヤンに同情する声もいくらか見られた。 | :これらの問題があったため『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』でスーパーバニヤンとトラブルになった際にも、そのトラブルは馬琴の我儘が発端であったためスーパーバニヤンに同情する声もいくらか見られた。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |
2025年1月6日 (月) 17:41時点における最新版
ライダー | |
---|---|
真名 |
曲亭馬琴 |
読み | きょくていばきん |
外国語表記 | Kyokutei Bakin |
異名 | 滝沢馬琴(たきざわ ばきん) |
性別 | 女性(肉体) |
身長 | 157cm |
体重 | 45kg |
好きな物 | 鳥(特にカナリア) |
苦手な物 |
鉄蔵、物事が思い通りに運ばないこと 計算外の出来事も絵の題材にしてしまう気性 |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・中庸 |
副属性 | 人 |
一人称 | わし |
二人称 | おぬし[注 1] |
三人称 | 特になし |
声優 |
芹澤優(曲亭馬琴、お路、伏姫) 川野剛稔(八房) |
デザイン | TAKOLEGS |
設定作成 | 星空めてお |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要編集
- 略歴
- 期間限定イベント『南溟弓張八犬伝』で登場。
- 源為朝によってストームボーダーが砲撃された際、カルデアに召喚された「お路」の本体に近い存在。
- 散り散りになってしまった八犬士を回収するに伴って意思を示すようになり、完全に集まったことで復活。
- 実は源為朝を召喚した特異点の主にしてカルデアに攻撃を仕掛けてきた張本人。
- お路が分裂したことで視覚を失ってなおカルデアに到達すべく匂いを辿ろうとするも、為朝の「矢」として放たれた主人公一行に追いつかれて交戦。
- 岡田以蔵やお路によって諭された事で自分の過ちに気づき、そのまま消滅した。
- 人物
- 和服を着た女性。犬耳と犬尻尾がついているが、これは飾り。
- 戯作者である「曲亭馬琴」と、その義理の娘である「お路」、さらには自身の著作の登場人物である「伏姫」の意思が混在している。外観の基礎はお路のもの。
- 「曲亭馬琴」としては非常に芝居がかった傲岸不遜な性格であり、自分の事を人気戯作者と評して憚らない。几帳面な性格でもある。豪胆かつプライドも高い。
- 義理人情は重んじているものの、より厳しく規律を守る。奔放な芸術家ではなく、専業作家らしいプロフェッショナリズム。
- 規則正しく毎日同じスケジュールで生活し、執筆時間をとる。興が乗ってきたからといってスケジュールを乱すようなことはしない。
- その一方で「自分には戯作しかなかった」という点から劣等感と承認欲求が強く、特に自分の息子であった滝沢宗伯が病死した際に自分が何もできなかった事が強い悔いとなっており、それが元となって上記の『南溟弓張八犬伝』での事件を引き起こした。
- それらの性格から他人とトラブルを起こすことが多いことは自覚しており改善しようとはしているが、どうしても自分を大きく見せる振る舞いになってしまうようである。
- マスターに対しては主君に仕える武士のごとく、その意を汲んで忠実に従おうとする。しかし神経質に物事をとらえやすく、仕切りたがる癖がある。
- 能力
- 武器としては鉄扇や短刀、小銃を使用。
- 俊敏な動きの
拳法 をみせ、ごく気まぐれに八犬士たちが助力する。 - 馬琴の真剣さに対して、八犬士たちは我関せずで緊迫感がなく、ユーモラス。スキルでは日記を書いたり、八犬士たちの面倒を見る。
- 「曲亭馬琴」は晩年には盲目となったことから「お路」が分離している際には視覚が効かなくなるが、高い嗅覚でフォローすることは可能。
ステータス編集
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ライダー | 主人公 (Grand Order) | C | C | B+ | B+ | C | A | 騎乗:B 対魔力:B 神性:C |
名詮自性:B 仁義八行:A 戯作三昧:A |
宝具編集
- 南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)
- ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:1~?
最大捕捉:98人 - 曲亭馬琴の著作『南総里見八犬伝』に現れる伏姫のごとく、神犬八房に跨って駆け、一撃を加える宝具。
- 仁義八行に基づいた勧善懲悪の意志によって霊刀のごとき一撃となり、敵を打ち倒す。
- 『Grand Order』では「自身に〔魔性〕特攻状態を付与(1ターン)+敵全体に強力な〔悪〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>+スターを獲得」という効果のArts宝具。
真名:曲亭馬琴編集
江戸時代後期に活躍した戯作者であり、当時を代表する作家の一人。
『南総里見八犬伝』『椿説弓張月』『傾城水滸伝』『近世説美少年録』など多くの著作を残した。
武士の出身であったが天性の才能で活躍した、日本で最初の専業作家とも言われている。
関連用語編集
- 南総里見八犬伝
- 戦国時代末期の安房(現在の千葉県南部)を舞台とした活劇。
- 伏姫と八房の因縁に端を発した八つの玉に象徴される仁義八行をその身に宿した八犬士の活躍と、安房の里見家の立て直しを描いた物語。
- 曲亭馬琴の代表作として広く知られている。
- 椿説弓張月
- 源為朝が八丈島での死から生き延び、琉球で初代王朝を建国する際に助力する物語。
- 傾城水滸伝
- 梁山泊を舞台とした好漢たちの活躍する中国の物語『水滸伝』の登場人物の男女を逆転させた作品。
- 近世説美少年録
- 戦国時代に中国地方で活躍した毛利元就と陶晴賢を基にした美少年達の因縁と活躍が綴られた物語。
- 幼少期から若い頃の因縁が綴られた作品であったが途中で打ち切りとなり、続編として『新局玉石童子訓』が書かれたが未完に終わった。
- この事が心残りになっており、『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では完結させようと続編を執筆しようとしていた。
- 八犬士
- 『南総里見八犬伝』の若武者八犬士の精神を受け継いだ、仔犬の使い魔たち。
- 馬琴のままならぬ悲喜こもごもの創作行為を象徴している。
- 【仁】シンベエ(犬江新兵衛に相当)。脇腹に痣のある最年少。ドウセツは悪戯仲間。
- 【義】ソウスケ(犬川荘助)。背中に痣のある苦労犬。控えめな性分で損しがち。
- 【礼】ダイカク(犬村大角)。左胸に痣。よい子なので馬琴には心配されている。
- 【智】ケノ(犬坂毛野)。右肘から二の腕に痣のある美麗な犬。シノとはよく喧嘩している。
- 【忠】ドウセツ(犬山道節)。左肩に痣。騒がしく気が短い。
- 【信】ゲンパチ(犬飼現八)。右の頬先に痣。幼いが屈強の片鱗がある。
- 【孝】シノ(犬塚信乃)。左腕に牡丹の痣。威風堂々だが、悪く言えば厚顔でず太い。
- 【悌】コブンゴ(犬田小文吾)。尻に痣のある食いしん坊。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『南溟弓張八犬伝』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装された。
人間関係編集
Fate/Grand Order編集
- 源為朝
- 『南溟弓張八犬伝』で召喚したサーヴァント。
- 自身の著作の登場人物であるのに加え、彼の事を亡き息子に重ねていた模様。
- しかしロボであったのは想定外だったらしく、『鎮西弓張月』がかすむほどの冒険譚を所望している。
- 岡田以蔵
- 『南溟弓張八犬伝』では彼から息子夫婦についての思い違いを諭される結果となった。
- カルデアでは彼に金を貸している事が語られている。
- 北斎を「テツゾウ」と呼ぶと横できまりが悪いような顔をするらしい。
- また、彼の生前の様子を聞いて驚嘆し、忠義ぶりを見て八房のようだと感じた様子だが、何度も金を貸してほしいと頼みに来る様子には呆れている。
- お栄
- 下記の北斎の娘。
- 生前からいろいろと期待を向けられていたらしく、喧嘩の絶えない父とは異なり関係は良好。
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。
- 葛飾北斎〔セイバー〕
- 若年時のお栄がメインとなった、北斎の別霊基。
- 彼女からは新作の執筆をせがまれているようで、「浮世絵師としてそれでいいのか」と聞いたところ、いいと返されてそれならしょうがないとしている。
- また、仙女を目指す事について聞いた際は困惑した模様。
- アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。
- 元々は別霊基の方と北斎のサークル「鉄棒ぬらぬら」と合流するつもりであったが、どちらも来なかったためにこちらと組むことになった。
- スーパーバニヤン
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。
- 自分とは違う観点を持っていることから自分の悪癖を直してもらうためにプロデューサーに任命するが、一冊目の同人誌作成の際にはまた我儘に走ってしまい殴り合いの喧嘩となった。
- 二作目の際にも「望むものをそのまま出したら絶対に売れない」とまた喧嘩になり、結局彼女の意向を汲んでサークル全員で協力した「映像作品」という形で落ち着いた。
- 謎のアイドルX〔オルタ〕
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- 同じ作家同士。
- 「童話」というジャンルには生前あまり興味がなかったが、その道の達人に出会えたため興味がわいてきたようである。
生前編集
- 土岐村路
- 下記の滝沢宗伯の妻であり、義理の娘。もっぱら「お路」と呼ばれる。
- 晩年には彼女に著作を口述筆記してもらっていたため、同一の霊基で召喚されることとなった。
- 偏屈なところのある馬琴に対して、他人に気遣いのできる常識人。しかしかなりの美少年好きで、話題が美少年のことになると急に彼女の人格が顔を出すこともしばしば。
- 馬琴としては「彼女を不幸にしてしまったのではないか」という後悔が心残りとなってしまっていた。
- 滝沢宗伯
- 息子。医者として活躍していたが、若くして病死してしまった。
- 「彼に何もしてやれなかった」という後悔が心残りとなってしまっていた。
- 葛飾北斎
- 作家と絵師ということでタッグを組むことが多かった相手。
- とはいえどちらも個性派の上、意見がことごとく反対になるためしょっちゅう揉めていたようである。
- ただ、史実も踏まえるなら「喧嘩するほど仲が良い」と言った間柄だろう。
- 彼のことは「鉄蔵」と呼んでいる。
- 蔦屋重三郎
- 世話になっていた版元の一人。
- 人気はあるものの作家として問題が多い馬琴とはしょっちゅうトラブルになっていたようである。
- 山東京伝
- 戯作の師匠。
- 昔語に入れ込んでいたが、馬琴としては生前はそちら方面にはあまり興味を持てなかったとか。
その他編集
- 伏姫
- 著作『南総里見八犬伝』の登場人物。
- 自身の霊基に組み込まれているが、自覚はない模様。
名台詞編集
Fate/Grand Order編集
メモ編集
- 元々はハンス・クリスチャン・アンデルセンのマイルーム台詞で「曲亭馬琴を紹介してくれ」と北斎に対して言及していたものがあったため「いつか実装されるのではないか」と言われていた。
- 『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』においては、八犬士たちの声を高橋李依氏や花守ゆみり氏、福圓美里氏や本多真梨子氏が担当している。
話題まとめ編集
- 生前の馬琴について
- 大作家として名前を知られている馬琴であったが、非常にトラブルの多い作家としても有名であった。
- その時の気分で内容が変わることがしょっちゅうだったために絵師や版元と喧嘩になることは日常茶飯事で、晩年には義娘のお路とも喧嘩になることすらあったとのこと。
- さらには複数掛け持ちで著作を持っていたため特定の作品に飽きが来た際には別の著作に注力したり、新しいシリーズを始めたりするために話の進みが遅くなることも多かった。
- これらの問題があったため『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』でスーパーバニヤンとトラブルになった際にも、そのトラブルは馬琴の我儘が発端であったためスーパーバニヤンに同情する声もいくらか見られた。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 一般民衆は基本呼び捨て/武家には「~殿」/公家は「~様」。
出典編集