差分

81 バイト追加 、 2024年9月3日 (火)
編集の要約なし
22行目: 22行目:  
| 好きな物 = 特になし<br>他者の矜持、信念、その手のものを踏み躙ること<ref group = "注">2部5.5章「地獄界曼荼羅 平安京」クリア後に追加。</ref>
 
| 好きな物 = 特になし<br>他者の矜持、信念、その手のものを踏み躙ること<ref group = "注">2部5.5章「地獄界曼荼羅 平安京」クリア後に追加。</ref>
 
| 苦手な物 = (天敵を除けば)特になし
 
| 苦手な物 = (天敵を除けば)特になし
| 天敵 = [[安倍晴明]]
+
| 天敵 =  
 
| デザイン = 古海鐘一
 
| デザイン = 古海鐘一
 
| 設定作成 = 桜井光
 
| 設定作成 = 桜井光
29行目: 29行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
   
「[[アルターエゴ]]」の[[サーヴァント]]。初登場時には「[[キャスター|魔術師]]」のクラスを名乗っていた。
 
「[[アルターエゴ]]」の[[サーヴァント]]。初登場時には「[[キャスター|魔術師]]」のクラスを名乗っていた。
   38行目: 37行目:  
: これを打ち破られ、狼狽したところを斃れた段蔵の加護を受けた[[風魔小太郎]]に斬られ、消滅したかに思われたが、その直後に武蔵に対して不意打ちを仕掛ける。だが「[[セイバー・エンピレオ]]」に斬られたことで失敗し、今度こそ消滅した。
 
: これを打ち破られ、狼狽したところを斃れた段蔵の加護を受けた[[風魔小太郎]]に斬られ、消滅したかに思われたが、その直後に武蔵に対して不意打ちを仕掛ける。だが「[[セイバー・エンピレオ]]」に斬られたことで失敗し、今度こそ消滅した。
 
: しかし、主人公らが妖術師の企みを打ち破り、下総国に平和が戻った後、単独で再び登場する。その場で改めて事件を起こす素振りは見せなかったが、独白のような形で意味深な言葉の数々を残した。亜種並行世界に於いては妖術師の下についていたものの、他の、サタン改め「■■■■■■■■■様」なる上位の存在に対する敬意を口にする、「カルデアへの現出は失敗した」などと口走る<ref group = "注">妖術師の攻撃目標が「あらゆる平行世界」であった事に対し、道満のこの口ぶりはカルデアという個を目標としているように見受けられるため、両者の間には目的意識に齟齬がある。これは、道満にのみ見られた特徴である。</ref>など、多くの謎を残しながら物語からフェードアウトしていった。
 
: しかし、主人公らが妖術師の企みを打ち破り、下総国に平和が戻った後、単独で再び登場する。その場で改めて事件を起こす素振りは見せなかったが、独白のような形で意味深な言葉の数々を残した。亜種並行世界に於いては妖術師の下についていたものの、他の、サタン改め「■■■■■■■■■様」なる上位の存在に対する敬意を口にする、「カルデアへの現出は失敗した」などと口走る<ref group = "注">妖術師の攻撃目標が「あらゆる平行世界」であった事に対し、道満のこの口ぶりはカルデアという個を目標としているように見受けられるため、両者の間には目的意識に齟齬がある。これは、道満にのみ見られた特徴である。</ref>など、多くの謎を残しながら物語からフェードアウトしていった。
: 
   
: 第2部において「[[異星の神]]」の使徒のひとりであることが明かされ、Lostbelt No.4『[[創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ]]』において主人公らの前に再び姿を現し、下総国を[[空想樹]]の樹立に関する仮説証明に利用したと語った。そして彼こそが、インド異聞帯において、[[アルジュナ〔オルタ〕|神たるアルジュナ]]を唆し、ユガの周期を早めさせた元凶であった。
 
: 第2部において「[[異星の神]]」の使徒のひとりであることが明かされ、Lostbelt No.4『[[創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ]]』において主人公らの前に再び姿を現し、下総国を[[空想樹]]の樹立に関する仮説証明に利用したと語った。そして彼こそが、インド異聞帯において、[[アルジュナ〔オルタ〕|神たるアルジュナ]]を唆し、ユガの周期を早めさせた元凶であった。
 
: アルジュナとの決戦の最中、主人公に不意打ちを仕掛けようと試みたものの、自ら蘇生することでアルジュナの軛から解放された[[アスクレピオス]]の妨害により失敗に終わり、そのまま消滅した。だがインド異聞帯の彼は本人ではなく、彼の式神であった。
 
: アルジュナとの決戦の最中、主人公に不意打ちを仕掛けようと試みたものの、自ら蘇生することでアルジュナの軛から解放された[[アスクレピオス]]の妨害により失敗に終わり、そのまま消滅した。だがインド異聞帯の彼は本人ではなく、彼の式神であった。
53行目: 51行目:  
:長い髪は右が白く、左が黒いモノトーンになっている。また、ところどころ外ハネをした髪に鈴が括り付けられており、黒髪の方は植物「薇」のように複数のとぐろが巻かれている特徴的な髪型。
 
:長い髪は右が白く、左が黒いモノトーンになっている。また、ところどころ外ハネをした髪に鈴が括り付けられており、黒髪の方は植物「薇」のように複数のとぐろが巻かれている特徴的な髪型。
 
:陰陽師らしく和服を基調としながらも、右肩から袖までが和服らしからぬ赤と白の縞模様であり、道化師、ピエロを彷彿とさせるデザインになっている。
 
:陰陽師らしく和服を基調としながらも、右肩から袖までが和服らしからぬ赤と白の縞模様であり、道化師、ピエロを彷彿とさせるデザインになっている。
:その性格は「外道」の一言であり、英霊剣豪を作る際に人間や英霊に宿業を埋め込む必要があり、対象者はこの時耐え難い苦痛を覚えるようだが、道満はこれに躊躇を覚えないどころか、その苦悶を楽しんでいる節さえ見受けられた。<br/>五行に深く触れ、自然(神々)さえも時に操る超越者として振る舞い、小さきもの、儚きもの、日々をつつましく暮らす衆生すべてを嘲笑い、他人の矜持、信念を娯楽のために踏みにじり、苦しめる事を好む(この性分は対峙した[[宮本武蔵]]にひと目で見抜かれており、蛇蝎の如く嫌われている)。
+
:その性格は「外道」の一言であり、英霊剣豪を作る際に人間や英霊に宿業を埋め込む必要があり、対象者はこの時耐え難い苦痛を覚えるようだが、道満はこれに躊躇を覚えないどころか、その苦悶を楽しんでいる節さえ見受けられた。
 +
:五行に深く触れ、自然(神々)さえも時に操る超越者として振る舞い、小さきもの、儚きもの、日々をつつましく暮らす衆生すべてを嘲笑い、他人の矜持、信念を娯楽のために踏みにじり、苦しめる事を好む(この性分は対峙した[[宮本武蔵]]にひと目で見抜かれており、蛇蝎の如く嫌われている)。
 
:一方、平時は冷静かつ理知的な言動であるが、主人公らと対峙した際は度々高笑いと激昂を交互に繰り返しており、情緒が不安定である様子も見て取れる。「ンンン――」と言葉を溜めるクセがある模様。ただし、強いストレスを感じていると「ン」の中に「ソ」が混じるようになり、最終的には「ン」が無くなって「ソソソソソ」とまでなってしまう。
 
:一方、平時は冷静かつ理知的な言動であるが、主人公らと対峙した際は度々高笑いと激昂を交互に繰り返しており、情緒が不安定である様子も見て取れる。「ンンン――」と言葉を溜めるクセがある模様。ただし、強いストレスを感じていると「ン」の中に「ソ」が混じるようになり、最終的には「ン」が無くなって「ソソソソソ」とまでなってしまう。
 
:クラス・アルターエゴとしての現界であるため、過去に実在した蘆屋道満の人物像そのものではなく一側面……特に晴明に対する嫉妬や対抗心といった感情がカリカチュア化した存在になっているが、[[紫式部]]の語るところでは、過去の道満も相当の妖人・怪人であった模様。ただし、晴明は天覧聖杯戦争における一連の外道かつおぞましい所業の数々を「彼の仕業とは思いたくなかった」と語っている程にはまともな感性<ref group="注">下衆と化した<ruby><rb>自分</rb><rt>リンボ</rt></ruby>と初邂逅した際は、晴明が止めなければあまりのおぞましさに発狂し自害しかけたという。</ref>を持ち合わせていた事が窺える。
 
:クラス・アルターエゴとしての現界であるため、過去に実在した蘆屋道満の人物像そのものではなく一側面……特に晴明に対する嫉妬や対抗心といった感情がカリカチュア化した存在になっているが、[[紫式部]]の語るところでは、過去の道満も相当の妖人・怪人であった模様。ただし、晴明は天覧聖杯戦争における一連の外道かつおぞましい所業の数々を「彼の仕業とは思いたくなかった」と語っている程にはまともな感性<ref group="注">下衆と化した<ruby><rb>自分</rb><rt>リンボ</rt></ruby>と初邂逅した際は、晴明が止めなければあまりのおぞましさに発狂し自害しかけたという。</ref>を持ち合わせていた事が窺える。
59行目: 58行目:  
:無論、虚偽であり彼は間違いなくカルデアと敵対したアルターエゴ・リンボ、己を暗黒の太陽として輝かさんとした道満としての記録を有して、カルデアに召喚されたのである。
 
:無論、虚偽であり彼は間違いなくカルデアと敵対したアルターエゴ・リンボ、己を暗黒の太陽として輝かさんとした道満としての記録を有して、カルデアに召喚されたのである。
 
:果たしてそれは、カルデアが縁を結んでしまったが故の事故めいた偶然か、力であればその出所を問わない汎人類史の選択か────
 
:果たしてそれは、カルデアが縁を結んでしまったが故の事故めいた偶然か、力であればその出所を問わない汎人類史の選択か────
:それとも或いは、アルターエゴ・蘆屋道満が「そのようにあれ」と望んだのか……。<ref group = "注">なお、英霊が望んだとして、召喚・現界に如何なる影響が及ぼされるかの検証は為されていない。</ref>
+
:それとも或いは、アルターエゴ・蘆屋道満が「そのようにあれ」と望んだのか……<ref group = "注">なお、英霊が望んだとして、召喚・現界に如何なる影響が及ぼされるかの検証は為されていない。</ref>
    
;能力
 
;能力
68行目: 67行目:  
:式神の扱いにも長けており、カルデアへの侵攻のために式神をカルデアのシミュレータ内に送り込むという離れ業も見せている。
 
:式神の扱いにも長けており、カルデアへの侵攻のために式神をカルデアのシミュレータ内に送り込むという離れ業も見せている。
 
:また、無数の式神に自身を転写することで擬似的な不死性を得る「<ruby><rb>生活続命</rb><rt>しょうかつぞくみょう</rt></ruby>の法」<ref group = "注">ペペロンチーノ曰く、「まがい物」とのこと。</ref>を用いていたものの、これは大西洋異聞帯において[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]により破られた。
 
:また、無数の式神に自身を転写することで擬似的な不死性を得る「<ruby><rb>生活続命</rb><rt>しょうかつぞくみょう</rt></ruby>の法」<ref group = "注">ペペロンチーノ曰く、「まがい物」とのこと。</ref>を用いていたものの、これは大西洋異聞帯において[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]により破られた。
:ゲーム中のモーションにおいては角の生えたガマガエルの姿をした式神、白鷺のような姿の式神、丑と寅が合体した姿の式神、未と申が合体したような姿の式神の四体と、チェルノボーグ神とイツパパロトル神の二体の神霊を操る。
+
:ゲーム中のモーションにおいては呪術だけでなく素手での攻撃も行う他、角の生えたガマガエルの姿をした式神、白鷺のような姿の式神、丑と寅が合体した姿の式神、未と申が合体したような姿の式神の四体と、チェルノボーグ神とイツパパロトル神の二体の神霊を操る。
 
:仙術も修めているようで、他の仙術使いたちのものについても興味深いとし、その秘奥について語り合いたいともしているが、道満自身は積極的にこれを用いない。
 
:仙術も修めているようで、他の仙術使いたちのものについても興味深いとし、その秘奥について語り合いたいともしているが、道満自身は積極的にこれを用いない。
   93行目: 92行目:  
==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
 
;狂瀾怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ)
 
;狂瀾怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ)
: ランク:B<br />種別:対都市宝具<br />レンジ:1~80<br />最大捕捉:400人
+
: ランク:B<br>種別:対都市宝具<br>レンジ:1~80<br>最大捕捉:400人
 
:由来:時の権力者・藤原道長を呪殺せんとして仕掛けた、都市そのものを殺すに等しい驚天動地なる大呪術の再現。
 
:由来:時の権力者・藤原道長を呪殺せんとして仕掛けた、都市そのものを殺すに等しい驚天動地なる大呪術の再現。
 
:成し遂げられれば都はたちまち荒れ果て、人々を不幸が襲い、餓死者が往来を埋め尽くし、権力者を滅び去る。
 
:成し遂げられれば都はたちまち荒れ果て、人々を不幸が襲い、餓死者が往来を埋め尽くし、権力者を滅び去る。
109行目: 108行目:     
:また、道満伝説を真に受ければ、道満は数度の死を迎えている。
 
:また、道満伝説を真に受ければ、道満は数度の死を迎えている。
:『Grand Order』では、伯道上人の秘術を我が物とした蘆屋道満が「生前既に疑似的な不死を体得していた」とされており、安倍晴明が守護する「都」や「人々」の明確な敵対者である。
+
:『Grand Order』では、伯道上人の秘術を我が物とした蘆屋道満は「生前既に疑似的な不死を体得していた」とされており、安倍晴明が守護する「都」や「人々」の明確な敵対者である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
154行目: 153行目:  
:異聞帯世界にて人々を悪辣に弄ぶ者同士。怨敵に縁深い女に似た女。
 
:異聞帯世界にて人々を悪辣に弄ぶ者同士。怨敵に縁深い女に似た女。
 
:しかし彼女にとっては同類扱いされるのは心外であり、「クソ坊主」などと忌み嫌われている。
 
:しかし彼女にとっては同類扱いされるのは心外であり、「クソ坊主」などと忌み嫌われている。
:カルデアにおいては一応、「異星の使徒としての記憶はない」という体のため彼女に対して素知らぬ振りをしている。
+
:カルデアにおいては一応、「異星の使徒としての記憶はない」という体のため[[光のコヤンスカヤ|彼]][[闇のコヤンスカヤ|女]]に対して素知らぬ振りをしている。
 
:また彼女に式神を放とうとすると、[[ドブルイニャ・ニキチッチ]]が怒髪天となって襲い掛かってくる模様。
 
:また彼女に式神を放とうとすると、[[ドブルイニャ・ニキチッチ]]が怒髪天となって襲い掛かってくる模様。
 
;[[グレゴリー・ラスプーチン]]、[[千子村正]]
 
;[[グレゴリー・ラスプーチン]]、[[千子村正]]
5,758

回編集