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| == 真名:シャーロック・ホームズ == | | == 真名:シャーロック・ホームズ == |
− | : シャーロック・ホームズ。世界でただ一人の顧問探偵(consulting detective)を自称する<ref group="出">“I suppose I am the only one in the world. I’m a consulting detective, if you can understand what that is.”『緋色の研究』(A Study in Scarlet)より</ref><ref group="出">アーサー・コナン・ドイル(著)、「英語原文で味わうSherlock Holmes5 シャーロック・ホームズの冒険/THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES」, 1. シャーロック・ホームズ誕生秘話, ゴマブックス株式会社, 2014年1月24日。</ref>。 | + | : 世界的に有名な探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの主人公。探偵という概念の結晶”明かす者の代表”を自称する、あらゆる探偵の祖の一人。この世でただ一人しかいない顧問探偵(consulting detective)を自称している<ref group="出">“I suppose I am the only one in the world. I’m a consulting detective, if you can understand what that is.”『緋色の研究』(A Study in Scarlet)より</ref><ref group="出">アーサー・コナン・ドイル(著)、「英語原文で味わうSherlock Holmes5 シャーロック・ホームズの冒険/THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES」, 1. シャーロック・ホームズ誕生秘話, ゴマブックス株式会社, 2014年1月24日。</ref>。 |
− | : 世界的に有名な探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの主人公。探偵という概念の結晶”明かす者の代表”を自称する、あらゆる探偵の祖の一人。
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| :サーヴァントとして召喚されたホームズは、彼のモデルとして伝えられるジョセフ・ベル博士やドイル自身、そして世界最古の探偵ヴィドックの似姿───等ではなく、一連の小説作品における主人公(としか思えない言動の人物)として現界する。 | | :サーヴァントとして召喚されたホームズは、彼のモデルとして伝えられるジョセフ・ベル博士やドイル自身、そして世界最古の探偵ヴィドックの似姿───等ではなく、一連の小説作品における主人公(としか思えない言動の人物)として現界する。 |
| :名探偵シャーロック・ホームズを実在の人物と仮定して様々な考察を楽しむシャーロキアンたちがそうするように、TYPE-MOONの世界はシャーロック・ホームズの物語を、まったくの虚構、ほら話として一笑に付す扱いを避けているのは特筆すべき点かもしれない。アーサー・コナン・ドイルによる創作と、ジョン・H・ワトソン医師が記した実在したホームズの物語という不思議な区分が設けられ、それらが混ざり合ったものなのかは'''不明'''という扱いであり、ホームズ自身はそのいずれとも明言しない。マシュなどからは、ほとんど実話に近い扱いを受けているのであるが。 | | :名探偵シャーロック・ホームズを実在の人物と仮定して様々な考察を楽しむシャーロキアンたちがそうするように、TYPE-MOONの世界はシャーロック・ホームズの物語を、まったくの虚構、ほら話として一笑に付す扱いを避けているのは特筆すべき点かもしれない。アーサー・コナン・ドイルによる創作と、ジョン・H・ワトソン医師が記した実在したホームズの物語という不思議な区分が設けられ、それらが混ざり合ったものなのかは'''不明'''という扱いであり、ホームズ自身はそのいずれとも明言しない。マシュなどからは、ほとんど実話に近い扱いを受けているのであるが。 |
− | :作中のプロフィールでは、英霊ホームズという存在はコナン・ドイルやワトソンの記した物語に留まらず、赤の他人が作り上げたパスティーシュ(模倣作)さえも原典に含んでいるのではないかという可能性が仄めかされている。 | + | :作中のプロフィールでは、英霊ホームズという存在はコナン・ドイル卿やワトソンの記した物語に留まらず、赤の他人が作り上げたパスティーシュ(模倣作)さえも原典に含んでいるのではないかという可能性が仄めかされている。 |
| ===関連=== | | ===関連=== |
| ;「シャーロック・ホームズ」シリーズ | | ;「シャーロック・ホームズ」シリーズ |
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| ;『初歩的な事だよ、ワトソン君。』(Elementary, my dear Watson.) | | ;『初歩的な事だよ、ワトソン君。』(Elementary, my dear Watson.) |
| :ホームズの有名な台詞の一つだが、定型句として初めて登場したのはドイル本人の小説においてではなく、ウィリアム・ジレット主演・脚本・演出の舞台劇である。ドイルはジレットの演じるホームズを「'''私の小説以上だ'''」と高く評価したという。 | | :ホームズの有名な台詞の一つだが、定型句として初めて登場したのはドイル本人の小説においてではなく、ウィリアム・ジレット主演・脚本・演出の舞台劇である。ドイルはジレットの演じるホームズを「'''私の小説以上だ'''」と高く評価したという。 |
− | :ドイルの短編『花婿失踪事件』(A Case Of Identity)では「このことはみな面白くはあるが、どちらかといえば初歩的な事さ」(All this is amusing, though rather elementary,)と発言している。なお、『背中の曲がった男』(The Crooked Man)でも、ホームズはワトソンが多忙であったことを言い当て、ワトソンから「素晴らしい!(“Excellent!” )」と称賛されるも、「初歩的な事さ(“Elementary,”)」と返している。 | + | :コナン・ドイル卿の短編『花婿失踪事件』(A Case Of Identity)では「このことはみな面白くはあるが、どちらかといえば初歩的な事さ」(All this is amusing, though rather elementary,)と発言している。なお、『背中の曲がった男』(The Crooked Man)でも、ホームズはワトソンが多忙であったことを言い当て、ワトソンから「素晴らしい!(“Excellent!” )」と称賛されるも、「初歩的な事さ(“Elementary,”)」と返している。 |
| ;シゲルソン | | ;シゲルソン |
| :ホームズの偽名の一つ。ノルウェー人の旅行者としての身分であり、ライヘンバッハの滝の事件の後に中東からインドにかけて行動していた際にはこの名前で旅行記を執筆している。 | | :ホームズの偽名の一つ。ノルウェー人の旅行者としての身分であり、ライヘンバッハの滝の事件の後に中東からインドにかけて行動していた際にはこの名前で旅行記を執筆している。 |