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また、中には真名解放を行わなくとも、武器や英霊自身の属性や特殊能力が宝具としての力を帯びている常時発動型の宝具も存在する<ref group = "注">例としては[[ディルムッド・オディナ]]の「破魔の紅薔薇」、[[ヘラクレス]]の「十二の試練」などがある。</ref>。<br>
 
また、中には真名解放を行わなくとも、武器や英霊自身の属性や特殊能力が宝具としての力を帯びている常時発動型の宝具も存在する<ref group = "注">例としては[[ディルムッド・オディナ]]の「破魔の紅薔薇」、[[ヘラクレス]]の「十二の試練」などがある。</ref>。<br>
 
あるいは英霊自身が宝具である場合もある<ref group = "注">[[ナーサリー・ライム]]の「誰かの為の物語」</ref>。<br>
 
あるいは英霊自身が宝具である場合もある<ref group = "注">[[ナーサリー・ライム]]の「誰かの為の物語」</ref>。<br>
例外として『現世で実際に制作する必要のある宝具』が存在する。そういった宝具は『単体の英霊が所有するには、余りに巨大な物』、『未完成であるが故に、伝説に刻まれた代物』のどちらかに属する。<br>城主だから城を動かせる、という宝具は大帝クラスの英霊しか持っていない。
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1つの宝具に使用法によって2つの真名が用意されている場合<ref group = "注">[[クー・フーリン]]の「刺し穿つ死棘の槍」「突き穿つ死翔の槍」など。</ref>や、常時発動型宝具の特別な使用法に別の真名が設定されている、と言う場合もある<ref group = "注">[[イスカンダル]]の「神威の車輪」と「遥かなる蹂躙制覇」、[[ランスロット〔セイバー〕]]の「無毀なる湖光」と「縛鎖全断・過重湖光」など。</ref>。<br>
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このように様々な真名のパターンがあり、宝具がどういったものであるかと言う定義を一義に定める事は難しい。唯一の共通点として挙げられるのは、それが「サーヴァントにとって切り札である」と言う点であり、逆に言えばそこさえ満たしていれば自由度は高い。
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初期の作品では、英霊が持つ宝具は原則1つとされており、複数の宝具を持つ者もいるが、それでも2つが限度とされている<ref group = "出">『Fate/stay night』でのアルトリアのギルガメッシュへの発言から</ref>。しかし、メドゥーサは3つ宝具を持っており、この法則は『stay night』の時点からすでに破綻している。とはいえ一応、コンプリートマテリアルで「メドゥーサの宝具数(3つ)はサーヴァント中トップクラス」と説明されているので、説明がつかない事もない。<br>
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例外として『現世で実際に制作する必要のある宝具』が存在する。そういった宝具は『単体の英霊が所有するには、余りに巨大な物』、『未完成であるが故に、伝説に刻まれた代物』のどちらかに属する。<br>城主だから城を動かせる、という宝具を召喚時点で所有できるのは、大帝クラスの特別な英霊のみである。
だが以降の作品では、むしろ2つ持っているのが当たり前、3つ持っているサーヴァントも多く、1つしか持ってない方が少ない、と言った状況になっている。『Fate/Zero』ではアルトリアが、宝具数の原則を根拠に「[[ディルムッド・オディナ]]の槍はどちらか片方が宝具だろう」と決めてかかったが、そもそもアルトリア自身が宝具2つ持ちであり、作中の7騎全体でみても1つ持ちは2騎のみと言う、実情に合わない推測になってしまっていた。<br>
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この辺りの設定変更はやはり、「必殺技は数が少ない方が、イメージとしては切り札感が強い」「だが、実際に物語を書いた所、見せ場のバリエーションは多い方が良かった」と言うメタ的事情によるものだろうか。
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初期の作品では、英霊が持つ宝具は原則1つとされており、複数の宝具を持つ者もいるが、それでも2つが限度とされていた<ref group = "出">『Fate/stay night』でのアルトリアのギルガメッシュへの発言から</ref>。しかし、メドゥーサは3つ宝具を持っており、この法則は『stay night』の時点からすでに破綻している。とはいえ一応、コンプリートマテリアルで「メドゥーサの宝具数(3つ)はサーヴァント中トップクラス」と説明されているので、説明がつかない事もない。<br>
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だが以降の作品では、むしろ2つ持っているのが当たり前、3つ持っているサーヴァントも多く、1つしか持ってない方が少ない、[[アストルフォ]]や[[カルナ]]など4つ以上所有しているサーヴァントすら存在する、と言う状況になっている。『Fate/Zero』ではアルトリアが、宝具数の原則を根拠に「[[ディルムッド・オディナ]]の槍はどちらか片方が宝具だろう」と決めてかかったが、そもそもアルトリア自身が宝具2つ持ちであり、作中の7騎全体でみても1つ持ちは2騎のみと言う、全く実情に合わない推測になってしまっていた。<br>
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この辺りの設定変更は、「必殺技は数が少ない方が、イメージとしては切り札感が強い」「だが、実際に物語を書いた所、見せ場のバリエーションは多い方が良かった」と言うメタ的事情によるものだろうか。
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なお、『Grand Order』ではゲームシステムの都合で、「設定上いくつ宝具を持っていても、ゲームシステムで宝具として扱われるのは1つ」「それ以外の宝具はゲームとしてのバトル以外で使用されるか、スキル・フレーバーなどとして表現される」と言う扱いになっている。
    
*ランク:威力・効果・能力の目安となる。EからAまでの五段階とこの尺度では数値化不能のEXがある。<br>
 
*ランク:威力・効果・能力の目安となる。EからAまでの五段階とこの尺度では数値化不能のEXがある。<br>