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;「<ruby><rb>警察署長</rb><rt>兄弟</rt></ruby>にも言ってやれよ、ジョン。『お前こそ、足手纏いになるな』……ってよ!」
 
;「<ruby><rb>警察署長</rb><rt>兄弟</rt></ruby>にも言ってやれよ、ジョン。『お前こそ、足手纏いになるな』……ってよ!」
:片腕を喰われ半ば戦力外通告を受けていたジョンにこしらえて<ruby><rb>義手</rb><rt>伝説</rt></ruby>を着けながらの激励。
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:片腕を喰われ半ば戦力外通告を受けていたジョンにこしらえた<ruby><rb>義手</rb><rt>伝説</rt></ruby>を着けながらの激励。
    
;「だがな、俺の人生を変えたのは、その『もどき』の方だ。これだけは誰にも否定させねぇ。<br>まあ、大本が良すぎたからってのはあるかもしれねぇが、偽物だろうとなんだろうと、そこにはデュシスの旦那なりの熱意が詰まってたって事さ」<br>「安心しろよ。お前らはまだ知らねぇが、兄弟……お前らのボスの熱意は本物だ。<br>お前らが最後まであいつを信じ抜きゃ、<ruby><rb>たかだか本物にすぎねぇ</rb><rt>・・・・・・・・・・・</rt></ruby>伝説の一つや二つ、いくらでも覆してやれるだろうよ」
 
;「だがな、俺の人生を変えたのは、その『もどき』の方だ。これだけは誰にも否定させねぇ。<br>まあ、大本が良すぎたからってのはあるかもしれねぇが、偽物だろうとなんだろうと、そこにはデュシスの旦那なりの熱意が詰まってたって事さ」<br>「安心しろよ。お前らはまだ知らねぇが、兄弟……お前らのボスの熱意は本物だ。<br>お前らが最後まであいつを信じ抜きゃ、<ruby><rb>たかだか本物にすぎねぇ</rb><rt>・・・・・・・・・・・</rt></ruby>伝説の一つや二つ、いくらでも覆してやれるだろうよ」
:自分達は勝てるのかと問う警官たちに自分の原点を明かした上での激励。デュマ自身のみならず、この物語の主題そのものを顕した台詞。
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:自分達は勝てるのかと問う警官たちに自分の原点を明かした上での激励。かつて見たデュシスが翻案もとい魔改造した「ハムレット」は真っ当なファンからすればもどきとい邪道だった。だが、キャスターの魂に届き人生の道筋を変えたのは、紛れもなくこの偽物の「ハムレット」であったことも事実であった。デュマ自身のみならず、この物語の主題そのものを顕したと言える台詞。
    
;「役者が勇気を見せるってんなら、俺も少しは筋道を直してやるとするか」<br>「<ruby><rb>驚き役で終わらせやしねぇよ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。……お前らみてぇな奴こそ、英雄であるべきだ」<br>「……<ruby><rb>銃士達よ、風車に挑め</rb><rt>マスケティアーズ・マスカレイド</rt></ruby>」
 
;「役者が勇気を見せるってんなら、俺も少しは筋道を直してやるとするか」<br>「<ruby><rb>驚き役で終わらせやしねぇよ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。……お前らみてぇな奴こそ、英雄であるべきだ」<br>「……<ruby><rb>銃士達よ、風車に挑め</rb><rt>マスケティアーズ・マスカレイド</rt></ruby>」
 
:戦場となった病院前の大通りへ、作家が書斎から舞台へと躍り出る。気に入った役者達へ<ruby><rb>ささやかな花束</rb><rt>宝具</rt></ruby>を贈るために。
 
:戦場となった病院前の大通りへ、作家が書斎から舞台へと躍り出る。気に入った役者達へ<ruby><rb>ささやかな花束</rb><rt>宝具</rt></ruby>を贈るために。
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;「多かれ少なかれ恩讐なんざ誰でも抱く。ガキでも語れるもんだ。<br>だが、お前さんの、エドモン・ダンテスの、巌窟王モンテクリスト伯の恩讐を語れるのは誰だ?<br> ……俺だ、俺だけだよ復讐者。<br>弟に菓子を取られたガキの恨みと、人生を丸ごと全部奪われた手前の恨み、どこが違う? もちろん違う!<br> だが、それを誰よりも劇的に語れるのはお前さんじゃあない。<br>あんたは何万、何十万もの民衆の心に語りかける事ができるか? 俺は語れる! その為にペンがある!<br> ……いや、逆に言うとな、あんたはもう、何百万、何千万の人間に語り終えたも同然だぜ!<br> 書き記すのは確かに俺の筆だが、その俺にその生き様を見せつけたのは、他でもないお前さん自身なんだからよ!」
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:かつてある復讐者にそれをモデルに小説を書かせろと言った結果、フォークを突きつけられながらも椅子から立ち上がり、まるで軍隊を前に演説する粗野な指揮官のように朗々と語る。しかし見様によっては相手の殺意を買い煽るような語り口にも拘らず何故か憎めない。物書きとしての矜持をこれでもかと最大限にアピールしている故なのか。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===