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| == 魔術 == | | == 魔術 == |
| 魔力を用いて人為的に神秘・奇跡を再現する術の総称。<br />万能のイメージがあるが、基本的に等価交換で成り立つ。一見して何の触媒も消費しない魔術でも、「魔力」を消費してその効果を現している。有から有を持ってくるのであって、無から有は作れない。出来る事を起こすのであって、出来ない事は起こせない。<br />自然に干渉する魔術はやはり自然に満ちる大きな魔力なしには発動させることはできず、個人の魔力ではできることに限界がある。<br />また、他者の精神に干渉する呪術は物質的代償を必要としないが、術者の精神を別の方向へと引っ張ってしまう。人を呪わば穴二つ。<br />「魔術」と「[[魔法]]」は「その時代の文明の力で再現できる奇跡かどうか」で線引きされている。300年前には「自由自在に空を飛ぶ」奇跡は魔法であったろうし、もしも未来の科学で平行世界旅行が可能になったら第二魔法は魔術に格下げされるというわけ。かつては多くの神秘が魔法であったが、ここ最近は逆に魔術が文明の後追いをしている状態。 | | 魔力を用いて人為的に神秘・奇跡を再現する術の総称。<br />万能のイメージがあるが、基本的に等価交換で成り立つ。一見して何の触媒も消費しない魔術でも、「魔力」を消費してその効果を現している。有から有を持ってくるのであって、無から有は作れない。出来る事を起こすのであって、出来ない事は起こせない。<br />自然に干渉する魔術はやはり自然に満ちる大きな魔力なしには発動させることはできず、個人の魔力ではできることに限界がある。<br />また、他者の精神に干渉する呪術は物質的代償を必要としないが、術者の精神を別の方向へと引っ張ってしまう。人を呪わば穴二つ。<br />「魔術」と「[[魔法]]」は「その時代の文明の力で再現できる奇跡かどうか」で線引きされている。300年前には「自由自在に空を飛ぶ」奇跡は魔法であったろうし、もしも未来の科学で平行世界旅行が可能になったら第二魔法は魔術に格下げされるというわけ。かつては多くの神秘が魔法であったが、ここ最近は逆に魔術が文明の後追いをしている状態。 |
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| + | [[Fate/EXTRA|EXTRA]]の世界では神秘は崩壊したため、魔術師達(メイガス)は[[ウィザード]]と名を変え、電脳世界を舞台として存続している。 |
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| === 魔術とは === | | === 魔術とは === |
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| ==== 根源と魔術師(1) ==== | | ==== 根源と魔術師(1) ==== |
− | まず、世界のあらゆる事象の出発点となったモノがある。<br /> | + | まず、世界のあらゆる事象の出発点となったモノがある。<br />ゼロ、始まりの大元、全ての原因。<br />これを魔術師達は「根源」と呼ぶ。(もしくは、その一点から事象が渦を巻くように放射状に流れ出す様を例えて、「根源の渦」とも呼ぶ)<br />「根源」とは、語弊を承知で有り体に言えば、「究極の知識」である。全ての始まりであるがゆえに、その結果である世界の全てを導き出せるもの。最初にして最後を記したもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。<br />魔術師とは、この「根源」への到達、究極にして無なるものを求めてやまない人種のことである。<br />元をただせば、魔術師とは根源を探求する学者に他ならない。それが根源へ至る手段に魔術を用いるから、魔術師と呼ばれるだけである。 |
− | ゼロ、始まりの大元、全ての原因。<br />これを魔術師達は「根源」と呼ぶ。(もしくは、その一点から事象が渦を巻くように放射状に流れ出す様を例えて、「根源の渦」とも呼ぶ)<br />「根源」とは、語弊を承知で有り体に言えば、「究極の知識」である。全ての始まりであるがゆえに、その結果である世界の全てを導き出せるもの。最初にして最後を記したもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。<br />魔術師とは、この「根源」への到達、究極にして無なるものを求めてやまない人種のことである。<br />元をただせば、魔術師とは根源を探求する学者に他ならない。それが根源へ至る手段に魔術を用いるから、魔術師と呼ばれるだけである。 | |
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| ==== 根源と魔術師(2) ==== | | ==== 根源と魔術師(2) ==== |
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| === [[魔眼]] === | | === [[魔眼]] === |
− | 外界からの情報を得る為の物である眼球を、外界に働きかける事が出来るように作り変えた物。<br /> | + | 外界からの情報を得る為の物である眼球を、外界に働きかける事が出来るように作り変えた物。<br />主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。その隠匿性と能力から魔術師の間では一流の証とされる。しかし人工的な魔眼では「魅惑」や「暗示」までが限度で、それ以上強力な魔眼の保持者は全て先天的な能力者である。そして、これら先天的な能力は魔術によって再現する事は出来ない。<br />詳細は当該ページを参照のこと。 |
− | 主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。その隠匿性と能力から魔術師の間では一流の証とされる。しかし人工的な魔眼では「魅惑」や「暗示」までが限度で、それ以上強力な魔眼の保持者は全て先天的な能力者である。そして、これら先天的な能力は魔術によって再現する事は出来ない。<br /> | |
− | 詳細は当該ページを参照のこと。 | |
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| === 結界 === | | === 結界 === |
− | 魔力を編んだ網を張り、その内部、あるいは境界部に手を加えるという地形魔術。地形にかけるものであるため、普通は移動できない。<br />ここ数百年の結界は術者を守るものと相場は決まっている。人目につかないよう区域を遮断してしまうものや、魔術行使を制限するなど効果は様々。<br />だが[[ライダー]]の「鮮血神殿」のように祭壇を設置するものや、[[固有結界]]という大例外も存在する。 | + | 魔力を編んだ網を張り、その内部、あるいは境界部に手を加えるという地形魔術。地形にかけるものであるため、普通は移動できない。<br />ここ数百年の結界は術者を守るものと相場は決まっている。人目につかないよう区域を遮断してしまうものや、魔術行使を制限するなど効果は様々。[[固有結界]]という大例外も存在する。 |
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| ==== [[固有結界]] ==== | | ==== [[固有結界]] ==== |
− | 術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。<br /> | + | 術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。<br />空想具現化の亜種にあたり、似て否なるもの。<br />空想具現化と異なるのは、結界の形を思うままに決定できないこと。結界の内部の世界の法則は術者の心象世界を体現するが、術者のただ一つの内面を形にするだけであり、それを術者の意志によって手を加えて自由にはできない。ゆえに、空想具現化のように思うままに世界を変えることは出来ず、必ずワンパターンになる。<br />ただし、空想具現化が変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできないが、固有結界にはその制限はない。<br />詳細は当該ページを参照のこと。 |
− | 空想具現化の亜種にあたり、似て否なるもの。<br />空想具現化と異なるのは、結界の形を思うままに決定できないこと。結界の内部の世界の法則は術者の心象世界を体現するが、術者のただ一つの内面を形にするだけであり、それを術者の意志によって手を加えて自由にはできない。ゆえに、空想具現化のように思うままに世界を変えることは出来ず、必ずワンパターンになる。<br />ただし、空想具現化が変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできないが、固有結界にはその制限はない。<br /> | |
− | 詳細は当該ページを参照のこと。 | |
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| === 時間操作 === | | === 時間操作 === |
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| なお、何代も続く古い家門を持ち、研究のための資金を維持し続けられる、という境遇の由緒正しい魔術師は、表の社会では貴族・富豪である場合が多い。<br /> | | なお、何代も続く古い家門を持ち、研究のための資金を維持し続けられる、という境遇の由緒正しい魔術師は、表の社会では貴族・富豪である場合が多い。<br /> |
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| + | ==[[ウィザード]]== |
| + | 神秘の崩壊に伴い、電脳世界での活動に適応した魔術師の進化形。<br />詳細は当該ページを参照のこと。 |
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| === 魔術刻印 === | | === 魔術刻印 === |
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| 起源とは、魔術師に限らず、あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。<br />魔術師の場合、特に起源が強く表に出ていると、通常の属性ではなく起源が魔術の特性を定める場合がある。<br /> | | 起源とは、魔術師に限らず、あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。<br />魔術師の場合、特に起源が強く表に出ていると、通常の属性ではなく起源が魔術の特性を定める場合がある。<br /> |
| 起源が強く表に出ている魔術師は、通常の属性を用いての魔術とは相性が悪く、汎用性がない。その代わり、一芸に特化した専門家にはなりやすい。 | | 起源が強く表に出ている魔術師は、通常の属性を用いての魔術とは相性が悪く、汎用性がない。その代わり、一芸に特化した専門家にはなりやすい。 |
− | <!-- 起源が明らかになっているキャラクターは多々いますが、このページは「魔術」であり、ここで述べられているのは起源の影響を受けている「魔術師」です。 -->
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