差分

編集の要約なし
1行目: 1行目: −
   
{{サーヴァント概要
 
{{サーヴァント概要
|タイトル = 妖精騎士ランスロット
+
|タイトル = ランサー
| 真名 = メリュジーヌ<br>アルビオン<ref group="注">前者は妖精として、後者は本来の姿としての名前。</ref>
+
| 真名 = 妖精騎士ランスロット<br>メリュジーヌ
 
| 読み =  
 
| 読み =  
 
| 外国語表記 = Tam Lin Lancelot<br/>Mélusine
 
| 外国語表記 = Tam Lin Lancelot<br/>Mélusine
| 初登場作品 =  
+
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = 高野麻里佳
 
| 声優 = 高野麻里佳
 
| 演者 =  
 
| 演者 =  
15行目: 14行目:  
| 血液型 =  
 
| 血液型 =  
 
| 出典 = フランス妖精史、メリュジーヌ伝説
 
| 出典 = フランス妖精史、メリュジーヌ伝説
| 地域 = 暗い沼
+
| 地域 = 暗い沼、異聞帯ブリテン島
 
| 属性 = 中立・悪
 
| 属性 = 中立・悪
 
| 副属性 = 地
 
| 副属性 = 地
 
| 性別 = 雌型
 
| 性別 = 雌型
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
| 一人称 = 私、僕<ref group = "注">ブリテン異聞帯の関係者に関して話す時、もしくは「妖精騎士」として話す時だけ。</ref>
+
| 一人称 = 私、僕<ref group = "注">ブリテン異聞帯の関係者に関して話す時、もしくは「妖精騎士」として話す時だけ。メリュジーヌ自身はどっちでもいいと思っている。</ref>
| 二人称 = 君またはキミ
+
| 二人称 = 君(キミ)/おまえ
| 三人称 = 彼/彼女
+
| 三人称 = 彼/彼女/○○(呼び捨て)
 
| 異名 =  
 
| 異名 =  
 
| 愛称 =  
 
| 愛称 =  
38行目: 37行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
   
「[[ランサー|槍兵]]」のサーヴァント。
 
「[[ランサー|槍兵]]」のサーヴァント。
    
; 略歴
 
; 略歴
:「[[Fate/Grand Order]]」Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で[[モルガン_(Grand Order)|女王モルガン]]から「[[ランスロット〔セイバー〕|湖の騎士]]」の名前を着名された騎士。妖精國ブリテンの殆どの住民は元の名を認識することが出来ない。
+
:「[[Fate/Grand Order]]」では、Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』で[[モルガン_(Grand Order)|女王モルガン]]から「[[ランスロット〔セイバー〕|湖の騎士]]」の名前を着名された騎士。妖精國ブリテンの殆どの住民は元の名を認識することが出来ない。
 
:前編ではモルガンを討ち取るために単身攻め込んだ[[千子村正]]をただ一人で圧倒し、彼女の命令で同じ妖精騎士の[[妖精騎士ガウェイン|ガウェイン]]・[[妖精騎士トリスタン|トリスタン]]と共にシェフィールド侵攻へ参戦した際は、裏門で難民達の誘導がてら脱出を図る[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の前に現れ圧倒するも、助太刀に現れた[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]に阻まれ一戦交えた後撤退。
 
:前編ではモルガンを討ち取るために単身攻め込んだ[[千子村正]]をただ一人で圧倒し、彼女の命令で同じ妖精騎士の[[妖精騎士ガウェイン|ガウェイン]]・[[妖精騎士トリスタン|トリスタン]]と共にシェフィールド侵攻へ参戦した際は、裏門で難民達の誘導がてら脱出を図る[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の前に現れ圧倒するも、助太刀に現れた[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]に阻まれ一戦交えた後撤退。
 
:主人公達とは後編で妖精騎士ガウェインと共にキャメロットへの護送中モースの群れに遭遇時に対面。その後一行がオークニーへの道中で湖水地方を訪れた際、暗い沼の骸を狙っていたコヤンスカヤを退けるため加勢し、その御礼代わりに真名「メリュジーヌ」の名を自ら告げた。
 
:主人公達とは後編で妖精騎士ガウェインと共にキャメロットへの護送中モースの群れに遭遇時に対面。その後一行がオークニーへの道中で湖水地方を訪れた際、暗い沼の骸を狙っていたコヤンスカヤを退けるため加勢し、その御礼代わりに真名「メリュジーヌ」の名を自ら告げた。
 
:元々妖精暦6000年の時点では、湖水地方の暗き沼に沈んでいた意識もないただの<ruby><rb>無機物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>でしか無かったのだが、女王暦1600年、[[オーロラ]]に掬い上げられた事で彼女の心と在り方を『美しい』と感じ、同時に彼女の様になりたいと願ったことで今の姿を得て「メリュジーヌ」の名を与えられた。その時からオーロラを深愛し自身の全てを捧げており、女王暦1900年にて妖精騎士の着名を受けたのも、彼女を護りやすくするためモルガンと契約を結んだ結果である。しかし、常に近くにいることでオーロラの『妖精としての本質』を知るうちに自身の存在と愛が彼女にとって'''『自らを輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』'''でしかないことを痛感し、何度も喪失感に陥る。けれどそれがたとえ見せかけの愛情であったとしても、『自分を一番に頼ってくれる』という紛れもない事実の為だけにひたすら己を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。とはいえど、女王暦2011年で自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い<ref group = "注">『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族と氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいがためブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと同族に話しており、そのどちらもが「自分が愛されるためだけに出た口先だけの虚言」である。</ref>には流石のメリュジーヌも絶望し、心身が崩壊する寸前まで陥った<ref group="注">一方で鏡の氏族側も、予知能力によって自分達の死を含めた『負の未来』を見続けることに半分憔悴しきっており、入れ替わりで脱出したエインセルと女王軍にいたポーチュン以外の全員が、メリュジーヌによる殺害を一切抵抗せず受け入れる形で一種の集団自決を図った節が考えられる。</ref>。
 
:元々妖精暦6000年の時点では、湖水地方の暗き沼に沈んでいた意識もないただの<ruby><rb>無機物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>でしか無かったのだが、女王暦1600年、[[オーロラ]]に掬い上げられた事で彼女の心と在り方を『美しい』と感じ、同時に彼女の様になりたいと願ったことで今の姿を得て「メリュジーヌ」の名を与えられた。その時からオーロラを深愛し自身の全てを捧げており、女王暦1900年にて妖精騎士の着名を受けたのも、彼女を護りやすくするためモルガンと契約を結んだ結果である。しかし、常に近くにいることでオーロラの『妖精としての本質』を知るうちに自身の存在と愛が彼女にとって'''『自らを輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』'''でしかないことを痛感し、何度も喪失感に陥る。けれどそれがたとえ見せかけの愛情であったとしても、『自分を一番に頼ってくれる』という紛れもない事実の為だけにひたすら己を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。とはいえど、女王暦2011年で自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い<ref group = "注">『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族と氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいがためブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと同族に話しており、そのどちらもが「自分が愛されるためだけに出た口先だけの虚言」である。</ref>には流石のメリュジーヌも絶望し、心身が崩壊する寸前まで陥った<ref group="注">一方で鏡の氏族側も、予知能力によって自分達の死を含めた『負の未来』を見続けることに半分憔悴しきっており、入れ替わりで脱出したエインセルと女王軍にいたポーチュン以外の全員が、メリュジーヌによる殺害を一切抵抗せず受け入れる形で一種の集団自決を図った節が考えられる。</ref>。
 
:女王暦2017年の終編では女王モルガンが倒された後、戴冠式の最中に[[ノクナレア]]もまた毒杯に斃れ、オーロラに命じられるがまま混乱に乗じて主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を急襲しようとするも、間に入った[[パーシヴァル]]に気圧され撤退。その途中で北と南の妖精との争いに加え、ソールズベリー中にモース化の増加による暴動が発生し、ついに『大厄災』が起きたことを察知すると、運命を共にすべく彼女の元へ駆けつける。しかし、ただ一人鐘撞き堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら、此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒に逃げよう」と根拠も何もない提案を持ちかけられた上に、長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に嘆息。それでも一度はオーロラの願いを叶えようと考えかけるのだが、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史の中で、甘言を囁き人を操って周りを蹴落すしか能のない彼女がまともに生きられる筈がないと十二分に理解出来ていたメリュジーヌは、自分なりの感謝と思いやりに、一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。
 
:女王暦2017年の終編では女王モルガンが倒された後、戴冠式の最中に[[ノクナレア]]もまた毒杯に斃れ、オーロラに命じられるがまま混乱に乗じて主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を急襲しようとするも、間に入った[[パーシヴァル]]に気圧され撤退。その途中で北と南の妖精との争いに加え、ソールズベリー中にモース化の増加による暴動が発生し、ついに『大厄災』が起きたことを察知すると、運命を共にすべく彼女の元へ駆けつける。しかし、ただ一人鐘撞き堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら、此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒に逃げよう」と根拠も何もない提案を持ちかけられた上に、長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に嘆息。それでも一度はオーロラの願いを叶えようと考えかけるのだが、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史の中で、甘言を囁き人を操って周りを蹴落すしか能のない彼女がまともに生きられる筈がないと十二分に理解出来ていたメリュジーヌは、自分なりの感謝と思いやりに、一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。
:そして致命傷を負いくずおれたオーロラを前に、嘆きと絶望の叫びを上げると共に妖精の姿を失って原初の竜の姿に戻り、ブリテン島に炎と焦土の海をもたらす「炎の厄災」となると、ソールズベリーを凄惨に焼き滅ぼし、勢いと本能のままに『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターを狙いシャドウ・ボーダーに攻撃を仕掛ける。その後は主人公と共に彼女を止めるべく、満身創痍の身ををおして立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽きるが、今際に消失する彼の遺灰とブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の虫]]の姿を目の当たりにして正気を取り戻し、シャドウ・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って風穴を開け、そのまま残骸を燃やしつつ流れ星の如くに空を駆け抜けながら消失した。
+
:そして致命傷を負いくずおれたオーロラを前に、嘆きと絶望の叫びを上げると共に妖精の姿を失って原初の竜の姿に戻り、ブリテン島に炎と焦土の海をもたらす「炎の厄災」となると、ソールズベリーを凄惨に焼き滅ぼし、勢いと本能のままに『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターを狙いシャドウ・ボーダーに攻撃を仕掛ける。その後は主人公と共に彼女を止めるべく、満身創痍の身ををおして立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽きるが、今際に消失する彼の遺灰とブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の虫]]の姿を目の当たりにして正気を取り戻し、シャドウ・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って風穴を開け、そのまま残骸を燃やしつつ流れ星の如く空を駆け抜けながら消失した。
    
;人物
 
;人物
:青水色の鎧とゴーグルをまとった小柄な美少女姿の妖精。
+
:青水色の鎧とゴーグルを纏った、小柄な少女の姿をした妖精。いつも張り詰めた空気を漂わせている。
 +
:霊基第二ではドレスのような衣装を纏い、霊基第三では『本来の姿』である竜の要素が多分に含まれた姿へと変貌する。
 +
:外見年齢は16歳ほどで、これは出会った頃の[[オーロラ]]の肉体年齢を真似て自分を育てたため。その姿から成長する事は無い。
 
:妖精騎士として公私を使い分けるタイプである以上に、基本的にデジタル思考なため行動に移すまでが早く、感情を示すことなく迅速に目的行動を果たす。
 
:妖精騎士として公私を使い分けるタイプである以上に、基本的にデジタル思考なため行動に移すまでが早く、感情を示すことなく迅速に目的行動を果たす。
:自身が最強の生物であるという自認からか『生まれ持った生態』を理由に相手を差別しないが、潔癖症で遊びがないことと相まって荒事の際には冷酷・傲慢と見られやすい。<br>一方で他者に接するときには常に “完璧な騎士” として礼節を以って振る舞うため、戦場での言動を知らない妖精國の民からは非常に人気が高いが、それが何を意味するかは彼女自身はあまり認知していない。
+
:自身の出自もあって『生まれ持った生態』を理由に相手を差別しないが、潔癖症で遊びがないことが相まって荒事の際には冷酷・傲慢と見られやすい。
:もともと社会活動を行う生き物ではなかったため、本質的には他者の心の機微に疎く、対話が不得手。[[千子村正]]が評して曰く「天然の寂しがり屋」で、カルデアではそんな甘えん坊の性格が顔を覗かせる。それによると、「自分より弱いものをいたわる優しさ」を持つ者が好みであるらしい。
+
:人間についても悪しきものと分類し、容赦なく排斥するが憎みも見下しもしておらず、ただ「個体での生存能力の低い生命体」としか捉えていない。排斥するのも理由があってこその事である。
 +
:一方で他者に接するときには常に “完璧な騎士” として礼節を以って振る舞うため、戦場での言動を知らない妖精國の民からは非常に人気が高いが、それが何を意味するかは彼女自身はあまり認知していない。
 +
:もともと社会活動を行う生き物ではなかったため、本質的には他者の心の機微に疎く、対話が不得手。
 +
:さらに「淋しく捨てられていたもの」だったために寂しがり屋で自虐的。[[千子村正]]が評して曰く「天然の寂しがり屋」で、カルデアではそんな甘えん坊の性格が顔を覗かせる。
 +
:自身を最強の生物と自覚しているので、強さは好き嫌いの基準にならない(自分と比べたら他はすべて弱いため)。「自分より弱いものをいたわる優しさ」を持つ者が好みであるらしく、絆を深めたマスターには「強い自分に従ってほしい」とべったりひっついてくる。
 
:妖精國では自分を掬ってくれた[[オーロラ]]に、カルデアでは自分を召喚してくれた[[主人公 (Grand Order)|マスター]]にそうしていたように強い愛を一途に向けるタイプで、その分反転した際も強烈であり、自分の愛を守るために強硬な手段に出ることもある。
 
:妖精國では自分を掬ってくれた[[オーロラ]]に、カルデアでは自分を召喚してくれた[[主人公 (Grand Order)|マスター]]にそうしていたように強い愛を一途に向けるタイプで、その分反転した際も強烈であり、自分の愛を守るために強硬な手段に出ることもある。
 +
:基本的には善の存在だが、ブリテン異聞帯では愛故に破滅の結末を迎えてしまった。
 
:朝にかなり弱く、余程彼女にとって必要なことが無い限り、普段は午後まで起きて来ない。妖精國でも日々重役出勤だったらしく、珍しく眠い目を擦りながら早起きしてきた時には当時からの同僚や上司を驚かせた。
 
:朝にかなり弱く、余程彼女にとって必要なことが無い限り、普段は午後まで起きて来ない。妖精國でも日々重役出勤だったらしく、珍しく眠い目を擦りながら早起きしてきた時には当時からの同僚や上司を驚かせた。
    
; 能力
 
; 能力
 
:最高位の[[竜種]]に由来する存在であるため、他の妖精騎士の範疇に収まらない規格外の高戦闘能力を持つ。[[妖精騎士ガウェイン]]は「''妖精騎士というより、妖精國で''最も強い'''生物'''」「同じ<ruby><rb>分類</rb><rt>もの</rt></ruby>ではない」、[[光のコヤンスカヤ]]などでさえ「一人だけ世界観が違う」と評している。
 
:最高位の[[竜種]]に由来する存在であるため、他の妖精騎士の範疇に収まらない規格外の高戦闘能力を持つ。[[妖精騎士ガウェイン]]は「''妖精騎士というより、妖精國で''最も強い'''生物'''」「同じ<ruby><rb>分類</rb><rt>もの</rt></ruby>ではない」、[[光のコヤンスカヤ]]などでさえ「一人だけ世界観が違う」と評している。
 +
:基本的にはランサーでありながら徒手空拳で戦う。
 
:素の敏捷ステータス自体はそれほど高くないが、強大な魔力炉心が齎す膨大な魔力を活かした魔力放出によって凄まじい機動力を発揮し、極短時間で音速を超えるほどの超高速飛行も可能。
 
:素の敏捷ステータス自体はそれほど高くないが、強大な魔力炉心が齎す膨大な魔力を活かした魔力放出によって凄まじい機動力を発揮し、極短時間で音速を超えるほどの超高速飛行も可能。
 
:両腕に携える鞘は基部が回転し、打撃と斬撃を使い分けられる。この中には魔力を固めて造ったアロンダイトの刀身がストックされており、これは短時間で雲散霧消してしまうが通常攻撃のごとき高い回転率と威力を兼ね揃える。この鞘は腰背部に備えたラックに懸架しておける。
 
:両腕に携える鞘は基部が回転し、打撃と斬撃を使い分けられる。この中には魔力を固めて造ったアロンダイトの刀身がストックされており、これは短時間で雲散霧消してしまうが通常攻撃のごとき高い回転率と威力を兼ね揃える。この鞘は腰背部に備えたラックに懸架しておける。
 
:しかし、妖精騎士の着名はあくまで特殊な出自による自身の存在を安定させるための枷に過ぎず、破壊力だけを見れば弱体化を招く結果になっている。従ってこの着名が解かれた際の戦闘においては、境界の竜が持っていた圧倒的な猛威を目の当たりにすることになるだろう。
 
:しかし、妖精騎士の着名はあくまで特殊な出自による自身の存在を安定させるための枷に過ぎず、破壊力だけを見れば弱体化を招く結果になっている。従ってこの着名が解かれた際の戦闘においては、境界の竜が持っていた圧倒的な猛威を目の当たりにすることになるだろう。
 +
:霊基第三では短針「テュケイダイト・ジョフロワ」、長針「テュケイダイト・フロモン」という武器をそれぞれ両手に展開し、武器として使用する。
 
:他に、竜種の共通能力である擬似的な未来視も可能であり、見た存在に付随する未来を幻視する事で起きうる事象を把握することが出来る。これらをぼかしたり誤魔化しながら喋る際には「おいおい」という表現を用いる事が多い。
 
:他に、竜種の共通能力である擬似的な未来視も可能であり、見た存在に付随する未来を幻視する事で起きうる事象を把握することが出来る。これらをぼかしたり誤魔化しながら喋る際には「おいおい」という表現を用いる事が多い。
   75行目: 82行目:  
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
|-
| rowspan=""(マスターが複数いる場合)|[[ランサー]] || [[主人公 (Grand Order)]] ||C||A+||B||A+||B||A+||対魔力:B<br>陣地作成:A ||ドラゴンハート:B<br>無窮の武練:B<br>ペリー・ダンサー:B<br>レイ・ホライゾン:A|| style="text-align:left"|「無窮の武練」は「ペリー・ダンサー」に変化している。
+
|[[ランサー]] || [[主人公 (Grand Order)]] ||C||A+||B||A+||B||A+||対魔力:B<br>陣地作成:A ||ドラゴンハート:B<br>無窮の武練:B<br>ペリー・ダンサー:B<br>レイ・ホライゾン:A|| style="text-align:left"|「無窮の武練」は「ペリー・ダンサー」に変化している。
 
|}
 
|}
    
== [[宝具]] ==  
 
== [[宝具]] ==  
   
; 今は知らず、無垢なる湖光(イノセンス・アロンダイト)
 
; 今は知らず、無垢なる湖光(イノセンス・アロンダイト)
 
: ランク:A<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~10<br>最大捕捉:1匹
 
: ランク:A<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~10<br>最大捕捉:1匹
 
:イノセンス・アロンダイト。
 
:イノセンス・アロンダイト。
:自らの外皮から『妖精剣アロンダイト』を精製し、対象にたたきつけるシンプルな宝具。ランスロットのアロンダイトの槍版。
+
:自らの外皮である「竜の皮」「竜の骨」から『妖精剣アロンダイト』を一瞬で精製し、対象にたたきつけるシンプルな宝具。ランスロットのアロンダイトの槍版。
:ダメージは低いが、回転率はトップランク。まるで通常攻撃のような気軽さで展開される宝具。<br/>なぜダメージが低いかというと、メリュジーヌにとってこの宝具はあくまでランスロットの宝具であって自分の宝具ではない借りもの(偽物)だからだ。アロンダイトは短時間で雲散霧消してしまうため、両腕の鞘の中に予備をストックしている。
+
:数を重ねて切り裂く度に対象の被ダメージを増やす効果がある。傷口が開いてそれが癒えない事から、メリュジーヌ自身はこれを「切開剣技」と呼称している。
 +
:ダメージは低いが、回転率はトップランク。まるで通常攻撃のような気軽さで展開される宝具。毎ターンぶち込めるぐらいの無双感。
 +
:なぜダメージが低い(本気ではない)かというと、メリュジーヌにとってこの宝具はあくまでランスロットの宝具であって自分の宝具ではない借りもの(偽物)であるため。
 +
:アロンダイトは短時間で雲散霧消してしまうため、両腕の鞘の中に予備をストックしている。
 
:『Grand Order』では、霊基第1、第2段階でのみ使用可能であり「自身のNP獲得量をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な攻撃[Lv]&被ダメージが増える状態を付与(5ターン)+スターを獲得」という効果のArts宝具。
 
:『Grand Order』では、霊基第1、第2段階でのみ使用可能であり「自身のNP獲得量をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な攻撃[Lv]&被ダメージが増える状態を付与(5ターン)+スターを獲得」という効果のArts宝具。
 
;誰も知らぬ、無垢なる鼓動(ホロウハート・アルビオン)
 
;誰も知らぬ、無垢なる鼓動(ホロウハート・アルビオン)
 
: ランク:EX<br />種別:対界宝具<br />レンジ:20~500<br>最大捕捉:500匹
 
: ランク:EX<br />種別:対界宝具<br />レンジ:20~500<br>最大捕捉:500匹
:『本来の姿』になったメリュジーヌが放つドラゴンブレス。
+
:『本来の姿』に溶解したメリュジーヌが放つドラゴンブレス。演出によっては武器であるテュケイダイトの投擲。
:『本来の姿』になったメリュジーヌはもはや妖精と呼べるものではなく、その威容の心臓からこぼれる光は広域破壊兵器となる。<br/>その様は境界にかかる虹とも、世界に開いた異界へのゲート(異次元模様)ともとれる。
+
:『本来の姿』になったメリュジーヌはもはや妖精と呼べるものではなく、その威容の心臓からこぼれる光は広域破壊兵器となる。
:使用後、メリュジーヌは『そうありたい』と願った妖精の器に戻れず、人知れず消滅する。<br/>異聞帯のアルビオンは『無の海』を飛び続け、やがて死に絶えたが、どの人類史であれ『星に帰り損ねた竜』は無残な最期を迎える、という事の証左でもある。
+
:その様は境界にかかる虹とも、世界に開いた異界へのゲート(異次元模様)ともとれる。
 +
:使用後、メリュジーヌは『そうありたい』と願った妖精の器に戻れず、人知れず消滅する。
 +
:異聞帯のアルビオンは『無の海』を飛び続け、やがて死に絶えたが、どの人類史であれ『星に帰り損ねた竜』は無残な最期を迎える、という事の証左でもある。
 
:『Grand Order』では霊基第3段階でのみ使用可能であり「自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&Busterカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&やけど状態を付与(5ターン)」という効果のBuster宝具。
 
:『Grand Order』では霊基第3段階でのみ使用可能であり「自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&Busterカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&やけど状態を付与(5ターン)」という効果のBuster宝具。
   96行目: 107行目:  
::メリュジーヌは霊基再臨段階で'''宝具そのものが変わる'''という特別な性能を有する。スキルと宝具の効果が一部の霊衣でのみ変化するサーヴァントには[[マシュ・キリエライト]]という前例があり、これら以外のサーヴァントは宝具名・演出などを除いたゲーム的な効果の変更はほとんどスキル・宝具強化による永続的なもの、例外があるとしても[[スペース・イシュタル]]と[[エミヤ]]が持つ宝具のカード種別の一時変更のみであったが、メリュジーヌは宝具の攻撃対象や副次効果といった内容そのものが完全に別物となる(なお、宝具レベルは共有される)。
 
::メリュジーヌは霊基再臨段階で'''宝具そのものが変わる'''という特別な性能を有する。スキルと宝具の効果が一部の霊衣でのみ変化するサーヴァントには[[マシュ・キリエライト]]という前例があり、これら以外のサーヴァントは宝具名・演出などを除いたゲーム的な効果の変更はほとんどスキル・宝具強化による永続的なもの、例外があるとしても[[スペース・イシュタル]]と[[エミヤ]]が持つ宝具のカード種別の一時変更のみであったが、メリュジーヌは宝具の攻撃対象や副次効果といった内容そのものが完全に別物となる(なお、宝具レベルは共有される)。
 
::霊基第1、第2段階、霊衣『妖精騎士ランスロット(第一段階)』『妖精騎士ランスロット(第二段階)』では『今は知らず、無垢なる湖光』の宝具になり、霊基第3段階および霊衣『赤熱偏位』では『誰も知らぬ、無垢なる鼓動』の宝具になる。
 
::霊基第1、第2段階、霊衣『妖精騎士ランスロット(第一段階)』『妖精騎士ランスロット(第二段階)』では『今は知らず、無垢なる湖光』の宝具になり、霊基第3段階および霊衣『赤熱偏位』では『誰も知らぬ、無垢なる鼓動』の宝具になる。
::さらには霊基再臨段階を'''戦闘中に切り替える'''事ができるという特徴がある。一方通行ではあるが、宝具が『今は知らず、無垢なる湖光』である状態ではスキル「レイ・ホライゾン」を使用すると、NP大幅増加とともにその場で第三再臨段階の姿に変わり、以降は戦闘終了まで宝具が『誰も知らぬ、無垢なる鼓動』に、「レイ・ホライゾン」の効果のうちNP増加と再臨状態変化が宝具威力アップに変更される。<br>これにより、1回の戦闘中に単体攻撃宝具で1体の敵のみの前哨waveを処理した後は全体攻撃宝具で残りwaveを掃討するといった効率の良い攻略が可能となる。
+
::さらには霊基再臨段階を'''戦闘中に切り替える'''事ができるという特徴がある。一方通行ではあるが、宝具が『今は知らず、無垢なる湖光』である状態ではスキル「レイ・ホライゾン」を使用すると、NP大幅増加とともにその場で第三再臨段階の姿に変わり、以降は戦闘終了まで宝具が『誰も知らぬ、無垢なる鼓動』に、「レイ・ホライゾン」の効果のうちNP増加と再臨状態変化が宝具威力アップに変更される。
 +
::これにより、1回の戦闘中に単体攻撃宝具で1体の敵のみの前哨waveを処理した後は全体攻撃宝具で残りwaveを掃討するといった効率の良い攻略が可能となる。
   −
== 真名:メリュジーヌ、アルビオン==
+
== 真名:妖精騎士ランスロット、メリュジーヌ==
 
:フランスに伝わる妖精で、古くから民間童話に語られる『異種婚姻』をテーマとした『メリュジーヌ物語』のヒロイン。「リュジニャンの母」という意の名前をもつ水の精霊、あるいは竜の妖精であり、以前ではヴィーヴルやセイレーンを原型とした怪物・メリサンドとも伝わっていた。
 
:フランスに伝わる妖精で、古くから民間童話に語られる『異種婚姻』をテーマとした『メリュジーヌ物語』のヒロイン。「リュジニャンの母」という意の名前をもつ水の精霊、あるいは竜の妖精であり、以前ではヴィーヴルやセイレーンを原型とした怪物・メリサンドとも伝わっていた。
 
:人間の父と妖精の母の間に生まれた妖精であったが、妖精の出産を覗き見た父親を洞窟に閉じ込めた罪で母親に『土曜日だけ下半身が蛇になる』呪いを受け、蛇の下半身に竜の羽を持つ半人半妖の美女となる。
 
:人間の父と妖精の母の間に生まれた妖精であったが、妖精の出産を覗き見た父親を洞窟に閉じ込めた罪で母親に『土曜日だけ下半身が蛇になる』呪いを受け、蛇の下半身に竜の羽を持つ半人半妖の美女となる。
 
:下半身が蛇になった状態を恋人に見られると呪いはより強さを増し、メリュジーヌ自身をおぞましい蛇に変えてしまったという。
 
:下半身が蛇になった状態を恋人に見られると呪いはより強さを増し、メリュジーヌ自身をおぞましい蛇に変えてしまったという。
:だが、以上の姿と名前は後付のものである。
+
:だが、以上の要素はあくまで汎人類史に伝わるメリュジーヌの伝承。
:真の正体は純血の幻想種である境界の竜・'''アルビオン'''の亡骸から分離した左腕の細胞が再生したもの。
+
:サーヴァント・妖精騎士ランスロットことメリュジーヌの真の正体は、純血の幻想種である境界の竜・'''アルビオン'''の亡骸から分離した左腕の細胞が再生した竜の端末。
:かつては湖水地方の沼に沈んでいた、肉塊のような無形の姿であったが、暗がりに差した一筋の輝く光として見た[[オーロラ]]に魅せられ、その姿形を写しとる事で竜の妖精として「誕生」し、水妖の名前を付けられた。
+
:かつては湖水地方の沼に沈んでいた、肉塊のような無形の存在であったが、暗がりに差した一筋の輝く光として見た[[オーロラ]]に魅せられ、その姿形を写しとる事で竜の妖精として「誕生」し、水妖の名前を付けられた。
 
:純粋かつ無垢な心のまま「輝く光」を守らんがために湖の妖精騎士となったのだが、同時にそれが自身を縛る『永劫の呪い』になるとは知る由もない。
 
:純粋かつ無垢な心のまま「輝く光」を守らんがために湖の妖精騎士となったのだが、同時にそれが自身を縛る『永劫の呪い』になるとは知る由もない。
 
:また、湖水地方の沼は妖精歴6000年頃の『春の戦争』で死亡した大量の「北の妖精」たちの怨念によって猛毒と化しており、その頃すでに存在していた竜の骸も毒の影響を受けている。
 
:また、湖水地方の沼は妖精歴6000年頃の『春の戦争』で死亡した大量の「北の妖精」たちの怨念によって猛毒と化しており、その頃すでに存在していた竜の骸も毒の影響を受けている。
110行目: 122行目:     
=== 関連 ===  
 
=== 関連 ===  
   
; 純血竜アルビオン
 
; 純血竜アルビオン
 
:かつてブリテン島に存在し、46億年を生きたとも言われる「真なる[[竜種]]」。[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕]]曰く、竜種においての[[グランドクラス|冠位クラス]]に相当するとのこと。
 
:かつてブリテン島に存在し、46億年を生きたとも言われる「真なる[[竜種]]」。[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕]]曰く、竜種においての[[グランドクラス|冠位クラス]]に相当するとのこと。
 
:汎人類史では世界の裏側へたどり着こうと地面を掘り進むも途上で息絶えたとされており、その骸は巨大な地下迷宮「[[霊墓アルビオン]]」として遺される。この最大の神秘が、西暦以降の地表上で[[時計塔]]が本拠を構える所以であるとされている。
 
:汎人類史では世界の裏側へたどり着こうと地面を掘り進むも途上で息絶えたとされており、その骸は巨大な地下迷宮「[[霊墓アルビオン]]」として遺される。この最大の神秘が、西暦以降の地表上で[[時計塔]]が本拠を構える所以であるとされている。
:異聞帯でも同様に世界の裏側への道程半ばで没し、遺骨は湖水地方の「暗い沼」にて、道程は「霊洞アルビオン」として遺されている。
+
:異聞帯でも同様に世界の裏側への道程半ばで没しており、遺骨は湖水地方にて腐汁で森を汚し「暗い沼」を作っていて、道程は「霊洞アルビオン」として遺されている。
 
:この遺骨を守護していた鏡の氏族には「竜骸が失われれば湖の栓が抜けて湖水地方の一帯が海に逆戻りし、地上と霊洞の境界がなくなる」と言い伝えられていた。
 
:この遺骨を守護していた鏡の氏族には「竜骸が失われれば湖の栓が抜けて湖水地方の一帯が海に逆戻りし、地上と霊洞の境界がなくなる」と言い伝えられていた。
:また異聞帯では地上全てが妖精域として扱われたためか、こちらの霊洞は星の内海までの路が狭くとも繋がれていたようで、主人公とマシュ、アルトリア・キャスターと千子村正が『聖剣』の鋳造を果たすためこれを通っている。この路の終点で戦うことになる「赤き竜」は、ゲーム上においてはメリュジーヌの第三再臨と同種の能力を持っている。
+
:また異聞帯では地上全てが妖精域として扱われたためか、こちらの霊洞は星の内海までの路が狭くとも繋がれていたようで、主人公とマシュ、アルトリア・キャスターと千子村正が『聖剣』の鋳造を果たすためそこを通っている。この路の終点で戦うことになる「赤き竜」は、ゲーム上においてはメリュジーヌの第三再臨と同種の能力を持っている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
   
=== Fateシリーズ ===
 
=== Fateシリーズ ===
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
:2021年7月14日より、Lostbelt No.6「[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]」後編開幕に合わせて期間限定実装。
+
:Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』後編開幕に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
 +
:同上ストーリーの崩壊編実装時には、バイザーを着けた状態の簡易霊衣「妖精騎士ランスロット(第一再臨)」と「妖精騎士ランスロット(第二再臨)」、炎の厄災のような姿となる簡易霊衣「赤熱偏位」が実装された。
    
=== Fate関連作品 ===
 
=== Fate関連作品 ===
134行目: 145行目:  
:ブリテン異聞帯では比較的関わりが少なかったのに'''極めて'''距離感が近いが、これは竜種特有の感覚によって出会った瞬間=召喚された際につがいとなるべき存在…つまり「未来において様々な過程を経て恋人になる」ことを感知できたかららしい。
 
:ブリテン異聞帯では比較的関わりが少なかったのに'''極めて'''距離感が近いが、これは竜種特有の感覚によって出会った瞬間=召喚された際につがいとなるべき存在…つまり「未来において様々な過程を経て恋人になる」ことを感知できたかららしい。
 
:「自分より強いものに立ち向かえる強さ」を持つ者でなく、「自分より弱いものを労われる優しさ」を持つ者という、彼女の好むタイプの相手。
 
:「自分より強いものに立ち向かえる強さ」を持つ者でなく、「自分より弱いものを労われる優しさ」を持つ者という、彼女の好むタイプの相手。
 +
:サーヴァントとして召喚されてからは基本的に妖精國の頃の立ち振る舞い・口調を維持しているが、マスターと二人きりの時はべたべたに甘える。ただしオーロラをバカにされるとキレる。
    
;[[ランスロット〔セイバー〕]]
 
;[[ランスロット〔セイバー〕]]
 
:自分への着名の由来となった汎人類史の湖の騎士。
 
:自分への着名の由来となった汎人類史の湖の騎士。
:モルガンからは「清廉で、流麗で、誠実で、立派な騎士」と聞かされていたが、汎人類史の[[トリスタン]]と一緒に妻のいる騎士としてあり得ざる行動をしていたのを目撃してしまい、「陛下にそういう目で見られていたのか」とショックを受けている。
+
:モルガンからは「清廉で、流麗で、誠実で、立派な騎士」と聞かされていたため、妖精國にいた時は高く評価していた。
 +
:しかしカルデアでは、汎人類史の[[トリスタン]]と一緒に妻のいる騎士としてあり得ざる行動をしていたのを目撃してしまい、「陛下にそういう目で見られていたのか」とショックを受けている。
 +
:「騎士としての性能、功績」への評価は変わりないが、その他の評価が変わって「ヒトは見かけによらないのね」と語っている。<del>あなたも見かけによりませんよ、最強種さん</del>
 
:敢えて共通点を探せば、最強の戦闘力を持つ騎士、愛ゆえに主君を裏切りその「愛」で最期を迎えたこと、(真名の由来によって)フランスに縁があり、無自覚の天然とはいえ'''タラシである'''ことが挙げられる。
 
:敢えて共通点を探せば、最強の戦闘力を持つ騎士、愛ゆえに主君を裏切りその「愛」で最期を迎えたこと、(真名の由来によって)フランスに縁があり、無自覚の天然とはいえ'''タラシである'''ことが挙げられる。
   −
;メカ関連の人々
+
;機械系サーヴァントたち
 
:自身を「戦闘機」であるとも定義しているためか、第三再臨時では戦闘機の武装になりそうなものにはだいたい興味を示す。
 
:自身を「戦闘機」であるとも定義しているためか、第三再臨時では戦闘機の武装になりそうなものにはだいたい興味を示す。
 +
:特に飛行ユニット持ちのサーヴァントに対しては、自分がこの惑星で一番の飛行体という自負があるため先輩風を吹かせたがる。
 +
:空中戦をした後はどんな相手だろうと、同じ「空を征くもの」として一方的に友情を感じるが、口下手だからか性能面でとにかくマウントを取りたがってしまう。
 
:;[[ランスロット|バーサーカーのランスロット]]
 
:;[[ランスロット|バーサーカーのランスロット]]
 
::上記のセイバーと同一人物だが、宝具で戦闘機に乗り自力で航空機関砲を乱射する姿に「マシンガンにときめかない戦闘機はいない」と好意的。
 
::上記のセイバーと同一人物だが、宝具で戦闘機に乗り自力で航空機関砲を乱射する姿に「マシンガンにときめかない戦闘機はいない」と好意的。
155行目: 171行目:     
;[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]
 
;[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]
:ブリテンの神秘に詳しいため、「汎人類史のアルビオンはどうなったのか」と興味を持っている。<del>さすがに地面につっかえてくたばったとは言えない…</del>
+
:ブリテンの神秘に詳しいため、「汎人類史のアルビオンはどうなったのか」と興味を持っている。<del>さすがに地面につっかえてそのまま死んだとは言えない…</del>
    
;[[ジーク (Grand Order)|ジーク]]
 
;[[ジーク (Grand Order)|ジーク]]
169行目: 185行目:  
:オーロラへの愛を優先し裏切ったことに関しては合わせる顔が無いとしている。
 
:オーロラへの愛を優先し裏切ったことに関しては合わせる顔が無いとしている。
 
:それはそれとして彼女のバレンタインイベントではカルデアで愛する相手が被っている事を察知したうえで'''「夫/妻と恋人は別枠」'''とフリーダムすぎる発言を飛ばしている。
 
:それはそれとして彼女のバレンタインイベントではカルデアで愛する相手が被っている事を察知したうえで'''「夫/妻と恋人は別枠」'''とフリーダムすぎる発言を飛ばしている。
 +
:実は女王暦以前から[[救世主トネリコ|トネリコ]]として活動していた彼女を知っていたが、その時はまだオーロラに掬い上げられる前だったのでお互いに干渉する事はなかった。
 +
:「妖精國の女王」として彼女を評価しており、(根がアンニュイなメリュジーヌにしては)真剣に騎士として仕えている。
 +
:特に二千年も妖精を支配した忍耐強さを信頼しているようで、いつか自分が問題を起こしてもうまくフォローしてくれるだろう、とマスターにだけ本音を零している。
    
;[[オーロラ]]
 
;[[オーロラ]]
 
:ブリテン異聞帯におけるメリュジーヌとしての元来の主君。かつて湖水地方で自分を掬い上げてくれた恩人かつ最愛の人であり、自身の今の姿に至る根幹である。
 
:ブリテン異聞帯におけるメリュジーヌとしての元来の主君。かつて湖水地方で自分を掬い上げてくれた恩人かつ最愛の人であり、自身の今の姿に至る根幹である。
:彼女の本質をおぼろげに理解しつつも、騎士と想い人両方の意味で一身に愛を捧げ続けてきたが、妖精國の崩壊に際してとある決断をさせることになる。
+
:彼女の本質をおぼろげに理解しつつも、騎士と想い人両方の意味で一身に愛を捧げ続けてきたが、妖精國の崩壊に際してとある決断をすることになる。
: 絆礼装を見ても分かる様に、オーロラへの愛はサーヴァントとなっても尚変わらないが、[[メリュジーヌ〔ルーラー〕|水着霊基]]の方で軽くディスれる程度には吹っ切れている模様。
+
:絆礼装を見ても分かる様に、オーロラへの愛はサーヴァントとなっても尚変わらないが、[[メリュジーヌ〔ルーラー〕|水着霊基]]の方で軽くディスれる程度には吹っ切れている模様。
 +
:生前は彼女への愛で妖精の姿を保っていたが、罪の積み重ねにより限界が迫っていたためモルガンの提案で妖精騎士として着名した。しかし彼女という愛を失った後は妖精の姿を保てず、厄災へと変貌した。
    
;[[パーシヴァル]]
 
;[[パーシヴァル]]
:異聞帯においては自分の義弟として育て上げたソールズベリーの少年で、女王モルガンと相対する円卓軍となってもなおその身を案じている。だが、その一方でロンディニウムでは彼の一番弟子であったガレスをオーロラの命のもととはいえ汎人類史と同じ様に叩き殺してしまう事になる。
+
:異聞帯においては自分の義弟として育て上げたソールズベリーの少年で唯一「本当の愛情」を与えてくれた存在。女王モルガンと相対する円卓軍となってもなおその身を案じている。
: そして心身ともに崩壊した自身が厄災と化した際には最期の一撃を受けた。
+
:だが、その一方でロンディニウムでは彼の一番弟子であった[[ガレス #ガレス〔ブリテン異聞帯〕|ガレス]]をオーロラの命とはいえ、汎人類史のランスロットがやったのと同じ様に叩き殺してしまう事になる。
 +
:そして心身ともに崩壊した自身が厄災と化した際には最期の一撃を受けた。
 +
:姉弟として離れずにいれば妖精國の未来はより良いものになっただろうが、星に憧れたメリュジーヌは愛を裏切る事ができなかった。
 
:カルデアで召喚されている汎人類史の彼はその義弟本人ではないと知っており、いろいろと複雑な模様。
 
:カルデアで召喚されている汎人類史の彼はその義弟本人ではないと知っており、いろいろと複雑な模様。
 
:クリスマスには何か決心した顔と共に、カルデアの彼とコミュニケーションを取ろうとしている姿が描かれていた。
 
:クリスマスには何か決心した顔と共に、カルデアの彼とコミュニケーションを取ろうとしている姿が描かれていた。
184行目: 206行目:  
:同じ妖精騎士。
 
:同じ妖精騎士。
 
:彼女のことは「大型犬みたい」と気に入っているが、目の敵にされていることについては心当たりがないのか不思議がっている。
 
:彼女のことは「大型犬みたい」と気に入っているが、目の敵にされていることについては心当たりがないのか不思議がっている。
 +
:野生のルールに忠実で異種族である[[アドニス|人間]]を愛してしまった彼女を認めており、戦闘能力も妖精國トップクラスなので対戦相手として気に入っている。
 +
:しかし、彼女から一方的に嫌われているため仲良しにはなれない。
    
;[[妖精騎士トリスタン]]/バーヴァン・シー
 
;[[妖精騎士トリスタン]]/バーヴァン・シー
 
:同じ妖精騎士。
 
:同じ妖精騎士。
 
:彼女の無軌道な殺戮を愚かだとは思いつつも、心の底では『自分達の大切な相手の為にやっていた事』と知ってからは、同類である自分は弾劾できないとコメント。
 
:彼女の無軌道な殺戮を愚かだとは思いつつも、心の底では『自分達の大切な相手の為にやっていた事』と知ってからは、同類である自分は弾劾できないとコメント。
 +
:自由奔放かつ、人間をオモチャのように潰す彼女とは相容れない(趣味が合わない)。
 +
:そして口下手故に、ストレートに「趣味が悪い」と彼女に告げてからは険悪な仲となっている。
 +
:…が、もともとトリスタンからは「自分のまだ知らない『本当の愛』にすべてを捧げている」姿を疎ましく思われていて、毛嫌いされていた。
 +
 +
;[[千子村正]]
 +
:ブリテン異聞帯にやってきた異星の使徒。
 +
:キャメロットへ侵入した彼と一度交戦して撃退したが、ヒト型なのに自身の空中連撃を40秒も凌いだことに関してはプライドを傷つけられたようでご立腹。
   −
;[[コヤンスカヤ]]([[光のコヤンスカヤ]]、[[闇のコヤンスカヤ]])
+
;[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]]([[光のコヤンスカヤ]]、[[闇のコヤンスカヤ]])
:異聞帯においては<ruby><rb>自身</rb><rt>アルビオン</rt></ruby>の身柄を狙っていた闖入者であり、すでにクラス[[ビースト]]の事は知っていた。交戦の結果取り逃がしはするものの、彼女の企みを致命的に瓦解させるダメージを与えた。
+
:異聞帯においては<ruby><rb>自身</rb><rt>アルビオン</rt></ruby>の身柄を狙っていた闖入者であり、すでにクラス[[ビースト]]の事は知っていた。
 +
:交戦の結果取り逃がしはするものの、彼女の企みを致命的に瓦解させるダメージを与えた。
 
:カルデアに至ってもなお警戒を解いておらず、「サーヴァントであるうちは許容範囲だが、ビースト化の兆候が見えるようなら容赦しない」とのこと。
 
:カルデアに至ってもなお警戒を解いておらず、「サーヴァントであるうちは許容範囲だが、ビースト化の兆候が見えるようなら容赦しない」とのこと。
   294行目: 326行目:  
**また「レイ・ホライゾン」スキルによって霊基を変える際は「宝具換装」という専用の演出が表示されるなど、その手の込みようは随所から窺える。
 
**また「レイ・ホライゾン」スキルによって霊基を変える際は「宝具換装」という専用の演出が表示されるなど、その手の込みようは随所から窺える。
 
* 第三再臨以降は声に響くようなエフェクトがかかるようになる。発声方法が人と異なるモノになったのか、テレパシーの様なもので脳内に直接言葉を伝えているのだろうか。
 
* 第三再臨以降は声に響くようなエフェクトがかかるようになる。発声方法が人と異なるモノになったのか、テレパシーの様なもので脳内に直接言葉を伝えているのだろうか。
 +
*彼女の生成するアロンダイトの柄にはルーン文字で「アロンダイト:妖精騎士ランスロット作れり」、剣のサイドにある出っ張りにはカタカナで「メリュジーヌ」と書かれている。
 +
**同じようにテュケイダイト・フロモンには古代英語及び妖精文字で「テュケイダイト アルビオン作くれり。 危険に賢い者 幸運を捧げる」と書かれている。
 +
*マテリアルの設定資料には「イラッとすると顔全体が一瞬黒くなる」という設定が書かれているが、ゲーム内ではそのような差分は確認できず、採用されている設定なのかは不明。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
304行目: 339行目:  
===注釈===  
 
===注釈===  
 
<references group="注" />  
 
<references group="注" />  
<!-- 本文には<ref group = "注">内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
      
===出典===
 
===出典===
 
<references group="出" />
 
<references group="出" />
<!-- 本文には<ref group = "出">内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
      
== リンク ==   
 
== リンク ==   
314行目: 347行目:  
* [[サーヴァント]]  
 
* [[サーヴァント]]  
 
* [[妖精]]
 
* [[妖精]]
  −
<!-- ソートキー(牽引用読み仮名) -->
      
{{DEFAULTSORT:ようせいきしらんすろつと}}
 
{{DEFAULTSORT:ようせいきしらんすろつと}}
<!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 -->
     −
<!-- カテゴリ -->
   
[[Category:登場人物や行]]
 
[[Category:登場人物や行]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
328行目: 357行目:  
[[Category:Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]
 
[[Category:Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]
 
[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
 
[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
  −
<!-- 必要だと思った作品などのカテゴリをつけること。 -->
 
6,222

回編集