差分

64 バイト除去 、 2013年8月12日 (月) 20:54
編集の要約なし
2行目: 2行目:  
吸血種の中で、吸血鬼と呼ばれるモノたちの大部分をしめる種。吸血種は非常に多岐に渡って様々なものが存在するが、一般に言われる「吸血鬼」のイメージに適う存在。
 
吸血種の中で、吸血鬼と呼ばれるモノたちの大部分をしめる種。吸血種は非常に多岐に渡って様々なものが存在するが、一般に言われる「吸血鬼」のイメージに適う存在。
   −
元々人であった者が、[[真祖]]もしくは他の死徒に噛まれ吸血されたことで変異した吸血鬼。<br />
+
元々人であった者が、[[真祖]]もしくは他の死徒に噛まれ吸血されたことで変異した吸血鬼。<br />厳密に言えば、「血を吸われた」結果に死徒となるわけではなく、吸った相手が「血を送り込んだ」後に死徒化する。ただし、全ての人間がそうなるのではなく、肉体的ポテンシャルが高く、魂のキャパシティに優れるものに限られる。
厳密に言えば、「血を吸われた」結果に死徒となるわけではなく、吸った相手が「血を送り込んだ」後に死徒化する。ただし、全ての人間がそうなるのではなく、肉体的ポテンシャルが高く、魂のキャパシティに優れるものに限られる。<br />死後すぐさま活動を開始するわけではなく、遺体として埋葬された後、脳髄が溶けて魂が肉体から解放されるまでに数年をかける。これでようやく食屍鬼(グール)と呼ばれる動く死体(リビングデッド)になる。<br />グールは欠けた肉体を取り戻すために周囲の死体を喰らい、その過程で、さらに数年をかけて失った脳の変わりに幽体での脳を形成、知能を取り戻す。通常、ここでようやく吸血鬼と呼ばれる段階に至る。<br />自意識を得た吸血鬼は自らの為の行動を開始するが、親の血が身体に入っているため、親の支配には逆らえない。せっかく集めた血も、大半は親に持っていかれてしまう。これゆえに、力を貯えるために、自らも親となって手下の吸血鬼を増やしていくのである。<br />元来の発生は、真祖が自らの吸血衝動の苦しみから逃れるために用意した血袋のような役割を課せられた人間たち。やがて力を付けた彼らは、真祖の支配から人間界に逃れ、吸血行動を繰り返すようになる。この当時の死徒が二十七祖と定義されるモノたちである。<br />人間を超越した能力を持つが、それは長大な寿命を活かして能力を磨き上げた結果である。彼らの力は「人間の延長線上」にあり、人間の寿命が数千年単位以上であったならば誰でも同等の能力が得られることになる。<br />不老不死である吸血鬼の肉体は、人間という器にとって過ぎたモノである故、彼らの肉体は急速に劣化していく。それを補うために、他人の血液を吸って、肉体を固定させている。言い方を変えるならば「エネルギーを補給し続ける必要がある不老不死」。<br />長い年月を生きたものほど損傷が大きく、それを補うには通常の生命では間に合わなくなるため、人間よりも種として優れる動物を取り込むことも。取り込んだ動物は使い魔のように使役することが可能。
+
 
 +
死後すぐさま活動を開始するわけではなく、遺体として埋葬された後、脳髄が溶けて魂が肉体から解放されるまでに数年をかける。これでようやく食屍鬼(グール)と呼ばれる動く死体(リビングデッド)になる。<br />グールは欠けた肉体を取り戻すために周囲の死体を喰らい、その過程で、さらに数年をかけて失った脳の変わりに幽体での脳を形成、知能を取り戻す。通常、ここでようやく吸血鬼と呼ばれる段階に至る。
 +
 
 +
自意識を得た吸血鬼は自らの為の行動を開始するが、親の血が身体に入っているため、親の支配には逆らえない。せっかく集めた血も、大半は親に持っていかれてしまう。これゆえに、力を貯えるために、自らも親となって手下の吸血鬼を増やしていくのである。<br />元来の発生は、真祖が自らの吸血衝動の苦しみから逃れるために用意した血袋のような役割を課せられた人間たち。やがて力を付けた彼らは、真祖の支配から人間界に逃れ、吸血行動を繰り返すようになる。この当時の死徒が二十七祖と定義されるモノたちである。
 +
 
 +
人間を超越した能力を持つが、それは長大な寿命を活かして能力を磨き上げた結果である。彼らの力は「人間の延長線上」にあり、人間の寿命が数千年単位以上であったならば誰でも同等の能力が得られることになる。<br />不老不死である吸血鬼の肉体は、人間という器にとって過ぎたモノである故、彼らの肉体は急速に劣化していく。それを補うために、他人の血液を吸って、肉体を固定させている。言い方を変えるならば「エネルギーを補給し続ける必要がある不老不死」。<br />長い年月を生きたものほど損傷が大きく、それを補うには通常の生命では間に合わなくなるため、人間よりも種として優れる動物を取り込むことも。取り込んだ動物は使い魔のように使役することが可能。
    
=== 死徒二十七祖 ===
 
=== 死徒二十七祖 ===
122行目: 127行目:  
*奈須氏曰わく平均的なサーヴァントと祖が闘えば互角だが基本的にはサーヴァント側が有利。<br />特に五次の三騎士である[[セイバー]]、[[アーチャー]]、[[ランサー]]の三体は楽勝だという。<br />後に相性に寄る所が大きく、互いに殺す手段がある以上は状況次第とも発言している。<br />但し、プライミッツ・マーダーとORTは別格と語っている。
 
*奈須氏曰わく平均的なサーヴァントと祖が闘えば互角だが基本的にはサーヴァント側が有利。<br />特に五次の三騎士である[[セイバー]]、[[アーチャー]]、[[ランサー]]の三体は楽勝だという。<br />後に相性に寄る所が大きく、互いに殺す手段がある以上は状況次第とも発言している。<br />但し、プライミッツ・マーダーとORTは別格と語っている。
 
*魔術的な手段による死徒化の具体的な方法は出てきてなかったが、ネロは死徒となる際に決めた盟約に逆らえないと何らかの制限をほのめかしている。シャーレイは薬による不完全とはいえ死徒化を果たしたが、そのような制限などは見受けられていない。
 
*魔術的な手段による死徒化の具体的な方法は出てきてなかったが、ネロは死徒となる際に決めた盟約に逆らえないと何らかの制限をほのめかしている。シャーレイは薬による不完全とはいえ死徒化を果たしたが、そのような制限などは見受けられていない。
  −
== 資料リンク ==
  −
<!-- *[[一覧:死徒]] -->
      
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[小辞典]]
 
*[[小辞典]]