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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』では、1991年の聖杯戦争において2月に[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]の父によって召喚され、玲瓏館邸を「神殿」に作り変え、鉄壁の守りを敷く。その後、マスター間の約定により[[オジマンディアス|ライダー]]陣営と同盟を締結するが、同日夜、[[ヘンリー・ジキル&ハイド|バーサーカー]]の襲撃と時間を同じくして現れた[[沙条愛歌]]と邂逅を果たす。そして根源接続者である彼女への興味、自らの目的を達成するのに強者に付いた方が賢明であるという合理的な判断に加え、自分どころか神々すら凌ぐ輝きを放つ彼女の器に魅せられ、玲瓏館のサーヴァントとして動きながら愛歌の下につく道を選んだ。 | + | : 『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』では、1991年の聖杯戦争において2月に[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]の父によって召喚され、玲瓏館邸を「神殿」に作り変え、鉄壁の守りを敷く。その後、マスター間の約定により[[オジマンディアス|ライダー]]陣営と同盟を締結するが、同日夜、[[ヘンリー・ジキル&ハイド|バーサーカー]]の襲撃と時間を同じくして現れた[[沙条愛歌]]と邂逅を果たす。そして根源接続者である彼女の存在によって誇りも信念も親愛も砕かれ、玲瓏館のサーヴァントとして動きながら愛歌の下につく道を選んだ。 |
| : 複合神殿でのライダーとの決戦の際には、愛歌の命を受けて[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]のサポートを行い、彼を勝利に導く。ライダー陣営にキャスターが敵対したことで、同盟の契約違反と見なされた美沙夜の父は強制(ギアス)のペナルティにより死亡。キャスターは愛歌を主とし、さらなる暗躍を続けるが…。 | | : 複合神殿でのライダーとの決戦の際には、愛歌の命を受けて[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]のサポートを行い、彼を勝利に導く。ライダー陣営にキャスターが敵対したことで、同盟の契約違反と見なされた美沙夜の父は強制(ギアス)のペナルティにより死亡。キャスターは愛歌を主とし、さらなる暗躍を続けるが…。 |
| : 『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』では西暦1888年のロンドンを脅かす敵側の一人『P』として暗躍する。 | | : 『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』では西暦1888年のロンドンを脅かす敵側の一人『P』として暗躍する。 |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 白色のローブを纏った、女性と見紛いかねない長髪の美青年。一人称は「私」。 | | : 白色のローブを纏った、女性と見紛いかねない長髪の美青年。一人称は「私」。 |
− | : 理知的で物静かな学者肌の[[魔術|魔術師]]。気性は温和で戦闘を好まない。口元には微笑みを浮かべることも多い。冷静沈着の姿勢を崩さず、美沙夜の父や幼い美沙夜にも真摯に接する。 | + | : 理知的で物静かな学者肌の[[魔術|魔術師]]。気性は温和で戦闘を好まない。口元には微笑みを浮かべることも多い。冷静沈着の姿勢を崩さず、美沙夜の父や幼い美沙夜にも真摯に接する。人や年若い相手に対して教え導くことに喜びを感じる人物。また効果や効率を重んじすぎる魔術師の中で一風「変わった人柄」であり、魔術に風情や情感を覚え、人の情愛は何よりも尊いものであると説く。その性格から聖杯戦争に全力を傾けるべきサーヴァントでありながら幼く好奇心のある美沙夜の勉強時間に毎日時間を割こうとして、美沙夜に慌てて止められている。 |
− | : 人や年若い相手に対して教え導くことに喜びを感じる人物。また効果や効率を重んじすぎる魔術師の中で一風「変わった人柄」であり、魔術に風情や情感を覚え、人の情愛は何よりも尊いものであると説く。
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| : あまねく現代の魔術師たちは自らの教えを継ぐ弟子たちの裔とみなし、自らの子のように親しみを持って接し、男女関係なく等しく慈しむ。その聖人のような高潔さに美沙夜の父や美沙夜からは全幅の信頼を向けられる。 | | : あまねく現代の魔術師たちは自らの教えを継ぐ弟子たちの裔とみなし、自らの子のように親しみを持って接し、男女関係なく等しく慈しむ。その聖人のような高潔さに美沙夜の父や美沙夜からは全幅の信頼を向けられる。 |
− | : 無限の可能性を持つ彼ら彼女らが未来であり、可能性の積み重ねはやがて世界の真実である根源にも辿り着くと信じてやまない。個人と家系、血統を重んじる典型的な魔術師からすれば彼の言葉は狂気の沙汰にも等しいが、彼は自分の信念を曲げるつもりはない。 | + | : 無限の可能性を持つ彼ら彼女らが未来であり、可能性の積み重ねはやがて世界の真実である根源にも辿り着くと信じてやまない。個人と家系、血統を重んじる典型的な魔術師からすれば彼の言葉は狂気の沙汰にも等しいが、彼は自分の信念を曲げるつもりはない。根源に辿り着こうとした理由は「遍く人々の安寧」の為であり、ただ愛し子を救いたいというだけである。その信念故に生前は魔術を表の世界に広めようとした自分を殺傷するために現れた魔術協会の刺客たちにも一切の抵抗をせず、彼らに自分の子供を愛するように諭しながら死亡した。 |
− | : 根源に辿り着こうとした理由は「遍く人々の安寧」の為であり、ただ愛し子を救いたいというだけであるが、彼もまた「魔術師」の一人であり、根源への到達には手段を選ばない。彼が目指す根源そのものと接続した人物と出会えば、突然曲げるつもりのない信条の全てを捨て去って非道に堕ちてしまう。 | + | : しかし、魔術師として優れているからこそ根源接続者である愛歌に絶大な衝撃を受けてしまい、彼が生前己の命を捨てて貫いた信念や理想すらも完膚なきまでに破壊され、一切の抵抗を諦めて彼女への畏敬と強大な存在に従う甘美に身を委ね外道に落ちてしまう。『フラグメンツ』ではその危うさを示すかのように姿隠しを見破られているのに不気味な人影の姿で美沙夜の前に現れ、彼女に透明で冷ややかな氷のようだと思わせている。また姿を現した後も、美沙夜は彼と話していると偶に「気圧されている」と感じる時があった。 |
− | : 『フラグメンツ』ではそれを示すかのように姿隠しを見破られているのに不気味な人影の姿で美沙夜の前に現れ、彼女に透明で冷ややかな氷のようだと思わせている。また姿を現した後も、美沙夜は彼と話していると偶に「気圧されている」と感じる時があった。 | + | : そして美沙夜が出会った当初に覚えた不安は、愛歌に付き玲瓏館を裏切るという形で現実となり、彼女の望むままに美沙夜に遠距離から呪詛を掛けられるよう細工を行う等の非道を重ねる。愛歌がビーストを用いて人理定礎の破壊を目論んだ際は愕然としていたが、それでもなお自身をもう取り返しのつかない悪鬼として位置づけ、愛歌を阻もうとするセイバーの前に立ちはだかった。 |
− | : そして美沙夜が出会った当初に覚えた不安は、玲瓏館を裏切って愛歌の元に付くという形で現実となり、美沙夜を彼女に売って遠距離から呪詛を掛けられるよう細工を行う等の非道を重ね、根源に辿り着こうとしたが、愛歌がビーストを用いて人理定礎の破壊、即ち人々の安寧とは全く真逆な目的を目論んだ際は愕然としていた。 | + | : 聖杯にかける願いは「根源への到達」を目的とするが、『Grand Order』では贖罪を求めていた。しかしそういった人間性から、ギャグ時空では「よかれと思って」行動した結果、思わぬところで騒動の種をばら撒いてしまうことも。 |
− | : 聖杯にかける願いは「根源からの到達」を目的としていたが、『Grand Order』では贖罪を求めていた。しかしそういった人間性から、ギャグ時空では「よかれと思って」行動した結果、思わぬところで騒動の種をばら撒いてしまうことも。
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