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: 総数は不明だが、劇中では最低でも8体存在することが確認できる。これほどの力を持っていながらオジマンディアスにとっては代えの効く駒に過ぎず、「我が威光、我が栄光の一欠けら」と呼び、斥候や先兵として扱っている。
 
: 総数は不明だが、劇中では最低でも8体存在することが確認できる。これほどの力を持っていながらオジマンディアスにとっては代えの効く駒に過ぎず、「我が威光、我が栄光の一欠けら」と呼び、斥候や先兵として扱っている。
 
: 生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。
 
: 生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。
:『Grand Order』では♂♀のスフィンクスが大型エネミーとして登場する他、それらを統率する王種であるスフィンクス・ウェヘ厶メスウトがExtraAttackで登場する。またバレンタインのお返しとして魔力を幾らか与えた分身体スフィンクス・アウラードを主人公にプレゼントしていた。
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:『Grand Order』では♂♀のスフィンクスが大型エネミーとして登場する他、それらを統率する王種であるスフィンクス・ウェヘ厶メスウトがExtraAttackで登場する。神性スキルと性別の特性が存在する模様。
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:またバレンタインのお返しとして魔力を幾らか与えた分身体スフィンクス・アウラードを主人公にプレゼントしていた。
 
:[[ベディヴィエール]]によると、スフィンクスが栄養にするものは霊的なものとのこと。
 
:[[ベディヴィエール]]によると、スフィンクスが栄養にするものは霊的なものとのこと。
:神性スキルを持ち、性別が存在する。
      
; 光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)
 
; 光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)
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:*『オジマンディアス自身とその配下に仮初の不死の肉体を与える』:この能力がある限り、オジマンディアスは霊核を破壊されても即座に無限再生する。さらに不死の恩恵は使役するスフィンクスの群れにも与えられており、オジマンディアス同様に不滅となっている。
 
:*『オジマンディアス自身とその配下に仮初の不死の肉体を与える』:この能力がある限り、オジマンディアスは霊核を破壊されても即座に無限再生する。さらに不死の恩恵は使役するスフィンクスの群れにも与えられており、オジマンディアス同様に不滅となっている。
 
:*『呪詛による猛毒』:真っ当な生物であれば二秒と絶たずに死亡し、効果を受けたサーヴァントはパラメータが軒並みランクダウン、スキルが弱体化させられる場合もある。神代の肉体を持ち毒に強い耐性を持つアーチャーも頑健スキルを弱体化させられ、毒のダメージを受ける程。
 
:*『呪詛による猛毒』:真っ当な生物であれば二秒と絶たずに死亡し、効果を受けたサーヴァントはパラメータが軒並みランクダウン、スキルが弱体化させられる場合もある。神代の肉体を持ち毒に強い耐性を持つアーチャーも頑健スキルを弱体化させられ、毒のダメージを受ける程。
:*『敵サーヴァントに対する宝具真名解放の封印』:最も厄介とされる能力。ただし真名解放の封印については、その宝具もしくは本人が神に由来するものであれば無効化される。劇中ではランサーの宝具、およびランサー自身がこれに該当している。
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:*『敵サーヴァントに対する宝具真名解放の封印』:最も厄介とされる能力。ただし真名解放の封印については、その宝具もしくは本人が神に由来するものであれば無効化される。劇中では[[ブリュンヒルデ|ランサー]]の宝具および存在そのものがこれに該当している。
 
:オジマンディアスの玉座がある主神殿たるピラミッド最奥は「神の眼」を模したシンボルを備えた空間で、膨大な魔力回路を思わせる幾筋もの淡い光に照らされている。オジマンディアスは神殿内部で起きる事象の全てを自動的に認識し、外の様子も細かく把握する事ができる。主神殿の表層部はヒッタイトの神鉄で覆われており、並みの対軍宝具ならば無傷で弾き返す強度を持つ。その他、魔力を消費して神殿に対粛正防御(ワールドエンド系の攻撃にさえ対応する最上級の防御)を展開させることも可能であり、防御力においても超一流を誇る。
 
:オジマンディアスの玉座がある主神殿たるピラミッド最奥は「神の眼」を模したシンボルを備えた空間で、膨大な魔力回路を思わせる幾筋もの淡い光に照らされている。オジマンディアスは神殿内部で起きる事象の全てを自動的に認識し、外の様子も細かく把握する事ができる。主神殿の表層部はヒッタイトの神鉄で覆われており、並みの対軍宝具ならば無傷で弾き返す強度を持つ。その他、魔力を消費して神殿に対粛正防御(ワールドエンド系の攻撃にさえ対応する最上級の防御)を展開させることも可能であり、防御力においても超一流を誇る。
 
:主な攻撃方法は神殿最奥に存在する“デンデラの大電球”から生み出される超絶の雷撃を交えた大灼熱の太陽光で、これは太古の神々の神威さえ思わせる威力を持つ。この大灼熱は複合神殿体主砲より神殿外へ向けて魔力砲撃を行うことが可能で、決戦の最中に手出ししようとしたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を中心とする米軍太平洋艦隊を、発射されたトマホーク巡航ミサイル群ごと蒸発させるほどの威力と攻撃範囲を誇る。全力で砲撃した場合には他のサーヴァントに宣言したとおり、東京全土が炭化する。さらに、神殿内部に砲撃の焦点を合わせた場合に限り、その際の最大火力は太陽面爆発にすら匹敵する。しかしこの場合はその規格外の威力で神殿までも大部分を破壊してしまう(セイバーとアーチャーの宝具と撃ち合った際には、放たれた大灼熱によって神殿体の基盤が八割方消滅している)。
 
:主な攻撃方法は神殿最奥に存在する“デンデラの大電球”から生み出される超絶の雷撃を交えた大灼熱の太陽光で、これは太古の神々の神威さえ思わせる威力を持つ。この大灼熱は複合神殿体主砲より神殿外へ向けて魔力砲撃を行うことが可能で、決戦の最中に手出ししようとしたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を中心とする米軍太平洋艦隊を、発射されたトマホーク巡航ミサイル群ごと蒸発させるほどの威力と攻撃範囲を誇る。全力で砲撃した場合には他のサーヴァントに宣言したとおり、東京全土が炭化する。さらに、神殿内部に砲撃の焦点を合わせた場合に限り、その際の最大火力は太陽面爆発にすら匹敵する。しかしこの場合はその規格外の威力で神殿までも大部分を破壊してしまう(セイバーとアーチャーの宝具と撃ち合った際には、放たれた大灼熱によって神殿体の基盤が八割方消滅している)。
:また奥の手として、この宝具そのものを上空に射出して物理的に対象を押し潰して破壊する大質量攻撃も存在し、『Grand Order』ではこちらが宝具攻撃に当てはめられている。第六章ではダ・ヴィンチちゃんですらも「破壊できない」と言わしめた[[聖槍|聖槍ロンゴミニアド]]の外装をこれにより粉砕した。ただし、この奥の手は防御を捨てると同意義であり、攻撃に対して一時的だが丸裸になる。
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:また奥の手として、この宝具そのものを上空に射出して物理的に対象を押し潰して破壊する大質量攻撃も存在し、『Grand Order』ではこちらが宝具攻撃に当てはめられている。第六章ではダ・ヴィンチですらも「破壊できない」と言わしめた[[聖槍|聖槍ロンゴミニアド]]の外装をこれにより粉砕し、主人公たちの道を切り開いた。ただし、この奇策は装甲を捨てる事と同意義であり、攻撃に対して一時的だが丸裸になる。
    
== 真名:オジマンディアス ==
 
== 真名:オジマンディアス ==
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; 「認めよう。余は神君であるが暴君の顔を持ち合わせるが故に、こうも醜く歪みはてた世界なぞはどうにも救いきれぬ。特に、是なる当世、繁栄と消費をあまりに貪り過ぎている。我が豪腕を思うさま振るうには、あまりに頼りなかろうさ」<br />「……故に。此処では貴様が救え、勇者よ」
 
; 「認めよう。余は神君であるが暴君の顔を持ち合わせるが故に、こうも醜く歪みはてた世界なぞはどうにも救いきれぬ。特に、是なる当世、繁栄と消費をあまりに貪り過ぎている。我が豪腕を思うさま振るうには、あまりに頼りなかろうさ」<br />「……故に。此処では貴様が救え、勇者よ」
: セイバーに対する命令。世界を食らう獣から世界を守ろうとする蒼銀の騎士に対する激励である。
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: セイバーに対する命令。世界を食らう獣から、世界を守ろうとする蒼銀の騎士に対する激励である。
    
; 「小癪――――」
 
; 「小癪――――」
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== メモ ==
 
== メモ ==
*多くの予想通り真名は古代エジプト最高のファラオ、建築王にして太陽王、ラムセス二世であった。ただ、名義はギリシャ語読みの「オジマンディアス」であった。
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*多くの予想通り真名は古代エジプト最高のファラオ、建築王にして太陽王、ラムセス二世であった。ただ、名義はギリシャ語読みの別名「オジマンディアス」が採用されている。
 
**ギリシャ語名の方が採用されたのは、有名なパーシー・ビッシュ・シェリー作の同名の詩をモチーフにしているからだろう。以下の一節がある。<br />''その台座にはこう記されていた。「わが名はオジマンディアス、王中の王なり。神々よ、わが偉業を見、絶望せよ!」''
 
**ギリシャ語名の方が採用されたのは、有名なパーシー・ビッシュ・シェリー作の同名の詩をモチーフにしているからだろう。以下の一節がある。<br />''その台座にはこう記されていた。「わが名はオジマンディアス、王中の王なり。神々よ、わが偉業を見、絶望せよ!」''
 
**彼よりも更に古代の偉大なファラオ、クフ王を予想したファンも多かったようである。<br>宝具も『闇夜の太陽の船』=クフ王の船 『光輝の大複合神殿』=クフ王の大ピラミッド 『熱砂の獅身獣』=ギザの大スフィンクス と解釈すれば、ラムセス二世よりも「ハマる」キャスティングと言えるかもしれない。尤も、これをやるとギザの大ピラミッドやスフィンクスを「何時、何のために、どうやって建造したか」という考古学の難題に触れなければならなくなるため、創作のネタとしてはあまりに危険であるが。
 
**彼よりも更に古代の偉大なファラオ、クフ王を予想したファンも多かったようである。<br>宝具も『闇夜の太陽の船』=クフ王の船 『光輝の大複合神殿』=クフ王の大ピラミッド 『熱砂の獅身獣』=ギザの大スフィンクス と解釈すれば、ラムセス二世よりも「ハマる」キャスティングと言えるかもしれない。尤も、これをやるとギザの大ピラミッドやスフィンクスを「何時、何のために、どうやって建造したか」という考古学の難題に触れなければならなくなるため、創作のネタとしてはあまりに危険であるが。
*「幻想種」「兵器」「城塞」「固有結界」と「ライダー」のサーヴァントが宝具として使うイメージがある物全てを一人で所有する、かなり豪華な英雄。実力も宝具も破格な名実ともに最強クラスのサーヴァントだが、一方で召喚方法にかなり問題がある。
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*「幻想種」「兵器」「城塞」「固有結界」と「ライダー」のサーヴァントが宝具として使うイメージがある物全てを一人で所有する、超絶豪華な英雄。実力も宝具も破格な名実ともに最強クラスのサーヴァントだが、一方で召喚方法にかなり問題がある。
 
**自身と縁のあるもの(生前使っていた弓や条約の碑文、自分自身たるミイラが作中で例として挙がっている)を使っても触媒になりえないという驚くべき性質を持った英霊。彼を召喚するには最愛の妻ネフェルタリの遺品を触媒として使わなければならない。しかしその遺品を触媒に使って召喚すると最後、召喚したマスターを「妻の墓を荒らした不敬者」と見なし、自身の消滅に繋がろうとも容赦無く殺しに掛かるためもはや運用どころではなくなる。奇跡的にも[[伊勢三玄莉]]はそんなオジマンディアスのマスターとして聖杯戦争を戦い続けられたが、それはオジマンディアスがマスター以外の事柄に対してたまたま興味を持って気が変わったからに過ぎず、本来であれば彼も例に漏れず速攻で殺されても何らおかしくなかった。
 
**自身と縁のあるもの(生前使っていた弓や条約の碑文、自分自身たるミイラが作中で例として挙がっている)を使っても触媒になりえないという驚くべき性質を持った英霊。彼を召喚するには最愛の妻ネフェルタリの遺品を触媒として使わなければならない。しかしその遺品を触媒に使って召喚すると最後、召喚したマスターを「妻の墓を荒らした不敬者」と見なし、自身の消滅に繋がろうとも容赦無く殺しに掛かるためもはや運用どころではなくなる。奇跡的にも[[伊勢三玄莉]]はそんなオジマンディアスのマスターとして聖杯戦争を戦い続けられたが、それはオジマンディアスがマスター以外の事柄に対してたまたま興味を持って気が変わったからに過ぎず、本来であれば彼も例に漏れず速攻で殺されても何らおかしくなかった。
 
**一応この問題点は触媒による召還を試みた場合なので、万が一縁召喚で呼ばれた場合は問題はないと思われる。もっとも、それはそれで'''そもそも縁召喚できるのか?'''という根本的かつ致命的な問題が立ち塞がる訳だが。
 
**一応この問題点は触媒による召還を試みた場合なので、万が一縁召喚で呼ばれた場合は問題はないと思われる。もっとも、それはそれで'''そもそも縁召喚できるのか?'''という根本的かつ致命的な問題が立ち塞がる訳だが。
 
**ムーンセルの召喚様式であれば可能性はある。が、仮に縁召喚が出来るとしても「彼と相性の合う人物」という意味では召喚できる人物は至極限られてくるだろう。
 
**ムーンセルの召喚様式であれば可能性はある。が、仮に縁召喚が出来るとしても「彼と相性の合う人物」という意味では召喚できる人物は至極限られてくるだろう。
**触媒なしでも召喚できるカルデアの召喚方法でも彼を激怒させることなく召喚できる可能性はある。ただし、こちらは運や聖晶石(ひいてはリアルマネー)が重要になるが。
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**触媒なしでも召喚できるカルデアの召喚方法でも彼を激怒させることなく召喚できる可能性はある。ただし、こちらは運や聖晶石(ひいてはリアルマネー)が重要になる。
 
*高い実力とカリスマに裏打ちされた圧倒的な存在感、己を「王の中の王」と称し、他者を「凡骨」と見下して憚らない傲慢さは[[ギルガメッシュ]]と、クラスや生前手にしたファラオの位、固有結界や神獣を擁する戦力、「セイバーとランサー、アーチャーの揃った戦場を引っ掻き回す」というシチュエーションは[[イスカンダル]]と似通ったものを感じさせる。
 
*高い実力とカリスマに裏打ちされた圧倒的な存在感、己を「王の中の王」と称し、他者を「凡骨」と見下して憚らない傲慢さは[[ギルガメッシュ]]と、クラスや生前手にしたファラオの位、固有結界や神獣を擁する戦力、「セイバーとランサー、アーチャーの揃った戦場を引っ掻き回す」というシチュエーションは[[イスカンダル]]と似通ったものを感じさせる。
**ただ、同じ金ピカではあるものの、神として振る舞ってその恩恵を遍く民にもたらすファラオであるオジマンディアスと、神と縁を切った人の王として厳しく人を治めたギルガメッシュでは方向性が正反対である。
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**ただ、同じ金ピカで実力も伯仲しうるものの、神として振る舞ってその恩恵を遍く民にもたらすファラオであるオジマンディアスと、神と縁を切った人の王として厳しく人を治めたギルガメッシュでは方向性は正反対である。
 
**のちに宿敵となる親友のモーセとの過去は、さながらギルガメッシュと[[エルキドゥ]]の殺し合いの末の固い友情を思わせる。
 
**のちに宿敵となる親友のモーセとの過去は、さながらギルガメッシュと[[エルキドゥ]]の殺し合いの末の固い友情を思わせる。
*桜井光氏のライアーソフトでの作品『白光のヴァルーシア-what a beautiful hopes-』にも、恐怖の王と呼ばれる怪物「アブホール」が登場している。尤も、彼の宝具の『熱砂の獅身獣(アブホル・スフィンクス)』との共通点は名前くらいの物で、関連性は特に無い。ただ、『白光のヴァルーシア』も西アジア・中東風の世界観で砂漠が舞台となるため、元ネタは同一であろう。
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*桜井光氏のライアーソフトでの作品『白光のヴァルーシア-what a beautiful hopes-』にも、恐怖の王と呼ばれる怪物「アブホール」が登場している。尤も、彼の宝具の『熱砂の獅身獣(アブホル・スフィンクス)』との共通点は名前くらいの物で、関連性は特に無い。ただ、『白光のヴァルーシア』も西アジア・中東風の世界観で砂漠が舞台となるため、元ネタは同一と思われる。
 
*エジプトのファラオというそれまでいなかったタイプのサーヴァントのためか、『蒼銀のフラグメンツ』執筆にあたっては「いわゆる「王」とも異なる特別な存在だから」として奈須氏から桜井氏に様々な助言があった模様。また逆に奈須氏が『Grand Order』第六章を執筆する際は「オジマンディアスの王としての理念」を桜井氏が奈須氏に教え、セリフの監修も行っている。
 
*エジプトのファラオというそれまでいなかったタイプのサーヴァントのためか、『蒼銀のフラグメンツ』執筆にあたっては「いわゆる「王」とも異なる特別な存在だから」として奈須氏から桜井氏に様々な助言があった模様。また逆に奈須氏が『Grand Order』第六章を執筆する際は「オジマンディアスの王としての理念」を桜井氏が奈須氏に教え、セリフの監修も行っている。
 
*ファラオをサーヴァントとしようとしていたらしきマスターとしては、『フラグメンツ』以前から『[[Fate/strange Fake]]』に「エジプトにて『神』となった者達」を召喚しようとしていた[[銀狼の合成獣]]の創造主が存在する。
 
*ファラオをサーヴァントとしようとしていたらしきマスターとしては、『フラグメンツ』以前から『[[Fate/strange Fake]]』に「エジプトにて『神』となった者達」を召喚しようとしていた[[銀狼の合成獣]]の創造主が存在する。
*『光輝の大複合神殿』はその巨大さから神秘の秘匿に問題のある宝具で、情報操作によって「東京湾上に発生した蜃気楼」と報道されている。余りに苦しすぎる内容で、更に中東に向かう米軍艦隊を全滅させたことで外交的な問題さえ発生しかねない。<br>なお撃沈されたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は世界初のイージス艦であり、1隻あたりの価格が'''10億ドル(約1000億円)'''もする非常に高価な船。壊滅した艦隊には、これが複数存在するだけでなく、もっと高価な二ミッツ級原子力空母'''(1隻あたり4000億円以上)'''と航空機数十機も含まれている。情報工作を行うとしても、アインツベルンのような大口のスポンサーが存在しない聖杯戦争で一体誰がお金を払う事になるのだろうか……。少なくともアメリカ政府の国家予算数年分が文字通り一瞬で消し飛ばされたのは確実であり、最悪の場合、世界恐慌にまで発展するだろう。アメリカは泣いていい。
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*『光輝の大複合神殿』はその巨大さから神秘の秘匿に問題のある宝具で、情報操作によって「東京湾上に発生した蜃気楼」と報道されている。余りに苦しすぎる内容で、更に中東に向かう米軍艦隊を全滅させたことで外交的な問題さえ発生しかねない。<br>なお撃沈されたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は世界初のイージス艦であり、1隻あたりの価格が'''10億ドル(約1000億円)'''もする非常に高価な船。壊滅した艦隊には、これが複数存在するだけでなく、もっと高価な二ミッツ級原子力空母'''(1隻あたり4000億円以上)'''と航空機数十機も含まれている。情報工作を行うとしても、アインツベルンのような大口のスポンサーが存在しない聖杯戦争で一体誰が負債を払う事になるのだろうか……。少なくともアメリカ政府の国家予算数年分が文字通り一瞬で消し飛ばされたのは確実であり、最悪の場合世界恐慌にまで発展するだろう。アメリカは泣いていい。
**現代兵器がお陀仏になった事例として『[[Fate/Zero]]』があるのだが、出動したのは自衛隊であり、戦闘機が2機しか破壊されてない。彼らの操縦するF-15戦闘機は一機あたり大体2800万ドルであることから、オジマンディアスのたたき出した総被害額は文字通り「桁」が違うのである。
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**現代兵器がお陀仏になった事例として『[[Fate/Zero]]』があるのだが、出動したのは自衛隊であり、しかも被害は戦闘機2機のみ。それもF-15戦闘機で一機あたり大体2800万ドルなので、オジマンディアスのたたき出した総被害額は文字通り「桁」が違うのである。
 
**金額だけでなく人的被害も最大級で、艦隊の兵員6000人以上が死亡した。
 
**金額だけでなく人的被害も最大級で、艦隊の兵員6000人以上が死亡した。
**余談だが、聖杯戦争が行われた1991年と言えば湾岸戦争が勃発した年であり、太平洋艦隊の壊滅はこの戦争に多大な影響を及ぼす事になるだろう。
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**余談だが、聖杯戦争が行われた1991年と言えば湾岸戦争が勃発した年である。太平洋艦隊の精鋭の壊滅はこの戦争に多大な影響を及ぼす事になるだろう。
 
*生前の最大身長は180cm以上、一説には190cmあったようだが、「最愛の妻ネフェルタリが二人目の王子を生んだ頃の自分こそが全盛・頂点であろう」として身長179cmの状態で現界している。
 
*生前の最大身長は180cm以上、一説には190cmあったようだが、「最愛の妻ネフェルタリが二人目の王子を生んだ頃の自分こそが全盛・頂点であろう」として身長179cmの状態で現界している。
 
**ちなみに現存するミイラの身長から推測される死亡時の身長は183cm前後。
 
**ちなみに現存するミイラの身長から推測される死亡時の身長は183cm前後。
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*旧約聖書の出エジプト記においてのエジプトのファラオとも言われている。自国に居住していたイスラエルの民に圧政を敷いたとされ、彼らの神にアブを全土に発生、疫病の発生、腫れ物と炎症を引き起こす、雹を全土で降らし農業を破壊する、イナゴを大発生させる、エジプト全土を暗闇にする等の散々な目に合わされている。
 
*旧約聖書の出エジプト記においてのエジプトのファラオとも言われている。自国に居住していたイスラエルの民に圧政を敷いたとされ、彼らの神にアブを全土に発生、疫病の発生、腫れ物と炎症を引き起こす、雹を全土で降らし農業を破壊する、イナゴを大発生させる、エジプト全土を暗闇にする等の散々な目に合わされている。
 
**恐ろしいのはここで「分かった自由にする、出ていけ」とファラオが言えば済むものを彼らの神に「心を固く閉ざされる」というマッチポンプも真っ青な精神操作を受けたとされること。この精神操作はエジプトの家庭中で長男が神にとり殺される神罰が起きるまで続いた。この上で更に一度出国したイスラエルの民を追う軍を仕向けるといういささか意図が不明な命令を出し、開海の奇跡により軍勢が全て海に飲まれるという目も当てられない事態を被った。
 
**恐ろしいのはここで「分かった自由にする、出ていけ」とファラオが言えば済むものを彼らの神に「心を固く閉ざされる」というマッチポンプも真っ青な精神操作を受けたとされること。この精神操作はエジプトの家庭中で長男が神にとり殺される神罰が起きるまで続いた。この上で更に一度出国したイスラエルの民を追う軍を仕向けるといういささか意図が不明な命令を出し、開海の奇跡により軍勢が全て海に飲まれるという目も当てられない事態を被った。
**史実ではエジプト稀代の名君とされるが、本作の彼の傲慢で気難しいながらも思慮深く理知的な性格のバックソースの一つかもしれない。また、モーセの出エジプトの正当化・神格化のために悪王として描かれたといわれることもある。
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**史実ではエジプト稀代の名君とされているが、本作の彼の傲慢で気難しいながらも思慮深く理知的な性格のバックソースの一つとしてこれが取り上げられた可能性はある。また、モーセの出エジプトの正当化・神格化のために悪王として描かれたといわれることもある。
 
*この時イスラエルの民の指導者となるモーセとは親友であり、紆余曲折の末袂を分かったとされる事が後世の創作では多いが、原典的には'''そのような描写は一切ない'''。
 
*この時イスラエルの民の指導者となるモーセとは親友であり、紆余曲折の末袂を分かったとされる事が後世の創作では多いが、原典的には'''そのような描写は一切ない'''。
 
**「モーセは赤子の頃に川に捨てられ、ファラオの王女に拾われて育てられた」とされ、そこから王族の子供達と共に教育を受け、そこからのちのファラオであるラムセス二世と共に青春を過ごしたと空想は出来るが、いくら王女に拾われたとはいえ捨て子が王族と顔を合わせる機会が多々あったとはいささか考えにくい。
 
**「モーセは赤子の頃に川に捨てられ、ファラオの王女に拾われて育てられた」とされ、そこから王族の子供達と共に教育を受け、そこからのちのファラオであるラムセス二世と共に青春を過ごしたと空想は出来るが、いくら王女に拾われたとはいえ捨て子が王族と顔を合わせる機会が多々あったとはいささか考えにくい。
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