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;「ふむふむ、なるほど……。ご存知ありませんかな?<br>古来、その焦がれるような想いをして"恋"というのです!<br>『<RUBY><RB>望んで得た恋は素晴らしい</RB><RT>Love sought is good,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>だが望まずして堕ちた恋はさらに良い</RB><RT> but given unsought is better.</RT></RUBY>』<br>これは受けますぞ!女帝の恋物語、うん間違いなく受ける!」
 
;「ふむふむ、なるほど……。ご存知ありませんかな?<br>古来、その焦がれるような想いをして"恋"というのです!<br>『<RUBY><RB>望んで得た恋は素晴らしい</RB><RT>Love sought is good,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>だが望まずして堕ちた恋はさらに良い</RB><RT> but given unsought is better.</RT></RUBY>』<br>これは受けますぞ!女帝の恋物語、うん間違いなく受ける!」
:アニメ版で追加された台詞。上記の問いに対し真摯に答えた女帝の心底と本質を、この上もなく抉り取った発言であり、さらに茶目っ気までも加味した結果、女帝の逆鱗に触れ、危うく己の舌で死刑宣告書に署名しかけた。出典は「十二夜」の登場人物である伯爵令嬢オリヴィアから。
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:アニメ版で追加された台詞。上記の問いに対し真摯に答えた女帝の心底と本質を、この上もなく抉り取った発言であり、さらに茶目っ気までも加味した結果、女帝の逆鱗に触れ、危うく己の舌で死刑宣告書に署名しかけた。出典は「十二夜」の登場人物である伯爵令嬢オリヴィアの台詞から。
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;「初めまして、片田舎の狂人娘!いやこれは失礼、ついいつもの調子が出てしまった。
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然様、吾輩が"赤"のキャスターです。どうです、落胆しましたか?
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『<RUBY><RB>だがジャンヌ・ダルクよ。この天地の狭間においては我々の哲学など思いもよらぬことがある</RB><RT>There are more things in heaven and earth,Joan of Arc.Than are dreamt of in your philosophy.</RT></RUBY>!』」
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:生前あれだけ論った聖処女との初対面。芝居がかった口調で相変わらず好き勝手にのたまう。出典は「ハムレット」の主人公ハムレットが親友でもある臣下のホレーショへの台詞をジャンヌに差し替えたもの。
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;「条件一、心情の問題。『<RUBY><RB>忘恩の人間より恐ろしい怪物はいない</RB><RT>O,see the monstrousness of man When he looks out in an ungrateful shape!</RT></RUBY>』と言うように、吾輩は"赤"の側で禄を<RUBY><RB>食</RB><RT>は</RT></RUBY>んでおります。
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吾輩、ダンディぶりでは"赤"の側でも一、二を争う自身がありますし―――知性なき怪物になどなりたくもない!」
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「そして条件二、娯楽の問題。『<RUBY><RB>詩人の瞳は天恵を得て回転し</RB><RT>The poet`s eye,in fine frenzy rollings,</RT></RUBY>、<RUBY><RB>天から地、地から天と広く見渡す</RB><RT>Doth glance from heaven to Earth,from Earth to heaven.</RT></RUBY>』我が目はただいま絶好調!
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まさに<RUBY><RB>霊感</RB><RT>スピリッツ</RT></RUBY>を得た<RUBY><RB>創作者</RB><RT>クリエイター</RT></RUBY>。つまり、今この瞬間この一時が愉快極まる!」
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「そして最後に条件三、戦力の問題。我々の戦力は、貴女が想像するより遥かに、遥かに絶望的なのですよ。
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貴女は急ぎに急いでやってきたが間に合わなかった。いや、恐らくはどれほど急いでもその分必ず間に合わなかった!アキレウスと亀のようなもの。
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そして間に合わなかった以上、貴女は此処で―――――――死ぬ」
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:サーヴァントとしての力の差から降伏を申し出られるキャスターだが、逆に降伏の条件三つをそちらが満たしていないと突っ撥ね、大胆にも聖女に死を宣告した。
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:しかし、第二、第三の条件はまだしも、一番初めの条件に至っては、自身を召喚したマスターを退屈とのたまって放逐し、「面白いから」とシロウに乗り換えている時点ではっきりいって目も当てられない。というより、この道化は"恩"なんてもので動く玉では断じてない。少なくともサーヴァントとしては、どこぞの[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|毒舌童話作家]]に言わせれば一点たりともくれってやれない失格者であろう。
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:出典は上から順に「アテネのタイモン」のタイモンの台詞と「夏の夜の夢」の登場人物であるアテネの公爵シーシュースの台詞から。
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;「さあ、我が宝具の幕開けだ!席に座れ!煙草は止めろ!写真撮影お断り!野卑な罵声は真っ平御免!世界は我が手、我が舞台!開演を此処に―――万雷の喝采を!」
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:この世界を閉塞させ、<RUBY><RB>脚本</RB><RT>ちつじょ</RT></RUBY>を産み出し、<RUBY><RB>物語</RB><RT>みちすじ</RT></RUBY>を強制させる悪辣にして聖女にとって致命的な舞台宝具が幕を開ける。
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;「そして貴女は、彼を利用せざるを得なかった。<br>何故なら、彼のサーヴァントとしての力こそが、我々に対抗するのに必要だったからだ!<br>そう、あのホムンクルスを此処に辿り着かせたのは彼の選択ではない!<br>貴女が選択したのだ、<RUBY><RB>貴女が彼を殺すのだ</RB><RT>・・・・・・・・・</RT></RUBY>!」
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:道化の<RUBY><RB>短剣</RB><RT>ことば</RT></RUBY>は、狙い違わず聖女の心臓を容赦なく貫く。
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;「さあ、この舞台劇の<RUBY><RB>分類</RB><RT>ジャンル</RT></RUBY>が決まったぞ!<br><RUBY><RB>喜劇</RB><RT>コメディ</RT></RUBY>だ!なあ、聖女よ!ようこそ人殺しの世界へ!<br>一度としてその手を汚さなかった貴女が最初に選んだ犠牲者は、貴女を心から慕う少年だったとは!」
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:高らかに告げるあんまりと言えばあんまりな悪辣なる勝利宣言。聖女の慟哭を生前の史劇以上に煽り嘲り貶める。
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;「道化の時間はこれにて終了、<RUBY><RB>救済</RB><RT>おわり</RT></RUBY>の支度が整いました。<br>―――これより我がマスター、天草四郎時貞の再臨です」
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:道化の勝利と同時に、一つの喜劇が終わり、もう一つの喜劇が凱歌をあげる。
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;「<RUBY><RB>彼女は小娘です</RB><RT>・・・・・・・</RT></RUBY>。聖女のように振る舞い、聖女として己を律して、聖女の力を行使してもなお、彼女はありきたりの少女に過ぎない。<br>聖女のように振る舞うあまり、彼女は<RUBY><RB>自分自身</RB><RT>ジャンヌ・ダルク</RT></RUBY>を置き去りにした。<br>まあ、無理からぬことでしょう。サーヴァントとして召喚される際に必要なのは、ダルク家の娘として過ごした十七年ではなく、故国の英雄として走り抜けた二年です」
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:大聖杯から凱旋したシロウに語った聖女の本質。というか自分でズタボロにしておきながら、かなり恥知らずな物言いではある。
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;「ははははは!<RUBY><RB>終わりだ</RB><RT>ジ・エンド</RT></RUBY>! これで終わりだ!完結した!完結したぞ!<br> ああ、だがしかし――主役は我輩が演じたかったなぁ! 」
 
;「ははははは!<RUBY><RB>終わりだ</RB><RT>ジ・エンド</RT></RUBY>! これで終わりだ!完結した!完結したぞ!<br> ああ、だがしかし――主役は我輩が演じたかったなぁ! 」
 
:全てが終わり、崩れ行く空中庭園の中、稀代の劇作家は己の物語を一心不乱に書き上げ、終止符を打った。
 
:全てが終わり、崩れ行く空中庭園の中、稀代の劇作家は己の物語を一心不乱に書き上げ、終止符を打った。