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; 人物
 
; 人物
 
: 褐色の肌と太陽の色をした眼を持つ男性。一人称は「余」。
 
: 褐色の肌と太陽の色をした眼を持つ男性。一人称は「余」。
: 「王の中の王」「神王」を自負し、自身の絶対性を疑わない。かなり苛烈で容赦無い人物で、「東京を焼き払う」という宣言も脅しではなく、洞察力に優れるセイバーの見立てでは確実に実行すると思われている。
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: 「王の中の王」を自負し、「<ruby><rb>神王</rb><rt>ファラオ</RT></RUBY>」たる自身の絶対性を疑わない。ともすると傲岸不遜にすら思える振る舞いを見せるが、これは最大にして最強のファラオであるという強烈な自己認識に端を発するもので、彼にしてみればごく自然な所業である。
: 一方、使い魔越しで自分を観察していた美沙夜の器を見定めてその資質を評価するなど鑑識眼に優れ、特に自分が認めた者や勇者には特別に目を掛けて機嫌よく寛大に接し、時には自らの命すら惜しげなく差し出す程に入れ込む事すらあるほど。
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: かなり苛烈で容赦無い人物で、聖杯戦争における「東京を焼き払う」という宣言も脅しではなく、洞察力に優れるセイバーの見立てでは確実に実行すると思われている。こうした性質からか、自らを「暴君」と認めていると取れる発言も見られる。
: 傲岸不遜な性格ではあるが、民の幸福を願う理想的な統治者であり、聖杯戦争にも「自分が統治者として受肉して皆を救うため」に参戦するほど。
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: 一方、使い魔越しで自分を観察していた美沙夜の器を見定めてその資質を評価するなど鑑識眼に優れ、特に自分が認めた者や勇者、王者の気風を持つ者には特別に目を掛けて機嫌よく寛大に接し、時には自らの命すら惜しげなく差し出す程に入れ込む事すらある。
: また一見唯我独尊を体現したような性格にも思える彼ではあるが、その実思慮深く慎重な側面も有しており、『神聖円卓領域 キャメロット』では、戦っても人理焼却を止める術が無い事から戦いを避け、自国の民だけを守り、国を閉ざす道を選ぼうとしていた。
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: 尊大な性格ではあるが、民の幸福を願う理想的な統治者であり、聖杯戦争にも「自分が統治者として受肉して皆を救うため」に参戦している。名君としての思慮深く合理的な側面も有しており、『神聖円卓領域 キャメロット』においては戦っても人理焼却を止める術が無いことから戦いを避け、自国の民だけを守り、国を閉ざす道を選ぼうとしていた。
 
: オフの時は自信家な性格を示すように上半身の肌を堂々と晒し、その上に黒いジャケットを着ている。
 
: オフの時は自信家な性格を示すように上半身の肌を堂々と晒し、その上に黒いジャケットを着ている。
: また極度の愛妻家でもあり、彼が生涯で唯一「敬愛」した妻・ネフェルタリをこの世の何よりも愛している。それはオジマンディアスの召喚条件にも如実に表れており、オジマンディアスに関わる神秘は彼自身のミイラやヒッタイトとの和平条約の碑文、彼が愛用した弓等、数多く存在するが、そのどれを用いても彼を召喚する触媒にはなりえないとされている。彼をサーヴァントとして召喚することが出来る触媒はただ一つ、最愛のネフェルタリに関係する遺物のみであるが、これを用いて召喚するという事は彼の怒りを買うことに他ならず、すぐさま命を奪われてもおかしくないという事でもある。そのため、本人に纏わる触媒を用いた召喚そのものが不可能であり、その上召喚できたとしても彼の不興を買い、殺される可能性が非常に高い。
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: また極度の愛妻家でもあり、彼が生涯で唯一「敬愛」した妻・ネフェルタリをこの世の何よりも愛し、自分自身以上の存在とすら評する。それはオジマンディアスの召喚条件にも如実に表れており、オジマンディアスに関わる神秘は彼自身のミイラやヒッタイトとの和平条約の碑文、彼が愛用した弓等、数多く存在するが、そのどれを用いても彼を召喚する触媒にはなりえないとされている。彼をサーヴァントとして召喚することが出来る触媒はただ一つ、最愛のネフェルタリに関係する遺物のみであるが、これを用いて召喚するという事は彼の怒りを買うことに他ならず、すぐさま命を奪われてもおかしくないという事でもある。そのため、本人に纏わる触媒を用いた召喚そのものが不可能であり、その上召喚できたとしても彼の不興を買い、殺される可能性が非常に高い。
 
; 能力
 
; 能力
 
: 大英雄三騎を同時に相手取り、愛歌をして「勝ってしまうかも」と評される程の実力者。1991年の聖杯戦争において最強と評される圧倒的なまでの力を誇る。
 
: 大英雄三騎を同時に相手取り、愛歌をして「勝ってしまうかも」と評される程の実力者。1991年の聖杯戦争において最強と評される圧倒的なまでの力を誇る。
 
: 聖杯戦争に参加する英霊の宝具はおしなべて強力だが、オジマンディアスが操る宝具は全て桁違いであり、文字通り並の英霊とは格が違う“王”である。
 
: 聖杯戦争に参加する英霊の宝具はおしなべて強力だが、オジマンディアスが操る宝具は全て桁違いであり、文字通り並の英霊とは格が違う“王”である。
: また宝具のみならず個人としての武勇や武芸にもかなり秀でている英霊であるともされており、オジマンディアス自身も宝具など使用せずに愛用の短刀だけで三騎士と相対しても構わないという絶大な自信を持つ。
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: また宝具のみならず個人としての武勇や武芸にもかなり秀でている英霊であるともされており、宝具など使用せずに愛用の短刀だけで三騎士と相対しても構わないとも豪語している。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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: 由来:「太陽神ラーが復活する王を運ぶ船」、「王が空を翔ける時に使った船」として知られる『太陽の船』。
 
: 由来:「太陽神ラーが復活する王を運ぶ船」、「王が空を翔ける時に使った船」として知られる『太陽の船』。
 
: オジマンディアスが普段移動する際に使う船。船全体が太陽と見紛うほどの輝きと灼熱を発しながら超音速で飛行し、太陽の力を具現した「蛇を屠る蛇(ウラエウス)」と呼ばれる強力な魔力光を地上に放射して、敵対者だけでなく、地上さえ灼き尽くす。
 
: オジマンディアスが普段移動する際に使う船。船全体が太陽と見紛うほどの輝きと灼熱を発しながら超音速で飛行し、太陽の力を具現した「蛇を屠る蛇(ウラエウス)」と呼ばれる強力な魔力光を地上に放射して、敵対者だけでなく、地上さえ灼き尽くす。
: その火力は一夜で東京全域を火の海に変えることができるほどだといい、実際に核戦争の発生を想定して設計されたシェルターとしての面を持つ地下工房を容易く粉砕してみせた。
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: その火力は一夜で東京全域を火の海に変えることができるほどだといい、作中では核戦争の発生を想定して設計されたシェルターとしての面を持つ地下工房を容易く粉砕してみせた。
 
: 空間から舳先のみを出現させ、砲台のように使用することも可能。
 
: 空間から舳先のみを出現させ、砲台のように使用することも可能。
 
: 『Grand Order』では各種通常攻撃として画面外にいるこの船が砲撃をしている。
 
: 『Grand Order』では各種通常攻撃として画面外にいるこの船が砲撃をしている。
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: 由来:エジプト神話に伝わる、王家の守護聖獣。
 
: 由来:エジプト神話に伝わる、王家の守護聖獣。
 
: 天空神ホルスの地上世界での化身、荒ぶる炎と風の顕現として恐れられる、獅子の体と人の貌を持った[[幻想種]]。別名を「恐怖の父(アブホール)」といい、地中海から西アジアにかけて数多の伝説を有する事で知られる伝説の四足獣。
 
: 天空神ホルスの地上世界での化身、荒ぶる炎と風の顕現として恐れられる、獅子の体と人の貌を持った[[幻想種]]。別名を「恐怖の父(アブホール)」といい、地中海から西アジアにかけて数多の伝説を有する事で知られる伝説の四足獣。
: 幻想種としての位階は“神獣”。つまり竜種に次ぐ最高位の幻想種であり、その力はサーヴァントに匹敵する。
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: ランクは“神獣”。竜種に次ぐ位階を持つ幻想種とされる。
 
: 大型トラック以上の巨体でありながら物理法則を無視したかのような速度と移動を行い、空中を疾走して全方位からの攻撃を行う。主な武器は強靭な前足の爪と獅子の牙で、それらを衝撃波(ショックウェーブ)が発生する程のスピードとパワーで振るう。爪は魔力によって赤熱化させることも可能で、山を削るほどの威力の攻撃を防ぐセイバーの鎧でも耐えられない。突進の破壊力はセイバーの剛剣に「風王結界」の段階的開放と魔力放出を併用しても尚防ぎきれない。
 
: 大型トラック以上の巨体でありながら物理法則を無視したかのような速度と移動を行い、空中を疾走して全方位からの攻撃を行う。主な武器は強靭な前足の爪と獅子の牙で、それらを衝撃波(ショックウェーブ)が発生する程のスピードとパワーで振るう。爪は魔力によって赤熱化させることも可能で、山を削るほどの威力の攻撃を防ぐセイバーの鎧でも耐えられない。突進の破壊力はセイバーの剛剣に「風王結界」の段階的開放と魔力放出を併用しても尚防ぎきれない。
 
: また極めて高い知性を有し、セイバーの戦闘スタイルと狙いを見抜いて連撃の中にフェイントを挟んで牽制してきたり、攻撃によって発生した破片に魔力を付加させて飛び道具として放ってくるなど、獣とは思えない高度な戦術を駆使する。
 
: また極めて高い知性を有し、セイバーの戦闘スタイルと狙いを見抜いて連撃の中にフェイントを挟んで牽制してきたり、攻撃によって発生した破片に魔力を付加させて飛び道具として放ってくるなど、獣とは思えない高度な戦術を駆使する。
 
: 更に王の力を体現するとも称される咆哮は灼熱の火炎と全てを破砕する大気を伴い、それによって爆炎の竜巻を引き起こす。その威力は並木を一瞬で炭化させ、鉄筋コンクリートで作られた大型ドーム施設の東館を数秒と経たず融解させるほど。
 
: 更に王の力を体現するとも称される咆哮は灼熱の火炎と全てを破砕する大気を伴い、それによって爆炎の竜巻を引き起こす。その威力は並木を一瞬で炭化させ、鉄筋コンクリートで作られた大型ドーム施設の東館を数秒と経たず融解させるほど。
: 生命力も文字通り化け物じみており、頭部を斬り落とされても死なないばかり、頭を失ったまま相手の動きを感知して何事もなかったかのように戦闘を続行するほど。
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: 生命力も文字通り化け物じみており、頭部を斬り落とされても死なないばかりか、頭を失ったまま相手の動きを感知して何事もなかったかのように戦闘を続行する。
: 総数は不明だが、劇中では最低でも8体存在することが確認できる。これほどの力を持っていながらオジマンディアスにとっては代えの効く駒に過ぎず、「我が威光、我が栄光の一欠けら」と呼び、斥候や先兵として扱っている。
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: 総数は不明だが、劇中では最低でも8体存在することが確認できる。少なくとも平均的なサーヴァントに伍する力を持つ幻想種ではあるが、これもオジマンディアスにとっては代えの効く駒に過ぎず、「我が威光、我が栄光の一欠けら」と呼び、斥候や先兵として扱っている。
 
: 生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。
 
: 生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。
:『Grand Order』では♂♀のスフィンクスが大型エネミーとして登場する他、ExtraAttackで王種個体であるスフィンクス・ウェヘ厶メスウトが登場する。神性と性別の特性が存在する模様。
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:『Grand Order』では♂♀のスフィンクス(「スフィンクス」「マリカスフィンクス」)が大型エネミーとして登場するほか、自身のExtraAttackで王種個体であるスフィンクス・ウェヘ厶メスウトが登場する。神性と性別の特性が存在する模様。
 
:[[ベディヴィエール]]によると、スフィンクスが栄養にするものは霊的なものとのこと。
 
:[[ベディヴィエール]]によると、スフィンクスが栄養にするものは霊的なものとのこと。
 
:;スフィンクス・ウェヘ厶メスウト
 
:;スフィンクス・ウェヘ厶メスウト
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; 光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)
 
; 光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)
 
: ランク:EX<br>種別:対城宝具/対人宝具<br>レンジ:1~99<br>最大捕捉:800人/1人
 
: ランク:EX<br>種別:対城宝具/対人宝具<br>レンジ:1~99<br>最大捕捉:800人/1人
: 由来:オジマンディアスが生前に建造した「王権」の象徴であり、彼の心象にして生前の威の具現。
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: 由来:オジマンディアスが生前に建造した神殿、および彼の心象にして生前の威の具現。
:古代エジプトにおいて建造された光り輝く神殿が複層的に折り重なって偉容を為す、全長数kmにも渡る超大型複合神殿体。オジマンディアスの有する最大にして最強の宝具。彼の心象と生前の威を具現化させた、固有結界に類する最大の切り札。
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:古代エジプトにおいて建造された光り輝く神殿が複層的に折り重なって偉容を為す、全長数kmにも渡る超大型複合神殿体。彼の心象と生前の威を具現化させた、固有結界に類する最大の切り札。
:生前自身が建築した神殿のみならず、自分が関わっていない神殿まで複合されている。デンデラ神殿、カルナック大神殿等の複合神殿体をさらに複数組み合わせ、アブ・シンベル大神殿、ラムセウム等の巨大神殿や霊廟までも複合された、現実には存在しない異形の大神殿体となっている。その驚異的規模と魔力光によって、まさに星空が地上に降りて来たかのような偉容を誇る。
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:生前自身が建築した神殿のみならず、自分が関わっていない神殿まで複合されており、デンデラ神殿、カルナック大神殿等の複合神殿体をさらに複数組み合わせ、アブ・シンベル大神殿、ラムセウム等の巨大神殿や霊廟までも複合された、現実には存在しない異形の大神殿体となっている。その驚異的規模と魔力光によって、まさに星空が地上に降りて来たかのような偉容を誇る。
:無数の内部神殿群はスフィンクスの群れが守護している上に、ファラオに対する絶大な祝福と不敬な敵対者への呪いが神威として備わっており、各神殿ごとに自らの領域に立ち入った対象へ向けて、祀る神にまつわる加護や呪いを任意に与えることが可能。劇中で披露されたのは主に以下の三種。
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:無数の内部神殿群はスフィンクスの群れが守護しているほか、ファラオに対する絶大な祝福と不敬な敵対者への呪いが神威として備わっており、各神殿ごとに自らの領域に立ち入った対象へ向けて、祀る神にまつわる加護や呪いを任意に与えることが可能。劇中で披露されたのは主に以下の三種。
 
:*『オジマンディアス自身とその配下に仮初の不死の肉体を与える』:この能力がある限り、オジマンディアスは霊核を破壊されても即座に無限再生する。さらに不死の恩恵は使役するスフィンクスの群れにも与えられており、オジマンディアス同様に不滅となっている。
 
:*『オジマンディアス自身とその配下に仮初の不死の肉体を与える』:この能力がある限り、オジマンディアスは霊核を破壊されても即座に無限再生する。さらに不死の恩恵は使役するスフィンクスの群れにも与えられており、オジマンディアス同様に不滅となっている。
 
:*『呪詛による猛毒』:真っ当な生物であれば二秒と絶たずに死亡し、効果を受けたサーヴァントはパラメータが軒並みランクダウン、スキルが弱体化させられる場合もある。神代の肉体を持ち毒に強い耐性を持つアーチャーも頑健スキルを弱体化させられ、毒のダメージを受ける程。
 
:*『呪詛による猛毒』:真っ当な生物であれば二秒と絶たずに死亡し、効果を受けたサーヴァントはパラメータが軒並みランクダウン、スキルが弱体化させられる場合もある。神代の肉体を持ち毒に強い耐性を持つアーチャーも頑健スキルを弱体化させられ、毒のダメージを受ける程。
 
:*『敵サーヴァントに対する宝具真名解放の封印』:最も厄介とされる能力。ただし真名解放の封印については、その宝具もしくは本人が神に由来するものであれば無効化される。劇中では[[ブリュンヒルデ|ランサー]]の宝具および存在そのものがこれに該当している。
 
:*『敵サーヴァントに対する宝具真名解放の封印』:最も厄介とされる能力。ただし真名解放の封印については、その宝具もしくは本人が神に由来するものであれば無効化される。劇中では[[ブリュンヒルデ|ランサー]]の宝具および存在そのものがこれに該当している。
:オジマンディアスの玉座がある主神殿たるピラミッド最奥は「神の眼」を模したシンボルを備えた空間で、膨大な魔力回路を思わせる幾筋もの淡い光に照らされている。オジマンディアスは神殿内部で起きる事象の全てを自動的に認識し、外の様子も細かく把握する事ができる。主神殿の表層部はヒッタイトの神鉄で覆われており、並みの対軍宝具ならば無傷で弾き返す強度を持つ。その他、魔力を消費して神殿に対粛正防御(ワールドエンド系の攻撃にさえ対応する最上級の防御)を展開させることも可能であり、防御力においても超一流を誇る。
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:オジマンディアスの玉座がある主神殿たるピラミッド最奥は「神の眼」を模したシンボルを備えた空間で、膨大な魔力回路を思わせる幾筋もの淡い光に照らされている。オジマンディアスは神殿内部で起きる事象の全てを自動的に認識し、外の様子も細かく把握する事ができる。主神殿の表層部はヒッタイトの神鉄で覆われており、並みの対軍宝具ならば無傷で弾き返す強度を持つ。その他、“デンデラ大電球”に利用する魔力を充てがうことで「ピラミッド複合装甲」という形で対粛正防御(ワールドエンド系の攻撃にさえ対応する最上級の防御)を展開させることも可能で、防御においても超一流を誇る。
:主な攻撃方法は神殿最奥に存在する“デンデラの大電球”から生み出される超絶の雷撃を交えた大灼熱の太陽光で、これは太古の神々の神威さえ思わせる威力を持つ。この大灼熱は複合神殿体主砲より神殿外へ向けて魔力砲撃を行うことが可能で、決戦の最中に手出ししようとしたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を中心とする米軍太平洋艦隊を、発射されたトマホーク巡航ミサイル群ごと蒸発させるほどの威力と攻撃範囲を誇る。全力で砲撃した場合には他のサーヴァントに宣言したとおり、東京全土が炭化する。さらに、神殿内部に砲撃の焦点を合わせた場合に限り、その際の最大火力は太陽面爆発にすら匹敵する。しかしこの場合はその規格外の威力で神殿までも大部分を破壊してしまう(セイバーとアーチャーの宝具と撃ち合った際には、放たれた大灼熱によって神殿体の基盤が八割方消滅している)。
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:主な攻撃方法は神殿最奥に存在する“デンデラ大電球”から生み出される超絶の雷撃を交えた大灼熱の太陽光で、これは太古の神々の神威さえ思わせる威力を持つ。この大灼熱は複合神殿体主砲より神殿外へ向けて魔力砲撃を行うことが可能で、決戦の最中に手出ししようとしたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦とその僚艦数隻を、発射されたトマホーク巡航ミサイル群ごと蒸発させるほどの威力と攻撃範囲を誇る。全力で砲撃した場合には他のサーヴァントに宣言したとおり、東京全土が炭化する。更に神殿内部に砲撃の焦点を合わせた場合に限り、その際の最大火力は太陽面爆発にすら匹敵し、不完全な状態とはいえ単独ではセイバーのエクスカリバーですら相殺しきれないほどの威力となる。しかしこの場合は、その規格外の威力で神殿までも大部分を破壊してしまう(セイバーとアーチャーの宝具と撃ち合った際には、放たれた大灼熱によって神殿体の基盤が八割方消滅している)。
:また奥の手として、巨大な大複合神殿を上空に出現させ、大質量で物理的に対象を圧し潰して破壊する大質量攻撃も存在し、『Grand Order』ではこちらが宝具攻撃に当てはめられている。
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:更なる奥の手として、巨大な大複合神殿を上空に出現させ、大質量で物理的に対象を圧し潰して破壊する大質量攻撃が存在し、『Grand Order』ではこちらが宝具攻撃に当てはめられている。『神聖円卓領域 キャメロット』では星の聖剣の光と同質のものとされる[[聖槍|聖槍ロンゴミニアド]]の外装をこの大質量攻撃により粉砕し、主人公たちの道を切り開いた。ただし、この奇策は装甲を捨てる事と同意義であり、攻撃に対して一時的だが丸裸になる。なお、基底部は大電球のもたらす魔力によって強化されている。
 
:彼が建造した訳ではないデンデラ大電球などが、何故、この大複合神殿の一部として存在しているのかは、オジマンディアスの過去に由来する。生前に数多くの巨大神殿を建造しながらも、同時に「過去現在未来、すべての神殿はこの身のためにある」と宣い、過去に建造された数多の神殿にまで美化を施し、我が物とした。二十一世紀現在でさえ、エジプト各地のモニュメントに最も多く名が刻まれている人物は、誰であろう、ファラオ・オジマンディアス(ラムセス二世)なのである。(彼を慕う諸王子が広く名を残したのだ、とする説もある)
 
:彼が建造した訳ではないデンデラ大電球などが、何故、この大複合神殿の一部として存在しているのかは、オジマンディアスの過去に由来する。生前に数多くの巨大神殿を建造しながらも、同時に「過去現在未来、すべての神殿はこの身のためにある」と宣い、過去に建造された数多の神殿にまで美化を施し、我が物とした。二十一世紀現在でさえ、エジプト各地のモニュメントに最も多く名が刻まれている人物は、誰であろう、ファラオ・オジマンディアス(ラムセス二世)なのである。(彼を慕う諸王子が広く名を残したのだ、とする説もある)
:『神聖円卓領域 キャメロット』ではダ・ヴィンチですらも「破壊できない」と言わしめた[[聖槍|聖槍ロンゴミニアド]]の外装を大質量攻撃により粉砕し、主人公たちの道を切り開いた。ただし、この奇策は装甲を捨てる事と同意義であり、攻撃に対して一時的だが丸裸になる。なお、基底部は大電球のもたらす魔力によって強化されている。
      
== 真名:オジマンディアス ==
 
== 真名:オジマンディアス ==
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; [[伊勢三杏路]]
 
; [[伊勢三杏路]]
 
: マスターの一族の一人。後に[[ペルセウス|ライダー]]を召喚して力尽きる運命を辿る。
 
: マスターの一族の一人。後に[[ペルセウス|ライダー]]を召喚して力尽きる運命を辿る。
: 病の苦しみを受けながらも他人の幸福を願う姿に感銘を受けた事で本格的に聖杯戦争に参加する気になる。
+
: 病の苦しみを受けながらも他人の幸福を願う姿に感銘を受けた事で、本格的に聖杯戦争に参加する気になる。
 
; [[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]
 
; [[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]
: 目を付けた相手。自分と同じ「王」であるため他の2人より明確にライバル視していて、決着をつけることを熱望している。
+
: 己に興味を抱かせる勇者の一人。自分と同じ「王」であるため他の2人より明確にライバル視し、決着をつけることを熱望している。
 
; [[ブリュンヒルデ|ランサー]]
 
; [[ブリュンヒルデ|ランサー]]
 
: セイバーと同じように目をつける。
 
: セイバーと同じように目をつける。
 
; [[アーラシュ|アーチャー]]
 
; [[アーラシュ|アーチャー]]
: セイバーと同じように目をつける。
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: 勇者の一人として見ており、セイバーと同じように目をつける。
 
: 自分と同じ時代を生きた人間であることから、英霊になってからは非常にリスペクトしている。
 
: 自分と同じ時代を生きた人間であることから、英霊になってからは非常にリスペクトしている。
 
: 「地面を割って国境を作った」彼を、「海を割った」[[モーセ|旧友]]と若干重ねているのかもしれない。
 
: 「地面を割って国境を作った」彼を、「海を割った」[[モーセ|旧友]]と若干重ねているのかもしれない。
 
: しかし「世界を喰らう女神(ポトニアテローン)」を討つために彼らの前に立ちはだかる。
 
: しかし「世界を喰らう女神(ポトニアテローン)」を討つために彼らの前に立ちはだかる。
 
; [[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]]
 
; [[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]]
: ライダー陣営と同盟を結ぶが、キャスターがマスターに背信。キャスターはセイバーに手を貸し、オジマンディアスの撃破に協力した。
+
: 同盟を結んだ陣営のサーヴァント。後にマスターに背信してセイバーに手を貸し、事実上の敵対関係となる。
 
; [[玲瓏館美沙夜]]
 
; [[玲瓏館美沙夜]]
 
: マスター間の「同盟」の使者として訪れた玲瓏館邸で、“神殿”クラスの高度な工房を構えたキャスターにもそのマスターにも興をそそられなかった中、幼いながらに誇りと尊厳を保ち、苛烈な視線を受け止め続けた彼女に女王の気風を感じて「同盟」に乗り気となる。
 
: マスター間の「同盟」の使者として訪れた玲瓏館邸で、“神殿”クラスの高度な工房を構えたキャスターにもそのマスターにも興をそそられなかった中、幼いながらに誇りと尊厳を保ち、苛烈な視線を受け止め続けた彼女に女王の気風を感じて「同盟」に乗り気となる。
 
; [[沙条愛歌]]
 
; [[沙条愛歌]]
 
: 「世界を喰らう女神(ポトニアテローン)」とまで呼び、主従共々討ち果たすべき敵と見なしている。
 
: 「世界を喰らう女神(ポトニアテローン)」とまで呼び、主従共々討ち果たすべき敵と見なしている。
: 愛歌の側からも厄介な相手と見なされており、彼女が搦め手の使用を考えるほど。
+
: 愛歌の側からも厄介な相手と見なされており、撃破された後も高い評価を受けていた。
 
: 八年後においては彼女によって特に念入りに造り直されている。
 
: 八年後においては彼女によって特に念入りに造り直されている。
 
; [[ギルガメッシュ (Prototype)| アーチャー(Prototype)]]
 
; [[ギルガメッシュ (Prototype)| アーチャー(Prototype)]]
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=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
:王としての性質はないと思っており、王についての話をする時も「貴様の事ではない」と断りを入れる。
+
:王としての気風はないと思っており、王についての話をする時も「貴様の事ではない」と断りを入れる。
:しかし、共に戦いを重ねるにつれ「何故かはわからぬが興味を惹かれる」と述べ、かつての親友と重ねて見ている節がある…と思われたが、後程実装された幕間の物語により全く似ていないと断言され、だがそのあり様こそが己の守るべき衆生そのものであると認められた。
+
:しかし、共に戦いを重ねるにつれ「何故かはわからぬが興味を惹かれる」と述べ、かつての親友と重ねて見ている節がある……と思われたが、後程実装された幕間の物語により全く似ていないと断言され、だがそのあり様こそが己の守るべき衆生そのものであると認められた。
;[[カルナ]]、[[ガウェイン]]
  −
:同じ太陽の加護を受けた者達。太陽の加護を受けているもの=ファラオに違いないということで、彼らのこともファラオと呼称する。
  −
:ちなみにカルナに対しての戦闘の相性は悪いらしい。おそらくカルナの神性の能力である「Bランク以下の神性を持つ太陽神系英霊に対して高い防御力を発揮する」という条件に当てはまってしまうことや向こうが強力な"対神"性能の槍を持っていることが原因であろう。
  −
;[[玉藻の前]]
  −
:太陽神の分体という共通点を持つ為か、自分を兄と呼ばせようとしている。
   
;[[ニトクリス]]
 
;[[ニトクリス]]
:第六特異点で登場以降、太陽王勢力として主従関係を築いている。下に見てはいるが、同じファラオとして一定の敬意は持っている。
+
:第六特異点で登場以降、太陽王勢力として主従関係を築いている。至高のファラオとする自身よりは下に見ているが、自らより古い時代のファラオとして一定の敬意は持っている。
 
:マイルームでは「古き天空の女王」と呼び、再び出会えたことを意外に思っている。彼を象徴するラーと彼女を象徴するホルスとの関連性であろうか。
 
:マイルームでは「古き天空の女王」と呼び、再び出会えたことを意外に思っている。彼を象徴するラーと彼女を象徴するホルスとの関連性であろうか。
:本来は彼女のほうが古い歴史を持つファラオのはずなのだが、彼女の自己評価が低く謙るため、彼女が望むように臣下として扱っているとか。
+
:本来は母のようなものという認識らしいが、彼女の自己評価が低く謙るため、彼女が望むように臣下として扱っているとか。
 +
;[[ガウェイン]]
 +
:太陽の騎士。太陽に連なる者=ファラオに違いないということで、気配を察知した際はファラオと呼称していた。
 +
:第六特異点においては敵対関係にあり、円卓の騎士としての彼は気に入らない模様。
 +
;[[カルナ]]
 +
:太陽の王子同士。マイルームにおいて気配を感じ取った際はファラオ認定していた。
 +
:Bランク以下の神性を持つ太陽神系英霊に対して高い防御力を有すること、神をも討ち滅ぼす「対神宝具」を有することなどからか、「戦闘の相性はよくない」と彼らしからぬ感想を抱いている。
 +
;[[玉藻の前]]
 +
:太陽の化身同士。一方的に妹認定し、自分を兄(兄上)と呼ばせようとしている。
 +
;[[ケツァル・コアトル]]
 +
:異郷の太陽神。太陽の神そのものである彼女にいたく興味を惹かれている模様。
 +
:ちなみに向こうからはカルナ共々「弟のようなものデース」との認識を受けている。
 
;[[“山の翁”]]
 
;[[“山の翁”]]
: 第六特異点において主人公らが到着するよりも前、軍議中に神殿に侵入した彼に首を刎ねられた。しかも破格の実力を持つ自身ですら斬られるまでその気配にまったく気付く事が出来なかった。その時は神殿最奥部に居たので死亡はしなかったが、それでも暫くの間首が繋がらず、その後訪れた主人公らとの会話の最中にも何度も首がズレ落ちていた。
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: 第六特異点において主人公らが到着するよりも前、軍議中に神殿に侵入した彼に首を刎ねられた。その時は神殿最奥部の玉座の間に居たので死亡はしなかったものの、全力の反撃も意に介さず闇に溶けるように消え去った姿には彼も戦慄を隠せなかったという。また、この一幕の後は暫くの間首が繋がらず、その後訪れた主人公らとの会話の最中にも何度も首がズレ落ちていた。
: これ程の業にかの太陽王も戦慄を隠せずに最大限の警戒を払っており、主人公らとの協力を即断できなかった最大の理由として彼の存在を語っている。逆に、彼との協力を既に取り付けている事を知っていたら、ただその一点のみで「勝ち目のある戦い」として二つ返事で協力を約束していたらしい。
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: 作中では「神域の暗殺」と評して最大限の警戒を払っており、主人公らとの協力を即断できなかった最大の理由として彼の存在を語っている。逆に、彼との協力を既に取り付けている事を知っていたら、ただその一点のみで「勝ち目のある戦い」として二つ返事で協力を約束していたらしい。
 
;[[ギルガメッシュ]]
 
;[[ギルガメッシュ]]
: カルデアで召喚されてからは天地驚愕の同盟を組むなどしてお互いに気が合っている。だが、それは自分が一番、あいつが二番という認識をお互いに抱いており、そしてその認識を絶大な自信からくる主語を省いた会話によりお互いに気づいていないためで、その認識のずれに気づけば即座に瓦解、殺し合いに発展しかねない地雷源真っ只中の関係とも言える。
+
: 意外と気が合うと評する相手。ただしそれは自分が一番、あいつが二番という認識をお互いに抱いており、そしてそ絶大な自信からくる主語を省いた会話によりその齟齬にお互いが気づいていないためで、認識のズレが発覚すれば即座に瓦解、殺し合いに発展しかねない地雷源真っ只中の関係とも言える。
: オジマンディアスの幕間の物語では、シミュレータ内の複合神殿以外でも休息をとるようにとの主人公のお願いに応じて久々にカルデアに出てきた所、たまたま機嫌が良かったのも手伝って、ギルガメッシュ自らカルデア内の案内を買って出るという珍しい光景が。
+
: 幕間の物語ではギルガメッシュの機嫌が良かったことも手伝い、英雄王自らが(皮肉を交えながら)カルデア内の案内役を買って出るという珍しい光景が。さらにその後、[[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕|アルトリア]]も交えてレクリエーションルームまでゲームをやりに行くというカオスな展開に至った。
: さらにその後、[[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕|アルトリア]]も交えてレクリエーションルームまでゲームをやりに行くというカオスな状況に。
   
;[[イスカンダル]]
 
;[[イスカンダル]]
: 自分より下だとは思っているが、同じファラオとして一目置いている。
+
: ファラオとしては自身と比べるべくもないと思ってはいるが、功績については一目置いている。
:なかなかに悪くないと思ってはいるが、あれはファラオというよりは……、とコメントしている。
+
:なかなかに悪くないと思ってはいるが、あれはファラオというよりは……、とのコメントも。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
 
; [[ネフェルタリ]]
 
; [[ネフェルタリ]]
: 最愛の妻。生涯で唯一「敬愛」した存在で、ハトホル神の顕現と表現するまでに惚れ込んでいる。それは自身の召喚の条件に影響を与えているほど。
+
: 最愛の妻にして自分以上の存在。生涯で唯一「敬愛」した存在で、ハトホル神の顕現と表現するまでに惚れ込んでいる。それは自身の召喚の条件に影響を与えているほど。
: 生前では多くの妻を持ったオジマンディアスであるが、「今は彼女が傍らに在れば、側室など一人も必要なかったやも知れぬ」と述べてる事から、それが伺える。
+
: 生前では多くの妻を持ったオジマンディアスであるが、「今は彼女が傍らに在れば、側室など一人も必要なかったやも知れぬ」と述べている事からも、その愛情のほどが窺える。
 
; [[モーセ]]
 
; [[モーセ]]
 
: 最大の親友にして義兄弟であるナルナ人の少年。
 
: 最大の親友にして義兄弟であるナルナ人の少年。
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; 「認めよう。余は神君であるが暴君の顔を持ち合わせるが故に、こうも醜く歪みはてた世界なぞはどうにも救いきれぬ。特に、是なる当世、繁栄と消費をあまりに貪り過ぎている。我が豪腕を思うさま振るうには、あまりに頼りなかろうさ」<br />「……故に。此処では貴様が救え、勇者よ」
 
; 「認めよう。余は神君であるが暴君の顔を持ち合わせるが故に、こうも醜く歪みはてた世界なぞはどうにも救いきれぬ。特に、是なる当世、繁栄と消費をあまりに貪り過ぎている。我が豪腕を思うさま振るうには、あまりに頼りなかろうさ」<br />「……故に。此処では貴様が救え、勇者よ」
: セイバーに対する命令。世界を食らう獣から、世界を守ろうとする蒼銀の騎士に対する激励である。
+
: セイバーに対する命令。世界を食らう獣から、世界を守ろうとする蒼銀の騎士に対する激励でもある。
    
; 「小癪――――」
 
; 「小癪――――」
221行目: 225行目:  
;「惰弱惰弱!」
 
;「惰弱惰弱!」
 
: 攻撃時の台詞の一つ。元ネタは「ジョジョの奇妙な冒険」で子安氏が演じたあのキャラの台詞だろう。言い回しは似ている。
 
: 攻撃時の台詞の一つ。元ネタは「ジョジョの奇妙な冒険」で子安氏が演じたあのキャラの台詞だろう。言い回しは似ている。
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;「地上にあってファラオに不可能なし! 万物万象我が手中にあり!」<br />「ファラオの神威を見るがいい。フフ、フハハハハハ!」
 
;「地上にあってファラオに不可能なし! 万物万象我が手中にあり!」<br />「ファラオの神威を見るがいい。フフ、フハハハハハ!」
 
: スキル使用時の台詞。どちらもあまりに長いため前半で演出が終わってしまい(倍速時)、連続でスキルを使用すると当然の如く切れる。
 
: スキル使用時の台詞。どちらもあまりに長いため前半で演出が終わってしまい(倍速時)、連続でスキルを使用すると当然の如く切れる。
 
: それを意識したのか、『ネロ祭再び』フィナーレでの彼の名称は「'''地上にあってファラオに不可能な'''」と途中で切れたような形になっている。
 
: それを意識したのか、『ネロ祭再び』フィナーレでの彼の名称は「'''地上にあってファラオに不可能な'''」と途中で切れたような形になっている。
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;「古き天空の女王がいるな。再び相見えることになろうとは」
 
;「古き天空の女王がいるな。再び相見えることになろうとは」
 
: [[ニトクリス]]を所持している際のマイルーム会話。
 
: [[ニトクリス]]を所持している際のマイルーム会話。
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;「ほう……この気配、いずれかの時代のファラオがいるか。太陽なりし者はファラオ以外有り得んからな。ならば、ファラオなのだろう」
 
;「ほう……この気配、いずれかの時代のファラオがいるか。太陽なりし者はファラオ以外有り得んからな。ならば、ファラオなのだろう」
: [[カルナ]]か[[ガウェイン]]を所持している際のマイルーム会話。彼からしてみると、太陽と大きな関わりを持つ者はファラオと見ているようだ。
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: [[カルナ]]か[[ガウェイン]]を所持している際のマイルーム会話。彼からしてみると、太陽と大きな関わりを持つ者はファラオであるらしい。
    
;「ほう……太陽の化身の気配があるな。玉藻、か。ならば余が兄で、あれは妹といったところか。許す、これよりは兄、もしくは兄上と呼ぶよう伝えておけ」
 
;「ほう……太陽の化身の気配があるな。玉藻、か。ならば余が兄で、あれは妹といったところか。許す、これよりは兄、もしくは兄上と呼ぶよう伝えておけ」
234行目: 241行目:  
;「貴様の生まれた日付など知ったことか!ファラオは衆生の有り様に深く関わるものではない!等しく支配するものだ。ところで貴様、何か余に対して欲するものはあるか?」
 
;「貴様の生まれた日付など知ったことか!ファラオは衆生の有り様に深く関わるものではない!等しく支配するものだ。ところで貴様、何か余に対して欲するものはあるか?」
 
: 誕生日限定の台詞。いつもの振る舞いだが、支配するものとしてプレゼントの事を問うのを欠かさないツンデレ。
 
: 誕生日限定の台詞。いつもの振る舞いだが、支配するものとしてプレゼントの事を問うのを欠かさないツンデレ。
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;「おまえたちがカルデアからの使者である事。これまで五つの特異点を修復した者である事。<br> そしてついにこの第六の<ruby><rb>楔</rb><rt>くさび</RT></RUBY>―――砂の聖地に現れた事。すべて承知している。」<br>「何故ならおまえたちの探す聖杯は、この通り、余が手にしているからだ。」
 
;「おまえたちがカルデアからの使者である事。これまで五つの特異点を修復した者である事。<br> そしてついにこの第六の<ruby><rb>楔</rb><rt>くさび</RT></RUBY>―――砂の聖地に現れた事。すべて承知している。」<br>「何故ならおまえたちの探す聖杯は、この通り、余が手にしているからだ。」
 
: カルデアの動向を把握しているだけでなく、目的の聖杯まで彼の手の内にあった。主人公達は魔術王との関わりを疑うが……。
 
: カルデアの動向を把握しているだけでなく、目的の聖杯まで彼の手の内にあった。主人公達は魔術王との関わりを疑うが……。
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;「誰が魔術王などに与するか。これは余がこの地に降臨した際、十字軍めから―――」<br>「―――十字軍めから没収したものだ。真の王たる余に相応しいものとして、な。」
 
;「誰が魔術王などに与するか。これは余がこの地に降臨した際、十字軍めから―――」<br>「―――十字軍めから没収したものだ。真の王たる余に相応しいものとして、な。」
 
: 聖杯を手に入れた経緯を話すが、'''その最中、突然太陽王の首がズレた'''。目をかっ開くこと請け合い。
 
: 聖杯を手に入れた経緯を話すが、'''その最中、突然太陽王の首がズレた'''。目をかっ開くこと請け合い。
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;「―――あり得ぬ、旅の疲れであろう。不敬だが、一度のみ許す。」<br>「余の首は何ともないのだからな。そして、聖杯を手に入れた事により余は―――おっと」<br>「………………。(見たか?という沈黙)」
 
;「―――あり得ぬ、旅の疲れであろう。不敬だが、一度のみ許す。」<br>「余の首は何ともないのだからな。そして、聖杯を手に入れた事により余は―――おっと」<br>「………………。(見たか?という沈黙)」
 
: 首の事を問いただされ軽くいなすがその矢先にまた首がズレた。なんでこうなったのかは後々明らかになる。
 
: 首の事を問いただされ軽くいなすがその矢先にまた首がズレた。なんでこうなったのかは後々明らかになる。
 
: その後出てくる選択肢<del>という名の沈黙</del>問わず、調子を取り戻すために戦闘となる。
 
: その後出てくる選択肢<del>という名の沈黙</del>問わず、調子を取り戻すために戦闘となる。
 +
 
;「……ふん。正直、第四あたりで息絶えたものと思ったがな。余の憶測も笑えぬわ。<br>まったく―――遅すぎる!遅い遅い、遅きにも程がある!カルデアのマスターよ!<br> 貴様らが訪れる前に、この時代の人理はとっくに崩壊したわ!」<br>「言葉通りの意味だ。この時代―――本来であれば聖地を奪い合う戦いがあった。<br>一方は守り、一方は攻める。二つの民族による、絶対に相容れぬ殺し合いだ。その果てに聖杯はどちらかの陣営に渡り、聖地は魔神柱の苗床となったであろうよ。<br>―――おまえたちが、もう少し早くこの地に到達していれば、な。」
 
;「……ふん。正直、第四あたりで息絶えたものと思ったがな。余の憶測も笑えぬわ。<br>まったく―――遅すぎる!遅い遅い、遅きにも程がある!カルデアのマスターよ!<br> 貴様らが訪れる前に、この時代の人理はとっくに崩壊したわ!」<br>「言葉通りの意味だ。この時代―――本来であれば聖地を奪い合う戦いがあった。<br>一方は守り、一方は攻める。二つの民族による、絶対に相容れぬ殺し合いだ。その果てに聖杯はどちらかの陣営に渡り、聖地は魔神柱の苗床となったであろうよ。<br>―――おまえたちが、もう少し早くこの地に到達していれば、な。」
 
;「故に、心して聞くがよい。この時代を特例の特異点とし、人理を完膚なきまでに破壊した者は―――貴様らが目指したエルサレムの残骸、絶望の聖都に君臨している!<br>通り名を獅子王。純白の獅子王と<ruby><rb>謡</rb><rt>うた</RT></RUBY>ってなァ!」
 
;「故に、心して聞くがよい。この時代を特例の特異点とし、人理を完膚なきまでに破壊した者は―――貴様らが目指したエルサレムの残骸、絶望の聖都に君臨している!<br>通り名を獅子王。純白の獅子王と<ruby><rb>謡</rb><rt>うた</RT></RUBY>ってなァ!」
 
: この時代の人理が崩壊してしまっている事、本来特異点となる争いが起きていない事を告げる。第六特異点の定礎ランクがEXとなった所以。
 
: この時代の人理が崩壊してしまっている事、本来特異点となる争いが起きていない事を告げる。第六特異点の定礎ランクがEXとなった所以。
 +
 
;「―――さて。何の話をしていたのだったか。」<br>主人公「王よ、共同戦線の話ですぞ」<br>「分かっておる。戦いの後では気まずかろうと、余なりの配慮だ。流さぬか、鰐頭め。」
 
;「―――さて。何の話をしていたのだったか。」<br>主人公「王よ、共同戦線の話ですぞ」<br>「分かっておる。戦いの後では気まずかろうと、余なりの配慮だ。流さぬか、鰐頭め。」
 
:主人公一行の実力を見極めた後のやりとり。傲慢に振る舞ってはいるが勇者と認めた者に対しては一定の配慮はする太陽王。
 
:主人公一行の実力を見極めた後のやりとり。傲慢に振る舞ってはいるが勇者と認めた者に対しては一定の配慮はする太陽王。
 +
 
;「あらゆる裁きはファラオが下すもの!神ならざる人の王ごときが……。<br/> 否、もはや貴様は女神にも等しいモノではあるが、しかし!<br/> ファラオは余であり、余こそがファラオなれば!神王を名乗る年季の違いを知るがいい!」<br>「大電球アモン・ラー、開眼!見るがいい―――<ruby><rb>アメンの愛よ</rb><rt>メェリィアメン</RT></RUBY>!!」
 
;「あらゆる裁きはファラオが下すもの!神ならざる人の王ごときが……。<br/> 否、もはや貴様は女神にも等しいモノではあるが、しかし!<br/> ファラオは余であり、余こそがファラオなれば!神王を名乗る年季の違いを知るがいい!」<br>「大電球アモン・ラー、開眼!見るがいい―――<ruby><rb>アメンの愛よ</rb><rt>メェリィアメン</RT></RUBY>!!」
 
:獅子王の座する聖都の外壁に向けて放たれる超遠距離大神罰―――デンデラ大電球の放射。
 
:獅子王の座する聖都の外壁に向けて放たれる超遠距離大神罰―――デンデラ大電球の放射。
 +
 
;「―――要らぬ。」<br>「十分な働きだ。これ以上は要らぬ。<br/> そして、おまえが冥府に連れ去られるのも面倒だ。余は、あの暗い国はあまり好かぬからな。」<br>「……余はここで休む。おまえも休むがよい、ファラオ・ニトクリス。<br/> あまり無理をするな。暗黒を総べるにはそなたは少々優しすぎよう。」
 
;「―――要らぬ。」<br>「十分な働きだ。これ以上は要らぬ。<br/> そして、おまえが冥府に連れ去られるのも面倒だ。余は、あの暗い国はあまり好かぬからな。」<br>「……余はここで休む。おまえも休むがよい、ファラオ・ニトクリス。<br/> あまり無理をするな。暗黒を総べるにはそなたは少々優しすぎよう。」
 
:[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]との宝具の打ち合いの末、冥府に連れ去られるのを厭わず獅子王の裁きの光から守り切ろうとするニトクリスに対して。
 
:[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]との宝具の打ち合いの末、冥府に連れ去られるのを厭わず獅子王の裁きの光から守り切ろうとするニトクリスに対して。
256行目: 270行目:  
;「ファラオとしての優劣?くだらん!ファラオはファラオであるだけで十分なのだ!<br>それ以上を欲するなど不遜!」<br>「なぜなら最も尊く、最も優れたファラオが余であると決まりきっている。それ以外は全て有象無象よ!」<br>「暗黒と復讐のみを為したファラオも、征服のファラオも、最後のファラオであろうと……<br>死すまでの数日のみを単独で在位した幼きファラオであろうと……<br>余にとってさしたる差異はない!」
 
;「ファラオとしての優劣?くだらん!ファラオはファラオであるだけで十分なのだ!<br>それ以上を欲するなど不遜!」<br>「なぜなら最も尊く、最も優れたファラオが余であると決まりきっている。それ以外は全て有象無象よ!」<br>「暗黒と復讐のみを為したファラオも、征服のファラオも、最後のファラオであろうと……<br>死すまでの数日のみを単独で在位した幼きファラオであろうと……<br>余にとってさしたる差異はない!」
 
:二トクリスの幕間の物語にて。ファラオ達と戦い勝利しても劣等感が消えない二トクリスに対して。
 
:二トクリスの幕間の物語にて。ファラオ達と戦い勝利しても劣等感が消えない二トクリスに対して。
 +
:彼の至高のファラオとしての自負が窺える台詞だが、本質はニトクリスへの(物凄く遠回しな)鼓舞と推察される。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*多くの予想通り真名は古代エジプト最高のファラオ、建築王にして太陽王、ラムセス二世であった。ただ、名義はギリシャ語読みの別名「オジマンディアス」が採用されている。
 
*多くの予想通り真名は古代エジプト最高のファラオ、建築王にして太陽王、ラムセス二世であった。ただ、名義はギリシャ語読みの別名「オジマンディアス」が採用されている。
 
**ギリシャ語名の方が採用されたのは、有名なパーシー・ビッシュ・シェリー作の同名の詩をモチーフにしているからだろう。以下の一節がある。<br />''その台座にはこう記されていた。「わが名はオジマンディアス、王中の王なり。神々よ、わが偉業を見、絶望せよ!」''
 
**ギリシャ語名の方が採用されたのは、有名なパーシー・ビッシュ・シェリー作の同名の詩をモチーフにしているからだろう。以下の一節がある。<br />''その台座にはこう記されていた。「わが名はオジマンディアス、王中の王なり。神々よ、わが偉業を見、絶望せよ!」''
**彼よりも更に古代の偉大なファラオ、クフ王を予想したファンも多かったようである。<br>宝具も『闇夜の太陽の船』=クフ王の船 『光輝の大複合神殿』=クフ王の大ピラミッド 『熱砂の獅身獣』=ギザの大スフィンクス と解釈すれば、ラムセス二世よりも「ハマる」キャスティングと言えるかもしれない。尤も、これをやるとギザの大ピラミッドやスフィンクスを「何時、何のために、どうやって建造したか」という考古学の難題に触れなければならなくなるため、創作のネタとしてはあまりに危険であるが。
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**彼よりも更に古代の偉大なファラオ、クフ王を予想したファンも多かったようである。<br>宝具も『闇夜の太陽の船』=クフ王の船、『光輝の大複合神殿』=クフ王の大ピラミッド、『熱砂の獅身獣』=ギザの大スフィンクスと解釈すれば、ラムセス二世よりも「ハマる」キャスティングと言えるかもしれない。尤も、これをやるとギザの大ピラミッドやスフィンクスを「何時、何のために、どうやって建造したか」という考古学の難題に触れなければならなくなるため、創作のネタとしてはあまりに危険であるが。
*「幻想種」「兵器」「城塞」「固有結界」と「ライダー」のサーヴァントが宝具として使うイメージがある物全てを一人で所有する、超絶豪華な英雄。実力も宝具も破格な名実ともに最強クラスのサーヴァントだが、一方で召喚方法にかなり問題がある。
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*「[[メドゥーサ|幻想種]]」「[[フランシス・ドレイク|船]]」「[[イスカンダル|固有結界]]」と歴代「ライダー」サーヴァントの代名詞的な宝具を一人で所有する豪華な英雄。流石に戦車は持って来なかったが、宝具を特徴とするライダーのクラスに相応しい大盤振る舞いの構成である。
 +
**なお、史実ではヒッタイトとの戦争において戦車に乗って戦っている。現時点では特に言及はないが、戦車を宝具として所有している可能性はある。
 +
*正しく破格の実力と宝具を持つサーヴァントだが、一方で召喚方法にかなり問題がある。
 
**自身と縁のあるもの(生前使っていた弓や条約の碑文、自分自身たるミイラが作中で例として挙がっている)を使っても触媒になりえないという驚くべき性質を持った英霊。彼を召喚するには最愛の妻ネフェルタリの遺品を触媒として使わなければならない。しかしその遺品を触媒に使って召喚すると最後、召喚したマスターを「妻の墓を荒らした不敬者」と見なし、自身の消滅に繋がろうとも容赦無く殺しに掛かるためもはや運用どころではなくなる。奇跡的にも[[伊勢三玄莉]]はそんなオジマンディアスのマスターとして聖杯戦争を戦い続けられたが、それはオジマンディアスがマスター以外の事柄に対してたまたま興味を持って気が変わったからに過ぎず、本来であれば彼も例に漏れず速攻で殺されても何らおかしくなかった。
 
**自身と縁のあるもの(生前使っていた弓や条約の碑文、自分自身たるミイラが作中で例として挙がっている)を使っても触媒になりえないという驚くべき性質を持った英霊。彼を召喚するには最愛の妻ネフェルタリの遺品を触媒として使わなければならない。しかしその遺品を触媒に使って召喚すると最後、召喚したマスターを「妻の墓を荒らした不敬者」と見なし、自身の消滅に繋がろうとも容赦無く殺しに掛かるためもはや運用どころではなくなる。奇跡的にも[[伊勢三玄莉]]はそんなオジマンディアスのマスターとして聖杯戦争を戦い続けられたが、それはオジマンディアスがマスター以外の事柄に対してたまたま興味を持って気が変わったからに過ぎず、本来であれば彼も例に漏れず速攻で殺されても何らおかしくなかった。
 
**一応この問題点は触媒による召還を試みた場合なので、万が一縁召喚で呼ばれた場合は問題はないと思われる。もっとも、それはそれで'''そもそも縁召喚できるのか?'''という根本的かつ致命的な問題が立ち塞がる訳だが。
 
**一応この問題点は触媒による召還を試みた場合なので、万が一縁召喚で呼ばれた場合は問題はないと思われる。もっとも、それはそれで'''そもそも縁召喚できるのか?'''という根本的かつ致命的な問題が立ち塞がる訳だが。
 
**ムーンセルの召喚様式であれば可能性はある。が、仮に縁召喚が出来るとしても「彼と相性の合う人物」という意味では召喚できる人物は至極限られてくるだろう。
 
**ムーンセルの召喚様式であれば可能性はある。が、仮に縁召喚が出来るとしても「彼と相性の合う人物」という意味では召喚できる人物は至極限られてくるだろう。
 
**触媒なしでも召喚できるカルデアの召喚方法でも彼を激怒させることなく召喚できる可能性はある。ただし、こちらは運や聖晶石(ひいてはリアルマネー)が重要になる。
 
**触媒なしでも召喚できるカルデアの召喚方法でも彼を激怒させることなく召喚できる可能性はある。ただし、こちらは運や聖晶石(ひいてはリアルマネー)が重要になる。
*高い実力とカリスマに裏打ちされた圧倒的な存在感、己を「王の中の王」と称し、他者を「凡骨」と見下して憚らない傲慢さは[[ギルガメッシュ]]と、クラスや生前手にしたファラオの位、固有結界や神獣を擁する戦力、「セイバーとランサー、アーチャーの揃った戦場を引っ掻き回す」というシチュエーションは[[イスカンダル]]と似通ったものを感じさせる。
+
*黄金の古代王という特徴、高い実力とカリスマに裏打ちされた圧倒的な存在感、己を「王の中の王」と称する尊大さは[[ギルガメッシュ]]と、クラスや生前手にしたファラオの位、固有結界や神獣を擁する戦力、「セイバーとランサー、アーチャーの揃った戦場を引っ掻き回す」というシチュエーションは[[イスカンダル]]と似通ったものを感じさせる。
**ただ、同じ金ピカで実力も伯仲しうるものの、神として振る舞ってその恩恵を遍く民にもたらすファラオであるオジマンディアスと、神と縁を切った人の王として厳しく人を治めたギルガメッシュでは方向性は正反対である。
+
**ただし、「神々の法を守り、その結果として遍く民を庇護するファラオ」であるオジマンディアスと、「神と袂を分かち、人類の歴史の裁定者として人の世を守護する王」であるギルガメッシュでは方向性が正反対であり、根底の部分では到底相容れないと思われる。
 
**のちに宿敵となる親友のモーセとの過去は、さながらギルガメッシュと[[エルキドゥ]]の殺し合いの末の固い友情を思わせる。
 
**のちに宿敵となる親友のモーセとの過去は、さながらギルガメッシュと[[エルキドゥ]]の殺し合いの末の固い友情を思わせる。
    
*桜井光氏のライアーソフトでの作品『白光のヴァルーシア-what a beautiful hopes-』にも、恐怖の王と呼ばれる怪物「アブホール」が登場している。尤も、彼の宝具の『熱砂の獅身獣(アブホル・スフィンクス)』との共通点は名前くらいの物で、関連性は特に無い。ただ、『白光のヴァルーシア』も西アジア・中東風の世界観で砂漠が舞台となるため、元ネタは同一と思われる。
 
*桜井光氏のライアーソフトでの作品『白光のヴァルーシア-what a beautiful hopes-』にも、恐怖の王と呼ばれる怪物「アブホール」が登場している。尤も、彼の宝具の『熱砂の獅身獣(アブホル・スフィンクス)』との共通点は名前くらいの物で、関連性は特に無い。ただ、『白光のヴァルーシア』も西アジア・中東風の世界観で砂漠が舞台となるため、元ネタは同一と思われる。
*エジプトのファラオというそれまでいなかったタイプのサーヴァントのためか、『蒼銀のフラグメンツ』執筆にあたっては「いわゆる「王」とも異なる特別な存在だから」として奈須氏から桜井氏に様々な助言があった模様。また逆に奈須氏が『Grand Order』第六章を執筆する際は「オジマンディアスの王としての理念」を桜井氏が奈須氏に教え、セリフの監修も行っている。
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*エジプトのファラオというそれまでいなかったタイプのサーヴァントのためか、『蒼銀のフラグメンツ』執筆にあたっては「いわゆる「王」とも異なる特別な存在だから」として奈須氏から桜井氏に様々な助言があった模様。また逆に奈須氏が『Grand Order』第六章を執筆する際は「オジマンディアスの王としての理念」を桜井氏が奈須氏に教え、セリフの監修も行っている。なお、オジマンディアスというキャラクター自体の設定に関しては桜井氏が単独で担当しており、設定作成の欄には桜井氏の名前のみが記載されている。
 
*ファラオをサーヴァントとしようとしていたらしきマスターとしては、『フラグメンツ』以前から『[[Fate/strange Fake]]』に「エジプトにて『神』となった者達」を召喚しようとしていた[[銀狼の合成獣]]の創造主が存在する。
 
*ファラオをサーヴァントとしようとしていたらしきマスターとしては、『フラグメンツ』以前から『[[Fate/strange Fake]]』に「エジプトにて『神』となった者達」を召喚しようとしていた[[銀狼の合成獣]]の創造主が存在する。
*『光輝の大複合神殿』はその巨大さから神秘の秘匿に問題のある宝具で、情報操作によって「東京湾上に発生した蜃気楼」と報道されている。余りに苦しすぎる内容で、更に中東に向かう米軍艦隊を全滅させたことで外交的な問題さえ発生しかねない。<br>なお撃沈されたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は世界初のイージス艦であり、1隻あたりの価格が'''10億ドル(約1000億円)'''もする非常に高価な船。壊滅した艦隊には、これが複数存在するだけでなく、もっと高価な二ミッツ級原子力空母'''(1隻あたり4000億円以上)'''と航空機数十機も含まれている。情報工作を行うとしても、アインツベルンのような大口のスポンサーが存在しない聖杯戦争で一体誰が負債を払う事になるのだろうか……。少なくともアメリカ政府の国家予算数年分が文字通り一瞬で灰燼に帰したのは確実であり、最悪の場合世界恐慌にまで発展するだろう。アメリカは泣いていい。
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*『光輝の大複合神殿』はその巨大さから神秘の秘匿に問題のある宝具で、情報操作によって「東京湾上に発生した蜃気楼」と報道されている。余りに苦しすぎる内容で、更に中東に向かう米軍艦隊を全滅させたことで外交的な問題さえ発生しかねない。<br>なお撃沈されたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は世界初のイージス艦であり、1隻あたりの価格が'''10億ドル(約1000億円)'''もする非常に高価な船。これに加えて僚艦数隻も失われており、被害総額は計り知れない域に達している。情報工作を行うとしても、アインツベルンのような大口のスポンサーが存在しない聖杯戦争で一体誰が負債を払う事になるのだろうか……。
**現代兵器がお陀仏になった事例として『[[Fate/Zero]]』があるのだが、出動したのは自衛隊であり、しかも被害は戦闘機2機のみ。それもF-15戦闘機で一機あたり大体2800万ドルなので、オジマンディアスのたたき出した総被害額は文字通り「桁」が違うのである。
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**金額だけでなく人的被害も最大級で、艦隊の兵員6000人以上が死亡した。
   
**余談だが、聖杯戦争が行われた1991年と言えば湾岸戦争が勃発した年である。太平洋艦隊の精鋭の壊滅はこの戦争に多大な影響を及ぼす事になるだろう。
 
**余談だが、聖杯戦争が行われた1991年と言えば湾岸戦争が勃発した年である。太平洋艦隊の精鋭の壊滅はこの戦争に多大な影響を及ぼす事になるだろう。
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**現代兵器がお陀仏になった先例としては、『[[Fate/Zero]]』がある。こちらの場合は立地の関係から出動したのが哨戒中の自衛隊機のみだったという点で不幸中の幸いと言えなくもないが、結果としては一機あたり1億ドル(100億円)を超えるF-15戦闘機が二機同時に失われるという大損害を被っている。
 
*生前の最大身長は180cm以上、一説には190cmあったようだが、「最愛の妻ネフェルタリが二人目の王子を生んだ頃の自分こそが全盛・頂点であろう」として身長179cmの状態で現界している。
 
*生前の最大身長は180cm以上、一説には190cmあったようだが、「最愛の妻ネフェルタリが二人目の王子を生んだ頃の自分こそが全盛・頂点であろう」として身長179cmの状態で現界している。
 
**ちなみに現存するミイラの身長から推測される死亡時(88歳~92歳時)の身長は183cm前後。
 
**ちなみに現存するミイラの身長から推測される死亡時(88歳~92歳時)の身長は183cm前後。
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*エジプト第19王朝のファラオで、年代は諸説あるが24歳で即位し、88歳~92歳で死没という長寿の王であった。
 
*エジプト第19王朝のファラオで、年代は諸説あるが24歳で即位し、88歳~92歳で死没という長寿の王であった。
 
**生前に関節炎こそ患っていたが、90歳を超えてなお民衆の目前で数百メートルを駆けることが可能なほど健脚であったという。この短距離走は神たるファラオが健全であることを民衆にアピールするために行う政治的なイベントでこそあるが、彼の健康ぶりを示す一つの記録でもある。
 
**生前に関節炎こそ患っていたが、90歳を超えてなお民衆の目前で数百メートルを駆けることが可能なほど健脚であったという。この短距離走は神たるファラオが健全であることを民衆にアピールするために行う政治的なイベントでこそあるが、彼の健康ぶりを示す一つの記録でもある。
*「建築王」の異名どおり数々の神殿や葬祭神殿を造営しており、その中で最も有名なのがナセル湖の畔に立つアブ・シンベル神殿である。
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*「建築王」の異名どおり数々の神殿や葬祭神殿を造営している。そのうちの一つが「ラメセウム」と名付けられた葬祭殿で、宝具名の元ネタはこちらと推測される。また、数々の建築物の中でも最も有名なのはナセル湖の畔に立つアブ・シンベル神殿であろう。
 
**この遺跡は1960年代に建設が始まったアスワン・ハイ・ダムの影響で水没の危機に晒されたが、1964年から1968年の間にユネスコの手で現在の場所に移築された。また、この移築を契機に世界遺産制度が成立する事となる。
 
**この遺跡は1960年代に建設が始まったアスワン・ハイ・ダムの影響で水没の危機に晒されたが、1964年から1968年の間にユネスコの手で現在の場所に移築された。また、この移築を契機に世界遺産制度が成立する事となる。
*体格は大柄で力も強く、彼しか引けない専用に作られた弓もあるという。
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**建築マニアであるとともに自分大好きな王でもあったようで、神殿とともに自身を模した像および巨像を数多く建築させている。長いエジプト史を通しても、これほど盛大に自らを誇った形跡を残したファラオは他にいない。
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*記録によれば体格は大柄で力も強く、彼しか引けない専用に作られた弓もあったという。
 
*1881年にミイラが発見され、身長183cmもの大柄な体格であった事が明らかになっている。現在はエジプト考古学博物館に収められており、英霊の中でもその遺体を直接目にする事ができる唯一の存在である。
 
*1881年にミイラが発見され、身長183cmもの大柄な体格であった事が明らかになっている。現在はエジプト考古学博物館に収められており、英霊の中でもその遺体を直接目にする事ができる唯一の存在である。
 
**20世紀後半に防腐処置を行う為にフランスへ渡った事があるが、その時には儀仗兵が捧げ銃を行う国王への礼節をもって迎えられた。また、出国に際してはパスポートが発行された上に職業欄には「ファラオ」と記入されており、死してもなお絶大な権威を保ち畏敬を集めていることを伺わせた。
 
**20世紀後半に防腐処置を行う為にフランスへ渡った事があるが、その時には儀仗兵が捧げ銃を行う国王への礼節をもって迎えられた。また、出国に際してはパスポートが発行された上に職業欄には「ファラオ」と記入されており、死してもなお絶大な権威を保ち畏敬を集めていることを伺わせた。
*オジマンディアスに限った事ではないが、神殿などの碑文の改ざんにより父王の業績を一部奪おうとしていたりする。父親との共同統治の際に作らせた神殿では父親の名前の前に「今は亡き」などと後から掘らせ、すべてオジマンディアスが作らせたように改ざんしていた。
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*史実においては、神殿などの碑文の改ざんにより父王の業績を一部奪おうとしていたりする。父親との共同統治の際に作らせた神殿では父親の名前の前に「今は亡き」などと後から掘らせ、すべてオジマンディアスが作らせたように改竄していた。ファラオが歴史に名を残そうとする行為として珍しいものではなかったものの、前述の建造物と合わせて彼が並々ならぬ自己顕示欲を持っていたことは疑いようがない。
*アムルを巡ってヒッタイトのムワタリ2世と戦ったカデシュの戦いは、史上初の軍事記録に残された戦争であり、成文化された世界初の国際平和条約が結ばれたこと有名である。オジマンディアスは戦争の勝利を国内で宣伝し、神殿の壁画などに記したが、これは誇張であり、エジプトは多数の死傷者を出しながら領土を獲得できず、アムルは再びヒッタイトの属国となったと考えられている。
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*アムルを巡ってヒッタイトのムワタリ2世と戦ったカデシュの戦いは、史上初の軍事記録に残された戦争であり、成文化された世界初の国際平和条約が結ばれたこと有名である。オジマンディアスは戦争での大勝を国内で宣伝し、神殿の壁画などに記したが、これは誇張であり、エジプトは多数の死傷者を出しながら領土を獲得できず、アムルは再びヒッタイトの属国となったと考えられている。
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**なお、この戦争におけるオジマンディアスの活躍は勝敗と同様に大幅に誇張して喧伝され、彼が一人で戦車を駆り、矢の一撃で敵の隊を全滅させたかの如き図などが神々を交えて壁画に彫り込まれたりもした。そして当時のエジプトの人々はこういった壁画を大真面目に歴史として記録してしまい、後世において歴史論争が大変ややこしいことになったという経緯がある。
 
;出エジプト記
 
;出エジプト記
 
*旧約聖書の出エジプト記においてのエジプトのファラオとも言われている。自国に居住していたイスラエルの民に圧政を敷いたとされ、彼らの神にアブを全土に発生、疫病の発生、腫れ物と炎症を引き起こす、雹を全土で降らし農業を破壊する、イナゴを大発生させる、エジプト全土を暗闇にする等の散々な目に合わされている。
 
*旧約聖書の出エジプト記においてのエジプトのファラオとも言われている。自国に居住していたイスラエルの民に圧政を敷いたとされ、彼らの神にアブを全土に発生、疫病の発生、腫れ物と炎症を引き起こす、雹を全土で降らし農業を破壊する、イナゴを大発生させる、エジプト全土を暗闇にする等の散々な目に合わされている。
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