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127 バイト追加 、 2018年5月5日 (土) 01:00
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いわゆる'''「別の可能性を描いた世界」'''を指す。世界はひとつではなく合わせ鏡のように無数に展開しており、だからこそ未来は一つきりではない。<br>つまり、あり得たかもしれない結末、切り捨ててしまった関係、気づく事さえなかった選択、といった“イフ”を意味しており、“変動する未来のある世界”を指している。
 
いわゆる'''「別の可能性を描いた世界」'''を指す。世界はひとつではなく合わせ鏡のように無数に展開しており、だからこそ未来は一つきりではない。<br>つまり、あり得たかもしれない結末、切り捨ててしまった関係、気づく事さえなかった選択、といった“イフ”を意味しており、“変動する未来のある世界”を指している。
 
===編纂事象と剪定事象===
 
===編纂事象と剪定事象===
:『TYPE-MOON』作品における並行世界の運営概念。
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『TYPE-MOON』作品における並行世界の運営概念。
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:並行世界は「多少の差異はあっても未来は同じになる大幹の並行世界群」である編纂事象と、「完全に別世界になり、いずれ滅びる枝葉の並行世界」である剪定事象に振り分けられるというもの<ref group = "出" name = "『Fate/AccelZeroOrder』プロローグ" >『Fate/AccelZeroOrder』プロローグより。</ref>。
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並行世界は「多少の差異はあっても未来は同じになる大幹の並行世界群」である編纂事象と、「完全に別世界になり、いずれ滅びる枝葉の並行世界」である剪定事象に振り分けられるというもの<ref group = "出" name = "『Fate/AccelZeroOrder』プロローグ" >『Fate/AccelZeroOrder』プロローグより。</ref>。単純に例えると、編纂事象は正史のメインルート、剪定事象はバッドエンドルートである事が多いが、剪定事象は単に『メインルートから外れすぎて特化した結果、多くの分岐可能性を失った世界』であって、必ずしもバッドというわけではない。善し悪しに分けるとなると、善い流れとは「安定した、今後もより多くの派生を生む可能性に満ちた流れ」であり、悪い流れは「先鋭しすぎたため、もう道を変えられない一本道の流れ」を指す<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ">『Fate/EXTELLA matelial』113ページ「編纂事象と剪定事象」より。</ref>。
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:単純に例えると、編纂事象は正史のメインルート、剪定事象はバッドエンドルートである事が多いが、剪定事象は単に『メインルートから外れすぎて特化した結果、多くの分岐可能性を失った世界』であって、必ずしもバッドというわけではない。善し悪しに分けるとなると、善い流れとは「安定した、今後もより多くの派生を生む可能性に満ちた流れ」であり、悪い流れは「先鋭しすぎたため、もう道を変えられない一本道の流れ」を指す<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ">『Fate/EXTELLA matelial』113ページ「編纂事象と剪定事象」より。</ref>。
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現在にいる個人の行いによって世界は変動するが、それは可能性が生きている事や、今ある世界が“正しい軸”にある事を示している。逆に言うと、もう何を選ぼうが未来が変わらなくなった世界は、並行世界は存在せず、過去に逆行する事さえできなくなった孤独な単一の世界となる。尤も、それは構造的に必ず生まれてしまう必要悪なモノ。人々に選ばれなかった選択が続いた世界は、今の世界と同じ姿を保つことは不可能である<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇">『Fate/EXTELLA』未明篇プロローグより。</ref>。
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:現在にいる個人の行いによって世界は変動するが、それは可能性が生きている事や、今ある世界が“正しい軸”にある事を示している。逆に言うと、もう何を選ぼうが未来が変わらなくなった世界は、並行世界は存在せず、過去に逆行する事さえできなくなった孤独な単一の世界となる。尤も、それは構造的に必ず生まれてしまう必要悪なモノ。人々に選ばれなかった選択が続いた世界は、今の世界と同じ姿を保つことは不可能である<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇">『Fate/EXTELLA』未明篇プロローグより。</ref>。
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致命的な選択を続けたことで滅亡した世界もあれば、革新的な正解を続けて過剰とも言える文明レベルを築いてしまった世界もあるが、そうなった時点で世界の基盤がズレてしまい、他と同じ世界ではなく、別世界ないし異世界というほうが相応しい<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。勘違いしやすいが、剪定事象となることと世界が滅びることに相関があるわけではない。ただ、剪定される事象に文明の荒廃や都市の滅亡といった光景が比較的多く見られはするらしい<ref group = "出">『Fate/Grand Order』アーサー・ペンドラゴン体験クエストより。</ref>。
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:致命的な選択を続けたことで滅亡した世界もあれば、革新的な正解を続けて過剰とも言える文明レベルを築いてしまった世界もあるが、そうなった時点で世界の基盤がズレてしまい、他と同じ世界ではなく、別世界ないし異世界というほうが相応しい<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。勘違いしやすいが、剪定事象となることと世界が滅びることに相関があるわけではない。ただ、剪定される事象に文明の荒廃や都市の滅亡といった光景が比較的多く見られはするらしい<ref group = "出">『Fate/Grand Order』アーサー・ペンドラゴン体験クエストより。</ref>。
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孤独な世界、今の世界と異なる姿、そういった間違ってしまった世界の端末を増やすために使うエネルギーは、この次元には存在しない。並行世界は雪だるまのように増え続け、やがては次元の容量を超えてしまう。大雑把な目算であるが、地球の文明レベルであれば、それがこのまま百年も続ければこの太陽系は破裂してしまう<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。
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:孤独な世界、今の世界と異なる姿、そういった間違ってしまった世界の端末を増やすために使うエネルギーは、この次元には存在しない。並行世界は雪だるまのように増え続け、やがては次元の容量を超えてしまう。大雑把な目算であるが、地球の文明レベルであれば、それがこのまま百年も続ければこの太陽系は破裂してしまう<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。
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それを防ぐために、世界がある程度進むと可能性の統計をとり、“次の世代の運営”に無理のない結末だけを存続させる。要は百年単位で「ここまで」と集計を取り、“少なくとも、あと百年は続けられる”と保証された世界にだけ可能性を許し、不要と判断した世界の並行世界、その未来を閉ざす方法を行っている。これによって人間は生存し、繁栄し、太陽系は情報量によって飽和する事なく、向こう一億年は今の方式で存続できる<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。これを魔術世界では『剪定事象』と呼び、この機能があることで「我々の宇宙は今も問題なく広がっている」と魔術協会は考えられている<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節">『永久凍土帝国 アナスタシア』第15節「皇女アナスタシア」より。</ref>。
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:それを防ぐために、世界がある程度進むと可能性の統計をとり、“次の世代の運営”に無理のない結末だけを存続させる。要は百年単位で「ここまで」と集計を取り、“少なくとも、あと百年は続けられる”と保証された世界にだけ可能性を許し、不要と判断した世界の並行世界、その未来を閉ざす方法を行っている。これによって人間は生存し、繁栄し、太陽系は情報量によって飽和する事なく、向こう一億年は今の方式で存続できる<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。これを魔術世界では『剪定事象』と呼び、この機能があることで「我々の宇宙は今も問題なく広がっている」と魔術協会は考えられている<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節">『永久凍土帝国 アナスタシア』第15節「皇女アナスタシア」より。</ref>。
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基本、並行世界があると仮定した場合、そこでの文明・ライフスタイルはみんな同じものであり、『皆コースが同じ』である以上『基本世界』とは少ししか差異はないが、何か突拍子のない展開・天変地異や技術のブレイクスルーによってたまにコースから外れる歴史、そういった『コースを外れるほどの変化』を迎えた世界は、この宇宙では『違うもの』として削除される<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節"/>。別視点で見ると、あまたに存在する並行世界に文明のズレはないが、いき過ぎた崩壊、いき過ぎた進化をとげた世界に並行世界は存在せず、もう結末が決定してしまった袋小路(デッドエンド)のようなものと化する。大樹に置き換えるのならば、幹である中心部分は成長を続けられるが、枝葉は育ってもいずれ限界を迎えてしまい、大幹を保つために伐採されてしまうのである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。
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:基本、並行世界があると仮定した場合、そこでの文明・ライフスタイルはみんな同じものであり、『皆コースが同じ』である以上『基本世界』とは少ししか差異はないが、何か突拍子のない展開・天変地異や技術のブレイクスルーによってたまにコースから外れる歴史、そういった『コースを外れるほどの変化』を迎えた世界は、この宇宙では『違うもの』として削除される<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節"/>。別視点で見ると、あまたに存在する並行世界に文明のズレはないが、いき過ぎた崩壊、いき過ぎた進化をとげた世界に並行世界は存在せず、もう結末が決定してしまった袋小路(デッドエンド)のようなものと化する。大樹に置き換えるのならば、幹である中心部分は成長を続けられるが、枝葉は育ってもいずれ限界を迎えてしまい、大幹を保つために伐採されてしまうのである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。
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剪定事象の中には編纂事象にあるどんな世界よりも先に進み、希望と幸福に満ちた理想世界もあったが、「それだけでもう完成し、終わるもの」である為、理想世界の条件が確定した段階で「剪定」されてしまう<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ" />。樹を育てる時、不要な枝を切り落とすように、基本軸である『幹』から離れすぎた世界はたとえ理想郷であろうと「打ち切り」になる。もう何をしても滅亡が決定したもの、どれほど発展していようと進化が止まったもの、といった『先の展望が見えた』世界を続けていくほどこの宇宙は寛容ではなく<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節"/>、まだ誰も知りえない未来のために宇宙が膨張する以上、分かりきった結末のためにエネルギーを使うことはない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ" />。
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:剪定事象の中には編纂事象にあるどんな世界よりも先に進み、希望と幸福に満ちた理想世界もあったが、「それだけでもう完成し、終わるもの」である為、理想世界の条件が確定した段階で「剪定」されてしまう<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ" />。樹を育てる時、不要な枝を切り落とすように、基本軸である『幹』から離れすぎた世界はたとえ理想郷であろうと「打ち切り」になる。もう何をしても滅亡が決定したもの、どれほど発展していようと進化が止まったもの、といった『先の展望が見えた』世界を続けていくほどこの宇宙は寛容ではなく<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第15節"/>、まだ誰も知りえない未来のために宇宙が膨張する以上、分かりきった結末のためにエネルギーを使うことはない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ" />。
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===人理定礎===
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またの名を事象固定帯。人類史を固定する多くの出来事。余計な可能性を摘み取り、観測によって変動しがちな歴史を不動にする座標。とりわけフランスやローマといった人類史に大きな影響を及ぼした事象は「無かったことになる」と土台が崩れてしまう<ref group = "出" name = "『空の境界 the garden of order』プロローグ" >『空の境界 the garden of order』プロローグより。</ref>
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ムーンセルの中では量子記録固定帯(クォンタム・タイムロック)と呼ばれており、その本質は一定の間隔で宇宙の中における事象の平均化のタイミングのことで、つまりは宇宙の中のセーブポイントである。前述の編纂事象と剪定事象のように逸脱しすぎた特例の並行世界を伐採し、量子記録固定帯によって固定された「幹」だけを残す作業が行われることで宇宙は安定している。固定帯となった歴史は過去・未来からの干渉を受けても決して変わることは無い<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ">『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ「量子記録固定帯」より。</ref>
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例の一つとしては「ある一国が滅ぶ」という『結果』があるとする。その『結果』に対して過去や未来からの介入によって結末を変えようとしたとしても、「介入によって繁栄はしたが、最終的には滅ぶ」というように過程を僅かにしか変えれず、大筋の『結果』は変わらない。ひと握りの人間の人生を救えることはできるが、人類史という大きなうねりを変えることは決して出来ない。それこそが量子記録固定帯によるものである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ" />。
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===人理定礎===
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逆に言えば[[特異点#人理焼却|大偉業]]によって量子記録固定帯を破壊することができれば人類史を根底から否定することは可能だが、この方法でも破壊した固定帯から先の人類史のみ否定するのが限界である。そして次に訪れる量子記録固定帯の決定ができるのは原則その時代を生きた者のみであり、過去・未来からの介入では基本的に手が出せない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ" />
:またの名を事象固定帯。人類史を固定する多くの出来事。余計な可能性を摘み取り、観測によって変動しがちな歴史を不動にする座標。<br>とりわけフランスやローマといった人類史に大きな影響を及ぼした事象は「無かったことになる」と土台が崩れてしまう。
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:ムーンセルの中では量子記録固定帯(クォンタム・タイムロック)と呼ばれており、その本質は一定の間隔で宇宙の中における事象の平均化のタイミングのことで、つまりは宇宙の中のセーブポイントである。前述の編纂事象と剪定事象のように逸脱しすぎた特例の並行世界を伐採し、量子記録固定帯によって固定された「幹」だけを残す作業が行われることで宇宙は安定している。固定帯となった歴史は過去・未来からの干渉を受けても決して変わることは無い<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ">『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ「量子記録固定帯」より。</ref>。
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前述の剪定事象と編纂事象のタイミングは100年単位の統計だが、量子記録固定帯がかかるタイミングはもっと短く最短で1ヶ月プラスαであることが確認されている。『EXTELLA』においては主人公が分裂したのが量子記録固定帯Aで、次の量子記録固定帯Bに差し掛かるまでに[[アルキメデス]]が[[アルテラ|セファール]]を利用してムーンセルを破壊することで量子記録固定帯B以降の歴史をムーンセルの破壊という前提の歴史で確定させようとしたが、その前に主人公が「平均的かつ、今後の可能性が最も広がる世界」のルートを証明したことにより『EXTELLA』の量子記録固定帯Bが決定された<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ" />。
:例の一つとしては「ある一国が滅ぶ」という『結果』があるとする。その『結果』に対して過去や未来からの介入によって結末を変えようとしたとしても、「介入によって繁栄はしたが、最終的には滅ぶ」というように過程を僅かにしか変えれず、大筋の『結果』は変わらない。ひと握りの人間の人生を救えることはできるが、人類史という大きなうねりを変えることは決して出来ない。それこそが量子記録固定帯によるものである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ" />。
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:逆に言えば[[特異点#人理焼却|大偉業]]によって量子記録固定帯を破壊することができれば人類史を根底から否定することは可能だが、この方法でも破壊した固定帯から先の人類史のみ否定するのが限界である。そして次に訪れる量子記録固定帯の決定ができるのは原則その時代を生きた者のみであり、過去・未来からの介入では基本的に手が出せない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ" />。
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:前述の剪定事象と編纂事象のタイミングは100年単位の統計だが、量子記録固定帯がかかるタイミングはもっと短く最短で1ヶ月プラスαであることが確認されている。『EXTELLA』においては主人公が分裂したのが量子記録固定帯Aで、次の量子記録固定帯Bに差し掛かるまでに[[アルキメデス]]が[[アルテラ|セファール]]を利用してムーンセルを破壊することで量子記録固定帯B以降の歴史をムーンセルの破壊という前提の歴史で確定させようとしたが、その前に主人公が「平均的かつ、今後の可能性が最も広がる世界」のルートを証明したことにより『EXTELLA』の量子記録固定帯Bが決定された<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105-106ページ" />。
      
===並行世界と異世界===
 
===並行世界と異世界===
:わかりにくいが、剪定事象の設定が明らかになって以降、TYPE-MOON作品では「異世界」と「並行世界」は別の概念として扱われている。
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わかりにくいが、剪定事象の設定が明らかになって以降、TYPE-MOON作品では「異世界」と「並行世界」は別の概念として扱われている。
:上記の通り剪定事象の解説において「世界の基盤がズレてしまい、他と同じ世界ではなく、別世界ないし異世界というほうが相応しい」との一節がある他、FGOにおける[[アーサー・ペンドラゴン]]の設定においても「並行世界」と「異世界」は明確に区別されている。
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:下記の各TYPE-MOON作品の各世界観において、「stay night」と「EXTRA」のように「「多少の差異はあっても'''未来は同じ'''」どころか「派生し、'''全く違う未来'''を歩んだ世界」もあるが何を以て「剪定事象」と「異世界」を区別しているのかは今のところ不明である。
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上記の通り剪定事象の解説において「世界の基盤がズレてしまい、他と同じ世界ではなく、別世界ないし異世界というほうが相応しい」との一節がある他、FGOにおける[[アーサー・ペンドラゴン]]の設定においても「並行世界」と「異世界」は明確に区別されている。下記の各TYPE-MOON作品の各世界観において、「stay night」と「EXTRA」のように「多少の差異はあっても'''未来は同じ'''」どころか「派生し、'''全く違う未来'''を歩んだ世界」もあるが何を以て「剪定事象」と「異世界」を区別しているのかは今のところ不明である。
    
===領域外===
 
===領域外===
:あるいは「異界」、「別次元」、「外宇宙」。TYPE-MOON世界観の広大な時空のどこかに存在する「並行宇宙」どころか「異世界」ですらない異邦。地球とその円環の宇宙の法則とは全く異なる摂理を持つ異質な世界、早い話が「繋がってはいけない場所」。
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あるいは「異界」、「別次元」、「外宇宙」。
:詳細は不明だが、現状は[[アビゲイル・ウィリアムズ|アビゲイル]]や[[フランソワ・プレラーティ|プレラーティ]]が何らかの形でアクセスした(してしまった)、クトゥルフ神話の邪神(に相当する存在)達の領域が該当している。
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TYPE-MOON世界観の広大な時空のどこかに存在する「並行宇宙」どころか「異世界」ですらない異邦。地球とその円環の宇宙の法則とは全く異なる摂理を持つ異質な世界、早い話が「繋がってはいけない場所」。詳細は不明だが、現状は[[アビゲイル・ウィリアムズ|アビゲイル]]や[[フランソワ・プレラーティ|プレラーティ]]が何らかの形でアクセスした(してしまった)、クトゥルフ神話の邪神(に相当する存在)達の領域が該当している。
    
==TYPE-MOON作品での世界観==
 
==TYPE-MOON作品での世界観==
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