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| == 真名:シャルルマーニュ == | | == 真名:シャルルマーニュ == |
− | :シャルルマーニュ。高貴なるフランクの王。遍歴騎士。 | + | :シャルルマーニュ。高貴なるフランクの聖王。遍歴騎士。 |
| :「シャルル」は「カール」のフランス語読みであり、「マーニュ」は「大帝」を意味する。 | | :「シャルル」は「カール」のフランス語読みであり、「マーニュ」は「大帝」を意味する。 |
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− | :「ローランの歌」「狂えるオルランドゥ」など、詩人たちが紡いだシャルルマーニュ伝説の中心人物の一人。 | + | :「ローランの歌」「狂えるオルランドゥ」など、吟遊詩人たちが紡いだ伝説の中心人物の一人。 |
| :史実においてはカール大帝と呼称され、九偉人に数えられる高名な英雄。 | | :史実においてはカール大帝と呼称され、九偉人に数えられる高名な英雄。 |
| :カール大帝とは同一人物であり、別の側面に当たる。 | | :カール大帝とは同一人物であり、別の側面に当たる。 |
| :王としての全盛期がカール大帝ならば、セイバークラスの全盛期として召喚されたのがシャルルマーニュである。 | | :王としての全盛期がカール大帝ならば、セイバークラスの全盛期として召喚されたのがシャルルマーニュである。 |
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− | :しかし、カール大帝の史実の中に'''シャルルマーニュ十二勇士の英雄譚は存在しない。''' | + | :だが、カール大帝の史実の中に'''シャルルマーニュ十二勇士の英雄譚は存在しない。''' |
− | :カール大帝として諸国を回ることは有ってもそこに聖剣や魔獣や魔女が入る余地はどこにもない。 | + | :その治世に聖剣や魔獣や魔女は存在せず、十二勇士はカール大帝の精鋭である。 |
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| :その正体は大帝の影であり、カール大帝が捨て去った夢想。子供の頃に夢見た、どこまでも正々堂々、民の為に剣を振るう騎士。 | | :その正体は大帝の影であり、カール大帝が捨て去った夢想。子供の頃に夢見た、どこまでも正々堂々、民の為に剣を振るう騎士。 |
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| :シャルルマーニュ十二勇士の英雄譚はカール大帝をモデルとして吟遊詩人たちが創作したものである。 | | :シャルルマーニュ十二勇士の英雄譚はカール大帝をモデルとして吟遊詩人たちが創作したものである。 |
| :サーヴァントのシャルルマーニュは英雄譚であるシャルルマーニュ十二勇士の<ruby><rb>聖騎士</rb><rt>パラディン</rt></ruby>としての側面、即ち本来は存在することのないイレギュラーである。 | | :サーヴァントのシャルルマーニュは英雄譚であるシャルルマーニュ十二勇士の<ruby><rb>聖騎士</rb><rt>パラディン</rt></ruby>としての側面、即ち本来は存在することのないイレギュラーである。 |
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| + | :カール大帝は史実においてあまりに偉大な存在であり、その史実が盾となり幻想を阻む。 |
| + | :それ故、大帝の人生に幻想が入り込む余地はどこにもない。 |
| + | :にも関わらず、英霊の座においてカール大帝とシャルルマーニュの二人は混同された。 |
| + | :伝説に描かれた<ruby><rb>英雄</rb><rt>キャラクター</rt></ruby>とそのモデルとなった人物が結合してしまった。 |
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| :幻想の騎士として召喚されたシャルルマーニュは、カール大帝としての記憶は朧気な代わり、邪悪な怪物と戦い十二勇士と大冒険をした記憶を持っている。 | | :幻想の騎士として召喚されたシャルルマーニュは、カール大帝としての記憶は朧気な代わり、邪悪な怪物と戦い十二勇士と大冒険をした記憶を持っている。 |
− | :だが、シャルルマーニュ本人はそれが詩人の幻想、妄想の類であることを理解している。 | + | :だがそれは、剪定された事象に過ぎず、彼の記憶は全て詩人たちの作った妄言、妄想、物語である。 |
− | :故に彼は聖騎士の名に恥じない皆が憧れるカッコいい騎士であろうとする。 | + | :故に、シャルルマーニュという英霊に生前は存在しない。 |
| + | :シャルルマーニュ本人はその事を認識し理解している。 |
| + | :だがそれでも彼は、騎士の名に恥じないカッコ良くありたいと思い、そうあろうと行動する。 |
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| :大帝の影であるシャルルマーニュは、大帝が倒されれば死ぬ。本体が居なくなれば影は消えてしまう。 | | :大帝の影であるシャルルマーニュは、大帝が倒されれば死ぬ。本体が居なくなれば影は消えてしまう。 |
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| :そして次に召喚される時は、力づくで世界を統一するカール大帝でもなく、世界を救う為なら命を捨てるシャルルマーニュでもない。 | | :そして次に召喚される時は、力づくで世界を統一するカール大帝でもなく、世界を救う為なら命を捨てるシャルルマーニュでもない。 |
− | :現実と理想を両立させた、シャルルマーニュの混じった「カール大帝」が召喚される。 | + | :現実と理想を両立させ、史実と夢想の混ざった「カール大帝」が召喚される。 |
| :故にシャルルマーニュが召喚されることはもうない。 | | :故にシャルルマーニュが召喚されることはもうない。 |
− | :それを理解した上で、暴走をするカール大帝を騎士として、同じ<ruby><rb>シャルル</rb><rt>カール</rt></ruby>として倒すために奔走する。 | + | :それを理解した上で、暴走するカール大帝を騎士として、同じ<ruby><rb>シャルル</rb><rt>カール</rt></ruby>として倒すために奔走する。 |
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| ;シャルルマーニュ十二勇士 | | ;シャルルマーニュ十二勇士 |