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| == 真名:ナーサリー・ライム == | | == 真名:ナーサリー・ライム == |
− | :ナーサリー・ライム。実在の英霊ではなく、実在する絵本の総称である。イギリスで深く愛されたこのジャンルは、多くの子供たちの夢を受け止めていくうちに一つの概念として成立、“子どもたちの英雄”としてサーヴァント化した。のちにルイス・キャロルという著名な作家を生み出す下地になったもの。 | + | :ナーサリー・ライム。ワタシはアナタ、アナタはワタシ。名前も忘れたアナタの為に、アナタの姿をそっくり映す。<br />ワタシの名前はわらべ歌。トミー・サムの可愛い絵本。マザー・グースの最初のカタチ。夢見るアナタとワタシのために。夜が明けるまで浪漫飛行。<br />ああ、でも昇降機が降りていく。夢の終わりがやってくる。ありすの終わりがやってくる。物語である以上、終わりが来るのは当たり前。<br><br>'''寂しいアナタに悲しいワタシ。最期の望みを叶えましょう'''――<br><br> |
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− | :ワタシはアナタ、アナタはワタシ。名前も忘れたアナタの為に、アナタの姿をそっくり映す。<br />ワタシの名前はわらべ歌。トミー・サムの可愛い絵本。マザー・グースの最初のカタチ。夢見るアナタとワタシのために。夜が明けるまで浪漫飛行。<br />ああ、でも昇降機が降りていく。夢の終わりがやってくる。ありすの終わりがやってくる。物語である以上、終わりが来るのは当たり前。<br><br>'''寂しいアナタに悲しいワタシ。最期の望みを叶えましょう'''――<br><br> | + | :英語の「わらべうた」。実在の人物を英霊としたものではなく、実在する絵本の総称。 |
| + | :イギリスで子供達に深く愛されタコのジャンルは、多くの子供達の夢を受け止めていった絵本のジャンルは、一つの概念として成立、「子供たちの英雄」としてサーヴァントとなった。 |
| + | :のちにルイス・キャロルという著名な作家を生み出す下地になったもの。 |
| + | :サーヴァントが固有結界を作るのではなく、固有結界そのものがサーヴァント。 |
| + | :「物語」であるため本来決まった形は無く、マスターの心を映し、マスターが夢見た形の疑似サーヴァントを作り上げる。 |
| + | :今回はマスターのありすが「自分が物語の主人公だったら」という夢を見ているが故に、ありすと同じ姿になっている。 |
| + | :また、ありすの夢を映す今回のナーサリー・ライムは彼女が愛読したであろう『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の影響が強いようだ。 |
| + | :鏡に映った黒の砂糖菓子の人形は、ただ望みを叶えるだけ。 |
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− | :英語の「わらべうた」。実在の人物を英霊としたものではなく、実在する絵本の総称。<br />子供達に深く愛され、多くの子供達の夢を受け止めていった絵本のジャンルは、一つの概念として成立、「子供たちの英雄」としてサーヴァントとなった。<br>サーヴァントが固有結界を作るのではなく、固有結界そのものがサーヴァント。<br />「物語」であるため本来決まった形は無く、マスターの心を映し、マスターが夢見た形の疑似サーヴァントを作り上げる。<br />今回はマスターのありすが「自分が物語の主人公だったら」という夢を見ているが故に、ありすと同じ姿になっている。<br />また、ありすの夢を映す今回のナーサリー・ライムは彼女が愛読したであろう『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の影響が強いようだ。<br/>鏡に映った黒の砂糖菓子の人形は、ただ望みを叶えるだけ。<br><br>
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− | :'''『物語は永遠に続く。か細い指を一項目に戻すように、あるいは二巻目を手に取るように。悲しい読み手が、現実を拒み続ける限り』。'''<br><br> | + | :'''『物語は永遠に続く。か細い指を一項目に戻すように、あるいは二巻目を手に取るように。悲しい読み手が、現実を拒み続ける限り』。'''< |
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− | :このサーヴァントは一人の悲惨な少女を救ったが、同時に「'''常に何者でもない鏡'''」であるこのサーヴァントも自身も救われていた。<br />……たとえそれが砂糖菓子のように脆く、意味のない事だとしても。 | + | |
| + | :このサーヴァントは一人の悲惨な少女を救ったが、同時に「'''常に何者でもない鏡'''」であるこのサーヴァントも自身も救われていた。 |
| + | :……たとえそれが砂糖菓子のように脆く、意味のない事だとしても。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |