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: ジナコの態度にため息を付きつつ、甲斐甲斐しく付き合うその姿勢は「お父さん」あるいは「世話焼きな兄弟」にも見える。
 
: ジナコの態度にため息を付きつつ、甲斐甲斐しく付き合うその姿勢は「お父さん」あるいは「世話焼きな兄弟」にも見える。
 
: なお、ジナコの父と言われた際は「すまんが、年齢的に無理がある。弟ということにして欲しい」と返答し、ジナコに憤慨された。
 
: なお、ジナコの父と言われた際は「すまんが、年齢的に無理がある。弟ということにして欲しい」と返答し、ジナコに憤慨された。
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: そんな凸凹コンビだが、ジナコとともに歩んだ『CCC』の物語はカルナにとっても大きなものであったらしく、別の話である『Grand Order』においても度々ジナコの話題を口にしている。
 
; [[主人公 (EXTRA)]]
 
; [[主人公 (EXTRA)]]
 
: ジナコを気にかけている為か、比較的好意的な対応をする。
 
: ジナコを気にかけている為か、比較的好意的な対応をする。
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; カルナ「腐れ縁だが、付き合いは誰よりも長いのがオレたちだ。その縁に免じて、一つだけ約束しろ。<br/>     オレを討った時は本来の英霊としての責務を果たせ。その『<ruby><rb>炎神の咆哮</rb><rt>アグニ・ガーンディーヴァ</rt></ruby>』で世界を救え。<br/>     ……言いたくはないのだがな。その手の仕事は、貴様の方が遙かに上手い。」<br/> アルジュナ「……いいだろう。だが決した後、それを敗北の理由にしない事だ。」<br/> カルナ「まさか。敗北のために戦う事はない。この槍に誓って、この<ruby><rb>肉体</rb><rt>よろい</rt></ruby>に誓って。父と母に誓って――勝利を奪う。」
 
; カルナ「腐れ縁だが、付き合いは誰よりも長いのがオレたちだ。その縁に免じて、一つだけ約束しろ。<br/>     オレを討った時は本来の英霊としての責務を果たせ。その『<ruby><rb>炎神の咆哮</rb><rt>アグニ・ガーンディーヴァ</rt></ruby>』で世界を救え。<br/>     ……言いたくはないのだがな。その手の仕事は、貴様の方が遙かに上手い。」<br/> アルジュナ「……いいだろう。だが決した後、それを敗北の理由にしない事だ。」<br/> カルナ「まさか。敗北のために戦う事はない。この槍に誓って、この<ruby><rb>肉体</rb><rt>よろい</rt></ruby>に誓って。父と母に誓って――勝利を奪う。」
 
: あくまで個人的な理由でアルジュナに決闘を『許した』カルナ。その代償として求めたのは、己が倒れた時の代行だった。それは後に、己の対極にあり敵であったカルナという男を最後まで理解できなかったアルジュナにとっての、紛れも無い救いとなった。
 
: あくまで個人的な理由でアルジュナに決闘を『許した』カルナ。その代償として求めたのは、己が倒れた時の代行だった。それは後に、己の対極にあり敵であったカルナという男を最後まで理解できなかったアルジュナにとっての、紛れも無い救いとなった。
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;「ほう、そうなのか。オレはむしろ、対抗する気で来たのだが。」<br/>「アルジュナ、話は最後まで聞くものだ。どうやらオレは、一言少ないらしいのでな。<br/> 元より多弁ではないが、この状況でおまえに誤解をさせるべきではない。」<br/>「……つまり、これは競争だ。直接戦うのではなく、彼らをどれだけ打ち負かしたかで競い合う、言うなれば狩りの競争だ。<br/> <ruby><rb>戦士</rb><rt>クシャトリヤ</rt></ruby>なら誰しも覚えがあるものだろう? それは決して糺されることのない、健全な争いだ。」
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:終章にて。魔神柱たちを食い止めるため、己の感情を押し殺して戦おうとしたアルジュナに対して。
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:共闘でなくとも、競い合うことでもこの戦況を切り拓くことができると、カルナなりに言葉にして見せる。
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:<del>ついでに最終決戦そっちのけで魔神柱狩りに興じていた全国のマスター達にもその言葉が響いた。</del>
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;「……そう。おまえはオレを憎いと思っている―――それでいい。<br/> オレとて聖人などではない。憎まれれば憤りを感じることもある。<br/> だが、それは正しい憎しみ、正しい憤りだ。決して特別なものではない。<br/> そして、<ruby><rb>特別ではない事とは、悪ではない</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。<br/> 己を誤魔化すな、アルジュナ。そうせずとも、オレたちは横に並ぶことはできる。<br/> かつて彼女が望んだ<ruby><rb>光景</rb><rt>モノ</rt></ruby>とは異なるだろうが……。」
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:同じく終章にて。
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:自分たちの抱く感情が決して特別なものではないこと、そして特別でないことは決して悪いことではないことを説く。
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:特別ではないことは無価値ではない。それを知るカルナだからこそ、この言葉が出てきたのだろう。
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;カルナ「それから……うむ。稀にではあるが、英霊となった後で意識が変革する事は絶無ではない。<br/>     今までのオレであれば、おまえに対抗するとだけ告げて殺し合いに至ったかもしれん。」<br/>アルジュナ「なるほど。それは……やはり、[[主人公 (Grand Order)|○○]]との縁ゆえか?」<br/>カルナ「それもあるが、全てではない。<br/>     こうして自慢するのは恥ずかしいが、オレは絶え間の無い幸運に恵まれている。」<br/>アルジュナ「え。」<br/>カルナ「恵まれている。特にマスター運など最たるものだ。<br/>     遠い記憶となっても、心に響いた<ruby><rb>言葉</rb><rt>もの</rt></ruby>が残り続けているのだから。」
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:同じく終章にて。英霊になった後で己が世界を揺るがされたことに驚いたアルジュナに対して。
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:マスター達との出会いの中で、自分を変えてくれる存在に巡り合えたことを喜びながら。
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:事実。ここではない別の世界で、[[ジナコ=カリギリ|特別ではない、ただ一人の人間]]が残した言葉は、今もカルナの<ruby><rb>霊基</rb><rt>たましい</rt></ruby>に深く刻み込まれている。
    
;「…………カニとはな。横にしか歩けない人生は、辛くはないか……?<br/> つねに相手の顔を見続けるその気概は、武芸者として見習うべきではあるが……<br/> そしてヤドカリ……自らの住み処を背負うとは……移動型ひきこもり……ジナコも見習うべきだな。」
 
;「…………カニとはな。横にしか歩けない人生は、辛くはないか……?<br/> つねに相手の顔を見続けるその気概は、武芸者として見習うべきではあるが……<br/> そしてヤドカリ……自らの住み処を背負うとは……移動型ひきこもり……ジナコも見習うべきだな。」
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