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;略歴
 
;略歴
:真名はインドの叙事詩「マハーバーラタ」に登場する不死身の大英雄カルナ。<br>赤のライダーと共に数えられる「赤」陣営最強のサーヴァント。<br>その比類なき力から[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達から便利な駒として重宝されており、彼らから聖杯戦争を司る[[ルーラー]]の抹殺を命令された。<br>そこで[[セイバー (Apocrypha・黒)|黒のセイバー]]と出会い、夜明けまで撃ち合うが決着はつかず、お互いを称えながら、再戦を誓い別れを告げる。<br>“黒”と“赤”の全面対決では、[[ランサー (Apocrypha・黒)|黒のランサー]]と対峙し、最大限の地の利を生かした猛攻を受けるが、マスターの負担を慮って鎧以外の宝具を封じた状態でも、その比類なき武練と精神力で圧倒し、あと一歩まで追い込む。だがランサーが[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]によって吸血鬼化し、ルーラーの討伐命令によって黒のサーヴァントと共闘する事となる。<br>そして、ダーニックを追った先で自らのマスターがシロウ達に傀儡とされていた事を知る。
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:真名はインドの叙事詩「マハーバーラタ」に登場する不死身の大英雄カルナ。<br>赤のライダーと共に数えられる「赤」陣営最強のサーヴァント。<br>その比類なき力から[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達から便利な駒として重宝されており、彼らから聖杯戦争を司る[[ルーラー]]の抹殺を命令された。<br>そこで[[セイバー (Apocrypha・黒)|黒のセイバー]]と出会い、夜明けまで撃ち合うが決着はつかず、お互いを称えながら、再戦を誓い別れを告げる。<br>“黒”と“赤”の全面対決では、[[ランサー (Apocrypha・黒)|黒のランサー]]と対峙し、最大限の地の利を生かした猛攻を受けるが、マスターの負担を慮って鎧以外の宝具を封じた状態でも、その比類なき武練と精神力で圧倒し、あと一歩まで追い込む。だがランサーが[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]によって吸血鬼化し、ルーラーの討伐命令によって黒のサーヴァントと共闘する事となる。<br>そして、ダーニックを追った先で自らのマスターがシロウ達に傀儡とされていた事を知る。そこで憤慨する[[アーチャー (Apocrypha・赤)|アーチャー]]や[[ライダー (Apocrypha・赤)|ライダー]]ライダーと異なり、シロウを守り彼に協力する姿勢を見せる。だが「施しの英雄」である彼にとって「マスター」とは、例え顔も名前も分からなくても、自分の力を必要とし助力を乞おうと決意した召喚者に他ならず、シロウに協力するのも「マスターのため」に過ぎなかった。<br>また黒のセイバーに乞われた「再戦の約束」にも応える為、自分が利用されていると知りながらも彼らの敵対者である赤のサーヴァントとして全霊を以て戦うことを決意する。
    
;人物
 
;人物
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;[[シロウ・コトミネ]]
 
;[[シロウ・コトミネ]]
:すべての事柄を「それも有り」と捉える性格が災いし、彼らに有用な駒として扱われている。
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:すべての事柄を「それも有り」と捉える性格が災いし、彼らに有用な駒として扱われている。<br>アーチャーやライダーは彼をマスターと認めたがカルナにとってマスターは「自分の力を求め、助けを乞うた召喚者」であるため、シロウの事はマスターとして一切認めていない。
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;[[アーチャー (Apocrypha・赤)|アーチャー]]
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:そのあらゆる嘘を見抜く眼力と比類なき実力を信頼しており、何度も意見を求める。
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;[[ライダー (Apocrypha・赤)|ライダー]]
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:アーチャーと同じく非常に高い評価。「インド屈指の英雄相手に五分の力で相手をするなど失礼千万。アイツと打ち合う時は殺し合う時だけ」と戦士としての敬意を以て接している。
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;[[アサシン (Apocrypha・赤)|アサシン]]
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:「顔も名前も知らない前のマスターにそのまま仕える」と表明した彼を愚か者と蔑むが、直後に語った「オレはたたの槍に過ぎない」という最強の大英雄が口にするとは思えないような謙虚な姿勢に唖然とする。
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;[[キャスター (Apocrypha・赤)|キャスター]]
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:「物語に仕える」と公言し、詰まらないという理由でマスターを切り捨て、戦闘代行者としての義務を全く果たさないなどキャスターが余りにサーヴァントとしてアレ過ぎるせいか、時折的確かつ辛辣なコメントを送っている。でもキャスターは全く気にしておらず、相変わらず慇懃無礼な態度で受け流している。
    
===Fate/EXTRA CCC===
 
===Fate/EXTRA CCC===
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;「 ——執念、怨念、あるいは妄念か。<br> 魔術師でもなく、英雄でもなくなったお前は最早、誰でもない。<br> 『己ではない誰か』に為ったお前の苦痛は生半可なものではあるまい。<br> 未練を残すな、怪物。<RUBY><RB>疾</RB><RT>と</RT></RUBY>く消え去るがいい。」
 
;「 ——執念、怨念、あるいは妄念か。<br> 魔術師でもなく、英雄でもなくなったお前は最早、誰でもない。<br> 『己ではない誰か』に為ったお前の苦痛は生半可なものではあるまい。<br> 未練を残すな、怪物。<RUBY><RB>疾</RB><RT>と</RT></RUBY>く消え去るがいい。」
 
:吸血鬼へと変貌し、ダーニックに取り込まれてしまった黒のランサーに対して。いつもの冷たい口調で、ともするとヴラドを見下しているように聞こえる。<br>だが実際は、名誉も誇りも奪われ、堕ちていった強敵への深い憐憫の念が込められている。<br>「施しの英雄」と呼ばれた彼でも、日輪から目を背ける「人間でなくなった者」を救う事は出来ない。<br>出来るのは、これ以上の屈辱を味わわせることなく、塵に帰すことだけであった。
 
:吸血鬼へと変貌し、ダーニックに取り込まれてしまった黒のランサーに対して。いつもの冷たい口調で、ともするとヴラドを見下しているように聞こえる。<br>だが実際は、名誉も誇りも奪われ、堕ちていった強敵への深い憐憫の念が込められている。<br>「施しの英雄」と呼ばれた彼でも、日輪から目を背ける「人間でなくなった者」を救う事は出来ない。<br>出来るのは、これ以上の屈辱を味わわせることなく、塵に帰すことだけであった。
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;「……確かにマスターは変わったが。<br> オレを召喚しようと決意し、助力を乞おうとしたのは、他ならぬあのマスター達の1人に違いない。<br> そして、オレのマスターは滅びかけた肉体でなお聖杯を望んでいる。<br> ならば、オレはこの槍を振るうだけだ。<br> それが願いであり、召喚されたオレへの報酬だ」
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:シロウと真実を知った赤のサーヴァント達の問答の場で。<br>他のサーヴァント達がシロウをマスターとして認める方に動いていく中で、神の瞳でシロウを見据えながら、変わらず「マスター」への忠義を誓う。<br>全ての人間、全ての英霊を信念だけで引き摺り込む聖人でさえ「施しの英雄」の在り方は一片も変えられず、逆にシロウは彼に見据えられたことで丸裸にされたような感覚すら抱いてしまった。
    
===Fate/EXTRA CCC===
 
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