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「無限の剣製」関係の情報整理その2
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;略歴
 
;略歴
:憶えている記憶の最初は無限の赤。冬木大災害の生存者で、天涯孤独となった彼は、猛火の中から自分を救ってくれた男・[[衛宮切嗣]]の養子となる。<br>五年後、切嗣は病のために死去。彼は、切嗣が最後に呟いた「正義の味方になりたかったんだ」という言葉から、その志を継ぐことを決意。<br>それからの五年間、彼は義父に教わった初歩の[[魔術]]を独学で鍛錬し続ける。切嗣から魔術刻印は継承せず、その言葉通り魔術師ではなく「魔術使い」を名乗る。<br>穂群原学園生となった彼は、偶然から夜の学校で争う槍を手にした男・[[ランサー]]と赤い外套の男・[[アーチャー]]を目撃。ランサーの手により口封じのために瀕死の重傷を負わされるものの、駆けつけた[[遠坂凛]]の治癒魔術により、奇跡的に命を取り留める。<br>誰に助けられたか分からぬままなんとか自宅に戻った士郎だったが、再度ランサーに襲撃を受ける。<br>必死の応戦も虚しく徐々に追い詰められ、死を覚悟するも、偶然土蔵で金髪の美少女「[[セイバー]]」を召喚し、ランサーを撃退。駆けつけた凛に事情を聞き、[[聖杯戦争]]を終わらせるべく、セイバーとともに魔術師同士の殺し合いにその身を投じることになる。
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:憶えている記憶の最初は無限の赤。冬木大災害の生存者で、天涯孤独となった彼は、猛火の中から自分を救ってくれた男・[[衛宮切嗣]]の養子となる。
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:五年後、切嗣は病のために死去。彼は、切嗣が最後に呟いた「正義の味方になりたかったんだ」という言葉から、その志を継ぐことを決意。
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:それからの五年間、彼は義父に教わった初歩の[[魔術]]を独学で鍛錬し続ける。切嗣から魔術刻印は継承せず、その言葉通り魔術師ではなく「魔術使い」を名乗る。
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:穂群原学園生となった彼は、偶然から夜の学校で争う槍を手にした男・[[ランサー]]と赤い外套の男・[[アーチャー]]を目撃。ランサーの手により口封じのために瀕死の重傷を負わされるものの、駆けつけた[[遠坂凛]]の治癒魔術により、奇跡的に命を取り留める。
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:誰に助けられたか分からぬままなんとか自宅に戻った士郎だったが、再度ランサーに襲撃を受ける。
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:必死の応戦も虚しく徐々に追い詰められ、死を覚悟するも、偶然土蔵で金髪の美少女「[[セイバー]]」を召喚し、ランサーを撃退。駆けつけた凛に事情を聞き、[[聖杯戦争]]を終わらせるべく、セイバーとともに魔術師同士の殺し合いにその身を投じることになる。
    
;人物
 
;人物
:切嗣の影響で、全てを分け隔てなく救う「正義の味方」になることを本気で志している。<br>それはもともと切嗣が諦めた理想であり、その遺志を継ぐという考えと、「十年前の大災害で唯一生き残ってしまった」自分は人の為に生きねばならない、という強迫観念に似た義務感のため培われた理想である。余談だが、「生き残ったことに罪悪感を覚える」症状は現実にも存在し、「サバイバーズ・ギルト」という名称で呼ばれている。<br>日常生活においては「主夫」。家庭料理をはじめとする家事一般に長け、一家を支えている。学園内ではさまざまな要望に応じて各所に赴き、機械の修理や頼まれごとを引き受けていることから、「穂群原のブラウニー」「偽用務員」「ばかスパナ」といった二つ名を持つ。「魔術師は等価交換で動くもの」と幾度か凛に指摘されているのだが、前述の義務感とあいまって、「頼まれごとを引き受けること」がその対価であると士郎は考えている。<br>「人助けが生きがい」であり、それ以外に興味がない・興味の持てない性格で、遊びごとなどには無縁で人生に余裕がない。人生における優先順位が公私の「公」に偏重していて、感情の機微に疎く、他人の好意にも悪意にも鈍感。「命を救われた」ことが切嗣から受けた正義の行いであるため、彼の「他人を救う」という目的は「命を救う」という方面に偏っている。<br>だが、「心を救う」という行為もまた正義の行いであり、それを無自覚に実践しているにも関らず、そのことの価値に気付いていない。<br>養父からの『借り物の理想』を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、奈須氏によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。<br>[[言峰綺礼]]が先天的な破綻者であるとすれば、彼は冬木大火災が元で人生が狂った後天的異常者である。
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:切嗣の影響で、全てを分け隔てなく救う「正義の味方」になることを本気で志している。
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:それはもともと切嗣が諦めた理想であり、その遺志を継ぐという考えと、「十年前の大災害で唯一生き残ってしまった」自分は人の為に生きねばならない、という強迫観念に似た義務感のため培われた理想である。余談だが、「生き残ったことに罪悪感を覚える」症状は現実にも存在し、「サバイバーズ・ギルト」という名称で呼ばれている。
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:日常生活においては「主夫」。家庭料理をはじめとする家事一般に長け、一家を支えている。学園内ではさまざまな要望に応じて各所に赴き、機械の修理や頼まれごとを引き受けていることから、「穂群原のブラウニー」「偽用務員」「ばかスパナ」といった二つ名を持つ。「魔術師は等価交換で動くもの」と幾度か凛に指摘されているのだが、前述の義務感とあいまって、「頼まれごとを引き受けること」がその対価であると士郎は考えている。
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:「人助けが生きがい」であり、それ以外に興味がない・興味の持てない性格で、遊びごとなどには無縁で人生に余裕がない。人生における優先順位が公私の「公」に偏重していて、感情の機微に疎く、他人の好意にも悪意にも鈍感。「命を救われた」ことが切嗣から受けた正義の行いであるため、彼の「他人を救う」という目的は「命を救う」という方面に偏っている。
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:だが、「心を救う」という行為もまた正義の行いであり、それを無自覚に実践しているにも関らず、そのことの価値に気付いていない。
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:養父からの『借り物の理想』を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、奈須氏によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。
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:[[言峰綺礼]]が先天的な破綻者であるとすれば、彼は冬木大火災が元で人生が狂った後天的異常者である。
    
;能力
 
;能力
:魔術師ではあるが、根源への到達を目指していないため正しくは「魔術使い」。士郎にとって魔術は手段であって目的ではない。<br>魔術回路の数は27で、代続きしていない魔術師としては多め。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凜からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、実践的な魔術である「強化」は成功率はほぼゼロ、「投影」はガワしか作れないという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。<br>その本質は、起源・魔術属性共に「剣」と、一点特化した魔術であり、[[魔法]]に近いと評される大魔術である[[固有結界]]、「無限の剣製」を展開できる稀有な才能の持ち主(詳細は「[[アーチャー]]」の頁にて)。いつまでたっても消失しない投影品や、構造把握能力に長ける、といった彼の特技もすべてはこの固有結界に起因している。だが、未熟であるため物語開始時点で自ら固有結界を起動させることはできない。<br>士郎が未熟であるのはこのあまりに異質な魔術特性にも一因がある。彼に魔術を教えた切嗣、指導を行った凛の両名ともに、その異常性に気づきはしたもののどう指導して良いかわからなかった(切嗣の方はむしろ士郎が魔術師になることを嫌がっていたため、当初は教導自体を断っていた)。最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた[[間桐桜]]から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物(この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明。切嗣が半端に教えたことを士郎が勘違いしたまま切嗣が死去した、などの可能性はいくつか考えられるが、正確なところは語られていない)。これを切嗣が死んでから五年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一つである。
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:魔術師ではあるが、根源への到達を目指していないため正しくは「魔術使い」。士郎にとって魔術は手段であって目的ではない。
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:魔術回路の数は27で、代続きしていない魔術師としては多め。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凜からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、実践的な魔術である「強化」は成功率はほぼゼロ、「投影」はガワしか作れないという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。
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:その本質は、起源・魔術属性共に「剣」と、一点特化した魔術であり、[[魔法]]に近いと評される大魔術である[[固有結界]]、「無限の剣製」を展開できる稀有な才能の持ち主(詳細は「[[アーチャー]]」の頁にて)。いつまでたっても消失しない投影品や、構造把握能力に長ける、といった彼の特技もすべてはこの固有結界に起因している。
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:ただし、未熟であるため物語開始時点で自ら固有結界を起動させることはできず、投影魔術もモノによっては時間が掛かりすぎて実戦に堪えれられない。また、守護者であるアーチャーと違って固有結界に世界からの修正力が働くなどのペナルティを受ける。
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:士郎が未熟であるのはこのあまりに異質な魔術特性にも一因がある。彼に魔術を教えた切嗣、指導を行った凛の両名ともに、その異常性に気づきはしたもののどう指導して良いかわからなかった(切嗣の方はむしろ士郎が魔術師になることを嫌がっていたため、当初は教導自体を断っていた)。最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた[[間桐桜]]から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物(この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明。切嗣が半端に教えたことを士郎が勘違いしたまま切嗣が死去した、などの可能性はいくつか考えられるが、正確なところは語られていない)。これを切嗣が死んでから五年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一つである。
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:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。<br>「全て遠き理想郷」は副作用として持ち主の魔術特性を「剣」に変えてしまう特性を持っていたため、士郎の魔術特性を「剣」に変えてしまい、それが遠因となって前述の特異な才能を目覚めさせることとなってしまった。
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:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
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:「全て遠き理想郷」は副作用として持ち主の魔術特性を「剣」に変えてしまう特性を持っていたため、士郎の魔術特性を「剣」に変えてしまい、それが遠因となって前述の特異な才能を目覚めさせることとなってしまった。
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:属性と起源が「剣」にも拘わらず、剣の才は人並み程度。しかし、弓の腕は神がかっているといっても過言ではない。セイバーと戦闘中の[[バーサーカー]]のこめかみに矢を当てる程。<br>幼少期から[[藤村雷画]]の勧めで弓道を始め、その腕前の伸びは[[藤村大河]]も認めるところ。弓道部に所属する頃には部長・[[美綴綾子]]の知る限り、彼が矢を的に外したのは射る前から外れると分かっていた上で射た場合を除いてゼロ。文字通り百発百中の腕前になっている。<br>ただ、本人が称するところではそれは弓の腕ではなく、毎夜日課になっている魔術の鍛錬の成果でイメージ通りに矢を的中させられるだけとのこと。この辺り、分かる人には分かるらしく、 美綴からは「弓を持たなくても会心に入れるんだから、むしろ弓なんて邪魔じゃないってムカついた」「そもそも弓を持つ、なんて事がアンタには余分」と言われている。
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:属性と起源が「剣」にも拘わらず、剣の才は人並み程度。しかし、弓の腕は神がかっているといっても過言ではない。セイバーと戦闘中の[[バーサーカー]]のこめかみに矢を当てる程。
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:幼少期から[[藤村雷画]]の勧めで弓道を始め、その腕前の伸びは[[藤村大河]]も認めるところ。弓道部に所属する頃には部長・[[美綴綾子]]の知る限り、彼が矢を的に外したのは射る前から外れると分かっていた上で射た場合を除いてゼロ。文字通り百発百中の腕前になっている。
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:ただ、本人が称するところではそれは弓の腕ではなく、毎夜日課になっている魔術の鍛錬の成果でイメージ通りに矢を的中させられるだけとのこと。この辺り、分かる人には分かるらしく、 美綴からは「弓を持たなくても会心に入れるんだから、むしろ弓なんて邪魔じゃないってムカついた」「そもそも弓を持つ、なんて事がアンタには余分」と言われている。
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;アゾット剣
 
;アゾット剣
:魔術を学ぶものが一人前になった際に送られる儀式用の剣。Fateルート、HFルートでは遠坂凛から預かる。
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:魔術を学ぶものが一人前になった際に送られる儀式用の剣。Fateルート、Heaven's Feelルート(以下HFルート)では遠坂凛から預かる。
 
;宝石剣ゼルレッチ
 
;宝石剣ゼルレッチ
 
:アーチャーの腕とイリヤの中の過去の記録を用いて投影したもの。限定的な第二魔法行使を可能とするが、士郎には複製は出来ても理論は理解できない。
 
:アーチャーの腕とイリヤの中の過去の記録を用いて投影したもの。限定的な第二魔法行使を可能とするが、士郎には複製は出来ても理論は理解できない。
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;右歯噛咬(ザリチェ)・左歯噛咬(タルウィ)
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:武器破壊を前提にした二本の短剣。いわゆるソードブレイカー。『hollow』にて[[アヴェンジャー]]の振るっていた武器。
    
===[[宝具|投影宝具]]===
 
===[[宝具|投影宝具]]===
 
;干将・莫邪
 
;干将・莫邪
:アーチャーのトレードマークともいえる夫婦剣。アーチャーの物を複製し投影する。<br>作中では同じものを作り出せる投影品という利点とこの夫婦剣が持つお互いに引き合うという性質を活かした秘剣「鶴翼三連」で[[セイバーオルタ]]とほぼ相討ちに近い状態に持ち込んだ。
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:アーチャーのトレードマークともいえる夫婦剣。アーチャーの物を複製し投影する。
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:作中では同じものを作り出せる投影品という利点とこの夫婦剣が持つお互いに引き合うという性質を活かした秘剣「鶴翼三連」で[[セイバーオルタ]]とほぼ相討ちに近い状態に持ち込んだ。
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;勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
 
;勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
 
:かつてセイバーが所有していた「選定の剣」。夢で共有した彼女の過去の記憶で見たものを、バーサーカー戦にて初投影。本来の持ち主であるセイバーと共に振るい、[[バーサーカー]]を打倒した。
 
:かつてセイバーが所有していた「選定の剣」。夢で共有した彼女の過去の記憶で見たものを、バーサーカー戦にて初投影。本来の持ち主であるセイバーと共に振るい、[[バーサーカー]]を打倒した。
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;全て遠き理想郷(アヴァロン)
 
;全て遠き理想郷(アヴァロン)
:かつて切嗣に埋め込まれた、エクスカリバーの鞘。セイバーの魔力により起動し持ち主を癒やす。長年の融合により原型を無くしていたが、衛宮士郎の投影技術と担い手のセイバーの力で摘出された。<br>それ以後も工程を踏まずとも投影できる、衛宮士郎の半身だが、セイバーとの契約が切れ彼女が消えてからは、イメージができなくなり、投影はできなくなった。
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:「約束された勝利の剣」の鞘。かつて切嗣によって士郎の身体に埋め込まれており、長年の融合により原型を無くしていた。セイバーの魔力により起動し、士郎の傷を何度となく癒やすことになる。
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:最初に投影したのは海浜公園でギルガメッシュと戦った際。アニメ版(2006年)では投影した鞘に「約束された勝利の剣」を納め、「天地乖離す開闢の星」をただ防ぐのみではなくギルガメッシュに向かって反射するという演出がされている。
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:その後、士郎の投影技術と担い手のセイバーの力で士郎の体内より摘出され、持ち主に返還される。
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:柳洞寺での決戦において「この世全ての悪」の泥を防ぐために投影。あまりに身近にあった士郎の半身とも言える宝具であるため、通常の投影のような工程を踏まずとも一瞬で投影できた。
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:Fateルートのみで使用可能。その他のルートでは存在が知られることはなく、セイバーとの契約が切れてしまうため、機能しなくなる。
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:余談だが、アーチャーも出自を考えればこれを投影できると思われがちだが、記憶が磨耗していることとセイバーとの繋がりが切れていること(契約の失効だけでなく大聖杯が解体されるため)でイメージが出来なくなっているため不可能とされる。
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;是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)
 
;是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)
 
:[[バーサーカー]]から斧剣ごと投影した秘剣。「射殺す百頭(ナインライブズ)」の対人用。
 
:[[バーサーカー]]から斧剣ごと投影した秘剣。「射殺す百頭(ナインライブズ)」の対人用。
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;熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
 
;熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
:七枚の花弁を展開する結界宝具。遠坂凛の魔力バックアップを受けているUBWでは七枚投影しているが、単独であるHF・HAでは四枚投影になっている。
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:七枚の花弁を展開する結界宝具。
;約束された勝利の剣(エクスカリバー)
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:遠坂凛の魔力バックアップを受けているUnlimited Blade Worksルート(以下UBWルート)では花弁を七枚投影しているが、バックアップのないHFルート、及び『hollow』で投影した際には花弁が四枚となっている。
:Fateルートでのギルガメッシュと対峙した際にエクスカリバーの本来の姿である鞘に納められた姿で投影している。セイバーが傍らに居る=アヴァロンに魔力が供給されるという状況で、士郎の中のアヴァロンが強く反応した事が原因になっていると思われる。
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:HFルートでは[[ライダー]]との共闘に用いられ、彼女をセイバーオルタの「約束された勝利の剣」から守るのに使用される。「騎英の手綱」の威力に上乗せすることで、最強の聖剣の光を突破した。
:HFルートノーマルエンドで大聖杯を破壊するために投影。HFでは黒セイバーのエクスカリバーしか士郎は見ていないのでイメージでは黒いエクスカリバーになっている。<br>しかしコンマテ3で神造兵装の複製は不可だと言われたり、EXTRA/CCCでアーチャーが劣化品を投影した件についてEXTRAマテリアルでスタッフが自発的にモーション作ってしまったので劣化品ならギリギリありということにした的発言があったりと本当にエクスカリバーを投影したのが物議を醸しだしている。
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;右歯噛咬・左歯噛咬(ザリチェ・タルウィ)
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;破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
:武器破壊を前提にした両手剣。いわゆるソードブレイカー。同化しているアヴェンジャーの振るっていた武器。
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:あらゆる魔術を初期化する、最強の対魔術宝具。
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:HFルートにおいて、桜を「この世全ての悪」から開放するために使用。
    
他にも、アーチャーとの戦いで「偽・螺旋剣(カラドボルグII)」や「絶世の名剣(デュランダル)」を投影し、[[ギルガメッシュ]]との戦いでデュランダルやハルペーなど多くの武器を貯蔵し、投影している。<br>また、切嗣の切り札「起源弾」も弾丸さえ見れば投影出来るという。
 
他にも、アーチャーとの戦いで「偽・螺旋剣(カラドボルグII)」や「絶世の名剣(デュランダル)」を投影し、[[ギルガメッシュ]]との戦いでデュランダルやハルペーなど多くの武器を貯蔵し、投影している。<br>また、切嗣の切り札「起源弾」も弾丸さえ見れば投影出来るという。
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なお、士郎はHFルートの最終局面で捨て身の投影として「知りえる中で最強の剣」を投影し、光の斬撃を放っている。状況的にこれは「約束された勝利の剣」とも思えるが、明言はされていない。<br>ただし、「神造兵装の投影は不可能」とされており、この時の士郎は「アーチャーの腕」を移植されているため、士郎が直接見ていなくともアーチャーから受け継いだ記録の中から「約束された勝利の剣」以外の光の斬撃を放てる剣を引き出した可能性もある。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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