差分
→メモ
**この外見差のため両者が兄弟と言われてもピンとこないかもしれないが、宝具発動台詞の他、表情差分をよく見ると細かい部分で共通点を見出すことが出来る。
**この外見差のため両者が兄弟と言われてもピンとこないかもしれないが、宝具発動台詞の他、表情差分をよく見ると細かい部分で共通点を見出すことが出来る。
*イメージモチーフに「羊」が使われているのは、[[ダビデ]]や[[ロムルス]]と同じく生前当初は羊飼いだった頃の名残り。羊アーチャーとしては[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕]]に続く二人目のサーヴァントとなる。
*イメージモチーフに「羊」が使われているのは、[[ダビデ]]や[[ロムルス]]と同じく生前当初は羊飼いだった頃の名残り。羊アーチャーとしては[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕]]に続く二人目のサーヴァントとなる。
*パリスの設定によれば、「ヘレネーはメネラオスに無理やり結婚させられ、しかも酷い虐待されられていたので、パリスが救い出した」と言う設定になっている。だが、実際の神話においてはメネラオスはかなりの人格者で、「トロイア陥落後に連れ戻されたヘレネーとメネラオスはよりを戻し、故郷で平和に暮らした」と言う物語も有るほどなので、こうした設定には非常に違和感がある。
*パリス(とヘクトール)の妹は、悲劇の予言者・カッサンドラである。彼女は「アポロンに愛されて予言能力を得たが、その力によって『アポロンが自分を捨てる未来』を予言してしまった」「それを理由にアポロンの愛を拒絶した結果、逆恨みされて『予言を誰も信じない』と言う呪いをかけられた」「トロイの木馬がトロイアに滅亡をもたらす事を予言したが、呪いのせいで誰も信じてもらえなかった」と言う経歴の持ち主。
**つまり、パリスにとってみれば、アポロンは「妹と故郷の仇」でもある。
==話題まとめ==
;パリスの審判
:「その行いがトロイア戦争の発端になった」と言われるパリスだが、実の所、彼の非はとても小さい。
:三女神の中でアフロディーテを選んだがためにヘレネーを奪う事になった訳だが、仮にヘラを選んだとしても「王位と富貴を得るために戦争を」、アテナを選んだとしても「勝利を得るために戦争を」と言う事になった可能性が高い。
:かと言って、褒美の受け取りを拒否すれば女神の不興を買う事は間違いないし、そもそも選ばなかった二女神の恨みはすでに買っている。そして「誰も選ばない」と言う選択肢もまた、彼を裁定役に任じたゼウスの顔を潰す事になる。つまり、'''裁定役に選ばれた時点で詰んでいる'''のである。
:それどころか、この審判自体が「増えすぎた人間を減らすために、ゼウスが戦争を起こそうとした」ため、と言う説もある。結局パリスはギリシャ神話によくいる「神々に翻弄された哀れな人間」に過ぎず、そこに罪を求めるのは大分無理があるのだ。
:まあギリシャ神話の場合、「どう考えても神々に非があるのに、巻き込まれた人間の側が悪扱いされる」と言う話も定番なのだが。
== 脚注 ==
== 脚注 ==