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404 バイト追加 、 2024年6月9日 (日)
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;星5最不遇サーヴァント
 
;星5最不遇サーヴァント
 
:エルキドゥは『Grand Order』サービス開始前から実装予定が告知され、七章サブタイトルが彼の異名である「天の鎖」だったことなどから非常に出番を期待されたサーヴァントであった。しかし蓋を開ければシナリオ的にも性能的にもあんまり扱いがよろしくなかったため、プレイヤーから激しい非難に晒され「'''FGO星5最不遇'''」との異名も囁かれた。主に「キャラクターの掘り下げが皆無」「設定とゲーム性能が噛み合わない」「そもそも運用に難のあるゲーム性能」という三点が槍玉に挙げられ、実装時からの道のりは非常に難しいものだった。
 
:エルキドゥは『Grand Order』サービス開始前から実装予定が告知され、七章サブタイトルが彼の異名である「天の鎖」だったことなどから非常に出番を期待されたサーヴァントであった。しかし蓋を開ければシナリオ的にも性能的にもあんまり扱いがよろしくなかったため、プレイヤーから激しい非難に晒され「'''FGO星5最不遇'''」との異名も囁かれた。主に「キャラクターの掘り下げが皆無」「設定とゲーム性能が噛み合わない」「そもそも運用に難のあるゲーム性能」という三点が槍玉に挙げられ、実装時からの道のりは非常に難しいものだった。
:*まずメインキャラクターを務めるとばかり思われていた七章に出演したのは'''姿形が同じだけの別キャラ'''。当人は'''既に死んでおり'''、挙句'''回想での出番すら皆無'''。このためプレイヤーがエルキドゥ本人と接触するには、基本的に希少な確率を潜り抜けてガチャで引き当てるしかなかった。このため本作ではエルキドゥというキャラクターのバックグラウンドに触れる機会が殆どなく、更にFGO以外で彼が本格的に登場しているのがキャラ崩壊上等のお祭り作品と未完結作品しかないため非常にキャラクター像を掴み辛かった。
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:*まずメインキャラクターを務めるとばかり思われていた七章に出演したのは'''[[キングゥ|姿形が同じだけの別キャラ]]'''。当人は'''既に死んでおり'''、挙句'''回想での出番すら皆無'''。このためプレイヤーがエルキドゥ本人と接触するには、基本的に希少な確率を潜り抜けてガチャで引き当てるしかなかった。このため本作ではエルキドゥというキャラクターのバックグラウンドに触れる機会が殆どなく、更にFGO以外で彼が本格的に登場しているのがキャラ崩壊上等のお祭り作品と未完結作品しかないため非常にキャラクター像を掴み辛かった。
 
:**数少ない出番も人気キャラクターであるイシュタルへの対応など過激な側面の強調やキングゥのフォローなどで終わってしまい、エルキドゥ本人の掘り下げはほぼまともに行われていない。これはエルキドゥの出身作品である「strage Fake」が完結していない(=向こうで書く予定のネタをFGOで出せない)のも一因と思われる。
 
:**数少ない出番も人気キャラクターであるイシュタルへの対応など過激な側面の強調やキングゥのフォローなどで終わってしまい、エルキドゥ本人の掘り下げはほぼまともに行われていない。これはエルキドゥの出身作品である「strage Fake」が完結していない(=向こうで書く予定のネタをFGOで出せない)のも一因と思われる。
 
:**アニメ版の第七特異点五話でもギルガメッシュと相対した際にエルキドゥの肉体の記憶がフラッシュバックして狙いを外してしまうようにみえたことについて「本物(エルキドゥ)だったら当ててた」というコメントが多数寄せられた。しかし、「人と歩む」と自身を定義しているエルキドゥをして「本当に当てさせる」のであれば、エルキドゥを理性を持たない泥人形状態にまで戻す必要がある。七章のギルガメッシュはFakeとは違いサーヴァントではなく生前の生身(これについては6巻で詳しく語られている)であり、またエルキドゥにはFakeでのギルガメッシュの撃ち合いによる周囲への被害を懸念し、他人に迷惑がかからないよう戦場を砂漠に移す理性がある(そのことをギルガメッシュに揶揄されている)。
 
:**アニメ版の第七特異点五話でもギルガメッシュと相対した際にエルキドゥの肉体の記憶がフラッシュバックして狙いを外してしまうようにみえたことについて「本物(エルキドゥ)だったら当ててた」というコメントが多数寄せられた。しかし、「人と歩む」と自身を定義しているエルキドゥをして「本当に当てさせる」のであれば、エルキドゥを理性を持たない泥人形状態にまで戻す必要がある。七章のギルガメッシュはFakeとは違いサーヴァントではなく生前の生身(これについては6巻で詳しく語られている)であり、またエルキドゥにはFakeでのギルガメッシュの撃ち合いによる周囲への被害を懸念し、他人に迷惑がかからないよう戦場を砂漠に移す理性がある(そのことをギルガメッシュに揶揄されている)。
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:*以上の点を以て下された当時のエルキドゥの評価は「耐久寄りのステータスだが自前で耐久できる素養がほぼない。だが活躍させたいなら単騎戦法が推奨される。攻撃面は宝具だけの一発屋で通常攻撃にはあまり期待できない。しかもその宝具ですら同条件の同格に勝てない」というなんとも悲しいものであり、2017年初頭に公式で開催された「強化してほしいサーヴァントアンケート」では'''実装から何ヶ月も経っていないにもかかわらず3位にランクイン'''。ぶっちぎりだった[[ジャンヌ・ダルク|1位]][[アルトリア・ペンドラゴン|2位]]がサービス開始当初からいる無強化のローンチ組という点を鑑みればいっそ驚異的とすら言える程に「エルキドゥの性能難」が認知されていたことが窺える。
 
:*以上の点を以て下された当時のエルキドゥの評価は「耐久寄りのステータスだが自前で耐久できる素養がほぼない。だが活躍させたいなら単騎戦法が推奨される。攻撃面は宝具だけの一発屋で通常攻撃にはあまり期待できない。しかもその宝具ですら同条件の同格に勝てない」というなんとも悲しいものであり、2017年初頭に公式で開催された「強化してほしいサーヴァントアンケート」では'''実装から何ヶ月も経っていないにもかかわらず3位にランクイン'''。ぶっちぎりだった[[ジャンヌ・ダルク|1位]][[アルトリア・ペンドラゴン|2位]]がサービス開始当初からいる無強化のローンチ組という点を鑑みればいっそ驚異的とすら言える程に「エルキドゥの性能難」が認知されていたことが窺える。
 
:**当時のFGOディレクターであった塩川氏はこの結果に「設定が強いサーヴァントはゲームの性能も強くあってほしいという要望の現れだろう」という、前述の「設定と性能の噛み合わなさ」と「性能難に対する改善要望」を混同したらしい若干的外れなコメントを寄せている。
 
:**当時のFGOディレクターであった塩川氏はこの結果に「設定が強いサーヴァントはゲームの性能も強くあってほしいという要望の現れだろう」という、前述の「設定と性能の噛み合わなさ」と「性能難に対する改善要望」を混同したらしい若干的外れなコメントを寄せている。
:それからFGOのサービスも年を重ねて環境も変化し、エルキドゥ自身にも数回の強化が施されて性能面は大分まともになっている。アーツカードの性能高いため、Aカードにスター集中のコマンドコードを刻印しクリティカルでNPを回収するのは運用の定石。『気配察知』に「回避」付与効果が追加されある程度の耐久戦が可能になったという点も大きいが、何より大きいのは宝具『人よ、神を繋ぎ止めよう』が大幅に強化されたという点。「宝具だけの一発屋」という評価に開き直ったのか「宝具の素の威力を大きく増強」「宝具に付随して付与されていた「防御力ダウン」効果を更に強化」「高体力、高攻撃力の強敵が多い「人類の脅威」属性に対する特効効果の獲得」と、'''何がなんでも一発で仕留め切る'''と言わんばかりの'''強敵・高難易度向けの決戦兵器'''としての地位を確立した。
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:それからFGOのサービスも年を重ねて環境も変化し、エルキドゥ自身にも数回の強化が施されて性能面は大分まともになっている。アーツカードの性能が高いため、Aカードにスター集中のコマンドコードを刻印しクリティカルでNPを回収するのは運用の定石。元々効果量の高い回復を持っていた上、『気配察知』に「回避」付与効果が追加されある程度の耐久戦が可能になったという点も大きいが、何より大きいのは宝具『人よ、神を繋ぎ止めよう』が大幅に強化されたという点。「宝具だけの一発屋」という評価に開き直ったのか「宝具の素の威力を大きく増強」「宝具に付随して付与されていた「防御力ダウン」効果を更に強化」「高体力、高攻撃力の強敵が多い「人類の脅威」属性に対する特効効果の獲得」と、'''何がなんでも一発で仕留め切る'''と言わんばかりの'''強敵・高難易度向けの決戦兵器'''としての地位を確立した。
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:また第2部では宝具のスタン付与対象である神性特性持ちのボスキャラが多く登場したことや、2022年の終わりには強化によってNPを最大50%チャージできるようになったことも相まって、現在では実装当時の評価とはかけ離れた活躍を見せている。
    
==脚注==
 
==脚注==
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