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**無論、聖遺物を盗み出されたことへ怒りはあり、誅すべき対象として容赦するつもりもなかったが、「競い合う相手」とまでは認識していなかった。事実、緒戦終了後は突然現れて場を引っ掻き回したウェイバー達より、自分の望んだ結果を出せなかったランサーにこそより大きい怒りを覚えた。
 
**無論、聖遺物を盗み出されたことへ怒りはあり、誅すべき対象として容赦するつもりもなかったが、「競い合う相手」とまでは認識していなかった。事実、緒戦終了後は突然現れて場を引っ掻き回したウェイバー達より、自分の望んだ結果を出せなかったランサーにこそより大きい怒りを覚えた。
 
**また、ケイネスのウェイバーの論文についての態度についても、論文の内容自体が後世にロード・エルメロイⅡ世自身が回顧するようにどうしようもないものであったため、多忙であろうロードがいち学生の論文を、それもわざわざ時間を割いて全部読んだ事への賞賛が読者からは贈られることとなってしまった。
 
**また、ケイネスのウェイバーの論文についての態度についても、論文の内容自体が後世にロード・エルメロイⅡ世自身が回顧するようにどうしようもないものであったため、多忙であろうロードがいち学生の論文を、それもわざわざ時間を割いて全部読んだ事への賞賛が読者からは贈られることとなってしまった。
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**一方で原作小説と漫画版では論文に対して辛辣ながらもきちんと個別で対応していたが、アニメ版でのみ多くの生徒が居る講堂内で晒し者同然に批評している。これはこれで問題行動と疑問視されそうであるが、同時に「これだけの事をされればウェイバーが不満を爆発させるのも無理はない」と、一部の読者やファンから納得の声も上がっていたりする。
 
*聖杯戦争への参加理由は、端的に言えば「名声のため」で、これはウェイバーと同じでもある。ただし、両者にはその切実さに随分な開きがある。
 
*聖杯戦争への参加理由は、端的に言えば「名声のため」で、これはウェイバーと同じでもある。ただし、両者にはその切実さに随分な開きがある。
 
*「典型的なエリート魔術師」という風の彼だが、確かに権威主義血統主義ではあれど、「他者を犠牲にしてまで根源を目指す」という行為は描写されていない。確かに研究者気質ではあるものの、ソラウに首ったけであり切嗣に彼女を人質に取られた際は彼女を選ぶあたり、経歴の割に人としてはあまり歪んでいない魔術師と言える。
 
*「典型的なエリート魔術師」という風の彼だが、確かに権威主義血統主義ではあれど、「他者を犠牲にしてまで根源を目指す」という行為は描写されていない。確かに研究者気質ではあるものの、ソラウに首ったけであり切嗣に彼女を人質に取られた際は彼女を選ぶあたり、経歴の割に人としてはあまり歪んでいない魔術師と言える。