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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*ディルムッドを信用できなかったために敗退したケイネス。一方のディルムッドもマスターに求めていたものは「忠義を受け入れる器」であり、ケイネスという個人はどうでもよかったふしがある。結局のところ、二人は互いにパートナーを理解する努力を怠っていた。
 
*ディルムッドを信用できなかったために敗退したケイネス。一方のディルムッドもマスターに求めていたものは「忠義を受け入れる器」であり、ケイネスという個人はどうでもよかったふしがある。結局のところ、二人は互いにパートナーを理解する努力を怠っていた。
**ランサーの最期の慟哭の際、ランサーが語った言葉をケイネスがどう思ったかは不明。ただ淡々と、切嗣に契約の履行がなされたことを確認するのみでった。
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**ランサーの最期の慟哭の際、ランサーが語った言葉をケイネスがどう思ったかは不明。ただ淡々と、切嗣に契約の履行がなされたことを確認するのみであった。
**また、ケイネスはディルムッドの「グラニアの逃避行」を見てしまい、生前と同じように主君の許嫁を攫うのではないかと危惧したためである。
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**また、ケイネスはディルムッドの「グラニアの逃避行」を夢で見てしまい、生前と同じように主君の許嫁を攫うのではないかと危惧した所為もある。
 
*『月霊髄液』の重量は140kg近く、量は10リットル程とかなりかさ張る仕様で、小説では普段は陶磁製の壷に入れて重量軽減の術をかけて持ち歩いていた。だが流石に見栄えが悪すぎるせいか、アニメ版以降「試験管一本分に収納できる」と設定変更がされている。
 
*『月霊髄液』の重量は140kg近く、量は10リットル程とかなりかさ張る仕様で、小説では普段は陶磁製の壷に入れて重量軽減の術をかけて持ち歩いていた。だが流石に見栄えが悪すぎるせいか、アニメ版以降「試験管一本分に収納できる」と設定変更がされている。
 
**これ以外にアニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』第六話では、『月霊髄液』の発展系である[[トリムマウ]]も試験管に入れて携行・展開するシーンが描かれている。
 
**これ以外にアニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』第六話では、『月霊髄液』の発展系である[[トリムマウ]]も試験管に入れて携行・展開するシーンが描かれている。
*ソラウに[[ランスロット|バーサーカー]]より[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]撃破を優先したことについて「甘い」と責められていたが、実際の戦略として見た場合、相性的にランサーならば容易に倒す事が出来るバーサーカーにまず場を荒らさせておき、最後に残ったバーサーカーを仕留める、という「ケイネス・ランサー組の必勝法」が存在するので、ケイネスの行動は選択として悪くはない。また、弱っている敵から倒すというのはある意味当然の選択である。ここでソラウがケイネスを責めたのは、実際の戦略としての視点ではなく、ソラウがランサーを庇うために行っている詭弁でしかない。……が、言われたケイネスの方は反論が出来なかった。相手が頭の上がらないソラウだったことと、ソラウのランサーをかばうかのような発言に戸惑っていたことが、反論できなかった理由に挙げられるか。
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*ソラウに[[ランスロット|バーサーカー]]より[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]撃破を優先したことについて「甘い」と責められていたが、実際の戦略として見た場合、相性的にランサーならば容易に倒す事が出来るバーサーカーにまず場を荒らさせておき、最後に残ったバーサーカーを仕留める、という「ケイネス・ランサー組の必勝法」が存在するので、ケイネスの行動は選択として悪くはない。また、弱っている敵から倒すというのはある意味当然の選択である。ここでソラウがケイネスを責めたのは、実際の戦略としての視点ではなく、ソラウがランサーを庇うために行っている詭弁でしかない……が、言われたケイネスの方は反論が出来なかった。これはどちらかというと、相手が頭の上がらないソラウだったことと、彼女のランサーをかばうかのような発言に戸惑っていたことが、反論できなかった理由に挙げられている。
 
*切嗣との相性は最悪で、もはや天敵と呼べる。魔術師としてのスペックは文句なしのケイネスだが、切嗣は「魔術師殺し」とまで言われる殺しのプロ。切嗣の本領たる戦場で、研究畑の彼では及ぶべくもない。ましてや、御三家の情報操作によって「聖杯戦争とは魔術師同士の決闘である」という認識の下で「魔術師として戦う」ケイネスは、自ら戦術の幅を狭めているため、勝てる道理はなかったといえる。
 
*切嗣との相性は最悪で、もはや天敵と呼べる。魔術師としてのスペックは文句なしのケイネスだが、切嗣は「魔術師殺し」とまで言われる殺しのプロ。切嗣の本領たる戦場で、研究畑の彼では及ぶべくもない。ましてや、御三家の情報操作によって「聖杯戦争とは魔術師同士の決闘である」という認識の下で「魔術師として戦う」ケイネスは、自ら戦術の幅を狭めているため、勝てる道理はなかったといえる。
 
**そもそも「切嗣と相性の悪いマスター(切嗣の強みを存分に描写出来る敵)」と言う出発点から設定が形成されたキャラであるとも思われ、つまり生まれた時から無残な末路が決まっていたのだろう。不憫。
 
**そもそも「切嗣と相性の悪いマスター(切嗣の強みを存分に描写出来る敵)」と言う出発点から設定が形成されたキャラであるとも思われ、つまり生まれた時から無残な末路が決まっていたのだろう。不憫。
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*ウェイバーから見た場合のケイネスは恨み重なる不倶戴天の敵ではあるが、彼にとってウェイバーはただの出来の悪い一生徒・問題児でしかなかった。ウェイバーの論文「新世紀に問う魔導の道」を一顧だにしなかったが、これは「ケイネスの価値観」からすれば当然のことであり、特にウェイバーに含むところがあったわけではない。ウェイバーが言ってしまえば「ケイネスを見返すため」に聖杯戦争に参加したのに対し、ケイネスの方はウェイバーを歯牙にもかけていない。
 
*ウェイバーから見た場合のケイネスは恨み重なる不倶戴天の敵ではあるが、彼にとってウェイバーはただの出来の悪い一生徒・問題児でしかなかった。ウェイバーの論文「新世紀に問う魔導の道」を一顧だにしなかったが、これは「ケイネスの価値観」からすれば当然のことであり、特にウェイバーに含むところがあったわけではない。ウェイバーが言ってしまえば「ケイネスを見返すため」に聖杯戦争に参加したのに対し、ケイネスの方はウェイバーを歯牙にもかけていない。
 
**無論、聖遺物を盗み出されたことへ怒りはあり、誅すべき対象として容赦するつもりもなかったが、「競い合う相手」とまでは認識していなかった。事実、緒戦終了後は突然現れて場を引っ掻き回したウェイバー達より、自分の望んだ結果を出せなかったランサーにこそより大きい怒りを覚えた。
 
**無論、聖遺物を盗み出されたことへ怒りはあり、誅すべき対象として容赦するつもりもなかったが、「競い合う相手」とまでは認識していなかった。事実、緒戦終了後は突然現れて場を引っ掻き回したウェイバー達より、自分の望んだ結果を出せなかったランサーにこそより大きい怒りを覚えた。
**また、ケイネスのウェイバーの論文についての態度についても、論文の内容自体が後世にロード・エルメロイⅡ世が回顧するようにどうしようもないものであるため、多忙であろうロードがいち学生の論文をわざわざ時間を割いて全部読んだ事への賞賛が読者からは贈られることなってしまった。
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**また、ケイネスのウェイバーの論文についての態度についても、論文の内容自体が後世にロード・エルメロイⅡ世自身が回顧するようにどうしようもないものであったため、多忙であろうロードがいち学生の論文を、それもわざわざ時間を割いて全部読んだ事への賞賛が読者からは贈られることとなってしまった。
 
*聖杯戦争への参加理由は、端的に言えば「名声のため」で、これはウェイバーと同じでもある。ただし、両者にはその切実さに随分な開きがある。
 
*聖杯戦争への参加理由は、端的に言えば「名声のため」で、これはウェイバーと同じでもある。ただし、両者にはその切実さに随分な開きがある。
 
*「典型的なエリート魔術師」という風の彼だが、確かに権威主義血統主義ではあれど、「他者を犠牲にしてまで根源を目指す」という行為は描写されていない。確かに研究者気質ではあるものの、ソラウに首ったけであり切嗣に彼女を人質に取られた際は彼女を選ぶあたり、経歴の割に人としてはあまり歪んでいない魔術師と言える。
 
*「典型的なエリート魔術師」という風の彼だが、確かに権威主義血統主義ではあれど、「他者を犠牲にしてまで根源を目指す」という行為は描写されていない。確かに研究者気質ではあるものの、ソラウに首ったけであり切嗣に彼女を人質に取られた際は彼女を選ぶあたり、経歴の割に人としてはあまり歪んでいない魔術師と言える。
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*義腕の代金である「莫大な謝礼」の支払いはケイネス本人ではなくエルメロイⅡ世が行ったらしい。
 
*義腕の代金である「莫大な謝礼」の支払いはケイネス本人ではなくエルメロイⅡ世が行ったらしい。
 
*ライネスが第四次聖杯戦争の調書を見た限り、第四次聖杯戦争においてケイネスはどうやっても死ぬ。理由は「ケイネスは極めて強大な魔術師であったものの戦闘の専門家ではなく、第四次の参加者にはそういった戦闘の専門家が何人かいた」というもので、仮にウェイバーがイスカンダルの触媒を盗んでいなかったとしても結果は同じだっただろうとライネスは考えている。
 
*ライネスが第四次聖杯戦争の調書を見た限り、第四次聖杯戦争においてケイネスはどうやっても死ぬ。理由は「ケイネスは極めて強大な魔術師であったものの戦闘の専門家ではなく、第四次の参加者にはそういった戦闘の専門家が何人かいた」というもので、仮にウェイバーがイスカンダルの触媒を盗んでいなかったとしても結果は同じだっただろうとライネスは考えている。
*『Fate/Grand Order』には2020年9月に実装した[[カーマ]]の[[幕間の物語]]にて主人公への『罠』として用意したシミュレーターにおけるNPCの外殻に使われる形でも登場。<br>何の因果かこちらでも『婚約者がいる』設定が使われており、'''「知り合いに泣き黒子のイケメン居たりしません?」'''、'''「また三角関係案件…」'''と嘆息するプレイヤーが続出した。
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*『Fate/Grand Order』には2020年9月に実装した[[カーマ]]の[[幕間の物語]]にて、主人公への『罠』として用意した、学園生活を設定とするシミュレーターにおける「先生」としてのNPCの外殻に使われる形でも登場。<br>何の因果かこちらでも『婚約者がいる』設定が使われており、'''「知り合いに泣き黒子のイケメン居たりしません?」'''、'''「また三角関係案件…」'''と嘆息するプレイヤーが続出した。
    
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