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;人物
 
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: 白いアオザイに編笠を被った2人組のサーヴァント。緑髪の姉・徴側と青髪の妹・徴弐で構成される2者で1個の英霊。
 
: 白いアオザイに編笠を被った2人組のサーヴァント。緑髪の姉・徴側と青髪の妹・徴弐で構成される2者で1個の英霊。
:徴側は多少おっとりした所はあるものの基本的には冷静沈着で、部下の報告をよく聞き必要な判断を迅速かつ丁寧に下すが、人道的な優しさも忘れない慈母的な性質を持った強く正しい指導者。とはいえども、これらの性格は『常に良き指導者でいなければならない』という考えからくる精神的重圧によって自然と堅苦しい態度を取っている所為であり、気心の知れた妹の手前、肩の荷を下ろして力を抜いている時は元々のほやほやした性格に戻っている。
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:徴側は多少おっとりした所はあるものの基本的には冷静沈着で、部下の報告をよく聞き必要な判断を迅速かつ丁寧に下すが、人道的な優しさも忘れない慈母的な性質を持った強く正しい指導者。とはいえども、これらの性格は『常に良き指導者でいなければならない』という考えからくる精神的重圧によって自然と堅苦しい態度を取っている所為であり、気心の知れた妹の手前、肩の荷を下ろして力を抜いている時は元々のほやほやした性格に戻っている。とはいえ素の性格は割と部下に気付かれてはいた模様<ref group ="注">部下たちは彼女が「民と国を救いたい」という優しい使命感の下で完璧な指導者として在ろうとしている事を理解していたため、「家族の前で気を抜くのは自然」「むしろそうやって息抜きをしてもらいたい」と見て見ぬふりをしていたらしい。</ref>。
 
: 徴弐もまた『側近として姉を常に支えていなければならない』という考えから、あまり表情を動かさずクールで口数が少ない、真面目一筋の仕事人の様な雰囲気を醸し出している。だが、それらを唯一の行動原理にしているあまり誰であろうと姉の決断が絶対だから異論は認めない。という重圧をかけて従わせようとする別ベクトルで振り切れ過ぎたシスコン。心の中では姉に対し<del>ダダ漏れる位の</del>親愛の情を吐露したりもするが、圧によって見せる顔が怖過ぎて周りからはよく誤解されてしまいがち。だが、姉だけは完璧に彼女の表情・感情を見抜くことができる。
 
: 徴弐もまた『側近として姉を常に支えていなければならない』という考えから、あまり表情を動かさずクールで口数が少ない、真面目一筋の仕事人の様な雰囲気を醸し出している。だが、それらを唯一の行動原理にしているあまり誰であろうと姉の決断が絶対だから異論は認めない。という重圧をかけて従わせようとする別ベクトルで振り切れ過ぎたシスコン。心の中では姉に対し<del>ダダ漏れる位の</del>親愛の情を吐露したりもするが、圧によって見せる顔が怖過ぎて周りからはよく誤解されてしまいがち。だが、姉だけは完璧に彼女の表情・感情を見抜くことができる。
 
:またどちらも少し若い姿で喚ばれた所為なのか、時おりコン達と一緒に年相応にはしゃぎ回っている姿が垣間見える場面<ref group="注">製作分岐シナリオによっては特に顕著であり、徴側は豪華客船で恥ずかしがりながらもコンや妹とダンスを踊り、屋形船では畳に寝転がるとそのまま気持ち良さから眠ってしまい、劇場では助っ人サーヴァント達のショーに目を輝かせており、徴弐は[[オデュッセウス]]の木馬レプリカを「カッコイイ」と言ったり、ゲームセンターではフリースローに熱中している。</ref>もある。
 
:またどちらも少し若い姿で喚ばれた所為なのか、時おりコン達と一緒に年相応にはしゃぎ回っている姿が垣間見える場面<ref group="注">製作分岐シナリオによっては特に顕著であり、徴側は豪華客船で恥ずかしがりながらもコンや妹とダンスを踊り、屋形船では畳に寝転がるとそのまま気持ち良さから眠ってしまい、劇場では助っ人サーヴァント達のショーに目を輝かせており、徴弐は[[オデュッセウス]]の木馬レプリカを「カッコイイ」と言ったり、ゲームセンターではフリースローに熱中している。</ref>もある。
    
;能力
 
;能力
: 水流を剣と薙刀にまとわせて振りかざし、刃のように放ったり巨大な槍の穂先に替えて叩く他、連れている子像を巨大な象に変化させぶつけて戦う。<br>第三再臨では神霊サーヴァントとしての力が強まるため、水術を用いるようになる。
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: 徴側は白い水筒から、徴弐は白い竹から水の刃を出現させ、刀のように振るう。水筒からは水の弾や水流を発射したり、ハンマー状にして叩きつけたり、プロペラのようにすることで飛行も可能。連れている子象たちも巨大な象に変化する事で押しつぶし攻撃を行う。基本的にはそれらの攻撃手段に青竹の罠を織り交ぜたゲリラ戦術を多用している。
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: 第三再臨では水神としての力が強まるためか、水術を用いるようになる。具体的には雨を降らせたり、水を纏って瞬間移動を行う他、水を発生させたりする。また、徴側は花を用いた攻撃を行い、徴弐は足元の蓮の葉に乗って移動を行う。
    
==ステータス==
 
==ステータス==
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==真名:徴姉妹==
 
==真名:徴姉妹==
 
:紀元1世紀、後漢の支配に抵抗した反乱軍のリーダーとなった姉妹。ハイバーチュンとも呼ばれる。
 
:紀元1世紀、後漢の支配に抵抗した反乱軍のリーダーとなった姉妹。ハイバーチュンとも呼ばれる。
: 姉の徴側はとある有力者の妻だったのだが、当時の交趾郡太・蘇定に夫を殺害されてしまう。
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: 姉の徴側はとある有力者の妻だったのだが、当時の交趾郡太守・蘇定に夫を殺害されてしまう。
: この仕打ちに憤慨した徴側は、妹の徴弐と共に長剣を振りかざして立ち上がると、元々軍事指導者の娘だった事もあってか反乱軍は勢いを増し、二人に賛同した近隣の行政区を含めた六十五城を次々攻略すると、瞬く間に漢の軍勢を駆逐して王位につき「徴王」となった。
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: この仕打ちに憤慨した徴側は、妹の徴弐と共に長剣を振りかざして立ち上がる。元々軍事指導者の娘だった事もあってか反乱軍は勢いを増し、二人に賛同した近隣の行政区を含めた六十五城を次々攻略すると、瞬く間に漢の軍勢を駆逐して王位につき「徴王」となった。
: 当代の皇帝・光武帝はこの乱の平定に馬援将軍を2万の兵と共に派遣。徴姉妹は奮戦するものの、農民間では厭戦気分が広がっていた上に劣勢と見た領主たちにも見捨てられる形によってたった3年で敗北。その結末は斬首されたとも、二人で手を繋いで川に身を投げた<ref group="注">Fateではこの説を起用している。</ref>とも、雲に昇っていったとも言われている。
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: 当代の皇帝・光武帝はこの乱の平定に馬援将軍を2万の兵と共に派遣。徴姉妹は奮戦するものの、農民間では厭戦気分が広がっていた上に劣勢と見た領主たちにも見捨てられる形によってたった3年で敗北。その結末は斬首されたとも、二人で手を繋いで川に身を投げた<ref group="注">Fateではこの説を起用している。</ref>とも、雲に昇っていったとも言われている。
: この戦いを発端として中華王朝の支配に対する反乱は断続的に続く事となり、後世ではその活躍ぶりから'''『ベトナムのジャンヌ・ダルク』'''と呼ばれ、通りや寺院の名称に使用される形で勇姿を讃えられている。
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: 結果として中国の支配力は強まる事となったが、この戦いを発端として中華王朝の支配に対する反乱は断続的に続く事となり、後世ではその活躍ぶりから'''『ベトナムのジャンヌ・ダルク』'''と呼ばれ、通りや寺院の名称に使用される形で勇姿を讃えられている。
 
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: また12世紀にベトナムで大干ばつが起きた際、時の王が僧侶を招いて雨乞いの儀式を執り行った所瞬く間に雨が降り出した。すると後日王の夢枕に徴姉妹が現れ、上帝の命により恵みの雨をもたらしに来た事を告げて消え去った。目覚めた王は感謝と御礼のため二人が祀られていた祠を修繕し、王都と都城にも徴姉妹を『雨を祈願する福神』として祀った社を新たに建てさせたという。
 
: また12世紀にベトナムで大干ばつが起きた際、時の王が僧侶を招いて雨乞いの儀式を執り行った所瞬く間に雨が降り出した。すると後日王の夢枕に徴姉妹が現れ、上帝の命により恵みの雨をもたらしに来た事を告げて消え去った。目覚めた王は感謝と御礼のため二人が祀られていた祠を修繕し、王都と都城にも徴姉妹を『雨を祈願する福神』として祀った社を新たに建てさせたという。
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*最終再臨のセイントグラフには、ベトナムの国花である睡蓮の花と縁起物にあたるトンボが描かれている。トンボは徴弐の髪型、睡蓮は第三再臨時の戦闘で武器の一つとしても使われている。
 
*最終再臨のセイントグラフには、ベトナムの国花である睡蓮の花と縁起物にあたるトンボが描かれている。トンボは徴弐の髪型、睡蓮は第三再臨時の戦闘で武器の一つとしても使われている。
 
*二人とも頭の上に小さな子象を乗っけており、戦闘時は合体攻撃で援護してくれたりもするが、正体は一体何なのか彼女たちにもよく分かっていない。<del>Fateではよくある話</del>
 
*二人とも頭の上に小さな子象を乗っけており、戦闘時は合体攻撃で援護してくれたりもするが、正体は一体何なのか彼女たちにもよく分かっていない。<del>Fateではよくある話</del>
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**『Grand Order material ⅩⅤ』の設定資料によるとこの子象たちはマイペースな性格らしく、ピンクの姉象が攻撃を、青い妹象が防御を主としているらしい。
 
**ちなみにベトナムでは象に乗った姉妹の銅像や版画・刺繍等が多く出回っており、民間信仰における象徴の一つではないかとプレイヤーからは推測されている。また、東南アジアで象が騎馬として使われる事はよくあったりする。
 
**ちなみにベトナムでは象に乗った姉妹の銅像や版画・刺繍等が多く出回っており、民間信仰における象徴の一つではないかとプレイヤーからは推測されている。また、東南アジアで象が騎馬として使われる事はよくあったりする。
 
*アタック時のボイス「メコンデルタ」とはベトナムの最南端に位置する地方の名前で特に意味はなく、上記の説明にあるように姉妹が活躍したのも現在のハノイを中心とする北ベトナムである。単純にカッコイイのと気合いを入れる為に言っていると思われる。
 
*アタック時のボイス「メコンデルタ」とはベトナムの最南端に位置する地方の名前で特に意味はなく、上記の説明にあるように姉妹が活躍したのも現在のハノイを中心とする北ベトナムである。単純にカッコイイのと気合いを入れる為に言っていると思われる。
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