差分

編集の要約なし
50行目: 50行目:  
:美形ながら奇抜で、何処か歪な出で立ちをした男性。
 
:美形ながら奇抜で、何処か歪な出で立ちをした男性。
 
:長い髪は右が白く、左が黒いモノトーンになっている。また、ところどころ外ハネをした髪に鈴が括り付けられており、黒髪の方は植物「薇」のように複数のとぐろが巻かれている特徴的な髪型。
 
:長い髪は右が白く、左が黒いモノトーンになっている。また、ところどころ外ハネをした髪に鈴が括り付けられており、黒髪の方は植物「薇」のように複数のとぐろが巻かれている特徴的な髪型。
:陰陽師らしく和服を基調としながらも、右肩から袖までが和服らしからぬ赤と白の縞模様であり、道化師、ピエロを彷彿とさせるデザインになっている。
+
:[[陰陽師]]らしく和服を基調としながらも、右肩から袖までが和服らしからぬ赤と白の縞模様であり、道化師、ピエロを彷彿とさせるデザインになっている。
 
:その性格は「外道」の一言であり、英霊剣豪を作る際に人間や英霊に宿業を埋め込む必要があり、対象者はこの時耐え難い苦痛を覚えるようだが、道満はこれに躊躇を覚えないどころか、その苦悶を楽しんでいる節さえ見受けられた。
 
:その性格は「外道」の一言であり、英霊剣豪を作る際に人間や英霊に宿業を埋め込む必要があり、対象者はこの時耐え難い苦痛を覚えるようだが、道満はこれに躊躇を覚えないどころか、その苦悶を楽しんでいる節さえ見受けられた。
 
:五行に深く触れ、自然(神々)さえも時に操る超越者として振る舞い、小さきもの、儚きもの、日々をつつましく暮らす衆生すべてを嘲笑い、他人の矜持、信念を娯楽のために踏みにじり、苦しめる事を好む(この性分は対峙した[[宮本武蔵]]にひと目で見抜かれており、蛇蝎の如く嫌われている)。
 
:五行に深く触れ、自然(神々)さえも時に操る超越者として振る舞い、小さきもの、儚きもの、日々をつつましく暮らす衆生すべてを嘲笑い、他人の矜持、信念を娯楽のために踏みにじり、苦しめる事を好む(この性分は対峙した[[宮本武蔵]]にひと目で見抜かれており、蛇蝎の如く嫌われている)。
100行目: 100行目:     
==真名:蘆屋道満 ==
 
==真名:蘆屋道満 ==
:蘆屋道満。平安期の法師陰陽師。道摩法師、僧道満とも呼ばれ、平安最強の術者である安倍晴明の向こうを張った怪人。
+
:蘆屋道満。平安期の法師[[陰陽師]]。道摩法師、僧道満とも呼ばれ、平安最強の術者である安倍晴明の向こうを張った怪人。
    
:人々を守る英雄ではなく、悪辣を以て人を害し、自らの死滅を以て世の平安を導くがゆえ反英雄として分類される。
 
:人々を守る英雄ではなく、悪辣を以て人を害し、自らの死滅を以て世の平安を導くがゆえ反英雄として分類される。
141行目: 141行目:  
;[[加藤段蔵]]
 
;[[加藤段蔵]]
 
:亜種並行世界にて機能停止している所を拾いあげ、記憶を壊した上で機能修復し、都合の良い道具として行使していた。
 
:亜種並行世界にて機能停止している所を拾いあげ、記憶を壊した上で機能修復し、都合の良い道具として行使していた。
:後に彼女の幕間では'''より大きな絶望と苦痛を与えるために'''[[風魔小太郎|記憶を修復した]]が、最終的に自身の破滅を招いてしまった。
+
:後に彼女の[[幕間の物語]]「その心、人に似て」では'''より大きな絶望と苦痛を与えるために'''[[風魔小太郎|記憶を修復した]]が、最終的に自身の破滅を招いてしまった。
 
:下総国では実によき声で哭いたとしており、彼女の大切な存在である風魔小太郎と共に、噎び泣かせて命乞いをさせればどれほど心地良いだろうかとしている。
 
:下総国では実によき声で哭いたとしており、彼女の大切な存在である風魔小太郎と共に、噎び泣かせて命乞いをさせればどれほど心地良いだろうかとしている。
 
:カルデアでは彼女に睨まれ、小太郎には監視されているが、それでいて尚余裕そうに振る舞っている。
 
:カルデアでは彼女に睨まれ、小太郎には監視されているが、それでいて尚余裕そうに振る舞っている。
149行目: 149行目:  
;[[柳生但馬守宗矩]]
 
;[[柳生但馬守宗矩]]
 
:亜種並行世界で英霊剣豪として共に戦った同士。
 
:亜種並行世界で英霊剣豪として共に戦った同士。
:彼の幕間の物語でも式神を通して対決し、「[[セイバー・エンピレオ]]」経由で彼の太刀筋は知っていると豪語するものの、天寿を全うした「柳生但馬守宗矩」のより洗練された太刀筋に敗れることとなった。
+
:彼の幕間の物語「剣術無双・剣禅一如」でも式神を通して対決し、「[[セイバー・エンピレオ]]」経由で彼の太刀筋は知っていると豪語するものの、天寿を全うした「柳生但馬守宗矩」のより洗練された太刀筋に敗れることとなった。
 
;[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]]
 
;[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]]
 
:異聞帯世界にて人々を悪辣に弄ぶ者同士。怨敵に縁深い女に似た女。
 
:異聞帯世界にて人々を悪辣に弄ぶ者同士。怨敵に縁深い女に似た女。
354行目: 354行目:  
; 時に香子殿。晴明は、何か貴女に伝えては……ない? 何も? ンン……そうですか。そうですか……」
 
; 時に香子殿。晴明は、何か貴女に伝えては……ない? 何も? ンン……そうですか。そうですか……」
 
:マイルーム会話「[[紫式部]]」。宿敵の弟子である彼女が師匠から特に何も聞き及んでいないと知り、最後は含みがあるような、あるいは期待外れとも取れる複雑な反応を見せている。
 
:マイルーム会話「[[紫式部]]」。宿敵の弟子である彼女が師匠から特に何も聞き及んでいないと知り、最後は含みがあるような、あるいは期待外れとも取れる複雑な反応を見せている。
:なお、後の夏イベントにて彼女は晴明から道満(リンボ)が何か問題を起こした際のためのいくつかの対処方法、対抗策を預かっていた事が判明した。
+
:なお、後の『アークティック・サマーワールド!』にて、彼女は晴明から道満(リンボ)が何か問題を起こした際のためのいくつかの対処方法、対抗策を預かっていた事が判明した。
    
; 「大陸の知恵者殿。よもや仙術・道術を行使しておられる? 興味深い。かく言う拙僧も実は……んんっ、コホン。いえ、いずれまた——」
 
; 「大陸の知恵者殿。よもや仙術・道術を行使しておられる? 興味深い。かく言う拙僧も実は……んんっ、コホン。いえ、いずれまた——」
400行目: 400行目:  
***なお、男性のアルターエゴは彼が初めてになる……と思われたが、プレイアブルキャラになった際の性別は不明扱いである。 「アルターエゴとなるために取り込んだ神性の1つであるイツパパロトルが、アステカ神話の女神であるため」といわれていたが、運命の三女神を自らのエッセンスに取り込んだモリアーティは男性のままであるため「自分自身の精神と肉体を術式に置き換えてしまった」弊害で性別が無くなった可能性が高い。
 
***なお、男性のアルターエゴは彼が初めてになる……と思われたが、プレイアブルキャラになった際の性別は不明扱いである。 「アルターエゴとなるために取り込んだ神性の1つであるイツパパロトルが、アステカ神話の女神であるため」といわれていたが、運命の三女神を自らのエッセンスに取り込んだモリアーティは男性のままであるため「自分自身の精神と肉体を術式に置き換えてしまった」弊害で性別が無くなった可能性が高い。
 
**彼の宿敵とされる安倍晴明だが、彼の名は『Fate/EXTRA CCC』において玉藻の前の口から「暗黒イケモン」の一人としてちらっと触れられている。
 
**彼の宿敵とされる安倍晴明だが、彼の名は『Fate/EXTRA CCC』において玉藻の前の口から「暗黒イケモン」の一人としてちらっと触れられている。
**「地の文のモノローグで正体が明かされる」という一種の掟破りが成されているが、後の2019年のバレンタインイベントにて[[紫式部]]が「泰山解説祭」という陰陽術を使用しており、これは「嘘偽りの無い地の解説文を本人にだけ見えない形で周囲に見せる」という悪趣味な術であり、これを半分呪いのように教えたのが安倍晴明である。このため、下総国のラストでは'''「こっそり見ていた安倍晴明が泰山解説祭をリンボにかけ、プレイヤーに正体を教えた」'''という説がまことしやかに語られている。
+
**「地の文のモノローグで正体が明かされる」という一種の掟破りが成されているが、後の『ボイス&レターこれくしょん!』にて[[紫式部]]が「泰山解説祭」という陰陽術を使用していた。これは「嘘偽りの無い地の解説文を本人にだけ見えない形で周囲に見せる」という悪趣味な術であり、これを半分呪いのように教えたのが安倍晴明である。このため、下総国のラストでは'''「こっそり見ていた安倍晴明が泰山解説祭をリンボにかけ、プレイヤーに正体を教えた」'''という説がまことしやかに語られている。
 
***なお、紫式部によると、この術関連で「ンンンン口調の怖い僧に絡まれた」と口にしており、生前にも体験した可能性が示唆されている。
 
***なお、紫式部によると、この術関連で「ンンンン口調の怖い僧に絡まれた」と口にしており、生前にも体験した可能性が示唆されている。
*これまで系列作品に置いては日本の魔術は[[玉藻の前|呪術]]、[[時任次郎坊清玄|修験道]]の使い手がいたが、初の陰陽師のキャラクターとなる。
+
*これまで系列作品に置いては日本の魔術は[[玉藻の前|呪術]]、[[時任次郎坊清玄|修験道]]の使い手がいたが、初の[[陰陽師]]のキャラクターとなる。
 
*『屍山血河舞台 下総国』における道満の行動は主に以下の三つ。①英霊剣豪を作成。②妖術師の計画を自らの妖術と頭脳で補佐する。③[[加藤段蔵]]を使役する、である。
 
*『屍山血河舞台 下総国』における道満の行動は主に以下の三つ。①英霊剣豪を作成。②妖術師の計画を自らの妖術と頭脳で補佐する。③[[加藤段蔵]]を使役する、である。
**前二点については前述したため、割愛。三点目、加藤段蔵については、機能停止していた段蔵を道満が拾い上げ、故障していた四肢を修復した結果、手駒として使役するに至ったという。<br>この際段蔵は「壊れた肉体を修復して貰った」と認識していたが、事実は「機能に問題はなく、単純に魔力切れで停止していたものを拾い上げ、記憶を滅茶苦茶にした上で再起動した」というもの。<br>つまり、壊れていたものを修復したのではなく、問題がなかったものをわざわざ壊したという事となる。<br />これだけなら、生前の記憶を残しておくと手駒として扱い辛いかったからとも取れるのだが、劇中の台詞からしてそういう意図以前にまず「滅茶苦茶にぶち壊してやりかったからやった」ような部分が見受けられ、彼の性格の悪さが滲み出ている。
+
**前二点については前述したため、割愛。三点目、加藤段蔵については、機能停止していた段蔵を道満が拾い上げ、故障していた四肢を修復した結果、手駒として使役するに至ったという。<br>この際段蔵は「壊れた肉体を修復して貰った」と認識していたが、事実は「機能に問題はなく、単純に魔力切れで停止していたものを拾い上げ、記憶を滅茶苦茶にした上で再起動した」というもの。<br>つまり、壊れていたものを修復したのではなく、問題がなかったものをわざわざ壊したという事となる。<br>これだけなら、生前の記憶を残しておくと手駒として扱い辛いかったからとも取れるのだが、劇中の台詞からしてそういう意図以前にまず「滅茶苦茶にぶち壊してやりかったからやった」ような部分が見受けられ、彼の性格の悪さが滲み出ている。
 
*蘆屋道満がよく使用する陰陽師の術として、ゲーム内では『五芒星の星の形の魔法陣(のようなもの)』が頻繁に出てくる。
 
*蘆屋道満がよく使用する陰陽師の術として、ゲーム内では『五芒星の星の形の魔法陣(のようなもの)』が頻繁に出てくる。
 
**陰陽道で五芒星と言えば今でいう三重県の辺りの海女さんなどに伝わる魔よけの文様「ドーマンセーマン」であり、日本古来の陰陽道に由来するものではないかと言われているもの。五芒星の模様を「セーマン」、横4・縦5の直線を使った格子の模様を「ドーマン」という。陰陽道に詳しくなくても動画サイト等で「ドーマンセーマン」という言葉だけは聞いた事がある、と言う人もいるだろう。
 
**陰陽道で五芒星と言えば今でいう三重県の辺りの海女さんなどに伝わる魔よけの文様「ドーマンセーマン」であり、日本古来の陰陽道に由来するものではないかと言われているもの。五芒星の模様を「セーマン」、横4・縦5の直線を使った格子の模様を「ドーマン」という。陰陽道に詳しくなくても動画サイト等で「ドーマンセーマン」という言葉だけは聞いた事がある、と言う人もいるだろう。
6,430

回編集