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| *真名:ネロ・クラウディウス | | *真名:ネロ・クラウディウス |
| *身長:150cm/体重:42kg | | *身長:150cm/体重:42kg |
| + | *属性:混沌・善 |
| *イメージカラー:薔薇の赤 | | *イメージカラー:薔薇の赤 |
| *特技:何でも出来るぞ! | | *特技:何でも出来るぞ! |
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| *天敵:セネカ・アグリッピナ(母親) | | *天敵:セネカ・アグリッピナ(母親) |
| *スリーサイズ:B83/W56/H82 | | *スリーサイズ:B83/W56/H82 |
− | *属性:混沌・善
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| *CV:丹下桜 | | *CV:丹下桜 |
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| ;人物 | | ;人物 |
− | :赤い舞踏服(ドレス)に身を包んだ少女剣士。自ら皇帝を名乗り、一人称は「余」。マスターである主人公のことは「奏者」と呼ぶ。<br>我が儘で身勝手、常に上から目線で猪突猛進気味と、普通であれば嫌な性格となる要素が満載ながら明るく闊達、あまり細かいところは気にしない大雑把さ、子供のような無邪気さを併せ持った、非常に可愛らしい性格。<br>情熱的な性分であり、主人公と接しているときは「いろいろと自重している」らしい。恋愛関係には生前のこともあって寛大だが、度を超されると拗ねる。<br>芸術家を自称し、独特の美意識を持つ。美少年や美老年が好き。美少女はもっと好き。美しければ何であれ大好き。自分の事を至高の芸術と謳いながら、あらゆる人々の人生も美しいと讃える「暴君」。華々しく散る生命を象徴するような、誰よりも身勝手で、何よりも眩しい少女。<br>背が低いことを密かに気にしている。子供扱いされるのが嫌いで、「姫」と呼ぶと怒る。<br>湯浴みが好きで、彼女自身のイメージもあってよく薔薇風呂に入っている絵が描かれている。<br />自身の全てについて自信を持っているため、ギャグなどでは所謂ドヤ顔で描かれることが多い。ドヤ顔で得意げにしつつ、褒めろ構えとこちらをそわそわと伺うその姿はまさに飼い主に構ってほしがるワンコそのものである。 | + | :赤い舞踏服(ドレス)に身を包んだ少女剣士。自ら皇帝を名乗り、一人称は「余」。マスターである主人公のことは「奏者」と呼ぶ。<br>我が儘で身勝手、常に上から目線で猪突猛進気味と、普通であれば嫌な性格となる要素が満載ながら明るく闊達、あまり細かいところは気にしない大雑把さ、子供のような無邪気さを併せ持った、非常に可愛らしい性格。<br>情熱的な性分であり、主人公と接しているときは「いろいろと自重している」らしい。恋愛関係には生前のこともあって寛大だが、度を超されると拗ねる。<br>芸術家を自称し、独特の美意識を持つ。美少年や美老年が好き。美少女はもっと好き。美しければ何であれ大好き。自分の事を至高の芸術と謳いながら、あらゆる人々の人生も美しいと讃える「暴君」。華々しく散る生命を象徴するような、誰よりも身勝手で、何よりも眩しい少女。<br>背が低いことを密かに気にしている。子供扱いされるのが嫌いで、「姫」と呼ぶと怒る。<br>湯浴みが好きで、彼女自身のイメージもあってよく薔薇風呂に入っている絵が描かれている。<br>自身の全てについて自信を持っているため、ギャグなどでは所謂ドヤ顔で描かれることが多い。ドヤ顔で得意げにしつつ、褒めろ構えとこちらをそわそわと伺うその姿はまさに飼い主に構ってほしがるワンコそのものである。 |
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| ;能力 | | ;能力 |
− | :彼女の持つ真紅の大剣「原初の火(アェストゥス・エウトゥス)」は自ら鍛えたもの。銘には「regnum caelorum et gehenna(レグナム カエロラム エト ジェヘナ/天国と地獄)」と刻まれている。<br>[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「皇帝特権:EX」により、本来持ち得ないスキル(騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等)でも本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。あらゆる状況に対応できる強力な能力だが、生前の出自に由来する呪いとも言えるスキル「頭痛持ち:B」によって、精神スキルの成功率は著しく低下している。探索中は「黄金率」、戦闘中は「剣術」を発動させている。<br>剣士としての能力は高く、当初は未熟なマスターのせいでステータスが著しく低下していたが、[[セイバー (EXTRA・白)]]や[[ランサー|ランサー(EXTRA・青)]]といった強敵を真っ向勝負で下すほどの実力を発揮するようになる。<br />自身に元々対魔力がないためセイバークラスなのに対魔力がCと低い。<br>CCCでは皇帝特権で「魔力放出(炎)」を会得したのか、爆発的な火炎を生み出し敵を燃焼する技「星馳せる終幕の薔薇(ファクス・カエレスティス)」を習得する。 | + | :彼女の持つ真紅の大剣「原初の火(アェストゥス・エウトゥス)」は自ら鍛えたもの。銘には「regnum caelorum et gehenna(レグナム カエロラム エト ジェヘナ/天国と地獄)」と刻まれている。<br>[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「皇帝特権:EX」により、本来持ち得ないスキル(騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等)でも本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。あらゆる状況に対応できる強力な能力だが、生前の出自に由来する呪いとも言えるスキル「頭痛持ち:B」によって、精神スキルの成功率は著しく低下している。探索中は「黄金率」、戦闘中は「剣術」を発動させている。<br>剣士としての能力は高く、当初は未熟なマスターのせいでステータスが著しく低下していたが、[[セイバー (EXTRA・白)]]や[[ランサー|ランサー(EXTRA・青)]]といった強敵を真っ向勝負で下すほどの実力を発揮するようになる。<br>自身に元々対魔力がないためセイバークラスなのに対魔力がCと低い。<br>CCCでは皇帝特権で「魔力放出(炎)」を会得したのか、爆発的な火炎を生み出し敵を燃焼する技「星馳せる終幕の薔薇(ファクス・カエレスティス)」を習得する。 |
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| === [[宝具]] === | | === [[宝具]] === |
| ;招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア) | | ;招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア) |
− | : 由来:聴衆に自らの公演を強制的に最後まで聞かせるべく、劇場の出入り口を全て封鎖し閉じ込めたというエピソード<br />自己の願望を達成させる絶対皇帝圏。生前の彼女が自ら設計し、ローマに建設した劇場「ドムス・アウレア」を、魔力によって再現したもの。自分の心象風景を具現した異界を作り出す[[固有結界]]とは似て非なる大魔術であり、自身が生前設計した劇場や建造物を魔力で再現する。<br />展開されている間、閉じ込められた敵は弱体化し建造物をカスタマイズすれば形や機能も変更できる。わかりやすく言えば、建築過程を無視し建造物を投影、その中であれば自分の定めたルールを発動できる。EXTRAでは劇場を展開するだけだったが、CCCでは剣戟による攻撃を交えて展開されるようになった。<br>敵が張った固有結界を上書きする形で塗りつぶすことが可能で、CCCで時空の歪みの中で戦った[[アーチャー]]の「無限の剣製」を無効化した。<br>ゲーム的には、展開時に敵に防御力無視の物理ダメージを与え、3ターンの展開中は敵の筋力・耐久力を低下させる。<br>また、展開中のみ剣技「童女謳う華の帝政(ラウス・セント・クラウディウス)」が使用可能。<br />漫画版では空間内の敵の筋力の低下させ、十全な力を発揮させないという効果。 | + | :ランクB<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:30~90<br>最大補足:100人~1000人<br>由来:聴衆に自らの公演を強制的に最後まで聞かせるべく、劇場の出入り口を全て封鎖し閉じ込めたというエピソード |
| + | :己の願望を達成させる絶対皇帝圏。生前の彼女が自ら設計し、ローマに建設した劇場「ドムス・アウレア」を、魔力によって再現したもの。自分の心象風景を具現した異界を作り出す[[固有結界]]とは似て非なる大魔術であり、自身が生前設計した劇場や建造物を魔力で再現する。<br />展開されている間、閉じ込められた敵は弱体化し建造物をカスタマイズすれば形や機能も変更できる。わかりやすく言えば、建築過程を無視し建造物を投影、その中であれば自分の定めたルールを発動できる。EXTRAでは劇場を展開するだけだったが、CCCでは剣戟による攻撃を交えて展開されるようになった。<br>敵が張った固有結界を上書きする形で塗りつぶすことが可能で、CCCで時空の歪みの中で戦った[[アーチャー]]の「無限の剣製」を無効化した。<br>ゲーム的には、展開時に敵に防御力無視の物理ダメージを与え、3ターンの展開中は敵の筋力・耐久力を低下させる。<br>また、展開中のみ剣技「童女謳う華の帝政(ラウス・セント・クラウディウス)」が使用可能。<br>漫画版では空間内の敵の筋力の低下させ、十全な力を発揮させないという効果。 |
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| === セイバー・ブライド === | | === セイバー・ブライド === |
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| === 関連 === | | === 関連 === |
| ;ヨハネ黙示録 | | ;ヨハネ黙示録 |
− | :この書に書かれていることで有名な「獣の数字(666の数)」は一説によると、「ローマ皇帝ネロのギリシャ語表記をヘブライ文字に置き換え、数値化し、その数を合計したものである」とも言われている。<br />なお、この「666の獣」にまたがる「バビロンの妖婦」とはローマのことであり、厳密には彼女個人にあてられた異名ではない。 | + | :この書に書かれていることで有名な「獣の数字(666の数)」は一説によると、「ローマ皇帝ネロのギリシャ語表記をヘブライ文字に置き換え、数値化し、その数を合計したものである」とも言われている。<br>なお、この「666の獣」にまたがる「バビロンの妖婦」とはローマのことであり、厳密には彼女個人にあてられた異名ではない。 |
| ;ネロの出自 | | ;ネロの出自 |
| :父の名はグナエウス・ドミティウス・アヘノバルブス。第4代皇帝クラウディウスのいとこにあたり、「淫蕩」と評される。<br />母の名はユリア・アウグスタ・アグリッピナ。「暴帝」と言われる第3代皇帝カリグラの妹にあたる。 | | :父の名はグナエウス・ドミティウス・アヘノバルブス。第4代皇帝クラウディウスのいとこにあたり、「淫蕩」と評される。<br />母の名はユリア・アウグスタ・アグリッピナ。「暴帝」と言われる第3代皇帝カリグラの妹にあたる。 |
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| :彼女自ら設計したと言われる。しかし、この劇場を開いた時、あまりの退屈さに一度目は多くの観客が途中で去ってしまった。それに憤慨した彼女は、二度目の公演時は劇場の出入り口をすべて封鎖し、舞台の幕が下りるまで一人たりとも外に出さなかったという。宝具「招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア)」の由来となったエピソードである。 | | :彼女自ら設計したと言われる。しかし、この劇場を開いた時、あまりの退屈さに一度目は多くの観客が途中で去ってしまった。それに憤慨した彼女は、二度目の公演時は劇場の出入り口をすべて封鎖し、舞台の幕が下りるまで一人たりとも外に出さなかったという。宝具「招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア)」の由来となったエピソードである。 |
| ;戦車御者 | | ;戦車御者 |
− | :ゲーム中の彼女の言葉によれば、「剣士」のクラスのみならず、「騎乗兵」のクラスでもイケるらしい。アリーナを徒歩で探索するのに飽き、戦車を恋しがったりした。<br />なお、何故「騎乗兵」にならなかったのかと言えば、「尻が痛い!」だからだそうで……。伝承ではオリンピックの戦車競技に出場し、戦車から落下したのに優勝になったと言われている。 | + | :ゲーム中の彼女の言葉によれば、「剣士」のクラスのみならず、「騎兵」のクラスでもイケるらしい。アリーナを徒歩で探索するのに飽き、戦車を恋しがったりした。<br />なお、何故「騎乗兵」にならなかったのかと言えば、「尻が痛い!」だからだそうで……。伝承ではオリンピックの戦車競技に出場し、戦車から落下したのに優勝になったと言われている。 |
| ;ネロ祭 | | ;ネロ祭 |
| :ギリシャのオリンピックにあやかって、59年(説によっては60年)に設立された、5年に一度開かれる競技会。音楽、体育、騎馬と三つの部門を開き、いくつかにはネロ自らも出場している。 | | :ギリシャのオリンピックにあやかって、59年(説によっては60年)に設立された、5年に一度開かれる競技会。音楽、体育、騎馬と三つの部門を開き、いくつかにはネロ自らも出場している。 |
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| :西暦64年7月19日に発生した、ローマを焼き払うほどの大火災。ネロは為政者として迅速かつ適切に対応し、犠牲者を最小限に留め、後の保証を徹底して市民の絶大な人気を博した。 | | :西暦64年7月19日に発生した、ローマを焼き払うほどの大火災。ネロは為政者として迅速かつ適切に対応し、犠牲者を最小限に留め、後の保証を徹底して市民の絶大な人気を博した。 |
| ;国外への影響 | | ;国外への影響 |
− | :イギリス(ブリタニア)における後年のローマに対する人気は彼女の政策に起因する。ある意味では、「[[セイバー|アーサー王]]伝説」を誕生させたきっかけを作った人物ですらある。<br />加えてペルシャはネロを絶賛することおびただしく、ペルシャはネロの死後も「ネロの国だったので」とローマに大きく配慮したという。 | + | :イギリス(ブリタニア)における後年のローマに対する人気は彼女の政策に起因する。ある意味では、「[[セイバー|アーサー王]]伝説」を誕生させたきっかけを作った人物ですらある。<br>加えてペルシャはネロを絶賛することおびただしく、ペルシャはネロの死後も「ネロの国だったので」とローマに大きく配慮したという。 |
| ;頭痛持ち | | ;頭痛持ち |
− | :諸説あり、「鉛の杯を愛用したゆえの中毒症状」「慢性的なヒステリー」などと言われる。これをゲーム中で彼女は否定し、「母親に盛られた毒が原因」と語った。<br />なお、芸術を愛した彼女だが、このせいでせっかくの才能が台無しになっている。わかりやすい一例として、彼女は様々な媒体で音痴扱いされている。 | + | :諸説あり、「鉛の杯を愛用したゆえの中毒症状」「慢性的なヒステリー」などと言われる。これをゲーム中で彼女は否定し、「母親に盛られた毒が原因」と語った。<br>なお、芸術を愛した彼女だが、このせいでせっかくの才能が台無しになっている。わかりやすい一例として、彼女は様々な媒体で音痴扱いされている。 |
| ;ネロの最期 | | ;ネロの最期 |
− | :一説には、ネロが自害した三日後、一人の兵士がネロの亡骸におそるおそる外套をかけると、「遅かったな。だが、大儀である」と、最後の言葉を遺したとも言う。<br />この逸話をゲームで再現したのが、復活SKILL「三度、落陽を迎えても(インウィクトゥス・スピリートゥス)」。 | + | :一説には、ネロが自害した三日後、一人の兵士がネロの亡骸におそるおそる外套をかけると、「遅かったな。だが、大儀である」と、最後の言葉を遺したとも言う。<br>この逸話をゲームで再現したのが、復活SKILL「三度、落陽を迎えても(インウィクトゥス・スピリートゥス)」。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |