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2,743 バイト追加 、 2013年8月21日 (水) 18:52
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*真名:カルナ
 
*真名:カルナ
 
*身長:178cm/体重:65kg
 
*身長:178cm/体重:65kg
*属性:中立・善
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*属性:混沌・悪(正しくは秩序・善)
 
*イメージカラー:暗中に輝く鋭利なる黄金
 
*イメージカラー:暗中に輝く鋭利なる黄金
 
*特技:ポジティブシンキング
 
*特技:ポジティブシンキング
 
*好きな物:友情・努力・和解/嫌いな物:コミュ力という言葉
 
*好きな物:友情・努力・和解/嫌いな物:コミュ力という言葉
*天敵:パッションリップ・ギルガメッシュ
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*天敵:(CCC)パッションリップ・ギルガメッシュ
 
*CV:遊佐浩二
 
*CV:遊佐浩二
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;略歴
 
;略歴
:真名はインドの叙事詩「マハーバーラタ」に登場する不死身の大英雄カルナ。<br>赤のライダーと共に数えられる「赤」陣営最強のサーヴァントの一人。<br>その比類なき力から[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達から便利な駒として重宝されており、彼らから聖杯戦争を司る[[ルーラー]]の抹殺を命令されている。
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:真名はインドの叙事詩「マハーバーラタ」に登場する不死身の大英雄カルナ。<br>赤のライダーと共に数えられる「赤」陣営最強のサーヴァント。<br>その比類なき力から[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達から便利な駒として重宝されており、彼らから聖杯戦争を司る[[ルーラー]]の抹殺を命令されている。<br>そこで[[セイバー (Apocrypha・黒)|黒のセイバー]]と出会い、夜明けまで撃ち合うが決着はつかず、お互いを称えながら、再戦を誓い別れを告げる。<br>“黒”と“赤”の全面対決では、[[ランサー (Apocrypha・黒)|黒のランサー]]と対峙し、最大限の地の利を生かした猛攻を受けるが、マスターの負担を慮って鎧以外の宝具を封じた状態でも、その比類なき武練と精神力で圧倒し、あと一歩まで追い込む。だがランサーが[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]によって吸血鬼化し、ルーラーの討伐命令によって黒のサーヴァントと共闘する事となる。<br>そして、ダーニックを追った先で自らのマスターがシロウ達に傀儡とされていた事を知る。
    
;人物
 
;人物
:全ての物事を「それも有り」と解釈し、下された命令の好悪は考えず、その命令がどういう事態を引き起こすのかも敢えて思考を止めている。彼にとっての第一義は自らを召喚したマスターに仕えることであり、命令に逆らう事はまず無い。そもそも逆らうという考え自体が存在しないように振舞っている。<br>「施しの英雄」と称される人柄のように他者の頼みは道理さえ通っていれば大抵は断らない。<br>誇り高い武人であり、[[セイバー (Apocrypha・黒)|黒のセイバー]]に正面から戦いを挑み、彼の武練を賞賛する。<br>彼の言葉は非常に率直で、あらゆる欺瞞、虚飾を切り捨てる鋭さがある。そのあまりの率直さによって相手の怒りを買いやすく嫌われやすい一面がある。実際「浅ましい」と評された[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルド]]は怒り狂っている。<br>しかし、彼の言動は他者の短所を嫌悪してのものでない。彼に取って、相容れぬ信念も理解出来ない美醜も尊ぶもの。内心では感心しているものの言葉にはしない為に無慈悲で冷酷と誤解されやすいが、本当は非常に思慮深く義理堅い人物である。
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:全ての物事を「それも有り」と解釈し、下された命令の好悪は考えず、その命令がどういう事態を引き起こすのかも敢えて思考を止めている。彼にとっての第一義は自らを召喚したマスターに仕えることであり、命令に逆らう事はまず無い。そもそも逆らうという考え自体が存在しないように振舞っている。<br>「施しの英雄」と称される人柄のように他者の頼みは道理さえ通っていれば大抵は断らない。<br>誇り高い武人であり、黒のセイバーに正面から戦いを挑み、彼の武練を賞賛する。<br>彼の言葉は非常に率直で、あらゆる欺瞞、虚飾を切り捨てる鋭さがある。その余りの率直さによって相手の怒りを買いやすく嫌われやすい一面がある。<br>しかし、彼の言動は他者の短所を嫌悪してのものでない。彼に取って、相容れぬ信念も理解出来ない美醜も尊ぶもの。内心では感心しているものの言葉にはしない為に無慈悲で冷酷と誤解されやすいが、本当は非常に思慮深く義理堅い人物で、常にマスターの安否や負担を忘れる事は無い。
    
;能力
 
;能力
:[[ギルガメッシュ|英雄王]]と同等の戦闘能力を持った破格の大英雄。<br>人が扱うものとは思えないほどの大槍を並ぶ者無き技量で操り、石壁の如き神速の槍撃を放つ。その近接能力は黒のセイバーに匹敵し、技量ならば彼のも僅かに上回るとされる。<br />彼の槍撃はBランク以上の攻撃でなければ傷一つ負わない黒のセイバーの鎧を貫く威力を有しており、これは武器の性能だけでなく、凄まじい膂力と卓越した技があってこその物。<br>[[スキル (サーヴァント)|スキル]]『魔力放出(炎)』を有し、燃え盛る炎が魔力となって槍に宿っており、更に攻撃力が増している。またこの炎を翼のように広げ飛行することも出来る。<br>また「[[クラス (アーチャー)|アーチャー]]」の適正も持っているため、夜、数キロ離れた先にいる車のナンバープレートを確認することが出来るほどの超視力を有している。<br>自己治癒能力も高く、魔力供給が十分ならば、体に負った多少の傷はすぐに完治してしまう。また武芸だけでなく精神的な強さも突出しており、例え致命傷を負おうと、その強靭な意志の強さで瀕死の状態のまま存命する事が可能である。
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:[[ギルガメッシュ|英雄王]]と同等の戦闘能力を持った破格の大英雄。<br>人が扱うものとは思えないほどの大槍を並ぶ者無き技量で操り、石壁の如き神速の槍撃を放つ。その近接能力は黒のセイバーに匹敵し、技の卓越性では僅かに上回る。<br>彼の槍撃はBランク以上の攻撃でなければ傷一つ負わない黒のセイバーの鎧を貫く威力を有している。これは武器の性能だけでなく、凄まじい膂力と卓越した技があってこその物で[[スキル (サーヴァント)|スキル]]『魔力放出(炎)』によって、燃え盛る炎が魔力となって槍に宿っており、更に攻撃力が増している。またこの炎を翼のように広げ飛行することも出来る。<br>また「[[クラス (アーチャー)|アーチャー]]」の適正も持っているため、夜、数キロ離れた先にいる車のナンバープレートを確認することが出来るほどの超視力を有している。<br>だが彼の最大の武器とは神々から与えられた宝具でも、生まれ持った異能でもなく、“意志”の強さである。<br>彼はあらゆる不幸を受け入れながら誰一人として恨まず、誰よりも特別な物を与えられても、それによって己を他者とは違う「特別」としなかった「施しの英雄」である。故に臓腑を抉られ、腕の神経を断たれ、体内に炎を循環させるという荒行でも彼に膝をつけさせることは出来ず、例え致命傷を負おうと、その強靭な意志の強さで瀕死の状態のまま存命する事が可能である。
    
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
;『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』
 
;『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』
 
:由来:彼の母クンティーが未婚の母となることに恐怖を感じ、 息子を守るためにスーリヤに願って与えた黄金の鎧と耳輪。
 
:由来:彼の母クンティーが未婚の母となることに恐怖を感じ、 息子を守るためにスーリヤに願って与えた黄金の鎧と耳輪。
:太陽の輝きを放つ、強力な防御型宝具。光そのものが形となった存在であるため、神々でさえ破壊は困難で彼の肉体と一体化している。<br>『CCC』における効果は、この宝具を身に纏う限り、彼への攻撃は物理、概念を問わず10分の1しかダメージが届かない。ムーンセルでも完全破壊することは不可能で、防具として使う物の中では、究極の宝具の一つ。<br>他者へ装備させる事も可能。また本人の「鎧が無いせいで傷が癒えない。ずっと瀕死のまま」という言葉から治癒能力も有する可能性がある。『Apocrupha』での自己治癒能力との関係性は不明。<br>ギルガメッシュの宝物庫にも存在せず、マハーバーラタで彼が「不死身の英雄」と称えられた理由の一つである。
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:太陽の輝きを放つ、強力な防御型宝具。光そのものが形となった存在であるため、神々でさえ破壊は困難で彼の肉体と一体化している。<br>『CCC』における効果は、この宝具を身に纏う限り、彼への攻撃は物理、概念を問わず10分の1しかダメージが届かない。ムーンセルでも完全破壊することは不可能で、防具として使う物の中では、究極の宝具の一つであり、他者へ装備させる事も可能。<br>致命傷に近い傷も即座に回復する高い自己治癒能力も持ち、体に負った多少の傷は戦闘を行いながらでも瞬時に完治してしまう。<br>唯一、内側からの攻撃だけは例外だが、この高い治癒能力で傷は即座に修復され、体内から生み出される炎によって異物は一瞬で燃え尽き、例え死に至る苦痛でも意志の力によって彼の動きが止まることはないため、実質的に弱点は存在しない。<br>ギルガメッシュの宝物庫にも存在せず、マハーバーラタで彼が「不死身の英雄」と称えられた理由の一つである。
    
;『梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)』
 
;『梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)』
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;『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』
 
;『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』
:ランク:A++<br>種別:対軍・対神宝具<br>レンジ:40~99<br>最大補足:千単位<br>由来:インドラが黄金の鎧を奪う際、彼の姿勢があまりにも高潔であったため、 それに報いねばならないと思い与えた神々をも打ち倒す、一撃のみの光槍。
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:ランク:A++<br>種別:対軍・対神宝具<br>レンジ:40~99<br>最大補足:千単位<br>由来:インドラが黄金の鎧を奪う際、彼の姿勢が余りにも高潔であったため、 それに報いて与えた神々をも打ち倒す、一撃のみの光槍。
 
: 雷光でできた必滅の槍。黄金の鎧と引換に顕現し、絶大な防御力の代わりに強力な"対神"性能の槍を装備する。<br>『CCC』では穂先から強烈な光の一撃を放つ。発動後、背中にある装飾は破壊される。ゲーム中では表示されないが、この宝具使用後、防御力が若干低下する代わりに、攻撃力が急上昇する。<br>伝承では鬼神ガトートカチャを倒すために使われたとされるが、Fateでは最後まで使用しないまま戦死したことになっているらしい。そのためギルガメッシュの宝物庫にも収蔵されておらず、例え手に入れても取り出せないという。
 
: 雷光でできた必滅の槍。黄金の鎧と引換に顕現し、絶大な防御力の代わりに強力な"対神"性能の槍を装備する。<br>『CCC』では穂先から強烈な光の一撃を放つ。発動後、背中にある装飾は破壊される。ゲーム中では表示されないが、この宝具使用後、防御力が若干低下する代わりに、攻撃力が急上昇する。<br>伝承では鬼神ガトートカチャを倒すために使われたとされるが、Fateでは最後まで使用しないまま戦死したことになっているらしい。そのためギルガメッシュの宝物庫にも収蔵されておらず、例え手に入れても取り出せないという。
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;能力
 
;能力
:最上級の英霊とされ、最強クラスのサーヴァントである[[ギルガメッシュ]]や[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン]]と同格、あるいはそれ以上ではないかとまで目される程の存在感とそれに違わぬ強大な力を持つ。だが、ジナコが魔術師として平均以下なためにその能力を十全に発揮できておらず、宝具の火力もマスター差でガウェインには及ばないと評されている。<br />「Apocrypha」では槍を主体としているが、魔力供給が不足しているせいか、此方では拳による殴打を主体とし、槍を一瞬だけ実体化させて闘う。強大なサーヴァントであることには変わりなく、中盤における壁として主人公達の前に立ちはだかる。<br />なお、宝具の一つである「黄金の鎧」は所持しておらず、耳輪しか残っていない。『Apocrypha』では肩に装備されているがCCCの彼はそれすら装備していない。ただ、これは失くしたのではなくとあるところに置いてきたためで、終盤にその所在が判明する。
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:最上級の英霊とされ、最強クラスのサーヴァントである[[ギルガメッシュ]]や[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン]]と同格、あるいはそれ以上ではないかとまで目される程の存在感とそれに違わぬ強大な力を持つ。だが、ジナコが魔術師として平均以下なためにその能力を十全に発揮できておらず、宝具の火力もマスター差でガウェインには及ばないと評されている。<br />「Apocrypha」では槍を主体としているが、魔力供給が不足しているせいか、此方では拳による殴打を主体とし、槍を一瞬だけ実体化させて闘う。強大なサーヴァントであることには変わりなく、中盤における壁として主人公達の前に立ちはだかる。<br>なお、宝具の一つである「黄金の鎧」は所持しておらず、耳輪しか残っていない。『Apocrypha』では肩に装備されているがCCCの彼はそれすら装備していない。ただ、これは失くしたのではなくとあるところに置いてきたためで、終盤にその所在が判明する。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
==='''''Fate/Apocrypha'''''===
+
===Fate/Apocrypha===
 
;[[セイバー (Apocrypha・黒)]]
 
;[[セイバー (Apocrypha・黒)]]
 
:聖杯大戦で出会った好敵手。<br>彼の眼差しから生前因縁のあった人物を見出し、夜明けまで打ち合い、別れ際共に再戦を願っていたが………。
 
:聖杯大戦で出会った好敵手。<br>彼の眼差しから生前因縁のあった人物を見出し、夜明けまで打ち合い、別れ際共に再戦を願っていたが………。
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:すべての事柄を「それも有り」と捉える性格が災いし、彼らに有用な駒として扱われている。
 
:すべての事柄を「それも有り」と捉える性格が災いし、彼らに有用な駒として扱われている。
   −
==='''''Fate/EXTRA CCC'''''===
+
===Fate/EXTRA CCC===
 
;[[ジナコ=カリギリ]]
 
;[[ジナコ=カリギリ]]
 
:マスター。彼女のあまりのダメ人間ぶりには苦言を呈するが、マスターとして彼女の意思を尊重しており、命令には従う。<br>ジナコの態度にため息を付きつつ、甲斐甲斐しく付き合うその姿勢は「お父さん」あるいは「世話焼きな兄弟」にも見える。<br>なお、ジナコの父と言われた際は「すまんが、年齢的に無理がある。弟ということにして欲しい」と返答し、ジナコに憤慨された。
 
:マスター。彼女のあまりのダメ人間ぶりには苦言を呈するが、マスターとして彼女の意思を尊重しており、命令には従う。<br>ジナコの態度にため息を付きつつ、甲斐甲斐しく付き合うその姿勢は「お父さん」あるいは「世話焼きな兄弟」にも見える。<br>なお、ジナコの父と言われた際は「すまんが、年齢的に無理がある。弟ということにして欲しい」と返答し、ジナコに憤慨された。
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:身を挺してまでジナコを救おうとしてくれた彼の行いに深く感謝している。<br>臥藤もカルナと会話した際、「神話に語られた通りの高潔な人物であったことが嬉しい」と述べている。<br />また「'''赤き翼を背負いし漆黒の太陽(レッドウィング・シュバルツさん)'''」という有り難い(?)別名を送られている。
 
:身を挺してまでジナコを救おうとしてくれた彼の行いに深く感謝している。<br>臥藤もカルナと会話した際、「神話に語られた通りの高潔な人物であったことが嬉しい」と述べている。<br />また「'''赤き翼を背負いし漆黒の太陽(レッドウィング・シュバルツさん)'''」という有り難い(?)別名を送られている。
   −
==='''生前'''===
+
===生前===
 
;アルジュナ
 
;アルジュナ
 
:「マハーバーラタ」における宿敵で、カルナと並ぶ大英雄。<br>異父兄弟でもあり、最期は彼に討たれる。尚、彼はカルナが兄だと知らぬまま闘っていたという。
 
:「マハーバーラタ」における宿敵で、カルナと並ぶ大英雄。<br>異父兄弟でもあり、最期は彼に討たれる。尚、彼はカルナが兄だと知らぬまま闘っていたという。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
==='''''Fate/Apocrypha'''''===
+
===Fate/Apocrypha===
;「——ああ、オレは実に運が良い。<br>黒のセイバー、<br>初戦にお前と打ち合えた幸運を心から感謝しよう。」
+
;「お前と似た目をした男と、一度会ったことがある。<br> その男は紛れもない英雄だった。……お前がその目でオレを見るならば、<br> オレと戦うは偶然ではなく必然ということだ。」
 +
:聖杯大戦で出会った、黒のセイバーを前にして。<br>強者と戦えることに、誰にも悟られないよう歓喜するセイバーの瞳に生前出会ったある英雄を思い出す。<br>そして、聖杯大戦の開幕を告げるべく、両者の闘気は静かに燃え上がる。
 +
 
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;「 ——ああ、オレは実に運が良い。<br> 黒のセイバー、<br> 初戦にお前と打ち合えた幸運を心から感謝しよう。」
 
:好敵手への惜しみない賞賛。<br>「お前を打ち倒すのは我が剣であり、槍であって欲しい」という、無垢な少年の夢のような思いを込め、彼らは互いを称える。
 
:好敵手への惜しみない賞賛。<br>「お前を打ち倒すのは我が剣であり、槍であって欲しい」という、無垢な少年の夢のような思いを込め、彼らは互いを称える。
   97行目: 100行目:     
;「 ——執念、怨念、あるいは妄念か。<br> 魔術師でもなく、英雄でもなくなったお前は最早、誰でもない。<br> 『己ではない誰か』に為ったお前の苦痛は生半可なものではあるまい。<br> 未練を残すな、怪物。<RUBY><RB>疾</RB><RT>と</RT></RUBY>く消え去るがいい。」
 
;「 ——執念、怨念、あるいは妄念か。<br> 魔術師でもなく、英雄でもなくなったお前は最早、誰でもない。<br> 『己ではない誰か』に為ったお前の苦痛は生半可なものではあるまい。<br> 未練を残すな、怪物。<RUBY><RB>疾</RB><RT>と</RT></RUBY>く消え去るがいい。」
:吸血鬼へと変貌し、ダーニックに取り込まれてしまった黒のランサーに対して。<br>いつもの冷たい口調で、ともするとヴラドを見下しているように聞こえる。<br>だが実際は、名誉も誇りも奪われ、堕ちていった強敵への深い憐憫の念が込められている。 <br>「施しの英雄」と呼ばれた彼でも、日輪から目を背ける「人間でなくなった者」を救う事は出来ない。<br>出来るのは、これ以上の屈辱を味合せることなく、塵に帰すことだけであった。
+
:吸血鬼へと変貌し、ダーニックに取り込まれてしまった黒のランサーに対して。いつもの冷たい口調で、ともするとヴラドを見下しているように聞こえる。<br>だが実際は、名誉も誇りも奪われ、堕ちていった強敵への深い憐憫の念が込められている。 <br>「施しの英雄」と呼ばれた彼でも、日輪から目を背ける「人間でなくなった者」を救う事は出来ない。<br>出来るのは、これ以上の屈辱を味合せることなく、塵に帰すことだけであった。
   −
==='''''Fate/EXTRA CCC'''''===
+
===Fate/EXTRA CCC===
 
;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」
 
;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」
 
:ジナコに買出しもスレ監視もできない役立たずと評された際の反応。<br>マスターに対して余りに失礼な発言だが、彼はずっとこの調子らしい。
 
:ジナコに買出しもスレ監視もできない役立たずと評された際の反応。<br>マスターに対して余りに失礼な発言だが、彼はずっとこの調子らしい。
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:アーチャーに「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。<br>誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。
 
:アーチャーに「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。<br>誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。
   −
;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br> ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br> 何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br>お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br> たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br> 口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」
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;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br> ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br> 何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br> お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br> たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br> 口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」
 
:キャスターに「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。<br>かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。<br />もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが……
 
:キャスターに「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。<br>かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。<br />もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが……
   124行目: 127行目:  
:ギルガメッシュと初めて出会った際。丁寧に断りを入れたのにも関らず、退かないどころか主の身を脅かし、鎧か槍か彼の首を求める傲慢な王に告げる。<br>主を守るためその不動の姿勢を崩さない。 そして二人の黄金の英雄は冷たく睨み合う。
 
:ギルガメッシュと初めて出会った際。丁寧に断りを入れたのにも関らず、退かないどころか主の身を脅かし、鎧か槍か彼の首を求める傲慢な王に告げる。<br>主を守るためその不動の姿勢を崩さない。 そして二人の黄金の英雄は冷たく睨み合う。
   −
;「―――命令とあらば従おう。<br> 我が槍の暴威を以って、彼らを焼き尽くす。<br /> <RUBY><RB>ジナコ</RB><RT>お前</RT></RUBY>の内にある暗き炎が、お前自身を燃やし尽くすまで消えぬと云うならオレは風雨を遮る覆いになるまで。<br /> ゆくぞ。時期尚早だが、ここが貴様の死地と知れ。」
+
;「―――命令とあらば従おう。<br> 我が槍の暴威を以って、彼らを焼き尽くす。<br> <RUBY><RB>ジナコ</RB><RT>お前</RT></RUBY>の内にある暗き炎が、お前自身を燃やし尽くすまで消えぬと云うならオレは風雨を遮る覆いになるまで。<br /> ゆくぞ。時期尚早だが、ここが貴様の死地と知れ。」
 
:狂気に染まったジナコの叫びに応えて。<br>自らの勝利が絶対に主の為にならないことを知りつつも、サーヴァントとして主の叫びに応えるため、そして戦いに果てに主が救いを見出すことを信じ、彼は永き眠りについていた神槍を執る。
 
:狂気に染まったジナコの叫びに応えて。<br>自らの勝利が絶対に主の為にならないことを知りつつも、サーヴァントとして主の叫びに応えるため、そして戦いに果てに主が救いを見出すことを信じ、彼は永き眠りについていた神槍を執る。
   136行目: 139行目:  
:宝具「梵天よ、我を呪え」、発動。<br>師から与えられた極意にして、三界を焼き尽くす天からの劫火。<br>というか、アルジュナも同じような事できるのか…。
 
:宝具「梵天よ、我を呪え」、発動。<br>師から与えられた極意にして、三界を焼き尽くす天からの劫火。<br>というか、アルジュナも同じような事できるのか…。
   −
;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br>貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br>だが―――その気持ちに応えよう。<br>以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br>自ら手にした場所へ帰るがいい。<br>………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」
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;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br> 貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br> だが―――その気持ちに応えよう。<br> 以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br> 自ら手にした場所へ帰るがいい。<br> ………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」
 
:説得に訪れた実の母クンティーへの答え。最後に「母としての情」に訴え、自らの過去を明かすという危険を冒してまで自分を説得しようという彼女の覚悟は「施しの英雄」である彼にとって酬いるに値するものだった。<br>この決断と誓いが自らの破滅を呼ぶことを理解していながら、彼はこの母に誓った言葉を守り続けた。<br>「利己的な母から生まれた」というもセイバーとの共通点だが、セイバーはいつも傍にいたはずの「母」と最後まで分かり合うことが出来ず公衆の面前で切り捨てる事になったのに対し、彼は幼い頃に自分を捨てた「母」を許し最後の最後で気持ちが通じた、という皮肉な違いがある。
 
:説得に訪れた実の母クンティーへの答え。最後に「母としての情」に訴え、自らの過去を明かすという危険を冒してまで自分を説得しようという彼女の覚悟は「施しの英雄」である彼にとって酬いるに値するものだった。<br>この決断と誓いが自らの破滅を呼ぶことを理解していながら、彼はこの母に誓った言葉を守り続けた。<br>「利己的な母から生まれた」というもセイバーとの共通点だが、セイバーはいつも傍にいたはずの「母」と最後まで分かり合うことが出来ず公衆の面前で切り捨てる事になったのに対し、彼は幼い頃に自分を捨てた「母」を許し最後の最後で気持ちが通じた、という皮肉な違いがある。
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**その前評判に違わず、『CCC』内において皆から一目置かれており、彼と初めて対峙した主人公はその圧倒的な存在感から、「ひょっとすると何のペナルティもないギルガメッシュでもこのサーヴァントには一歩譲ってしまうのではないか?」「両者の実力は拮抗している」等々と発言。ギルガメッシュ本人も「戦う時が楽しみだ。申し分ない実力」と非常に高く評価している。<br>また、用語集やメディア媒体でも、最強のサーヴァントの一角であるギルガメッシュと同等、もしくはそれ以上の英雄として紹介されている。<br>それほどまでの実力を誇りながら、ジナコの力量では彼の力を完全に引き出せておらず、マスター差で火力ではガウェインには及ばないと評されている。<br>更に怠惰で臆病な彼女の方針で闘う機会に恵まれず、鎧も失うという弱体化を果たしている。
 
**その前評判に違わず、『CCC』内において皆から一目置かれており、彼と初めて対峙した主人公はその圧倒的な存在感から、「ひょっとすると何のペナルティもないギルガメッシュでもこのサーヴァントには一歩譲ってしまうのではないか?」「両者の実力は拮抗している」等々と発言。ギルガメッシュ本人も「戦う時が楽しみだ。申し分ない実力」と非常に高く評価している。<br>また、用語集やメディア媒体でも、最強のサーヴァントの一角であるギルガメッシュと同等、もしくはそれ以上の英雄として紹介されている。<br>それほどまでの実力を誇りながら、ジナコの力量では彼の力を完全に引き出せておらず、マスター差で火力ではガウェインには及ばないと評されている。<br>更に怠惰で臆病な彼女の方針で闘う機会に恵まれず、鎧も失うという弱体化を果たしている。
 
**CCCのシナリオでは前半の実質最強ボスであり、高い攻撃力と防御力、HPに最強レベルの宝具やスキルを持ち、テストプレイした奈須氏が「本気で殺しにかかっている」と評する性能を持つ。
 
**CCCのシナリオでは前半の実質最強ボスであり、高い攻撃力と防御力、HPに最強レベルの宝具やスキルを持ち、テストプレイした奈須氏が「本気で殺しにかかっている」と評する性能を持つ。
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*サーヴァントとしてはひどく燃費が悪いらしく、常時展開している黄金の鎧、武器として使用する神槍、敵の宝具でさえ溶解させる魔力放出と尋常ではない魔力喰いらしい。それによって並の魔術師なら指先一本動かせず、一流と呼ばれる者でも自身の魔術を行使できない程に疲弊するらしい。<br>月の聖杯戦争で、例え彼が万全の状態でも、三流マスターであるジナコが主では性能を出し切れる筈もない。彼がいるのに、ギルガメッシュが「参戦すれば優勝が確定してしまう」と評されたのも、こういった事情も大きいと思われる。
 
*「CCC」では、「Apocrypha」と少しデザインが変わっている。<br>ワダ氏曰く、「大ぶりのファーを3Dモデルで再現するのが難しいとのことで、随分形を変えることになってしまいました。ですが、できるだけ印象を同じにしつつ、清廉さを少しでもお借りできるよう念じて描かせていただきました」との事。<br>だが本編においてハードのスペック不足だけではなく、鎧を失ったことでデザインが変わったという事実が判明した。
 
*「CCC」では、「Apocrypha」と少しデザインが変わっている。<br>ワダ氏曰く、「大ぶりのファーを3Dモデルで再現するのが難しいとのことで、随分形を変えることになってしまいました。ですが、できるだけ印象を同じにしつつ、清廉さを少しでもお借りできるよう念じて描かせていただきました」との事。<br>だが本編においてハードのスペック不足だけではなく、鎧を失ったことでデザインが変わったという事実が判明した。
 
*好敵手と見定め、再戦を約束したのにも関らず、黒のセイバーが予想外のアクシデントで消滅してしまった……。更に黒のランサーもダーニックの奸計によって、決着が付けられなくなってしまった。<br>CCCでは三流のマスターに足を引っ張られて戦う機会を失い、Apocryphaでは十分なバックアップを受けられるが戦った相手はいつも途中で居なくなってしまう……。<br>神に近い破格の英霊ですら、'''「槍兵」の呪い'''からは逃れられないのか。
 
*好敵手と見定め、再戦を約束したのにも関らず、黒のセイバーが予想外のアクシデントで消滅してしまった……。更に黒のランサーもダーニックの奸計によって、決着が付けられなくなってしまった。<br>CCCでは三流のマスターに足を引っ張られて戦う機会を失い、Apocryphaでは十分なバックアップを受けられるが戦った相手はいつも途中で居なくなってしまう……。<br>神に近い破格の英霊ですら、'''「槍兵」の呪い'''からは逃れられないのか。
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**ダメダメなマスターと小言を言いつつも静かに見守る彼の姿は、まるで親子のよう。サーヴァントとして現界した際の年齢的には彼の方が下らしいが。
 
**ダメダメなマスターと小言を言いつつも静かに見守る彼の姿は、まるで親子のよう。サーヴァントとして現界した際の年齢的には彼の方が下らしいが。
 
**因みに、日本でこそ知名度は無いに等しいものの、彼の出身地であるインドでは絶大な人気を誇る。また1980年代の話になるがインドで放映されたドラマ「マハーバーラタ」は最高視聴率92%を誇るなどインド人にとって身近で知りぬかれた物語である。
 
**因みに、日本でこそ知名度は無いに等しいものの、彼の出身地であるインドでは絶大な人気を誇る。また1980年代の話になるがインドで放映されたドラマ「マハーバーラタ」は最高視聴率92%を誇るなどインド人にとって身近で知りぬかれた物語である。
*属性が二つあるのは、スキル「無冠の武芸」の影響。
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*属性が二つあるのは、スキル「無冠の武芸」の影響。『CCC』ではクラス変えの影響か、属性が「中立・善」となっている。
 
*自己主張の少ない彼だが、父であるスーリヤ神の威信を守る事には固執しているという。自らが強大な力を誇るのは父による処もあるが故に父の栄誉を汚す訳にはいかないと考えている。
 
*自己主張の少ない彼だが、父であるスーリヤ神の威信を守る事には固執しているという。自らが強大な力を誇るのは父による処もあるが故に父の栄誉を汚す訳にはいかないと考えている。
 
*滅多な事では怒りなどの負の感情を抱かない彼だが、自身の味方や拾い上げてくれた者への侮辱には反応するという。義には義で応じる義理堅い彼の本質を表すモノだという。
 
*滅多な事では怒りなどの負の感情を抱かない彼だが、自身の味方や拾い上げてくれた者への侮辱には反応するという。義には義で応じる義理堅い彼の本質を表すモノだという。
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**この槍は伝承の中でしっかり使われており、極めて有名なエピソードであるにも関わらず、ギルガメッシュが「伝承の中で使用されたことが無いから自分も何を指すのか分からず、持っていたとしても取り出せない」とされた理由がこれだとすれば、真偽の程は不明だが納得出来る理屈ではある。
 
**この槍は伝承の中でしっかり使われており、極めて有名なエピソードであるにも関わらず、ギルガメッシュが「伝承の中で使用されたことが無いから自分も何を指すのか分からず、持っていたとしても取り出せない」とされた理由がこれだとすれば、真偽の程は不明だが納得出来る理屈ではある。
 
*彼を演じた遊佐浩二氏は『[[空の境界]]』で[[コルネリウス・アルバ]]役も演じている。<br>……片や[[蒼崎橙子|橙子さん]]の咬ませ犬な「工場長」、片やギルガメッシュに並ぶ最強のサーヴァント一人である「施しの英雄」。どうしてこれ程の差がついたのか。
 
*彼を演じた遊佐浩二氏は『[[空の境界]]』で[[コルネリウス・アルバ]]役も演じている。<br>……片や[[蒼崎橙子|橙子さん]]の咬ませ犬な「工場長」、片やギルガメッシュに並ぶ最強のサーヴァント一人である「施しの英雄」。どうしてこれ程の差がついたのか。
      
各マスターごとのステータス
 
各マスターごとのステータス
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保有スキル:対魔力:C、貧者の見識:-、騎乗:A、無冠の武芸:-、魔力放出 (炎):A、神性:A
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保有スキル:対魔力:C、貧者の見識:-、騎乗:B、無冠の武芸:-、魔力放出 (炎):A、神性:A
    
== 関連商品 ==
 
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