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== [[宝具]] ==
 
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;王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)
 
;王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)
:ランク:A+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~10<br>最大捕捉:100人<br>生前に習得していた物ではなくキャスターが生前完成を願い、叶わなかった至高のゴーレム。宝具は通常、既に完成したものであり、発動する際に必要とされる条件を除けば、宝具そのものに必要な素材など存在しないが、例外として『単体の英霊が所有するには、余りに巨大な物』、『未完成であるが故に、伝説に刻まれた代物』が存在し、この宝具も起動にはキャスターが現界した後に現在の物質を使って製造する必要がある。<br>材料は土と木と石といった自然物。大きさは約15m。自然の雄大さをそのまま取り込んだような風貌で、その外観は表現としては美しい、神々しい、と称される。そして一度宝具として召喚してしまうと、無尽蔵に魔力を求め続ける生粋の大喰らいであるため、『炉心』として一級品の魔術回路を持つ人体が必要となる。<br>現界後に一から鋳造するため、その能力は当然のごとく用いる材料や鋳造の出来栄えの質に左右される。そのためより高い質の宝具として完成させるには相応の手間や時間が必要となる。<br>正体は世界を「楽園(エデン)」へと存在するだけで塗り替え続ける自律式[[固有結界]]であり、受難の民族を楽園に導く王にして守護者であり救世主。最も原典に忠実なゴーレム、すなわち「原初の人間(アダム)」の再臨であり、主の奇跡の模倣にして再現を目指したもの。「宝具という領域に留まらぬ奇跡の結晶」とすら称される、カバリストの悲願。<br>周囲を異界化させる自律式固有結界の能力と共に大地からの祝福により受けた傷を無かったことにする復元・再生能力を持つ。存在する時間が長くなればなるほど巨人周囲の異界化させている楽園の力は増し、楽園の力が増すほど巨人自体の復元速度も跳ね上がっていき、傷すら付けられない不可侵・不死身の存在へとなっていく。生れ落ちると一時間毎に体躯が倍増し、最大約一千メートルになる。<br>また、与えられた役割を遂行するための自らの知性を持っており、黒曜石の剣を生み出しての近接戦闘も可能。製造された時点では経験は皆無だが凄まじい加速度の学習能力を持ち、巨体の膂力に体格に見合わぬ技巧を備えた英雄の域へと上り詰めていき攻撃能力も高まっていく。<br>消滅させるには楽園が完遂する前に大地との接触を断った上で、頭部の霊核と胸部の炉心を一瞬の誤差もなく同時に破壊するしかない。<br>『Apocrypha』ではユグドミレニアによって集められた材料によって、マスターであるロシェと共に製作される。魔術協会に反旗を翻した後であるため手間が増えていたこともあるが、材料として人工物に用いられず長い年月を経た土と木と石を集めるのにダーニックは資産の三割を費やしたという。<br>本来は炉心にはキャスターがその能力に目を付けた[[ジーク]]が用いられるはずだったが、彼の脱走と黒陣営による捕縛失敗により断念。そのためゴルドで妥協することになるはずだったが、その悲願からより高い完成度を目指していたキャスターが赤陣営に寝返りマスターをシロウ移したことで元マスターとなったロシェが炉心に用いられ起動した。
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:ランク:A+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~10<br>最大捕捉:100人
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:生前に鋳造していた物ではなくキャスターが生前完成を願い、叶わなかった至高のゴーレム。アヴィケブロンの見果てぬ夢が宝具化したもの。受難の民族を楽園に導く王にして守護者であり救世主。最も原典に忠実なゴーレム、すなわち「原初の人間(アダム)」の模倣であり、主の奇跡の模倣にして再現を目指した、固有結界に生命を与えたもの。「宝具という領域に留まらぬ奇跡の結晶」とすら称される、カバリストの悲願。
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:宝具は通常、既に完成したものであり、発動する際に必要とされる条件を除けば、宝具そのものに必要な素材など存在しないが、例外として『単体の英霊が所有するには、余りに巨大な物』、『未完成であるが故に、伝説に刻まれた代物』が存在し、この宝具も起動にはキャスターが現界した後に現在の物質を使って製造する必要がある。
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:材料は土と木と石といった自然物。自然の雄大さをそのまま取り込んだような風貌で、その外観は表現としては美しい、神々しい、と称される。そして一度宝具として召喚してしまうと、無尽蔵に魔力を求め続ける生粋の大喰らいであるため、『炉心』として一級品の魔術回路を持つ人体が必要となる。
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:現界後に一から鋳造するため、その能力は当然のごとく用いる材料や鋳造の出来栄えの質に左右される。そのためより高い質の宝具として完成させるには相応の手間や時間が必要となる。
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:地面を踏み締めているだけで際限なしに魔力供給され、同時に周囲の陸地を浸食し、「楽園化」していく。大地からの祝福により受けた傷を無かったことにする復元・再生能力を持つ。生誕時点では全長十五メートルだが、巨人周囲の異界化させている楽園は広がりに応じて、巨人の大きさは倍々ゲームで変わっていき、最終的には一千メートルを超える。巨人自体の復元速度も跳ね上がっていき、傷すら付けられない不可侵・不死身の存在へとなっていく。
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:「十五メートル程度の巨人なら、ステータス平均Cランクのサーヴァント一騎でも容易に倒せる」が、全長一千メートルとなると、一流のサーヴァントが揃っていなければ抗し得ない。
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:また、与えられた役割を遂行するための自らの知性を持っており、黒曜石の剣を生み出しての近接戦闘も可能。製造された時点では経験は皆無だが凄まじい加速度の学習能力を持ち、巨体の膂力に体格に見合わぬ技巧を備えた英雄の域へと上り詰めていき攻撃能力も高まっていく。
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:消滅させるには楽園が完遂する前に大地との接触を断った上で、頭部の霊核と胸部の炉心を一瞬の誤差もなく同時に破壊するしかない。
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:『Apocrypha』ではユグドミレニアによって集められた材料によって、マスターであるロシェと共に製作される。魔術協会に反旗を翻した後であるため手間が増えていたこともあるが、材料として人工物に用いられず長い年月を経た土と木と石を集めるのにダーニックは資産の三割を費やしたという。
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:本来は炉心にはキャスターがその能力に目を付けた[[ジーク]]が用いられるはずだったが、彼の脱走と黒陣営による捕縛失敗により断念。そのためゴルドで妥協することになるはずだったが、その悲願からより高い完成度を目指していたキャスターが赤陣営に寝返りマスターをシロウ移したことで元マスターとなったロシェが炉心に用いられ起動した。
    
== 真名:アヴィケブロン ==
 
== 真名:アヴィケブロン ==
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