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* 性別:???
 
* 性別:???
 
* CV:中田譲治
 
* CV:中田譲治
[[アサシン|暗殺者]]」のサーヴァント。
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「冠位」の資格を持つ「[[アサシン|暗殺者]]」のサーヴァント。
    
; 略歴
 
; 略歴
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; 人物
 
; 人物
 
: 大きな角の付いた髑髏の仮面と胸部に髑髏をあしらった装飾のある甲冑を身に纏った大男。
 
: 大きな角の付いた髑髏の仮面と胸部に髑髏をあしらった装飾のある甲冑を身に纏った大男。
: 人を殺すことについては非常に強い理念を持ち、「天命によって討たれるべきか否か」で殺すかどうかを判断する。一方的にオジマンディアスの首を落とし、ギフトで強化された円卓の騎士を軽くあしらい、更には神霊と化した獅子王すら倒せてもおかしくないとされる程の途轍もない力を持ちながら人理が崩壊するのを黙って見ていたのは「まだ天命によって討たれる時ではない、または天命を下すのは自分ではない」からである。また、一度自身が手を掛けようとした相手が目の前にいても、その相手が身の潔白を示す等してその天命が過ぎ去ったと判断した場合、手を下す事無く立ち去ることも。
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: 人を殺すことについては非常に強い理念を持ち、自分の意思では殺す相手を選ばない。相手が「死ぬべき時を見失った」亡者と化した時にのみ、天主になりかわり救済を与える。一方的にオジマンディアスの首を落とし、ギフトで強化された円卓の騎士を軽くあしらい、更には神霊と化した獅子王すら倒せてもおかしくないとされる程の途轍もない力を持ちながら人理が崩壊するのを黙って見ていたのは「まだ天命によって討たれる時ではない、または天命を下すのは自分ではない」からである。また、一度自身が手を掛けようとした相手が目の前にいても、その相手が身の潔白を示す等してその天命が過ぎ去ったと判断した場合、手を下す事無く立ち去ることも。
: なお、天命が下ったと判断して相手を討とうとする時にはどこからともなく晩鐘の音が鳴り響き、歴代ハサン達はこの音を「このハサンが現れて天命の下った者(特に自分達)を討とうとする兆候」として考えている。
   
: ハサン達に対しても同じような考え方であり、基本的に資格が無いと判断した者に対してはいかなる事情があろうとも容赦なく首を落としにかかる。その一方で、事前に資格無しと処断していた呪腕のハサンにも世界のその後を鑑みて殺さずに立ち去る等、周りを全く顧みない人物でもない。
 
: ハサン達に対しても同じような考え方であり、基本的に資格が無いと判断した者に対してはいかなる事情があろうとも容赦なく首を落としにかかる。その一方で、事前に資格無しと処断していた呪腕のハサンにも世界のその後を鑑みて殺さずに立ち去る等、周りを全く顧みない人物でもない。
 
: また殺す気のない相手に対しては基本的には寛大であり、多少失敬な事を言ったりしても怒らずに聞き流したりと器も大きい。
 
: また殺す気のない相手に対しては基本的には寛大であり、多少失敬な事を言ったりしても怒らずに聞き流したりと器も大きい。
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: 基本的には他人に考えさせ、行動させ、体験させることで相手を導く様な形で他人を接している。それは情報や計画が不足なまま助力を乞いに来た主人公のみならず、決死の覚悟で頭を下げ、最後にはボロボロになりながらも使命を全うして首を差し出してきた呪腕のハサン、自分の罪や使命を周囲に隠していたベティヴィエール、果てはそれまで敵対して剣を交えていたガウェインに対してすら同じであった。
 
: 基本的には他人に考えさせ、行動させ、体験させることで相手を導く様な形で他人を接している。それは情報や計画が不足なまま助力を乞いに来た主人公のみならず、決死の覚悟で頭を下げ、最後にはボロボロになりながらも使命を全うして首を差し出してきた呪腕のハサン、自分の罪や使命を周囲に隠していたベティヴィエール、果てはそれまで敵対して剣を交えていたガウェインに対してすら同じであった。
 
; 能力
 
; 能力
: はっきり言って、『普通のサーヴァント』として考えるには何もかもが規格外。歴代でも最強格の英霊とされ、実際の聖杯戦争でも猛威を振るっていたトップクラスのサーヴァント2人が手も足も出ない程の惨敗を喫し、さらに自分達がそのまま殺されていた可能性すら真剣に考える程であると言えば、その実力が如何にとんでも無いものかが分かる。
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: 「暗殺者を暗殺する」という破綻した役割に大義を与えるため、隠し武器・暗器ではなく、正面から戦う大剣を武器に選んでいる。かつて習得した残滓として大剣を選択した現在でも「気配遮断」のスキルをAランクで所持しているが、たとえ隠密行動判定を完全に成功させたとしても彼は“これから殺す相手”に自分の存在を感知されてしまう。
: 「暗殺者を暗殺する」という破綻した役割に大義を与えるため、隠し武器・暗器ではなく、正面から戦う大剣を武器に選んだ。
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: 戦闘の際にはセイバーのように剣を用いて戦いつつ、外套を使って攻撃を受け流す。その実力は、全盛期の実力を持つはずの[[俵藤太]]から「自身が更に30~40年ほど歳を取ってようやく手が届くかという武の極み」と表現され、(おそらくグランドアサシンであった状態の)第六特異点においては、円卓の騎士の中でも屈指の技量を持つ[[ガウェイン]]が「聖者の数字」を無効化された状態ではもちろん、「聖者の数字」発動時ですら圧倒されるほど。
: まず、「山の翁」の名に違わずアサシン特有の高い気配遮断能力や暗殺能力を持っている。が、この人物の持つ能力はいずれも他の同系サーヴァントとは比較にすらならない程高い。生身の身体では勿論の事、魔力を探知してサーヴァントの存在を割り出すことが出来るカルデアのモニターを用いても気配遮断をしている間はその姿や存在を捉えることは出来ず、自分の攻撃を防御されてもなお攻撃を加えるつもりだったターゲットを(一時的であるとは言え)死んだ事にする事が出来るなど、サーヴァントとして見ても規格外に過ぎる恐ろしい能力となっている。
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: その気になれば、砂嵐やスフィンクスの群れによって守られた[[オジマンディアス]]の神殿に誰にも気取られる事なく侵入してそのまま神殿最奥部の玉座に座る彼の首を刎ねる事も可能であり、その暗殺能力の高さは、最強のサーヴァントの一角にして百戦錬磨の猛者である彼をして「首を刎ねられるまで気づかなかった」と言わしめるほど。その上、神殿内での彼は実質不死身であるにも関わらず落とされた首が繋がるまでに相当な日数を要すほどの深い傷を負わせた。
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: 正面から堂々と戦う際にはセイバーのように剣を用いて戦いつつ、外套を使って攻撃を受け流す。円卓の騎士の中でも屈指の技量を持つ[[ガウェイン]]は自身の「聖者の数字」が猛烈な砂嵐で無効化されている状態でこのハサンと正面から斬り合ったが、1時間経っても全く衰える事のないその太刀筋の前には全く付け入る隙が無く、何とか太刀筋に慣れるので精一杯という有様だった。その後ハサンが砂嵐を止めた事によって「聖者の数字」が再び発動し、そこから渾身の一撃を放ったがそれすらも簡単に受け流されてしまった。その上ここまで一方的な戦いぶりを示していながらもまだ全然本気を出していなかったという為、その実力は全く底が見えない。ガウェイン自身は最後に放った必殺の一撃が全く効かなかったのを見てようやく、このハサンが女神である獅子王に匹敵するような恐ろしく強大な存在である事を悟り、その気になれば今の自分を見逃さずにそのまま殺す事はおろか、聖都を築き上げる前に自分達に手を掛けたり獅子王を倒すことすら可能だったとさえ考えている。
   
: また、地球上の全生命が死に絶えない限りは不死身であるティアマトにその一刀で角翼を切断したばかりか死の概念を付加させることで、霊基パターンを通常のサーヴァントのソレに変化させて消滅させることも可能にした。  
 
: また、地球上の全生命が死に絶えない限りは不死身であるティアマトにその一刀で角翼を切断したばかりか死の概念を付加させることで、霊基パターンを通常のサーヴァントのソレに変化させて消滅させることも可能にした。  
: 第七章ではティアマトとの戦いに赴くために「冠位」クラスを放棄したものの、その強さは健在である。
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: 第六特異点においては他にも、カルデアのモニターにその姿や存在を捉えられない、主人公の反応を一瞬消失させカルデアの観測上死亡した状態にさせる、聖都の城壁の弓兵を尽く無力化しつつガウェインの「辺りを強制的に快晴にする」ギフトを無効化するような大規模な砂嵐を魔力を使わずに発生させる、静謐のハサンに取り憑いて試練として強制的に戦わせると、様々な異能を使用していた。
: 他にも、聖都の城壁の弓兵を尽く無力化しつつガウェインの「辺りを強制的に快晴にする」ギフトを無効化するような大規模な砂嵐を魔力を使わずに発生させたり、静謐のハサンに取り憑いて試練として強制的に戦わせたりと、明らかにサーヴァントの範疇を越えている異能も使いこなす。
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: 第七特異点ではティアマトとの戦いに赴くために「冠位」クラスを放棄したものの、その強さは健在である。
: なお、この砂嵐は彼の殺害対象を決める「天命」になにやら関係があるらしく、砂嵐が収まったことを指して「晩鐘が過ぎ去った」というなどまだまだ謎だらけである。
      
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*真名やテロップにおける名前の表記は「“山の翁”」となっているが、主人公やマシュは「キングハサン」と渾名をつけている他、ハサン達は「初代様」、[[玄奘三蔵]]は「骸骨の偉い人」と呼称している。
 
*真名やテロップにおける名前の表記は「“山の翁”」となっているが、主人公やマシュは「キングハサン」と渾名をつけている他、ハサン達は「初代様」、[[玄奘三蔵]]は「骸骨の偉い人」と呼称している。
**最も前述の通り本人は自身の呼び名に関しては頓着しておらず、どう呼ばれても大して気にはしてはいない。
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**最も前述の通り本人は自身の呼び名に関しては頓着しておらず、どう呼ばれても大して気にはしてはいない。「キングハサンと呼んでもよい……」とのコメントも。
 
*初登場の際に、そのあまりにもデタラメな強さと「ずっと在り続けている」という点から、最高のサーヴァントである七騎「'''グランドサーヴァント'''」の一人であることが確実視されていた。
 
*初登場の際に、そのあまりにもデタラメな強さと「ずっと在り続けている」という点から、最高のサーヴァントである七騎「'''グランドサーヴァント'''」の一人であることが確実視されていた。
 
**なお、その点を指摘されかかった際には台詞の項の通り、「無粋」と話を途中で遮った。さらにその際カルデアからの通信(それも映像+音声のみを選択して)を文字通り「斬った」。物理的に干渉しえないものを切断する、更には基本的に不死の存在であったティアマトに死の概念を付与するという規格外な事をやってのけた。サーヴァントとして見ても化け物じみたとんでもない所業である。
 
**なお、その点を指摘されかかった際には台詞の項の通り、「無粋」と話を途中で遮った。さらにその際カルデアからの通信(それも映像+音声のみを選択して)を文字通り「斬った」。物理的に干渉しえないものを切断する、更には基本的に不死の存在であったティアマトに死の概念を付与するという規格外な事をやってのけた。サーヴァントとして見ても化け物じみたとんでもない所業である。
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** 余談だが、[[荒耶宗蓮]]と[[言峰綺礼]]、そして“山の翁”と、TYPE-MOONにおいて「世界三大宗教」に関わるキャラクターを演じるという快挙(?)を成し遂げたのであった。
 
** 余談だが、[[荒耶宗蓮]]と[[言峰綺礼]]、そして“山の翁”と、TYPE-MOONにおいて「世界三大宗教」に関わるキャラクターを演じるという快挙(?)を成し遂げたのであった。
 
** また、これまでの中田譲治氏演じたTYPE-MOON作品のキャラは中ボスだったり、ラスボスだったりとギャグ作品を除いては主人公とは敵対する人物が中心だったが、本作では初めて最初から味方であるキャラとなった。
 
** また、これまでの中田譲治氏演じたTYPE-MOON作品のキャラは中ボスだったり、ラスボスだったりとギャグ作品を除いては主人公とは敵対する人物が中心だったが、本作では初めて最初から味方であるキャラとなった。
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*性別が「???」となっているが、他の性別不明サーヴァントである[[シュヴァリエ・デオン]]、[[アストルフォ]]、[[エルキドゥ]]らとは違い『Grand Order』におけるゲームシステム上は男性として扱われている。
    
== 脚注==
 
== 脚注==
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{{DEFAULTSORT:やまのおきな}}
 
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[[Category:登場人物か行]]
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[[Category:登場人物や行]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:ハサン・サッバーハ]]
 
[[Category:ハサン・サッバーハ]]
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