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| : 獅子却が彼女の顔を初めて見たときに漏らした、「女、か……?」という呟きへの反応。 | | : 獅子却が彼女の顔を初めて見たときに漏らした、「女、か……?」という呟きへの反応。 |
| : 父以上に女性扱いされるのが嫌いで、苛烈な性質が伺える。 | | : 父以上に女性扱いされるのが嫌いで、苛烈な性質が伺える。 |
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| ; 「……その、何だ。オレのマスターが、奸物に阿るような類の者ではないと分かって安心した。<br /> 少しだぞ? 少しだけ、安心した」 | | ; 「……その、何だ。オレのマスターが、奸物に阿るような類の者ではないと分かって安心した。<br /> 少しだぞ? 少しだけ、安心した」 |
| : 獅子劫がシロウ達への協力を断った際の反応。 | | : 獅子劫がシロウ達への協力を断った際の反応。 |
| : 僅かに躊躇うような口振りで、彼の英断を称え、安堵する。かつて母に裏切られ、父に拒絶された彼女は普段の強気な態度とは裏腹に心に深い傷を負っていて、自分を信じてくれた獅子劫には感謝しており、彼への信頼を強くする。 | | : 僅かに躊躇うような口振りで、彼の英断を称え、安堵する。かつて母に裏切られ、父に拒絶された彼女は普段の強気な態度とは裏腹に心に深い傷を負っていて、自分を信じてくれた獅子劫には感謝しており、彼への信頼を強くする。 |
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| ; 「……だからと言って、これは無い」<br />「ねぐらを<ruby><rb>地下墓地</rb><rt>カタコンベ</rt></ruby>にするとか、本気で有り得ねェ……」 | | ; 「……だからと言って、これは無い」<br />「ねぐらを<ruby><rb>地下墓地</rb><rt>カタコンベ</rt></ruby>にするとか、本気で有り得ねェ……」 |
| : 獅子劫が工房を地下墓地にした事にげんなり。 | | : 獅子劫が工房を地下墓地にした事にげんなり。 |
| : マスターにとって相性がいい場所だと頭では理解していても、感情的には受け入れられないのは当然だろう。 | | : マスターにとって相性がいい場所だと頭では理解していても、感情的には受け入れられないのは当然だろう。 |
| : なお、アニメ版では「出かけたかったら、お前さん一人で出かけろよ」と言われ「一人だとつまらねぇー!」と駄々を込ねて獅子劫を苦笑させる。子供じゃないんだから……。 | | : なお、アニメ版では「出かけたかったら、お前さん一人で出かけろよ」と言われ「一人だとつまらねぇー!」と駄々を込ねて獅子劫を苦笑させる。子供じゃないんだから……。 |
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| ; 「馬鹿だな、マスター。要は勝てばいいんだ、勝てば。<br /> 剣の技など戦闘における一つの選択肢に過ぎん。<br /> 勝つためなら、殴るし蹴るし噛みついてもやるさ」 | | ; 「馬鹿だな、マスター。要は勝てばいいんだ、勝てば。<br /> 剣の技など戦闘における一つの選択肢に過ぎん。<br /> 勝つためなら、殴るし蹴るし噛みついてもやるさ」 |
| : 獅子劫に「戦闘中、剣をブン投げたりしてたけど、アレは有りなのか?」と尋ねられて。 | | : 獅子劫に「戦闘中、剣をブン投げたりしてたけど、アレは有りなのか?」と尋ねられて。 |
| : 極めて実戦的な考え方であり、型に嵌った戦い方をする、父を含む円卓の騎士達とは似ても似つかない。この考えには獅子劫も同感だが、余りに自分に精神性が似ていたため、思わず目を覆いたくなってしまった。 | | : 極めて実戦的な考え方であり、型に嵌った戦い方をする、父を含む円卓の騎士達とは似ても似つかない。この考えには獅子劫も同感だが、余りに自分に精神性が似ていたため、思わず目を覆いたくなってしまった。 |
| + | |
| ; 「どうだ! どうだ、アーサー王よ!<br /> 貴方の国はこれで終わりだ! 終わってしまったぞ!<br /> 私が勝とうと貴方が勝とうと――最早、何もかも滅び去った!<br /> こうなる事は分かっていたはずだ! こうなる事を知っていたはずだ!<br /> 私に王位を譲りさえすれば、こうならなかった事くらい……!<br /> 憎いか!? そんなに私が憎いのか!? モルガンの子であるオレが憎かったのか!?<br /> 答えろ……答えろ、アーサーッ!!」 | | ; 「どうだ! どうだ、アーサー王よ!<br /> 貴方の国はこれで終わりだ! 終わってしまったぞ!<br /> 私が勝とうと貴方が勝とうと――最早、何もかも滅び去った!<br /> こうなる事は分かっていたはずだ! こうなる事を知っていたはずだ!<br /> 私に王位を譲りさえすれば、こうならなかった事くらい……!<br /> 憎いか!? そんなに私が憎いのか!? モルガンの子であるオレが憎かったのか!?<br /> 答えろ……答えろ、アーサーッ!!」 |
| : 生前における終焉の地「カムランの丘」で解き放たれた、アーサー王への激情。 | | : 生前における終焉の地「カムランの丘」で解き放たれた、アーサー王への激情。 |
| : 愛も憎しみも全霊で込められた訴えをアーサーに叫び続けた。だがそれにアーサーは『無関心』という回答しかしなかった。そして聖槍の一撃と共に決着はつき、最後の最後まで父の愛を求めた一人の少女の痛烈な願いは誰にも、どこにも刻まれることなく、消えていった。 | | : 愛も憎しみも全霊で込められた訴えをアーサーに叫び続けた。だがそれにアーサーは『無関心』という回答しかしなかった。そして聖槍の一撃と共に決着はつき、最後の最後まで父の愛を求めた一人の少女の痛烈な願いは誰にも、どこにも刻まれることなく、消えていった。 |
| : 聖杯大戦に召喚されるまでは……。 | | : 聖杯大戦に召喚されるまでは……。 |
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| ; “ああ……ああ!<br /> 了解したぞ、マスター。その願い聞き届けた!<br /> 赤のセイバー、モードレッドの名において、必ずや黒のセイバーを打倒する!” | | ; “ああ……ああ!<br /> 了解したぞ、マスター。その願い聞き届けた!<br /> 赤のセイバー、モードレッドの名において、必ずや黒のセイバーを打倒する!” |
| : “お前を信じる”。獅子劫からの信頼に対する、全霊の返答。 | | : “お前を信じる”。獅子劫からの信頼に対する、全霊の返答。 |
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| ; 「ヘッドショットだ、木偶の坊。<ruby><rb>楽園</rb><rt>エデン</rt></ruby>は他所で探してろ」 | | ; 「ヘッドショットだ、木偶の坊。<ruby><rb>楽園</rb><rt>エデン</rt></ruby>は他所で探してろ」 |
| : 「<ruby><rb>王冠・叡智の光</rb><rt>ゴーレム・ケテルマルクト</rt></ruby>」との戦いの決着。 | | : 「<ruby><rb>王冠・叡智の光</rb><rt>ゴーレム・ケテルマルクト</rt></ruby>」との戦いの決着。 |
| : 同じ人造生命でありながら、意志を持たず「救世」という与えられた命令しか行わない『原初の人間』は彼女にとっては許されざる者。僅かな憐憫を抱きつつも、かつて理想の王を殺めた剣で「造られた救世主」を断罪する。 | | : 同じ人造生命でありながら、意志を持たず「救世」という与えられた命令しか行わない『原初の人間』は彼女にとっては許されざる者。僅かな憐憫を抱きつつも、かつて理想の王を殺めた剣で「造られた救世主」を断罪する。 |
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| ; 「ああ、満足だ。マスター<br /> ―<ruby><rb>奪</rb><rt>と</rt></ruby>ろうぜ、聖杯」 | | ; 「ああ、満足だ。マスター<br /> ―<ruby><rb>奪</rb><rt>と</rt></ruby>ろうぜ、聖杯」 |
| : 獅子劫の過去、そして彼の真の願いを聞いて。 | | : 獅子劫の過去、そして彼の真の願いを聞いて。 |
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| : ジークが自分に殺されたことを「あまり気にしていない」と言ったことに対するジャイアニズム溢れるリアクション。 | | : ジークが自分に殺されたことを「あまり気にしていない」と言ったことに対するジャイアニズム溢れるリアクション。 |
| : 流石に当のジークですら内心首を捻ったが、他に聞きたいことがあったので取り敢えずツッコミは控えた。 | | : 流石に当のジークですら内心首を捻ったが、他に聞きたいことがあったので取り敢えずツッコミは控えた。 |
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| ; 「バカかお前。<br /> 人間は人間、状況次第で善にも悪にもなる畜生どもだ。<br /> 衣食が足りなきゃ礼儀も仁義も消えて失せる、所詮は少しばかり賢しいだけの獣に過ぎん。<br /> オレは他の連中なんぞどうでもいい。<br /> オレだけが卓越した存在であり続けるならば――な」 | | ; 「バカかお前。<br /> 人間は人間、状況次第で善にも悪にもなる畜生どもだ。<br /> 衣食が足りなきゃ礼儀も仁義も消えて失せる、所詮は少しばかり賢しいだけの獣に過ぎん。<br /> オレは他の連中なんぞどうでもいい。<br /> オレだけが卓越した存在であり続けるならば――な」 |
| : ジークから「人間が善か悪か」という質問に対しての過激で真っ直ぐな返答。 | | : ジークから「人間が善か悪か」という質問に対しての過激で真っ直ぐな返答。 |
| : 善でもなく、悪でもない。ただ……どちらかに転ぶだけ。そして皆、愚かだ。だから他者はどうでもよく、ただただ自分という存在だけが重要である。善くも悪くも他者のために在ろうとした父のアーサーとは真逆の在り方。 | | : 善でもなく、悪でもない。ただ……どちらかに転ぶだけ。そして皆、愚かだ。だから他者はどうでもよく、ただただ自分という存在だけが重要である。善くも悪くも他者のために在ろうとした父のアーサーとは真逆の在り方。 |
| + | |
| ; 「嫌いだね。<br /> 恨みは忘れない癖に、受けた恩は忘れる。<br /> 自分の損害になるなら、全てを犠牲にしてでも免れようとする。<br /> 面倒でなければ下らぬ善行を施す癖に、面倒であれば巨悪を見逃すことも厭わない。<br /> 我欲に駆られて行動し、失敗すれば自分以外の何かが悪いとホザきやがる。<br /> 守る価値など銅貨一枚もない。それが人間って連中だ。<br /> どうだ、ガッカリしたか?」 | | ; 「嫌いだね。<br /> 恨みは忘れない癖に、受けた恩は忘れる。<br /> 自分の損害になるなら、全てを犠牲にしてでも免れようとする。<br /> 面倒でなければ下らぬ善行を施す癖に、面倒であれば巨悪を見逃すことも厭わない。<br /> 我欲に駆られて行動し、失敗すれば自分以外の何かが悪いとホザきやがる。<br /> 守る価値など銅貨一枚もない。それが人間って連中だ。<br /> どうだ、ガッカリしたか?」 |
| : ジークの「人間が嫌いなのか?」という質問に対する返答。黒のライダーからは「悲しい結論」と評されるが、彼女は露ほども揺るがない。 | | : ジークの「人間が嫌いなのか?」という質問に対する返答。黒のライダーからは「悲しい結論」と評されるが、彼女は露ほども揺るがない。 |
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| ; 「――オレは、王になるべき存在だ。<br /> 王が人間を同類と見なしてどうする。<br /> 王が人間たちと共に泣き、笑えば救えるのか?<br /> そうじゃねえだろ。<br /> 王とは、そういう存在であってはならないはずだ」 | | ; 「――オレは、王になるべき存在だ。<br /> 王が人間を同類と見なしてどうする。<br /> 王が人間たちと共に泣き、笑えば救えるのか?<br /> そうじゃねえだろ。<br /> 王とは、そういう存在であってはならないはずだ」 |
| : 黒のライダーから彼女が叛乱に引き連れた人間たちを「全員蔑んでいるのか?」と問われた際の返答。 | | : 黒のライダーから彼女が叛乱に引き連れた人間たちを「全員蔑んでいるのか?」と問われた際の返答。 |
| : その在り方こそ父とは真逆であるが、王としての考え方は通ずるものがある。王は孤高にあらず、と言った[[イスカンダル|征服王]]とは対照的である。 | | : その在り方こそ父とは真逆であるが、王としての考え方は通ずるものがある。王は孤高にあらず、と言った[[イスカンダル|征服王]]とは対照的である。 |
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| ; 我欲がないことを仕える者たちは恐れた、父はそういう存在なのだろうと自分ですらも考えていた。<br />そうではなかった。ただ、父の報酬は誰にとっての報酬でもなく。皆が道端に放り捨てるような代物だっただけ。<br />父は輝く宝石ではなく、道端に転がるくすんだ石を慈しんだのだ。<br />その石に、何より大切で痛切な過去を見出した故に。 | | ; 我欲がないことを仕える者たちは恐れた、父はそういう存在なのだろうと自分ですらも考えていた。<br />そうではなかった。ただ、父の報酬は誰にとっての報酬でもなく。皆が道端に放り捨てるような代物だっただけ。<br />父は輝く宝石ではなく、道端に転がるくすんだ石を慈しんだのだ。<br />その石に、何より大切で痛切な過去を見出した故に。 |
| : 父が王となった目的が「名も知らぬ誰かが笑うため」という馬鹿馬鹿しい、愚かしい、悲しい、儚く尊い理由だったのだと納得したモードレッド。 | | : 父が王となった目的が「名も知らぬ誰かが笑うため」という馬鹿馬鹿しい、愚かしい、悲しい、儚く尊い理由だったのだと納得したモードレッド。 |