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== カルデアの発明 ==
 
== カルデアの発明 ==
 
;事象記録電脳魔・ラプラス
 
;事象記録電脳魔・ラプラス
:1950年に完成した全知の悪魔の名を冠する、カルデアの発明の一つ。レイシフトの転移に於いて、マスターを保護する役割を持つ。過去の記録を集計する使い魔。
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:1950年に完成した、全知の悪魔の名を冠する、カルデアの発明の一つ。過去の記録を集計する使い魔で、レイシフトの転移に於いて、マスターを保護する役割を持つ。
 
:公にならなかった表の歴史、人知れず闇に葬られた情報を拾い、観測する。
 
:公にならなかった表の歴史、人知れず闇に葬られた情報を拾い、観測する。
    
;疑似地球環境モデル・カルデアス
 
;疑似地球環境モデル・カルデアス
:1990年に完成したカルデアの発明の一つ。惑星には魂があるとの定義に基き、その魂を複写する事により作り出された小型の疑似天体。いわば小さな地球のコピーである。
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:1990年に完成したカルデアの発明の一つ。惑星には魂があるとの定義に基き、その魂を複写する事により作り出された小型の疑似天体。いわば小さな地球のコピーである。アニムスフィアの“地球の人類史の保障”というグランドオーダーの結論として作り上げた魔術礼装。
:アニムスフィアの“地球の人類史の保障”というグランドオーダーの結論としてを作り上げた魔術礼装。
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:カルデアスは同時に地球のライブラリとして機能する。未来は変動するものであるため、100年先の未来の詳細は観測できないとされるが、確定した過去の詳細は引き出せる。いわば人類史の過去に向かう羅針盤であり、人体を量子分解し過去に出力するレイシフトもカルデアスがあればその成功率は格段に跳ね上がる。
:カルデアスは地球の魂をコピー、再出力した疑似天体であるため、一度回した以上、止めることはカルデアスの死と同じ。
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:位相が違うため干渉はできないが、シバによる観測は可能。地球環境のモデルを投影し星の状態を過去や未来に設定し観測する事が出来、現実の地球の様々な時代を正確に再現可能。<br/>[[マリスビリー・アニムスフィア]]はカルデアスの設定を100年後に定め、カルデアスに文明の光が灯っていれば人類は100年後も存命していると確認しようとしていたが、人類史が焼却され人理があやふやな状態下では、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。
:位相が違うため干渉はできないが、見る事だけはできる。地球環境のモデルを投影し星の状態を過去や未来に設定し観測する事が出来、現実の地球の様々な時代を正確に再現可能だが、シバを使わなければ観測できない。
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:カルデアスは地球の魂をコピー・再出力した疑似天体であるため、一度回した以上止めることはカルデアスの死と同じ。さらにこれ自体が「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」でもあるため、物理的には太陽やブラックホールに等しい存在であり、人間が直接触れてしまえば分子レベルにまで分解されて消滅してしまう。
:これ自体が「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」でもあるため太陽やブラックホールと変わりなく、人間が直接触れてしまえば分子レベルにまで分解されて消滅してしまう。
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:公的には「1990年に完成」となっているものの、実際は2004年の時点でも未完成。スポンサーを納得させるために組み上げ、地球モデルとして成立こそしたものの、本来の機能には程遠い状態だった。<br/>なぜならば、理論こそ完成したものの肝心の”動かすための燃料”がなかったのである。カルデアスを回すには一つの国を賄うほどの発電所を半年ほど独占しなければならず、国家予算に匹敵する資金が必要だった。<br/>マリスビリーもソレに悩まされており、手持ちの財産である虎の子の海洋油田基地セラフィックス、当時買い上げたばかりだったフランスの原子力発電所一基ですらも、「これだけでは話にならない」と言わしめている。
:人類史が焼却されたことで人理があやふやな状態に陥り、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。
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:公的には「1990年に完成」となっているものの、実際は2004年の時点でも未完成。スポンサーを納得させるために組み上げ、地球モデルとして成立こそしたものの、本来の機能には程遠い状態だった。
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:なぜならば、理論こそ完成したものの肝心の”動かすための燃料”がなかったのである。カルデアスを回すには一つの国を賄うほどの発電所を半年ほど独占しなければならず、国家予算に匹敵する資金が必要だった。
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:マリスビリーもソレに悩まされており、手持ちの財産である虎の子の海洋油田基地セラフィックス、当時買い上げたばかりだったフランスの原子力発電所一基ですらも、「これだけでは話にならない」と言わしめている。
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:[[マリスビリー・アニムスフィア]]はカルデアスの設定を100年後に定めた。カルデアスに文明の光が灯っていれば人類は100年後も存命していると確認できる。
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:カルデアスは同時に地球のライブラリとして機能する。未来は変動するものであるため、100年先の未来の詳細は観測できないとされる。ただし確定した過去の詳細は引き出せる。いわば人類史の過去に向かう羅針盤。人体を量子分解し過去に出力するレイシフトもカルデアスがあればその成功率は格段に跳ね上がる。
   
:彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。
 
:彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。
:カルデアが制圧された際、カルデアを制圧したNFFサービスに同行していた[[言峰綺礼]]は「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と発言しており、具体的な方法こそ不明ではあるが、本当は[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]自身が根源に到達する為の組織だった事が判明した。
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:カルデアを制圧したNFFサービスに同行していた[[言峰綺礼]]は「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と発言しており、[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]自身が根源に到達する為に必要不可欠な要であったことが確実視されている。
    
;近未来観測レンズ・シバ
 
;近未来観測レンズ・シバ
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:現代に対しては観測できず用をなさないが、『禁忌降臨庭園 セイレム』では観測対象が現代のセイレムにも関わらず、恐るべき精度の情報をもたらした。
 
:現代に対しては観測できず用をなさないが、『禁忌降臨庭園 セイレム』では観測対象が現代のセイレムにも関わらず、恐るべき精度の情報をもたらした。
 
: [[シバの女王]]の精神状態に同調して稼働する性質を持ち、他の機材にまでも影響が及んで、思わぬ不調を来すことも。
 
: [[シバの女王]]の精神状態に同調して稼働する性質を持ち、他の機材にまでも影響が及んで、思わぬ不調を来すことも。
:『神聖円卓領域 キャメロット』では[[女神ロンゴミニアド]]の魔力が特異点からカルデアまで届き、シバを数枚吹き飛ばしたこともある。
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:『邪竜百年戦争 オルレアン』の[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]や『神聖円卓領域 キャメロット』の[[女神ロンゴミニアド]]は、怨嗟の炎や魔力を特異点からカルデアにまで及ぼしているが、後者のケースではその際にシバを数枚吹き飛ばした。
    
;守護英霊召喚システム・フェイト
 
;守護英霊召喚システム・フェイト
 
:2004年に完成したカルデアの発明の一つ。冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]によって作られた召喚式。英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚出来る。
 
:2004年に完成したカルデアの発明の一つ。冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]によって作られた召喚式。英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚出来る。
:カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功している。第一号は[[ソロモン]]、第二号は[[マシュ・キリエライト]]の中に召喚された[[ギャラハッド]]、第三号は技術開発部部長として常駐した[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]。
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:ストーリー上では、カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功してきた。第一号は[[ソロモン]]、第二号は[[マシュ・キリエライト]]の中に召喚された[[ギャラハッド]]、第三号は技術開発部部長として常駐した[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]。
:第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。
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:第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。また、このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。
:このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。
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:マシュがデミ・サーヴァントとなってからは彼女の宝具である十字の大盾を触媒に用いて召喚サークルの設置を行う他、英霊の召喚システムを応用してレイシフトを行う、カルデアの活動にとって第二の要を担っている。
:マシュがデミ・サーヴァントとなってからは彼女の宝具である十字の大盾を触媒に用いて召喚サークルの設置を行う他、英霊の召喚システムを応用してレイシフトを行う。
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加えて人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となった。
:人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となっている。一度召喚・契約すれば、当該サーヴァントの霊基グラフはシステムにデータとして記録されるため、仮にそのサーヴァントが役目を終えて退去したとして、いつでも再契約が可能となる。
   
:何故本来は成立しない“イフの人類史”の英霊まで扱うことができるのかは不明。
 
:何故本来は成立しない“イフの人類史”の英霊まで扱うことができるのかは不明。
 
:『禁忌降臨庭園 セイレム』では[[シバの女王]]が英霊召喚システムを暴走させ、自らを触媒に[[キルケー|一人の英霊]]をセイレムに送り込んだ。
 
:『禁忌降臨庭園 セイレム』では[[シバの女王]]が英霊召喚システムを暴走させ、自らを触媒に[[キルケー|一人の英霊]]をセイレムに送り込んだ。
:レムナントオーダー完遂後、不測の事態に備えてダ・ヴィンチ及び[[シャーロック・ホームズ]]の手で製作されたトランク型データバンクへの霊基グラフデータ移植作業が実施され、カルデア制圧時にギリギリで作業が完了。脱出直前、ダ・ヴィンチの手から主人公の手に託され、謎の敵勢力の手に渡ることは阻止された。
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:なお、一度召喚・契約すれば、当該サーヴァントの霊基グラフはシステムにデータとして記録されるため、仮にそのサーヴァントが役目を終えて退去したとして、いつでも再契約が可能となっていた。<br/>
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レムナントオーダー完遂後は不測の事態に備えてダ・ヴィンチ及び[[シャーロック・ホームズ]]の手で製作されたトランク型データバンクへの&ruby(セイントグラフ){霊基}データ移植作業が実施され、カルデア陥落寸前にギリギリで作業が完了。脱出直前、ダ・ヴィンチの手から主人公の手に託され、謎の敵勢力の手に渡ることは阻止された。
 
:余談であるが、現実世界では2004年1月において『[[Fate/stay night]]』が発売されている。
 
:余談であるが、現実世界では2004年1月において『[[Fate/stay night]]』が発売されている。
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;シャドウ・ボーダー
 
;シャドウ・ボーダー
:虚数潜航艇。第2部「Cosmos in the Lostbelt」から登場する大型特殊車両。ゼロセイルを可能とする船。
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:虚数潜航艇。第2部「Cosmos in the Lostbelt」での拠点となる大型特殊車両。ゼロセイルを可能とする船。
 
:カルデア下層部の格納庫において、避難用の大型コンテナに偽装しつつ、半年の期間をかけて[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]と[[シャーロック・ホームズ]]の手によって建造された。
 
:カルデア下層部の格納庫において、避難用の大型コンテナに偽装しつつ、半年の期間をかけて[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]と[[シャーロック・ホームズ]]の手によって建造された。
 
:[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が自身の予備ボディとして生み出した少女型人工サーヴァントを制御用に搭載している。
 
:[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が自身の予備ボディとして生み出した少女型人工サーヴァントを制御用に搭載している。
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