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| 詳細は「[[死徒二十七祖]]」を参照。 | | 詳細は「[[死徒二十七祖]]」を参照。 |
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− | === 死徒一覧 === | + | == リメイク版での設定 == |
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| + | 死徒の血を送られ、吸血鬼として新生した人間はその血に支配され、呪いを宿し始める。その呪いの深度によって、いくつの階梯に分けられている。 |
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| + | 階梯ごとの命名はたいてい[[聖堂教会]]によるものだが、使われるにつれ、魔術世界の常識になっている。 |
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| + | '''死者''' |
| + | ;Ⅰ階梯:死者 |
| + | :親の死徒の命令通りに動く人形。命令がなければ死体のまま放置され、死に至る。親にただ血を吸われて、血を送られただけの下級兵士。 |
| + | :死徒が犠牲者を殺した後に血を送れば死者にしてしまえる。 |
| + | ;Ⅱ階梯:屍鬼 |
| + | :グール。意思はあるものの、明確な思考はできない、生前の姿を擬態している死者。親の魔力で腐敗こそしないものの、中身は完全に崩壊している。 |
| + | :脳が腐り出しているから本能で血肉を求める分、Ⅰ階梯の死者より凶暴。 |
| + | :Ⅱ階梯以上になるには適性(吸血種の血に抗える免疫力)が必要。適性を持つ人間は100人中1人ぐらい。ただし、なまじ適性を持っていても生存力次第で絶命することもある。その中で、送り込まれた親の血に適応できて、耐えきれたものだけがⅣ階梯以上になれる。 |
| + | ;Ⅲ階梯:不死 |
| + | :ようやく吸血鬼と呼べる程度の生き物になる。生きる屍。アンデッド。 |
| + | :生前ほどの思考能力はないものの、自分だけで人間生活を偽装できる。自分がどういう生き物になったのかを理解した上で親に従っている。 |
| + | :一度死んでから脳を再構成した上級兵士。日光も平気だが、正体を秘すためには定期的な防腐処理が必要となる。 |
| + | :親が消滅しても死体には戻らない。 |
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| + | '''夜属''' |
| + | ;Ⅳ階梯:夜属 |
| + | :生前のパーソナリティを維持したまま、吸血鬼見習いとして活動する不死者。人間離れした身体能力を持つかわりに極度の冷えと渇きを覚える。いわば下級騎士、半人前の吸血鬼。 |
| + | :Ⅵ階梯以上のモノが獲物を丁寧に、少しずつ吸血していくと、犠牲者はこの階梯の吸血鬼からスタートする。日光を浴びると貧血になる程度で、まだ焼かれはしない。 |
| + | :魔術世界においては“ヒト”と呼べるのはこの階梯まで。 |
| + | :Ⅳ階梯に達した吸血鬼は、もう親基から離れても生きていける。親基から見れば、モノからイキモノに成った、ぐらいの感覚。この階梯になれるのは1000人中1人の割合である。 |
| + | ;Ⅴ階梯:夜魔 |
| + | :Ⅳ階梯の深度に加え、その血液に宿った呪いによって親基、あるいは個人に起因する異能を発揮できるようになる。上級騎士、一人前の吸血鬼。 |
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| + | '''死徒''' |
| + | ;Ⅵ階梯:死徒(下級) |
| + | :完全に“吸血種”として自立。成り上がりものの限界。あえて言うなら城塞。 |
| + | :吸血・侵食によって子(下僕)を作って、自分が作ったグループの頂点「親基」になれる。だが、Ⅵ階梯以上の子は作れない。 |
| + | :生殖機能がすでに失われている、という生き物として致命的な欠点を持つため、死徒は霊長類にカウントされない。 |
| + | ;Ⅶ階梯:死徒(上級) |
| + | :上級死徒。祖に認められ、更なる異能を与えられたもの。同じ呼び名でもその規模はⅥ階梯とは別物。この階梯になると居るだけで地域を汚染する毒になる。 |
| + | :並の代行者では太刀打ちできない異端であり、貴族として自らの意志を許された吸血鬼。親基である祖に絶対服従という訳ではなく、機会さえあれば祖を倒して、その呪いを受け継ぐ事ができる。 |
| + | :ただし、同じ“自由”を得たとしても祖が生きた年月との差は膨大であり、祖の存在規模を上回ることは難しいとされる。 |
| + | ;Ⅷ階梯:後継者 |
| + | :祖が自分の後継に認めた、才能ある吸血鬼。言うなれば王子、王女。祖の中には吸血鬼ではないものを見初めて、いきなりこの階梯まで引き上げてしまうモノもいる。 |
| + | :ひとりの祖に最低ふたりいるらしく、単純計算で50匹以上いる。中には真祖を模して作られた死徒がいるとも言われている。 |
| + | ;Ⅸ階梯:祖 |
| + | :“真祖の非常食”という立場から抜け出し、まったく違うモノとして独立を勝ち取った古い死徒。月から地上に落ちた真紅の染み。決して他と相容れない世界を持った猛毒。 |
| + | :Ⅵ階梯の死徒を生み出し、人間を“寿命”として摂取する長命者。現在に至る吸血鬼社会の構造を創ったとされる。 |
| + | :二十七つ在るため、二十七祖と言われている。存在規模は個体差があり、西暦以前から活動しているのが「古参」、西暦以後から活動を始めたのが「新参」と分類される。 |
| + | :;'''原理血戒(イデアブラッド)''' |
| + | ::「原理」とも。祖を祖たらしめている血液の質。その血を巡らせるだけで惑星の物理法則を塗り替える特異点。 |
| + | ::この血を継承した死徒は、どんな階梯であろうと祖に成り上がる事となり、アルクェイドはこれを“王冠”と例えていた。 |
| + | ::反面、原理を動かすには千年クラスの土台が必要となり、数百年程度の死徒が継承してもその呪いで潰されてしまう。 |
| + | ::その祖の魂に刻まれた大本の戒め、生きる目的でもあり、各々の原理はそれぞれ違うものとなっている。加えて、死徒の呪いはそれを保有する個体が消えれば消失してしまい、複写しても唯一性を失って弱体化するため、原理による異能はそのまま他者に引き継がれない模様。 |
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| + | == 死徒一覧 == |
| ;[[the dark six]] | | ;[[the dark six]] |
| :「最初の死徒」「闇色の六王権」。最古にして最高のシステムであるが未完成であるもの。現在蘇生中。蘇生した暁には死徒二十七祖を束ねるといわれるが、コレの正体を知る死徒はいない。 | | :「最初の死徒」「闇色の六王権」。最古にして最高のシステムであるが未完成であるもの。現在蘇生中。蘇生した暁には死徒二十七祖を束ねるといわれるが、コレの正体を知る死徒はいない。 |
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| ;[[ズェピア・エルトナム・アトラシア]] | | ;[[ズェピア・エルトナム・アトラシア]] |
| :死徒にはなっているものの、「タタリ/ワラキアの夜」へと成り果てる道は選択しなかった。 | | :死徒にはなっているものの、「タタリ/ワラキアの夜」へと成り果てる道は選択しなかった。 |
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| + | ;[[ヴローヴ・アルハンゲリ]] |
| + | :凍結の死徒。親である祖を殺して、新しい祖になった。 |
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| == メモ == | | == メモ == |