聖剣

2022年2月8日 (火) 23:01時点における (トーク | 投稿記録)による版 (→‎妖精國の聖剣(仮))

概要

星の内海で、人の祈りを材料として人ではないものの手によって生み出された剣。

この剣が製造されたのはセファールの来襲で地球上の文明が壊滅の危機に陥った一万四千年前。
神々さえもがセファールに敗れ去る中で、星によって生み出された「聖剣」を携えた一人の人間によってセファールは撃退された。
星に生み出されたこの剣は「この星以外の存在」に対する特攻となっており、それによってセファールを打ち倒すことができたとされている。
セファールにまつわる諸々は記録がほとんど失われてしまったため、「聖剣」やその担い手の名前や詳細は伝わっていない。

一方で、聖剣を作成する過程で上記の「人の祈りを材料として、人以外の手によって、星の内海で作られる道具」すなわち「神造兵装」の作成方法が確立されたようであり、それゆえに聖剣は「神造兵装」のプロトタイプと言われている。

ブリテン異聞帯においてノウム・カルデアの主人公たちが確認した製作手順としては、星の内海から役目を受けて地上に派遣された妖精が一種の集積器として「その時の世界のありよう」を集めて回り、星の内海に持ち帰って奥にある「宙の炉(そらのそと)」と呼称される空間の中で聖剣として鍛造される。
妖精自身も炉の中に入る必要があるため必然的に消滅するが、代わりとなる鍛造者が入れば炉から弾き出されて即座の消滅は免れる。

エクスカリバー

アーサー王伝説における円卓の騎士王、アルトリア・ペンドラゴンが授けられた聖剣。

セファールを討った「聖剣」に直接連なるもののようで、地球外の存在・人類の脅威に対する特攻効果が隠されている。
また、聖剣と名はついているが精霊がそうであるように善悪とは直接関係せず、アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕の剣のように闇に染まることもある。

ガラティーン

アーサー王伝説における太陽の騎士、ガウェインが授けられた聖剣。

上記のエクスカリバーの兄弟剣とされているが、製作されたタイミングは不明。

アロンダイト

アーサー王伝説における湖の騎士、ランスロットが授けられた聖剣。

上記のエクスカリバーの兄弟剣とされているが、製作されたタイミングは不明。
また、この剣はエクスカリバー同様、漆黒の魔力に染まって魔剣となることもある。

妖精國の聖剣(仮)

『Fate/Grand Order』のブリテン異聞帯、女王歴2017年にて楽園の妖精:アルトリア・キャスターと鋳造者:千子村正〔アルターエゴ〕によって鍛造された聖剣。

完成した聖剣は概念のエッセンスの形でノウム・カルデアのメンバーに託された。どのような形で運用するのかの詳細は不明だが、おそらくはストームボーダーの搭載兵器として「エクスカリバー砲」なるものを製造中であることが示唆されている。

関連人物

アルトリア・ペンドラゴン
上記の聖剣「エクスカリバー」を授けられた円卓の騎士王。
ガウェイン
上記の聖剣「ガラティーン」を授けられた円卓の騎士。
ランスロット
上記の聖剣「アロンダイト」を授けられた円卓の騎士。
湖の乙女
聖剣を円卓の騎士達に授けた妖精。聖剣を授ける役割をガイアから託された「大母」と呼ばれる存在。
「ろくにん」
一万四千年前のセファールの来襲時、聖剣を鍛造する役目を託されていた六人の妖精たち。亜鈴であると言われる。
汎人類史では問題なく鍛造を行ったが、ブリテン異聞帯では彼らの怠慢が異聞帯成立の最初の原因になってしまった。
ヴィヴィアン
ブリテン異聞帯において、上記の出来事の後、再度聖剣を鍛造する使命を託されて地上に送り出された楽園の妖精であったが、彼女を庇護していた雨の氏族ごと現地の妖精に殺害される末路をたどる。
滅亡からはるか後に召喚された汎人類史のモルガンの干渉により妖精たちの迫害を切り抜けた後は「トネリコ」としてブリテン島の厄災に幾度か立ち向かっていたが、それでも度重なる妖精たちの横暴に耐えかねて方針を変更。
その後は一旦姿を潜めて厄災による滅亡を密かに生き延び、女王モルガンとして再興した妖精國を支配するようになった。
アルトリア・キャスター
ブリテン異聞帯において、ヴィヴィアンが聖剣鍛造の役目を果たせなかった為、再度使命を受けて送り出された楽園の妖精。
アルトリア・アヴァロン
アルトリア・キャスターが使命を完遂した後に、聖剣となって眠りにつかずに星を追い求め続けた結果生まれたもの。
「聖剣の担い手」の概念となった存在であり、ふさわしい者に聖剣を授ける役目を持っている。
アルクェイド・ブリュンスタッド
アルトリアの持っているエクスカリバーを指して「親戚のようなもの」と述べている。
「星の内海から発生したもの」という意味では、確かに親戚同士である。

言及作品

メモ

脚注

注釈


出典


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