ネモ/ノア

2023年6月18日 (日) 20:29時点における (トーク | 投稿記録)による版 (→‎Fateシリーズ)
グランドライダー
真名 ネモ/ノア
性別 男性
身長 176cm
体重 65kg
出典 『海底二万マイル(海底二万里、海底二万哩など)』、『旧約聖書(創世記)』
地域 インド/中東
属性 秩序・善
声優 花守ゆみり
デザイン およ
初登場作品 Fate/Grand Order Arcade
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概要

Fate/Grand Order Arcade』の登場人物。「冠位」の資格を持つ「騎乗兵」のサーヴァント

略歴
『Fate/Grand Order Arcade』の第七特異点 『臨界繁栄都市 バビロン』にて、特異点を統べるギルガメッシュⅡ世を打倒するためのメンバーの一人として登場。
当初は「誰でもない者」を名乗っており、他のメンバーからも「船長」と呼ばれていた。
戦う以外の役割があるとして戦闘にも積極的に参加していなかったが、ギルガメッシュⅡ世が倒されて背後にいた妖妃ドラコーがビーストとしての本性を現し、大津波でバビロンを沈めようとした際に真名を宣言し、「船」を利用して仲間たちを救い、ドラコー撃退の一手とした。ただしその代償は大きく、もともと召喚時にドラコーに引き裂かれていたところに大津波を止める真似をしたため、冠位としてドラコーを倒すだけの力は失ってしまっていた。
実は召喚時に引き裂かれた影響で「ネモに対して自身の力を貸与する」という形でサーヴァントとして成立させており、収束特異点ではノアとしての力を一時的に使用してアーサーを連れてきて戦力とした。このため、「ノア」本人は2022年8月現在ゲーム中には登場したことはない。
人物
穏やかだが不愛想にも見える物腰の青年。当初はターバンとウォーアックスライフルを装備しており、キャプテンが大人になったかのような姿をしていた。
グランドライダーとしての正体を明かした際にはターバンでまとめていた髪を下ろし、装飾をした白衣をまとった姿となっていた。
ギルガメッシュⅡ世のことを「ネブカドネザル2.5世」と呼んだり、「救世美少年」を自称したりと、穏やかな外見に見えて内面はかなりお茶目である。
実際「ネモ」として振る舞っているときはネモ同様寂しがり屋でかまってちゃんな面があるが責任感から軍人として真面目に振る舞っているものの、第三再臨以降で「ノア」としての側面が出てくると一変し、余裕こそあるもののマスターとのペアルックを望み異様に距離感の近い振る舞いを繰り返すようになる。おまけに酒に酔いやすく無防備な振る舞いを繰り返すため周囲は振り回されたりフォローで大変だったとか。[注 1]
その一方で、ノアとしても自分の事は「ただ神に選ばれただけにすぎない」と自虐的になることもある。
能力
冠位の資格保有者であるが、実際の戦闘は行っていなかったため実力のほどは不明。
もともと妖妃ドラコーへの対抗策として召喚されていたため彼女の能力に対するメタになっており、ティアマトのそれを凌駕する大津波を散らして被害をなくしてしまう力を見せた。
また、収束特異点ではビーストⅥ/Sが作り出した超えられない境界を越え、追加戦力を連れて決戦の舞台に参上する力を見せた。
ネモとしては、カルデアで召喚されたネモとは異なっているため「ネモ・シリーズ」は存在しておらず、トリトンの力も使えなくなっている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 主人公 (Grand Order) B C C C A+ A+ 対魔力:B
騎乗:A
単独行動:EX
神性:B
救世の航海者:B
信仰の加護:EX
ゾハールの輝石:EX

宝具

ノアの箱舟(ノアズ・アーク)
ランク:A+
種別:対界宝具
レンジ:20~99
最大捕捉:各種族99人まで
顕現させた箱舟と共に、世界をリセットした創世の大洪水を再現する宝具。
大洪水によって敵が洗い流された後には潜水艦のように「箱舟」が浮かび上がり、空には虹がかかる。

真名:ノア

旧約聖書の登場人物の一人。

神が世界を一新するべく大雨で全てを洗い流そうとした際、彼に予言を授けて巨大な船を造らせ、すべての動物の番いを乗せるように命じた。
これに従った彼の家族と動物を乗せた船は四十日間続いた大雨を乗り切り、アララト山の頂上に降り立って以降のすべての生き物の祖先になったとされている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order Arcade
第七特異点『臨界繁栄都市 バビロン』でNPCとして登場。
その後、星五でライダークラスとして実装された。

人間関係

Fate/Grand Order

太公望
あちらからのコメントでは「グラ友」とのこと。
『ツングースカ・サンクチュアリ』では生体保存船の概念を教えていたことがビーストⅣ:L討伐の決定打になっていた模様。

Fate/Grand Order Arcade

ギルガメッシュⅡ世
第七特異点の王。彼を倒すべく、他のメンバーと共に行動していた。
なお、彼のことはわかりやすくするために「ネブカドネザル2.5世」というあんまりな呼び名を提案していた。
ラーヴァ/ティアマト
第七特異点で、共にギルガメッシュⅡ世を倒そうと協力関係にあったサーヴァント。
彼女の手料理を食べたことがあるようで、主人公一行にもお勧めしていた。
エルキドゥ
第七特異点で、共にギルガメッシュⅡ世を倒そうと協力関係にあったサーヴァント達。
とはいえカルデア合流までは情報交換に留まり、共同作戦をとる関係ではなかったようである。
妖妃ドラコー
第七特異点で、彼女に対するカウンターとして召喚されたが、引き裂かれて傷を負い、「誰でもない者」に提供された身体で潜伏していた。
彼女が起こした大津波を止めるために力を振るったが、代償として彼女を打倒するだけの力を失ってしまった。
そして収束特異点では彼女が成体になったビーストⅥ/Sに対して盛大に意趣返しを成し遂げた。
アーサー・ペンドラゴン
収束特異点で、ビーストⅥ/Sに対抗するために別世界から連れてきたサーヴァント。
マーリン〔プロトタイプ〕
グランドサーヴァント仲間。
彼女の性格についてはよく知っているようで、収束特異点で彼女がアーサーに問い詰められて助けを求められた際も笑って見放していた。
“山の翁”
グランドサーヴァント仲間。
収束特異点ではビーストⅥ/Sを撃破するために共闘した。
堅物に見えて可愛げがあり、プライベートでは「ネモ」と「ノア」のギャップを弄ってくるため若干苦手意識がある模様。
ウトナピシュティム
ギルガメッシュ叙事詩において、神々の起こした大洪水から生き延びたとされる人物。旧約聖書におけるノアの原典になったという説もある。
自らの名乗りの際、「ウトナピシュティムを継ぐもの」と名乗っていたが、関係性は不明。
ネモ
自身に体を差し出してくれたサーヴァント。
ノアとしては「戦える英霊」であるネモをリスペクトしており、ネモとしても「偉大な聖者」であるノアをリスペクトしている(ため、自身の体を使った乱痴気騒ぎも空気を読んでスルーしている)。

名台詞

Fate/Grand Order Arcade

「救世美少年、ノア!
 ゾハールの輝きと共に、血の海を越えてきた!」
収束特異点にて、勝ち誇るビーストⅥ/Sに対して追加戦力と共に超えられない境界を越えて参上しながら。
上記の「ネブカドネザル2.5世」といい、「ノア」としての素の性格はかなりアレなようである。
「んー……酔ってなーい……ちゃんと仕事しますぅ……脱いでもいませんからぁ……
 ふふっ、目覚めのちゅーは?」
第三再臨状態でのマイルーム台詞。FGOACではマスターの性別指定はないが、いずれにせよ完全にアウト。
何というかもう、いろいろな意味でダメである。上記の旧約聖書のエピソードの際の息子たちの苦労が偲ばれる。

メモ

  • 神が大洪水を起こすが、お告げを受けた人間が巨大な船を作って生き残るという神話は、旧約聖書の他にも世界各地の神話に見られる。中でも古代シュメール神話ではジウスドゥラという男がノアの立ち位置にいるのだが、この名は“山の翁”が1部7章で登場した際、偽名として使っていた。
  • 方舟が流れ着いたとされるアララト山はトルコ東部に実在する成層火山だが、12世紀以降にヨーロッパ人によって名付けられたモノで伝承通りの山かは定かではない。

話題まとめ

脚注

注釈

  1. 旧約聖書でも、ノアが泥酔して全裸で寝てしまったのを見た三男が長男と次男に報告し長男と次男は何も言わずに布をかけてあげた、というのを後で聞いて激怒し、三男の子孫は永久に長男と次男の子孫の奴隷となるように呪いをかけたという逸話がある

出典


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