雑賀孫一

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アーチャー
真名 雑賀孫一
読み さいか まごいち
外国語表記 Saika Magoichi
本名 蛍(ほたる)
異名 八咫烏
性別 女性
身長 150cm
体重 38kg
好きな物 お肉
苦手な物 人を騙す人
出典 史実
地域 日本
属性 秩序・善
副属性
一人称 わたし
二人称 あなた
三人称 ○○(呼び捨て)
声優 大空直美
デザイン 経験値(原案)
しらび(FGO)
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

弓兵」のサーヴァント

略歴
『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『ぐだぐだ超五稜郭』に登場。
甲斐のサービスエリアでワゴンカーで商売している謎の女性「蛍」として登場し、今魔川兵に子供が虐げられている姿を見て主人公に共闘する形で今魔川兵と戦闘。
そのまま主人公らと共に武田晴信と同盟を組んで行動してゆくが、今魔川との決戦時に突如として晴信を後ろから銃撃し、伊東甲子太郎の下につく。
実は雑賀孫市の死と共に彼のスキルによって連鎖召喚された存在であり、伊東からは「晴信が孫市の仇である」と教えられていたためにずっと晴信を付け狙っていたのが真相。
だが計画が終盤に入った際には伊東から用済みとして裏切られ、さらには孫市に致命傷を与えたのは晴信だが止めを刺したのは伊東だったという真実を教えられる。
その後はオキタ・J・ソウジによって超五稜郭から救出されて再度主人公らと合流し、最終決戦に身を投じた。
戦いの中で自分の戦う理由を見出し「雑賀孫一」の名のもとに今川氏真を倒す。満身創痍の伊東に対して「復讐は何も生まないから」と復讐を放棄し、そのままカルデアまでついていくことに決めた。
人物
ぶかぶかのマントで体を包んだ銀髪の少女。身長の低さを気にしているようであり、子供と呼ばれることを嫌がる。
行動理念を他人に依存してきたが故に騙されやすいところがある一方で、行動自体はかなり打算的でしたたか。
生前の経緯から自分に対して自信がなく、「雑賀として雇われる」という形で行動理由を設定していたが、最終的に先代同様の「弱者を護る」事を自分の雑賀として確立した。
騙されることが多かったためか契約に関してはしっかりとしており、信頼を大切にしている。戦闘不能時には任務失敗として返金保証をする旨の台詞もある。
変装をすることもあるが「ヘルメットを着けてゴーグルを掛ける」というだけで、案の定カルデアのマスターからはあっさり正体を見抜かれていた。
能力
装備した大量の銃器による戦闘を行うが、小柄な肉体と狙撃の下手さもあり、格闘距離でのコンバットシューティングがメインとなっている。
「一発で決める」と言った後に「百発までは誤差」と言う点にも現れている通り、確実な一手よりは手数で攻めるタイプ。
また魔力のオーラを纏っており、本気を出す際は自身の周囲に淡い燐光が浮かぶ。孫市に付けられた「蛍」の名はこの能力が由来である。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アーチャー 主人公 (Grand Order) C D B D C C 対魔力:D
単独行動:A
道具作成(銃):D
八咫烏の目:B
雑賀流居合銃術:A
蛍火:B
雑賀継承:C
雑賀継承スキルは後に続く者がいないため発動しない。

宝具

銃神・八咫烏(じゅうしん・やたがらす)
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:1人
自身を一種のトランス状態にして戦闘術理を展開し、手持ちの銃器を全弾叩き込む飽和攻撃による必滅奥義。
雑賀衆として信仰する神はなく、人の中に神を見出してそれに捧げる呪術的な神楽舞としての側面もある。
雑賀衆の頭領は代々何らかの銃の奥義を持っていたとのことで、孫一の場合は銃の扱いがあまり上手でないこともあり「接近しながらの連続攻撃」という形になっている。
『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&Busterカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な攻撃[Lv]&クリティカル発生率をダウン(3ターン)」という効果のQuick宝具。

真名:雑賀孫一

戦国時代に活躍した傭兵組織である雑賀衆の最後の頭領。

元々は外国で攫われて日本に連れてこられ、奴隷船を襲撃した雑賀孫市に拾われて雑賀衆の一員として育てられた奴隷の少女。
「蛍」という名前を付けられて孫市の下で実力をつけていき、孫市の後を継いで三代目の頭領となった。
だが、本能寺の変の後に豊臣秀吉に雇われて活動した後、秀吉が天下統一したタイミングで突如として頭領を辞して雑賀の里を去った。

関連用語

雑賀衆
戦国時代の日本に存在していた傭兵組織。
鉄砲の扱いに長けており、金で様々な勢力に雇われて活動していた。
「誰の味方にもなり、誰の敵にもなる」という在り方から権力者から疎まれ、強大な強さを縛るための自身の掟もあり次第に組織として破綻していったとのこと。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『ぐだぐだ超五稜郭』開催に伴い配布サーヴァントとして実装された。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
カルデアでのマスター。
『ぐだぐだ超五稜郭』では子供を助けるために依頼を受けて契約して同行し、自分を信じてくれているのに対して次第に心を開いていき、自身の「雑賀」を見出していくことになる。
カルデアではマスターが男性だった場合には「次の雑賀」を彼と作る気満々で外堀を埋めようとしている。
マシュ・キリエライト
カルデアのマスターの相方。
主人公に近づくために「先輩」と呼んで彼女の好感度も上げようと画策している。
伊東甲子太郎
『ぐだぐだ超五稜郭』での雇い主。
彼に孫市の最期を教えられたことで契約半分で彼の指示で動いていた。
孫市に止めを刺したのが彼だと知ってからは袂を分かち、物語の最後で「復讐」を目の前で放棄することで意趣返しを果たした。
武田晴信
『ぐだぐだ超五稜郭』で敵対していた相手。
主人公と共に彼の傘下に入るものの「孫市の仇」と伊東に教えられていたために土壇場で彼を後ろから銃撃した。
真相が明らかになった後には、孫市が彼に託していた思いを告げられるとともに遺品の銃を渡され、その上でどのように振舞うのかを迫られることになった。
織田信長
生前にも縁があった戦国大名。
鉄砲を並べて面制圧する三段撃ち戦術を「馬鹿みたいな戦術」と繰り返しながらもリスペクトしている。
坂本龍馬
彼が持っている拳銃に対して興味がある模様。
長尾景虎
「お酒を持ってきてくれたら自分を撃っていい」と生前の逸話から挑発され、半信半疑なためどうしようか迷っている。
高杉晋作
「その時代で最新の武装を装備させる」という宝具に対して興味津々で、ビームやレーザーも装備できないか質問している。
テスカトリポカ
「実は銃が上手くない」同士として意気投合している。
それはそれとして「当たりそうな見かけで当たらないのは企業イメージに響く」と本人が聞いたら傷つきそうな事も言っている。
光のコヤンスカヤ
最新の銃器を提供してくれるNFFサービスに興味があり、カタログを欲しがっている。

生前

雑賀孫市
奴隷船から自分を助け出してくれた雑賀衆の頭領。
そのまま彼の下で養育され、鉄砲の腕を身に着けていった。
ただし男性からの依頼では見るからにテンションが下がり、女性からの依頼ではテンションがダダ上がりするなどといった普段の様子には呆れている。
その一方で、どんなものであろうと確実に依頼を完了する彼のことを尊敬してもいた。
『Fate/Grand Order』で身に着けているマントは彼が使っていた陣羽織を改造したものである[注 1]
豊臣秀吉
本能寺の変の後にもっぱら雇われていた相手。
彼の天下統一後は頭領を辞して雑賀の里からも去っていった。

名台詞

Fate/Grand Order

「これより雑賀を開始する」
戦闘開始時。ここに限らず「雑賀」をいくつもの意味・文脈で使用している。

メモ

  • もはや恒例となった「実は女性だった」キャラクター。
    • とはいえ「雑賀孫市」という歴史上の人物は「雑賀衆の棟梁であり襲名制」「蛍や小雀などを名乗っていた鉄砲使いがいた[出 1]」などの逸話から「歴代の雑賀孫市の一人が女性だった」という設定の創作も多い。この「雑賀孫一」についてもそれらの要素を一通り踏襲している。
    • 一方で、孫市とは別個に「雑賀蛍」として登場する事例もあり、有名なところでは戦国シミュレーションの代表格『信長の野望』シリーズが挙げられる。こちらでは「」「小雀」という二人の姉も登場している。
    • また、川原正敏氏の漫画『陸奥圓明流外伝 修羅の刻』では、織田信長編のヒロインとして登場。クライマックスとなる本能寺の変において、信長に止めを刺す大仕事をやってのけた。直近の先輩アーチャーは涙目である。
  • 登場シナリオのサブタイトル「殺しのサインはM51」は彼女の名前に由来している[注 2]。実際にシナリオ中でも彼女に依頼を出す時のサインとしてこのフレーズを使用している。
  • 出自的に、「蛍」となる以前の「本来の名前」があるはずなのだが、それに関しては一切の情報が無い。…もっとも、親に売られたという辛いバックボーンを考慮すると、その親共々彼女としては忘れ去りたい記憶の一部、という事なのだろうか。

脚注

注釈

  1. 当然ながらサイズが合わないため、腕を通すところに首を入れている。
  2. M(ま)5(ご)1(いち)。

出典

  1. 軍記『陰徳太平記』

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