エドワード・ティーチ

2016年1月28日 (木) 00:34時点における (トーク | 投稿記録)による版 (→‎Fate/Grand Order)

ライダー

  • 真名:エドワード・ティーチ
  • 身長:210cm / 体重:114kg
  • 出典:史実
  • 地域:カリブ海
  • 属性:混沌・悪
  • 性別:男性
  • CV:西前忠久 / イラスト:Bすけ
  • 設定担当:東出祐一郎

Fate/Grand Order』に登場する「騎乗兵」のクラスのサーヴァント

略歴
「黒髭」の名で知られる世界で最も有名な大海賊。海賊のイメージを定着した男。
メインストーリーでは第三章で登場。フランシス・ドレイクと同じく聖杯を保有し、またそれによって他のサーヴァントを使役しており、彼女(と行動を共にする主人公)と聖杯を巡って激しい戦いを繰り広げるが、敗北。
直後、味方であったはずのヘクトールにトドメを刺されて聖杯を奪われ、ドレイクらに看取られて消滅する。
人物
容姿こそ極めて典型的な海賊らしい風体だが、壮絶な生前時代からいったい何があったのかと疑ってしまう程の豹変をしており、台詞の節々にネットスラングを使うほどの全方位オタクキャラと化している。
聖杯に賭ける願望が「ハーレム作りたい」、マスターに「薄い本買ってきてくだちい」とせがむ、同人ゲームを作ろうとする(ただし本人が担当するのはディレクターと主人公役の声優のみでシナリオと原画はマスターに任せようとする)など、もはやただのダメなオッサン。
その一方で女性にモテず、結婚もできず、海賊稼業に明け暮れた人生を悔やむような発言をする人間らしい一面も持っている。
有事の際であってもその言動は全く変わらないが、エウリュアレに魅了された部下を躊躇い無く始末したり、ヘクトールをして追い詰められるまで裏切る隙を一切見出せないなど、大海賊の名に恥じない冷徹さや判断力、用心深さも備えている。
能力
通常攻撃には銃どころか剣すら使わず、なんと素手によって行う(霊基再臨二段階目からは腕にフックを持つ手甲をつける様になるが)。
神秘要素が薄い為か対魔力は低く、最低ランクのE。他に対魔力Eを持つサーヴァントは、同じ神秘要素が薄い桜セイバーなど数体しかいない。
その逸話に相応しく耐久Aの持ち主であり、作中でも聖杯を奪われた後の瀕死の状態でヘクトールに二度にわたって反撃するなど、ステータス通りの頑健さを見せている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 主人公 (Grand Order) B+ A E D C C 対魔力:E 嵐の航海者:A
海賊の誉れ:B

宝具

アン女王の復讐(クイーンアンズ・リベンジ)
ランク:C++
種別:対軍宝具
由来:黒髭艦隊の旗艦『女王アンの復讐号』
黒髭の愛船『女王アンの復讐号』を呼び出す。速度はさほどでもないが、装甲が厚く強度に長ける。
この船は搭乗している部下の力量が上がるほどに船自体の性能も強化されるという特性を持つ。つまりサーヴァントを乗せれば乗せるほど飛躍的にパワーアップする。
聖杯大戦や『Grand Order』のような、サーヴァントが大量に仲間として運用出来る状況で最大の効果を発揮できる宝具と言える。黒髭本人を含めて5騎のサーヴァントが搭乗した際には、砲弾が一切通じないなどドレイクの「黄金の鹿号」を圧倒する性能を見せた。
『Grand Order』のゲーム中では艦砲射撃により敵全体にダメージとチャージ減少を与え、さらにスター獲得という効果になっている。

真名:エドワード・ティーチ

エドワード・ティーチ。黒髭の異名を持ち、世界で最も有名な海賊。海賊というイメージを決定付けた大悪党。

大航海時代が終わった直後、海賊時代が幕を開けた。
植民地貿易で繁栄する船を一度略奪すれば、巨万の富が手に入る、そんな時代に黒髭――エドワード・ティーチは産声を上げた。

エドワード・ティーチが本名なのかどうかは定かではなく、海賊になる前の素性も明らかになっていない。
だが彼は海賊として身を起こし、瞬く間に大船団を作り上げた。カリブ海を支配下に置き、酒と女と暴力に溺れ、莫大な財宝を手に入れたのであった。

一般の船人だけでなく、他の海賊たちはおろか部下たちですら黒髭を恐れたという。豊かに蓄えられた髭には、ところどころに導火線が編み込まれていて、爛々と光る眼はまさに地獄の女神とも悪魔の化身と恐れた。

栄枯盛衰。黒髭の海賊団も次第に追い詰められ、軍の奇襲を受けた黒髭はわずかな部下たちと共に果敢に迎え撃ち、ニ十箇所の刀傷、五発の銃弾を受けても憤怒の形相で戦い続けたが、銃の装填中にとうとう力尽きて斃れた。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
ライダーのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆2)。イラストレーターはBすけ。
本作において度々見られる「強力なスキルを持つ低レアサーヴァント」の一人で、キャラに反して堅実な強さを備えているため、ライダーの層を厚くしたいなら育てて損はない人材とされる。育てたくなるかはともかく。
ちびちゅき!
愉悦同好会特別顧問。ただし、単純に同人誌に興味津々なだけのようである。

人間関係

Fate/Grand Order

フランシス・ドレイク
自分の時代より100年ほど前の大海賊。
女性としてはストライクゾーンでないためBBA呼ばわりするが、世界一周を成し遂げた「星の開拓者」としては最大限にリスペクトしている。
第三章では共に聖杯を持つもの同士として敵対関係であり、上記のような言動で煽りまくる。
エウリュアレ
女性としてドストライクだったようで、第三章では「脇と鼠蹊部をprprしたい」だの「ゴキブリを見るような蔑んだ眼を向けられながら踏まれたい」などと繰り返し、身柄を確保しようとする。
なお、彼の名誉の為に言っておくと、上記の宝具の性能上昇の為にメンバーに加えようとしていた面も(ごく一部)ある。
マシュ・キリエライト
どうやら合格点らしく、エウリュアレほどではないが執着する。
アン・ボニー&メアリー・リード
第三章での部下の一人(二人)。百合もイケる口なので彼女らに対しても高評価だが、もちろん好意を表すたびに罵倒で返される。
エイリーク・ブラッドアクス
第三章での部下の一人。男性ということとバーサーカーということからあまりアテにしていなかったようで、やられた際も「あいつなど我等の中で一番の小物」呼ばわりした。
ヘクトール
第三章での部下の一人。腹に一物あるのを見抜いていたのか、寝首をかくスキは死ぬ直前まで一切見せなかった。
ジル・ド・レェ(セイバー)
イベント『セイバーウォーズ』にてコンビを組んだ相手。「黒髭」と「青髭」つながりであろうか。
だが、本当はセイバーオルタと組みたかったとぶっちゃけた挙げ句、「こんなのってないよ! 弾除けにもならないなんて大損じゃないか!」とディスる始末。
……上記のエイリークといい、男性と女性とで態度が露骨なまでに違っている。
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
イベント『セイバーウォーズ』にて本当はコンビを組みたかったが、怖いので誘えなかったとのこと。
アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕
「ちんまい金髪の姫騎士」で彼の好みには完全にストライクだった模様。
ヒロインX
ジャージ姿の彼女はお気に召さなかったらしく、上記のジルに対して「好きにしていいよ」と投げてしまった。

生前

バーソロミュー
海賊仲間にしてオタク趣味仲間。片目メカクレ属性だか両目メカクレ属性だからしい。
推測される本名は、大航海時代最後の大海賊「ブラックバート」バーソロミュー・ロバーツ。
もっとも、バーソロミュー・ロバーツが海賊として活動しだしたのはティーチの死後なので、座で知り合ったのかもしれない。

名台詞

「おやおや、これはこれは奇遇ですな。デュフフフフフ。黒髭、参上ですぞ。緑は敵ですぞ」
召喚時。大海賊時代において恐れられた海賊…の姿は何処へやら、初っ端からネットスラングを仕込む黒髭のオッサンが召喚された。
ですぞ口調に「緑は敵」という発言は某掲示板における赤モップを彷彿させる。ちなみにティーチは『ピーターパン』におけるフック船長の元ネタともされているため、緑とはピーターパンのことであるとも解釈できる。
また、第三章の展開を考えるとヘクトールの裏切りに関する伏線かもしれない。
「子どもと遊ぶのは好きですぞーい! ……あの、その冷たい目は止めてください。痛いです。ちょっと痛いです。ほんとに普通に純粋に子どもと遊ぶのが好きなだけ…ですよ?」
マイルームでの台詞。……「本当でござるか?」と首かしげたくなるのだが。
「聖杯にかける望みぃ? 海賊たる黒髭に、そんなものがあるはずハーレム作りたーい!」
聖杯にかける願い。どこの「そんな餌に釣られるクマ」かオマエは。
「誕生日でござるよマスター。そこで拙者の黒歴史ノートを貸します。一緒にCV決めてくだちぃ!」
プレイヤー誕生日限定の台詞。
「夏でもないのにぃ、冬でもないのにぃ、イベントでござるぅ!」
イベント発生時限定の台詞。どういう意味なのかは推して知るべし。
「行くでござる行くでござる!『アン女王の復讐クイーンアンズ・リベンジ』! …うーん、一方的ですぞ!」
宝具開放。航海者と海賊に恐怖を与えた地獄の砲撃。
「せめて首は残してくれるとありがたいなーと思いつつ、黒髭は倒れるのであった……まる。」
被撃破時。史実での最期を考えると納得はできるが、言い回しで何もかもが台無しである。
「……この大渦の中を逃げ延びたか……。英霊でもない身で、よくよく信じられん……
 だがーーークク、ハハハハハ! それでこそフランシス・ドレイク、伝説は真実だった!
 ハハハ。ハハハ、ハハハハハ! アーーハッハッハドゥーフフフフフwwwwwww!!!!!」
第三章冒頭。シルエットで登場して。格好つけたつもりなのかもしれないが、最後の笑い声で盛大にネタバレし威厳もぶちこわしにしてしまった。
「とにかくそこのサバ、名前を聞かせるでござる!さもないと――。」
「今日は拙者、眠る時にキミの夢を見ちゃうゾ♪」
第三章より。一目見て気に入ったマシュに対して言った、未だ嘗て見たことが無い脅し文句。なおマシュはすぐさま自分の名前を言った。
「ほーら、返り血で濡れちゃったじゃん? 無闇やたらとこうなるワケDEATHヨ?」
第三章より。エウリュアレに魅了された部下を即座に処刑しての一言。普段のおちゃらけた態度そのままな分、余計に怖い。
「そうか、じゃあしょうがないな! は、いいさ、いいさ、いいってことさ!
 黒髭が誰より尊敬した女が! 誰より焦がれた海賊が!
 黒髭の死を看取ってくれる上に、この首をそのまま残してくれるなんてな!
 それじゃあ、さらばだ人類! さらばだ海賊!
 黒髭は死ぬぞ! くっ、ははははははははははははは!!」
第三章における最期の言葉であり、極めて貴重な台無し成分なしの黒髭。既に瀕死であるにもかかわらず直前までいつも通りの言動で振舞うしぶとさを見せていたが、最後の最後で自分のわずか前の時代を生きた大海賊への想いを吐露し、消滅する。
「よーし、いいか、俺たちはカリブの海賊 誇りも命も全ては海においてきた!!
 いつも通り、奪い、犯し、殺す。ただそれだけだ!! いくぜ野郎ども!!」
キャラクエ「男の戦い」にて。戦闘開始の合図とともに、お宝を手に入れるべく部下達に突撃の号令をかける。残虐非道で知られた大海賊の面目躍如である。
……目当てのお宝が裸婦(ラフ)画集「フランシス・BBA百選」でなければ、最高にカッコいいシーンなのであるが。
「まあ拙者の場合、BBA好きとは言っても、いわゆる海賊としてのフランシス・ドレイクでなく、星の開拓者として見ているちょっと変わり者ですのでwwwフェルディナンド・マゼランの影響がですねwwwデュフwwwつい本音が、失敬、失敬www」
ティーチがドレイクをどう評価しているかを吐露する重要なセリフだが、「フォカヌポウコピペ」や「長門コピペ」と呼ばれるネタの改変である。

メモ

  • あまりといえばあまりな言動の酷さだが、設定を作成した東出氏曰く、本人も通ると思えないレベルで弾けさせたところ全部通ってしまった結果だとか。
  • 黒髭の旗艦である『女王アンの復讐号』は1717年頃に拿捕したラ・コンコルドという奴隷船が元になったとされる。
  • 黒髭が奇襲を受けたとされているのは、1718年11月21日ノースカロライナのオクラコーク湾だったと言われ、黒髭討伐を命じたイギリスの軍艦パール艦長ロバート・メイナードに襲撃されたとされている。
    • この時メイナードの放った弾丸が黒髭の胸に命中し、部下達が一気に黒髭に襲い掛かったが、それでも黒髭はなかなか倒れず、それどころかメイナードの剣をへし折ったなどといった逸話を残しており、彼の筋力・耐久の高さはこれが影響している可能性が高い。
  • メイナードは最終的に黒ひげの首を切り落として船首に吊し、胴体は海に投げ捨てたとされている。
    が、それでもなお海に投げ捨てられた首の無い胴体は生きることへの執念を失わず、船の周りを3周泳いだという伝説まで残している。彼が生前時に極めて近い状態であったら、『戦闘続行』のスキルももしかしたら付いていたのかもしれない。
    • ゲーム中における『海賊の誉れ』の効果は「自身の攻撃力アップ&ガッツ状態を付与&弱体耐性DOWN」というものであり、『戦闘続行』の効果であるガッツ状態の付与を含んでいるので、もしかしたら『戦闘続行』の効果も兼ね備えた特殊スキルかもしれない。
  • 生前に女性にモテなかったことを嘆いているものの黒髭の女性関係の伝承はそれなりにある。14名の妻を持ち最後の妻は16歳であったという。
    • もっとも彼女らは略奪の成果などであったので「モテた」に該当するかは微妙である。さらなる余談ではあるが黒髭も女性には優しかったとされる。
  • 世界でもっとも有名な大海賊だけはあるのか、「黒髭」をモチーフにした人物・キャラクター、ロングセラー商品「黒ひげ危機一発」が出てきている。
  • 彼の絆クエスト「男の戦い」は名台詞の項の通りの内容だが、そこで戦う敵海賊からは通常なら彼らとは縁もゆかりもない貴重な素材アイテム「禁断の頁」がなぜか大量ドロップするという、ゲーム的にもツッコミ所満載な内容になっている。
    • 解説を読むと死後にオタク化したように書かれているが、「男の戦い」におけるパイケットの様子を見ると、生前から、カリブの海賊全体がオタク集団であったのかもしれない。当時そんな文化があったかどうかはおいといて

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