アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕
セイバー・リリィ | |
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真名 | アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕 |
外国語表記 | Altria Pendragon (Lily) |
異名 | 騎士姫 |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
好きな物 | 村祭り、馬の世話 |
苦手な物 | 異性とのダンス |
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | イギリス |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 地 |
一人称 | 私 |
二人称 | 貴方/貴様/貴公/○○(呼び捨て) |
三人称 | 奴/奴等/○○(呼び捨て) |
声優 | 川澄綾子 |
デザイン | 武内崇 |
設定作成 | 奈須きのこ |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/unlimited codes |
概要編集
『Fate/unlimited codes』に登場するセイバーの隠しコスチューム。俗に「白セイバー」と呼ばれることも。
『Fate/Grand Order』では「剣士」のサーヴァントとして登場。ここで初めて詳細な設定が公開された。
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』本編には登場していないが、イベント『SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~』では彼女をメインとしてストーリーが進む。
- 人物
- 金髪の髪を後ろで結い上げ、白と銀の甲冑を着た可憐な少女。
- 若い頃の「騎士王」であるため、声色や口調なども快活で子供っぽさと少女らしさが見られ、その心と瞳は夢と輝かしい希望に満ちている。とはいえ、半人前であることを自覚しているため、自信がなく奥手になるのが玉に瑕[出 1]。
- 素直、ポジティブ、何事にも一生懸命で、楽しいことを素直に楽しいと喜び、悲しいことをまっすぐと悲しいと言えるが[出 1]、敵対者に対しては後の「騎士王」を思わせる凛々しさと勇敢さを見せている。
- 村の祭りが好きであり、馬の世話に関しては、辛い王の修行の中でもそれができれば幸せと言う位気に入っているらしい。
- 能力
- 幻想種として最高位に属する竜の心臓を持っているため、体内で生成できる魔力量は他の英霊を圧倒する程。
- 一応自分の魔力で鎧を編む事は出来るが、マーリンが「それに頼ってはいけない」「色々と無茶ができる今ぐらいは自由に、身を軽くして戦うべき」という意見により渡されたドレスを着ている。
ステータス編集
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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セイバー | 主人公 (Grand Order) | C | C | B | A | A+ | B | 対魔力:B 騎乗:C |
直感:B 魔力放出:A 花の旅路:EX 花の降る路:A |
強化クエスト2クリアで「直感」→「花の降る路」に変化。 |
宝具編集
- 勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
- ランク:B(条件付きでA+)
種別:対人宝具
レンジ:1~30
最大捕捉:-
由来:少年だったアーサーが石から抜いた選定の剣。 - 彼女が引き抜き、王となった選定の剣。これを引き抜いた時点で彼女は老化と成長が止まっている。
- 対人宝具の「対人」とは敵ではなく剣の所有者、つまり選定対象に向けられたもの。所持者が王として正しく、そして完成された時、その威力は聖剣に相応しいものとなるという[出 2]。
- 権力の象徴であり、華美な装飾が施された式典用の剣で、武器としての精度は「約束された勝利の剣」と比べ劣る[出 3]。この剣も所有者の魔力を熱量に変換し、光の粒子として放つ。
- 真名を解放すれば「約束された勝利の剣」と同規模の火力を発揮できるが、刀身はアルトリアが持つ膨大な魔力に耐えられず崩壊してしまう。
- モーションは剣先からビームを発射→着弾から少し遅れて連続で爆発という宝具となっている。
- 『Fate/Grand Order』ではゲーム的に「敵全体に強力な攻撃[Lv]+自身のHPを大回復<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。
- 強化クエストクリア後はB+ランクに上昇し、宝具威力倍率とHP回復数値が上昇する。
真名:アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕編集
- 選定の剣カリバーンを抜き、王としての道を歩み始めたばかりのアルトリアの姿。その姿は愛らしい百合のようであり、また、その瞳も輝かしい希望に満ちている。
- 勘の良さで目に付く人の悩みを敏感に感じ取ってしまうため、会う人会う人、つい手助けをしてしまう事が多く、彼女に助けられた者はその華やかさから騎士姫と称えた。
- 多くのことを経験するために国中を渡り歩き、多くの冒険譚を残した。諸国漫遊時のパーティーは義兄であるサー・ケイとお付きの魔術師マーリンで、たいていアルトリアのお節介から始まり、マーリンのひやかしで大事になり、ケイが尻ぬぐいをするというものだった。
- まだまだ半人前の少女騎士なので、少女らしさを払拭できてないが、その心も夢と希望で満ちており、理想の王を目指して日々研鑽する。
- 本来、アルトリアの旅路はこの様な華々しいものでは無かった。彼女はアルトリアの
もしも の幻想。だが、幻想とはいえ召喚された以上、実在する存在ではある。
- 彼女は、ブリテンの崩壊という結末から誕生したサーヴァント。なので、その結末は変えられない。彼女が立派に成長し、王になったとしてもブリテンの滅びは変えられない。
- ただ、滅びるまでの過程を変えることはできる。その滅びるまでの過程が惨いものであったのか、穏やかなものであったのかは当事者にしか分からない。
- 彼女の道行きにはその可能性が満ちている。本来のアーサー王では辿れなかった夢の終わり、歴史に残る事のないイフの物語。それは彼女だけが持つ、花の旅路。
登場作品と役柄編集
Fate/Grand Order編集
- 初期実装サーヴァントの一人。事前登録特典として入手できた。
- しかし後から始めた人たちは入手できなかったうえ、1人1騎のみの配布だったため宝具レベルが上げられなかった。
- だが後の期間限定イベント『SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~』にて配布されたことで後に始めた人も入手でき、宝具レベルを最大まで上げられるようになった。
おかげで宝具レベル1同盟は崩壊してしまったが…。 - 『2020年お正月キャンペーン』の開催に伴い、「Fate15周年記念の施策」としてフレンドポイント召喚の恒常枠に追加(とはいえ排出率はかなり低いが)され、バトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。
- イベント
- 『SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~』
- イベント報酬。宝具のレベルを上げるために主人公やマシュを伴い日々鍛錬を行っていたところを未来からやってきたヒロインXと遭遇し、彼女を師匠とした修行を開始する。
- 『復刻:SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~ ライト版』
- 上記イベントの復刻版。宝具強化クエストが実装され、火力が向上した。
Fate関連作品編集
- Fate/unlimited codes
- 「可憐なる純白の騎士姫」。セイバーのコスチュームバリエーションの一つとして登場。
その他編集
- ちびちゅき!
- 良妻賢部所属。部の主催するカフェでパイを焼いて振る舞っていた。
人間関係編集
Fate/Grand Order編集
- マシュ・キリエライト
- 『セイバーウォーズ』にて、ゲームを始めた人に無料で1体のみ配布された彼女と「宝具成長しない同盟」を結成。
- しかし、『セイバーウォーズ』はリリィを配布して宝具レベルを上げられるようにするイベントなので、すぐに崩壊する運命にある哀しい同盟なのであった。
- ロマニ・アーキマン
- 自身の幕間の物語「花の少女剣士」で、彼は特異点Fでカルデアが出会ったアルトリアオルタの事を知っているため、やりづらいと感じられていた。
- 謎のヒロインX
- イベント『セイバーウォーズ』における師匠。
- 隠し事があることを理解しつつも純粋な好意を向け、全てが明らかになった後でも彼女を擁護した。
- ネロ・クラウディウス
- イベント『セイバーウォーズ』にて共演。
- その在り方をいたく気に入られ、Xと共に修行に付き合ってもらった。
- 無銘
- イベント『セイバーウォーズ』にて共演。
- 騎士王と縁の深い彼だが、此度はまだ未熟な頃の騎士王を鍛える側に回ることとなった。
- エドワード・ティーチ
- イベント『セイバーウォーズ』にて敵対。
- 下心丸出しの彼に対して、「とてもいい人です」と天然で尊敬している模様。
生前編集
- ケイ
- 義兄。諸国漫遊時の同行者。
- マーリン
- お付きの魔術師。諸国漫遊時の同行者。
- 『Grand Order』では彼もサーヴァントとして召喚されているが、互いの反応については描写がなく不明。
その他編集
- アルトリア・ペンドラゴン
- 男として生き、王としての道を歩んだ別の自分。
- モードレッド
- のちの自分の子。自分の子供という実感は薄いが、頼りがいがある姿に素直に感心して慕っている(コハエース系列等)。
- モードレッド側も「何この天使!?」と純粋過ぎる父上にメロメロであり、頼られると不器用に照れて突っぱねる。
- ギルガメッシュ
- のちの求婚者。同じくマーリンに嫉妬してしまうほどメロメロになっていた。
名台詞編集
Fate/Grand Order編集
戦闘編集
- 「選定の剣よ、力を! 邪悪を断て! 『
勝利すべき黄金の剣 』!」 - 宝具発動。石から抜いた選定の剣より光を放つ。…しかしその光がしばしば股間に当たることがあるため、プレイヤーからネタにされており、宝具演出が一新された後も股間に当たっていた。
- 『SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~』では公式がこのネタを採用し、黒髭が餌食となってしまった。
マイルーム編集
- 「はじめましてマスター。まだ半人前の剣士なので、セイバー・リリィとお呼びください。これから、末永くよろしくお願いします」
- 召喚時の台詞。丁寧でまだ何処かあどけない雰囲気のする喋り方。
- 「お誕生日…ですか?ではお祝いですね!パイを焼いてごちそうします!
あ、でも上手ではないので、あまり期待はしないでください…」 - マイルーム会話「誕生日」。『ちびちゅき!』でも良妻賢部でパイを焼いており、リリィはある程度の料理はできる模様。
- 本来のアルトリアの方は結局料理の腕は上達しなかったのか、成長後は「得意料理:店屋物の注文」になってしまうのであった。
イベント編集
- 「つまり、X師匠にとってわたしは使えないセイバー!本来、見捨ててしかるべき騎士だったのです!
なのに師匠は私を鍛えてくださいました! 私の夢を笑わなかった!
X師匠の目的が何だろうと、私は師匠の味方です!
そして―――この聖剣 は愛する人々を守るために輝くもの!
剣を構えろ、ヒロインZ……ッ! セイバー・リリィが貴様に引導を渡してやる!」 - 『SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~』にて、ヒロインXを騙し討ちにしただけでなく、目的のためにリリィを利用していると嘯くヒロインZに対して。
- ―――その姿は、あの「騎士王」そのものであり、それを見たマシュと無銘は感心した。
- 「マスター、バレンタインです! どうぞお受け取りください!」
- 自身のバレンタインシナリオにて、マスターにチョコを渡す純粋な言葉。
メモ編集
- 「セイバーオルタ」の「黒」に対して「白」主体で描かれており、通常のセイバーが「騎士王」であるのに対し、より女性的で「姫騎士」であることを意識されている。原画担当武内崇氏がリデザインした。
- 男装ではないためセイバーのアイデンティティを否定していることに関して、奈須氏は「こんなのセイバー(少年王)じゃねぇよ、これが王座に座ってたら円卓の騎士は永劫に仲良しだったっつーの」と発言している[出 4]。あくまで冗談ぽく言っているので、満更でもないご様子。
- デザインはセイバーがキャスターに捕らわれた時に着せられたドレスが大元だが、実はこれ武内氏の好みが反映されたそうな。虚淵氏も印象は「キャスターに完全敗北して、そのしもべになったセイバー」と述べている。
- 『Grand Order』での「第三段階」のデザインはミニスカドレスとなっており、キャラクターデザインを担当した武内氏の好みがより反映されたものとなっている[出 5]。
- 『プリズマ☆イリヤ』でイリヤがセイバーのクラスカードを夢幻召喚した際、衣装がリリィのデザインに近いものに変わる。
- 実際のゲーム内におけるスペックに関しては、事前登録による配布キャラのためか同レアリティのサーヴァントと比較するとステータスが低く、☆3よりは高いものの初期実装☆4の中では最弱。
しかし、ステータスの最大値こそ低いものの「魔力放出」により瞬間火力は十分。プレイ初期でなら☆4相当の能力を発揮してくれた。 - 配布サーヴァントであるが、最終以外の霊基再臨段階でもセイントグラフが変化する、霊基再臨に専用素材1個ではなく通常の素材を使うためにイベントを完遂していても素材不足で再臨できない場合がある等、性質は通常サーヴァントとほぼ同じである。
- 水着は青セイバーと同じデザインの、ノースリーブの白ビキニ。ただし水着とは別に髪型と髪のリボンの色は違う。「セイバー総選挙」の順位は1位。
- 『Fate/stay night』本編のセイバーは選定の剣を抜いた時点で女を捨て、王としての道を歩み始めたとされる。セイバーが少女のままであったなら、という想像に対する解答の一つがリリィなのだろう。
- 『SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~』で本人が語ったところによると、彼女はアルトリアが抱いた「選定の剣を抜いて、王になるまでの間にあった"もしも"」の姿。
故に上記の経歴や人物像は全てアルトリアの過去とは異なる存在であり、オリジナルやオルタが持つ王としての記憶がない(あったとしても実感が全くない)。
- 『SABER WARS ~リリィのコスモ武者修行~』で本人が語ったところによると、彼女はアルトリアが抱いた「選定の剣を抜いて、王になるまでの間にあった"もしも"」の姿。
- 彼女を最初の例として、Fateシリーズでは「成人した英雄の幼少期の姿のサーヴァント」を総称して「リリィ」と呼ぶようになり、『Fate/Grand Order』以降はサーヴァントに限らず、登場人物の若かりし頃または幼い姿全般をひっくるめた用語として使われている。
脚注編集
注釈編集