リチャードⅠ世

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セイバー (strange Fake)

  • 真名:リチャード
  • 身長: / 体重:
  • 属性:
  • 性別:男性

偽りの聖杯戦争には存在しないはずの「剣士」を名乗るサーヴァント

略歴
スノーフィールドのオペラハウスでアヤカの前に姿を表した謎のサーヴァント。
真名はリチャード。『獅子心王ライオンハート』の異名で知られるイングランド王。
召喚された際に目の前にいたアヤカに自分のマスターかを問いかけるが、彼女からは激しく拒絶され、困惑する。しかし理由は不明ながら彼女と魔力供給のパスが繋がったため、マスターでなくとも一方的に保護対象とする宣言をする。
召喚時、セイバーの本来の召喚者である魔術師カーシュラをすでに殺害していたアサシンに対して振るった軽い一撃でオペラハウスを半壊させ、その罪で誤認逮捕されそうになったアヤカを庇って警察に逮捕される。警察署でアヤカ共々拘留されるが、アサシンの警察署襲撃に乗じてアヤカと共に脱獄。その後、森でエルキドゥと出会い、同盟を持ちかける。
人物
セイバー以外の六騎しか存在しないはずの偽りの聖杯戦争に姿を表した「七騎目」のサーヴァント。
偽りの聖杯戦争最後のサーヴァントにして「真なる聖杯戦争」最初のサーヴァントとなるはずの存在で、偽りと真実を併せ持つ橋渡しとなる英雄らしい。
容姿はまだ若く、10代後半から20代前半ほどの青年。金髪に赤毛混じりの髪で、「古い西洋の貴族、ないし王族」とわかる荘厳な装束に身を包み、瞳は獣のように爛々と輝いている。
人の上に立つカリスマ性と包容力を持ちながらも、悪童めいた稚気と悪戯心も同時に併せ持っている。
故国の祖王たるアーサー・ペンドラゴンを敬愛しており、騎士道を重んじる騎士でもある。
能力
豪奢な作りの装飾剣を持つが、それ自体は何の魔力もないただの剣で宝具ではない。
剣を振るうことで光の斬撃を放つことができる。光の斬撃の威力・範囲は細かな調整が利くようで、通常の斬撃に合わせて小規模な光を放つことも可能。
姿は見えないが自身とは別の七つの魂を従属させており、それぞれが得意能力を以て戦闘やその他多くの面で彼をサポートをしている。「セイバーの影の中から毒矢を放つ」「エルキドゥの仕掛けた森の結界を看破・踏破する」「魔術的仕掛けを見抜き、光の灯った水球を出す」など多岐多彩なものである。セイバーはよく彼らと会話しており、傍から見ると独り言のように見えている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
セイバー

宝具

永久に遠き勝利の剣(エクスカリバー)
ランク:
種別:
レンジ:
最大捕捉:
手にして戦えるものを全て擬似エクスカリバーとする宝具。
召喚直後は持っていた装飾剣から雷撃の如き光の斬撃を繰り出し、全力には程遠い一撃でありながら、一振りで州有数規模のオペラハウスを半壊させている。手にしたものはナイフだろうが丸めた紙だろうが、それこそ落ちていた枝であろうがビームを発射して前方を薙ぎ払えるが、物体の強度が脆ければ1発撃っただけで消し炭となってしまうため、連発するためには相応の武器が必要。
武器そのものではなく、生前のアーサー王フリークとしての逸話が昇華されたタイプの宝具であり、本人が言及しているが、ランスロットの宝具と性質が似ている。
名称不明
ランク:
種別:
レンジ:
最大捕捉:
召喚される際にセイバーと縁のある英霊に声をかけ同意を得ることでその者の魂を転写し座から同行させることが出来る。
現在名前が確認されているのは「ロクスレイ」、「ウィリアム」、「ピエール・バジル」。全部で7名いると思われる。

登場作品と役柄

Fate/strange Fake
セイバーのサーヴァントとして登場。

人間関係

Fate/strange Fake

アヤカ・サジョウ
マスターと目されているが、彼女が偽りの聖杯戦争への参加を拒んでいるため正式な契約関係とはなっていない。
フランチェスカ
アーサー王を確実に呼べる触媒によってその召喚を目的とされてたが、彼が喚ばれた事に困惑している。
彼女が用意した触媒は、「アインツベルンが全て遠き理想郷を発掘した際にそれが収まっていた箱」であり、アヴァロンと同じ紋章が入っていたことから彼女はそれがアーサー王のものだと判断したが実際に呼ばれたのはリチャード。
そう考えると、全て遠き理想郷を探しだしコーンウォールで保管していたのは生前のリチャードということになる。
ロクスレイ
従属する七つの魂の一人であり、セイバーの親友。ロクスレイという名はかのロビンフッドの別名。アサシンに匹敵するほどの敏捷性を持つらしい。
優れた弓の射手であり、影から毒を塗った矢を放ち、セイバーのサポートを行う他、結界化された森を迷うことなく中心へ案内する特殊な能力も有する。
ピエール・バジル
従属する七つの魂の一人であり、セイバーを殺した人物。セイバー自身は気にしていないが、向こうは若干ばつが悪いようである。
もっとも、アーサー王フリークっぷりにツッコミを入れたいようでもあるが。
ウィリアム
従属する七つの魂の一人。魔力を入れると馬を出してくれるらしい。
推測される名前は、セイバーの部下であり最高の騎士と讃えられた「ウィリアム・マーシャル」か。
アーサー・ペンドラゴン
「我等が騎士道の偉大なる祖」と呼び、深い敬意を示している。そのフリークぷりは有名であり、宝具にまでなるほど。

名台詞

「これはこれは、少しばかり変わった状況らしい。
歓迎の言葉ひとつないとは」
召喚された際の台詞。偽りの聖杯戦争には存在しないはずの「剣士」のサーヴァントが姿を現す。
「その出で立ちと感じた力の流れ……
もしかして山の翁・・・に連なる者か?」
アサシンと相対しての台詞。一目見ただけでアサシンの真名に勘付いた模様。
「『×××××エクス―― ――勝利の剣カリバー』」
宝具解放。前半は×××××となっていて読めないが、かの騎士王の聖剣と同じ銘を口にした。
「問おう。 汝が俺のマスターか?」
アサシンを一撃で撤退させ、側にいた金髪の少女に問う。
「現代の劇場はこうも脆いものなのか……。『座』に与えられた知識だけでは分からないもんだな……」
自身の光の剣で半壊したオペラハウスを見渡して。
どうやら建造物の強度については聖杯は教えてくれなかったらしい。というか、中世ヨーロッパの劇場は宝具の真名開放にも耐えられるのだろうか。
「聞け、民衆よ!」
「詩吟と物語を奏でし不可侵の場である歌劇場を破壊した事は、慚愧の念に堪えない。全ては俺の不覚だ。言い訳はしない」
「だが、弁明の代わりに約束しよう!我らが騎士道の偉大なる祖、アーサー・ペンドラゴンと、我が故郷に響きし偉大なる騎士達の凱歌に誓おう!この歌劇場の破壊は、俺の名誉にかけて必ず贖うと!」
警察にオペラハウス破壊の罪で手錠をつけられて連行されてる時に民衆に向けての犯行&賠償宣言。
この光景は地元TV局員の手で放送され、それを見たほぼ全ての魔術師が「ちゃんと秘匿しろ」と頭を抱えることになる。
「ただとは言わない、手品を見せる事ができる。恐らくは君達の常識の埒外にあるものが見れるぞ?」
「ああ、ハッキリ言っておくが、すごいぞ?驚くぞ?」
「手には何も持ってないな?よく見ていてくれ。今から――」
「俺が消える」
警察署内での取り調べにて。英霊が逮捕され、取り調べを受けているだけでも前代未聞だが、さらに一般人の前で堂々と霊体化する。もはや秘匿する気ゼロである。
「なら、君の命令に従う必要はないという事だな!」
「これで俺は君に干渉し放題というわけだ。身の回りの世話を焼くから覚悟しろよ?」
アヤカから、「私は貴方のマスターじゃない」と言われての返答。
なんとなく気になる内気な女子にちょっかいを出す餓鬼大将といった風情である。
「俺の事はとりあえずセイバーと呼んでくれ。恩人に名乗らぬままなのは不名誉ではあるが、いずれ機を見て真名は教えよう」
「君も教えてくれないか。どうしてあんな場所にいたのか、
その刺青は――…」
「……すまない」
「まずは君の名前を教えてくれ」
質問をする前に、まだ一番大切なことを教えてもらっていないことに気付く。

メモ

  • 警察に逮捕された挙句、その姿が全米に生中継されるという前代未聞の大暴挙をやらかした上に一般人の目の前で霊体化するなど、神秘の秘匿には非常に無頓着。天才的なお馬鹿ですら、秘匿には(一応)気遣いを見せているのに、それ以上のとんでもなさである。
  • 作者のインタビューによると、打ち合わせの時には武内崇より「性別を女性にして、セイバー顔にしませんか」と提案されたらしい。一緒にいた奈須きのこには「はっきり断ったほうがいいぞ!」と言われたとか。
    • ……正直、セイバー顔の女性が上記のような暴挙を臆面も無くやってのけたら、完全に他のキャラクターを食い潰しているのは確実であり、物語のバランスを取る意味では男性で丁度よいだろう。
  • アサシンの真名を看破出来た理由は言うまでもなく史実における自身の十字軍遠征によるものだろう。実際、ハサン・サッバーハによる暗殺教団の主な暗殺標的は彼ら十字軍の将等であり、西欧でのアサシンの知名度を挙げたのは帰国した被害者の彼らによるものである。

話題まとめ

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