刑部姫

2017年11月20日 (月) 16:26時点における味塩胡椒 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎メモ)
アサシン
真名 刑部姫
読み おさかべひめ
性別 女性
身長 158cm
体重 51kg
出典 伝承
地域 日本(姫路城)
属性 混沌・中庸
声優 福圓美里
デザイン 森山大輔
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

暗殺者」のサーヴァント

略歴
人物
黒髪清楚な乙女。
しかしその実態は根っからの引きこもりであり、マテリアルでも「引き籠もりは蜜の味。ネット通販は禁断の果実。電子書籍のまとめ買いとフィギュア彩色は沼。リア友は皆無」という記述からそれが伺える。
マイルームでも主従関係では「一応仕えておくが、いざとなったら引きこもる」と述べたり、好きなことを引きこもることを前提に「ゲーム、ネット、ネットショッピング」を挙げている。
当然ながら嫌いなことはサーヴァントとして召喚された「現状」であり、聖杯に関する願い事も「外に出なくても良くなる」ことを願う。
状況に応じて眼鏡を付けたり外したりしており、陰気さを全開にしても問題ない場所であれば、眼鏡は常時つけている。
眼鏡をつけている時の彼女は陰気卑屈な根っからのめんどくさがり体質であり、刑部姫に言わせればこれが素の顔である。
とはいえ、卑屈と言っても自身が美少女であるという自覚はあるので、眼鏡を外した時は、打って変わって姫様ムーブとなって甘い雰囲気で物をねだったりする。しかし対人会話スキルが著しく低いため、テンプレートをこなすことしかできない。
腹黒であるが、所詮は小悪党気質であり、せいぜいクレジットカードを勝手に使って買い物する程度に留まる。
能力
折紙を自在に操作することができる。攻撃、防御、変化と組み合わせての囮など様々な形で利用する。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アサシン 主人公 (Grand Order) E E E A+ A+ A++ 陣地作成:A+
気配遮断(陰):B
神性:C
変化:A+
千代紙操法:EX
城化物:A++

宝具

白鷺城の百鬼八天堂様(はくろじょうのひゃっきはちてんどうさま)
ランク:A+
種別:対城宝具(自身)
レンジ:1
最大捕捉:姫路城の最大籠城人数÷7
姫路城のミニチュアを顕現させる、いわゆる固有結界と似て非なる大魔術。万人に認められるほどの美しさと威容を以て、味方に精神的な支柱を付与する。
刑部姫がもう少し攻撃的であれば、城は直ちに攻撃を可能とする暴力的なものになっていただろうが、生粋の引き籠もりである彼女のお陰で防御型の宝具に留まっているようだ。

真名:刑部姫

刑部姫は、姫路の地主神として祀られた妖怪の一種である。『西鶴諸国ばなし』では於佐賀部殿、『今昔画図続百鬼』では長壁とも。現在は姫路城の天守閣に住み着いた城化物として名高い。
実のところ、本来は三百年を生きたという狐が正体なのだが、とある化生オンリーSNSにて、某狐系良妻サーヴァントとの「キャラ被ってるからそっちが引け(上品に意訳)」という清々しいリプライ応酬の末に、サーヴァントとしては蝙蝠をモチーフとして召喚されることになった。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
『ハロウィン・ストライク! 魔のビルドクライマー/姫路城大決戦』の開催に伴い実装。
ジャック・ザ・リッパーに次ぐ二人目の恒常星5アサシンであり、実装を待ち望まれていたQuick支援重視のサーヴァント。

人間関係

Fate/Grand Order

玉藻の前
メル友仲間。「狐キャラが被る」として壮絶なリプライ合戦をネット上で繰り広げた末、自分がコウモリキャラになる事で決着している。
清姫
メル友仲間。彼女が「安珍」を今も探しているのは既知だったが、カルデアで会合し主人公が安珍だと断言している様子には何とも言えないリアクションをとっている。
メカエリチャンⅡ号機
期間限定イベント『ハロウィン・ストライク!』にて、自身の野望達成のため部下にした相手。
エリザベート・バートリー
自分とは正反対な人物。その為か出会った時から意気投合し、初めてのリア友となる。

生前

宮本武蔵
姫路城にやって来た彼女を騙そうとして返り討ちにされた。現在でも苦手にしており、主人公から「鬼のような形相で探し回っている」と聞かされた時は仕事が欲しいと頼み込んだほど。
亀姫
猪苗代城に住み着く城化物で妹。狢の化身とされている。

名台詞

「あー……あ?はいはい、アサシンの刑部姫でーす。ね、もう帰っていいかな?ダメ?あ、そう」
召還時。引き蘢っていた時に強制的に呼び出されたのか、気怠げで陰気な"素"の状態で現界する。
「クエストに行かないの?やった!」
マイルームにて。クエストに行かずマイルームで話しているとカルデアにいるサーヴァントのほとんどは(あの語り部でさえ)主人公に外出を促すのだが、彼女だけはそれを喜び、もっと引き蘢りたがる。ある意味刑部姫という英霊を象徴する台詞のひとつ。
「あー!マーちゃんだー!ねぇねぇ、姫買いたいものがあるんだぁ〜。買ってくれたらー…サービスしてあげる♡」
「マーちゃん♡えへへへー、呼んでみただけ〜。わたしの事も姫ちゃん、って呼んでね?」
「えへへへー、姫もマーちゃんの事……大好きだよ♡だから一緒にここにいようね♡」
霊基再臨2段階目以降のマイルームボイス三種。眼鏡を外した時に見せる所謂「姫様ムーブ」の発言。猫なで声で甘えているものの、ところどころ裏の本心が垣間見えている……。
「んっんんっ……どうしても何処かへ行かなきゃならない時は言ってね。ちゃんと私もついて行くし。しおらしい?……もう!分かってて言ってるでしょ!……意地悪」
絆lv5のマイルームボイス。絆が深まると姫様ムーブでもない、しおらしい一面も見せる様に。
「ぎゃあ!敵対してるのに何故アイテム渡さなきゃいけないのぉ!?かえれー!」
「こちらアイテムでーす……。あの〜、アイテム渡したら帰ってくれ……ま…す、か?」
「ワイロです、ワ・イ・ロ......。えっ?ダメ?」
イベントアイテム交換所での敵対時ボイス。かつてのイベントでも何故ショップ店員をやっているのか分からないサーヴァントも多くいたが、彼女の場合は主人公側と敵対しているのに何故かショップを開いている謎の状況になっている。この事はイベントシナリオ内でもいじられており、本人曰く「労働の陰謀が支配している」との事。なお、3行目の台詞では所謂ワル顔に生っている。
「ほわんほわんほわんおさかべ~」
『ハロウィン・ストライク!』にてなぜ姫路城から追い出されるのかの経緯を説明を求められた際の台詞。
この台詞の元ネタは、漫画作品『悪魔のメムメムちゃん』の「ホワンホワンホワンメムメム~」であり、作者である四谷啓太郎氏がTwitterで反応している[1]
実は『ハロウィン・カムバック!』が開催される一昨年において原作者である奈須きのこ氏も竹箒でこの作品に言及している[2]
「戦わない、働かない、媚びない! それが刑部姫のモットーです!」
同上イベントにて。主人公に散々媚びていたと指摘されるも「何事にも例外があるものなの!」と即答した。
また主人公を手玉に取って人質にしようとも考えていたことが明かされるが、相手の方が一枚上手だった……というより、悪役になりきれない性質であった。
「逃げようと、ちょっとくらいは思ったけど。」
「こんなわたしにだって『最後まで頑張ろう』って気になることはあるの!」
「迷惑をかけたことを、謝りたいって気にはなるの! それが! それが……!」
初めて出来たリアルの友達ならなおさら・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
チェイテピラミッド姫路城を守るため、一緒に残ってくれた親友について。
それまでも捕えたエリザベートに酷い仕打ちはできないとずっと悩んでおり、溜めこんでいた本音をようやく口にすることができた。
「でも、誰にでも、言う……。そっか。」
「ヘラクレスみたいな大英雄にも必要だと言うし、刑部姫わたしでも、必要と思ったら必要と言ってくれるのね。」
「……マスターちゃんは、本当に必要だと思ってくれているんだ。」
「こんな、引き籠もり続けた世間知らずのネットでしか世界を知らないダメ美少女でも」
一緒にカルデアに行くよう主人公から口説かれても、「誰にでもそういうこと言う」「騙されない」と疑いの目を向けていたが、主人公の返事は「もちろん」「誰にでも言う」という屈託のない返事だった。
底抜けの善人力を受けて、自分が必要とされていることを信じた刑部姫は遂にサーヴァントとしての外の世界へ出ることを決意した。
なお、自身をどんなに酷評しても"美少女"という部分に関しては最後まで譲らなかった。
「……。……。」
「……。……。」
「お仕事、あります?」
カルデアに来たものの、「今は大事になってない」「優秀なサーヴァントがたくさんいる」と、結局(主人公の部屋に)引き籠もっていた刑部姫。
ところが昔親交のあった武蔵が、事情を聴いて鬼の形相で探していると聞いて、殊勝な態度へと変わった。
刑部姫が自ら仕事を望むというありえない発言が出るほどに、苦手としていることがわかる。

メモ

  • 引きこもりキャラとしてはジナコ=カリギリという先達がいる。ただしジナコは基本誰に対しても態度がブレない(同じ仮面で接する)のに対し、刑部姫は必要に応じて仮面を替えるタイプである点が大きな違い。ある程度の外出も行えたり、芯はネガティブなジナコと違いポジティブなところも伺える。
    • ハロウィンイベント開催予告時点で姫路城というワードが出ていた為、「いよいよ玉藻のメル友だという刑部姫が実装されるのか」とは早めに予想されており、それに伴い一定規模で「ジナコを媒体とした擬似サーヴァント刑部姫」説も一部であった。…尤も上記のように微妙に相違点が両者にあったわけだが。
    • 宮本武蔵に対するセリフによると、引きこもっているだけで働いてはいるらしい。ショップ店員などもしているため、引きこもりで気質であってもニートではない(本人はニートになりたいようだが)。
  • 眼鏡の有無で性格を切り替える人物の先例としては、蒼崎橙子がいる。もっとも、眼鏡の有無に関わらず引きこもり体質な点は変わらないが……。
  • オタクムーブのサーヴァントとしてはFGOからの先駆者が既にいるが、あちらは「オタクをやってはいるものの根っ子の海賊特有の残忍さは健在」であり、またあちらは比較的行動力があるタイプ、刑部姫は「外部とは仮面の自分を演じて触れ合えるが、芯からオタクである為メンタルは弱め」とまた違う。
    • オタク男子特有のネタを黒髭はよく創作でやらされるが、同じように刑部姫もオタク女子特有のネタを実装から程なくしてよくやらされている。同人活動は姫路城の自室の液タブ等の絵描き道具等で半ば自明であるが、腐ってるネタは勿論、ポスターとしてドラゴンスレイヤー達が貼られていたりナイツオブマリーンフィギュアがあったことからカルデアで美形男子サーヴァントを見かけて卒倒する等。
  • オタサー姫モードでは主人公を「マーちゃん」呼びだが、素の引きこもりモードでは「マスターちゃん」と微妙に呼び分けている。
  • 謎のヒロインX〔オルタ〕以来久々のメガネ女子サーヴァント追加ということもあり、磨伸映一郎氏の反応を型月界隈は大いに注目した。特に彼女は第一再臨で早くもメガネを外してしまう他、その再臨寺に「眼鏡? 別にあっても無くても変わらないでしょ。」等と磨伸氏他メガネフェチの方々に真っ向から喧嘩を売るようなことを口走る為、「最悪レアプリズムにでもされてしまうのでは」とさえ言われ彼女のファンは固唾を飲んで経過を見守った。

脚注

リンク