エリザベート=バートリー

2013年8月19日 (月) 21:25時点におけるPEN (トーク | 投稿記録)による版

ランサー (CCC・赤)

  • 真名:エリザベート=バートリー
  • 誕生日:5月17日/血液型:不明
  • 身長:154cm/体重:44kg
  • 属性:混沌・悪
  • イメージカラー:紅
  • 特技:もちろん歌よ!
  • 好きな物:……子ブタ……?/嫌いな物:脱走、反逆、口答え
  • 天敵:AUO
  • スリーサイズ:B77/W56/H80
  • CV:大久保瑠美

最初のダンジョンにて遠坂凛の率いる「槍兵」のサーヴァントとして登場。
フリフリの衣装に身を包んだ美少女だが、頭部には角が2本、お尻には先が割れた竜の尾のようなものがあり、異様なシルエットをしている。

略歴
最初のダンジョンで凛と共に主人公達の前に立ち塞がる。
その後もマスターを変えて度々登場するが、最終的にサーヴァントの神話礼装を取得しようとする主人公と一時的に契約する。
月の裏側に迷い込んだマスターやNPCを拷問室に監禁し、その才能やメモリを消滅一歩手前まで絞り出して自らの養分とする残虐なサーヴァントだが、見た目相応の少女のような反応を示すこともある。
最終章で改心して神話礼装を求める主人公達に協力。主人公のサーヴァントの原型を打ち破り、黒幕を倒すよう言い残し消えていった………
かと思いきや、キューブに残留しており主人公か凛の元に残ることになった。
人物
アイドルを自称する、所謂スイーツ系女子。自身の歌声に絶対的な自信を持っておりセイバーは最高のライバル。
拷問を趣味として習慣的に行う残虐な性質を持ち、相手を基本的にブタ(男性)、リス(女性)と呼んで人間扱いしていない。これは彼女が生きていた頃の認識の名残とも言える。
一方で恋愛に憧れる少女のようなところがあり、終盤、主人公に好意を抱いてからは恋する乙女そのものの態度を取る。
一人称は「私」と書いて「アタシ」と読む。主人公が男性の場合「子ブタ(ダーリン)」、女性の場合「子リス(ハニー)」と呼ぶ。これまでに契約したマスターは名前で呼ぶが、慎二のみ「ネズミ」と呼ぶ。
能力
マイクスタンドも兼ねた身の丈以上の大きさの槍を軽々と振り回し、華奢な見た目に反してパワーファイター。
竜のような尾も攻撃に使用する他、自らの美声を利用して歌うことでジャミングを行ったり、思い切り叫ぶことで音波攻撃を行う。
生前の行いから生じたイメージによって、過去やあり方を捻じ曲げられ、能力・姿が変じてしまうスキル「無辜の怪物」の効果により、本来ただの人間だった彼女は、竜の娘(竜の血を引く魔人)として扱われ、姿もそれに準じたものに変貌している。
だが、実は本当に竜の血が混じっていたという彼女も知らない事実があり、イメージが原因にしては「対魔力」スキルがAランクと非常に高い。
ランクAに相当する、卓越した拷問技術を持ち、拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。また陣地作成によって凄惨な拷問・処刑場を作り出すことができる。

宝具

竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)
ランク:D
種別:対人宝具
レンジ:3~30
最大補足:500人
ハンガリーに古くから伝わる天候の精霊にして、雷鳴のドラゴンの威風を宝具としてコンバートしたもの。
音と振動を増幅し、共鳴させることで風雨を呼ぶとされるが、本来の機能は、この宝具を持つ者の声に宿る特性を増幅させて相手の心を蝕んだり、声量・音量を9の9倍にまで増幅させて相手の体にダメージを与えたりすること。
ゲームでは彼女の絶望的なまでの音痴を表すかのように声でのダメージを与えてくるが、第一章では魔力供給の不足からか、通常スキルである「徹頭徹尾の竜頭蛇尾(ヴェール・シャールカーニ)」を宝具として使用してくる。
鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)
ランク:E-
種別:対人宝具
レンジ:3~60
最大補足:1000人
彼女がその生涯に渡り君臨した居城を召喚し、己を際立たせる舞台(ステージ)とする宝具。城には「監禁城チェイテ」という名前があり、かつて彼女が何百人もの少女を拷問の末殺したとされる魔城そのものである。
城をそのまま巨大アンプに改造した舞台の上で彼女が壊滅的なまでに音痴な歌を歌うことで、地獄にも等しいステージが降臨する。スタッフはチェイテ城に囚われたワーカーホリックなゴーストの皆さん。某暴君の宝具と組み合わされることでさらなる地獄が開幕するだろう。コラボダメ、絶対。
ゲームでは彼女の召喚に応じて不吉な魔城とアンプがせり上がり、マイクに見立てた槍を突き立ててその上に飛び乗った彼女が音波攻撃を行う………もとい、熱唱する。
通常ガード不能な上に呪い付与効果を持ち、この呪いのダメージも彼女が前のターンで受けたダメージ値を与える(この効果でHPがOになることはなく、1だけ残る)という特殊仕様で、見た目に反してかなり凶悪な威力を持つ。
用語集によると普段使っている槍が「監獄城チェイテ」であり、宝具の使用で威容を取り戻すようだ。

真名:エリザベート=バートリー

史実に存在し、実在が確認されている人物。1560年生、1614年没。ハンガリー家の名家、ドラゴンの歯を紋章とするバートリ家に生まれる。
美しい吸血鬼カーミラのモデルのひとりであり、600人以上の娘の生き血を浴び、己の美貌を保とうとした悪女とされている。

バートリ家は東欧圏のほとんどに勢力を持つ名家であり、彼女はさらにハブスブルグの血をも引く貴族のサラブレッドと言える血筋を持つが、近親婚や鬱蒼とした生活環境等の要因で狂気と残忍さに彩られた者が多いバートリ家の宿命から逃れることはできず、彼女自身もまた狂気を孕んでいた。
むしろバートリ家の中でもその狂気的行動が著名な人物であり、現在のスロバキアにあった自城のチェイテ城にて、600人以上の少女を拷問の末に殺し、その生き血を使用したブラッドバスを好んだとされている。

当時、貴族にとっては自身の領地の平民はペットと同列の存在というのが常識であり、彼女の虐殺に眉をひそめはしても、咎める者は周囲にいなかった。しかし、その残虐行為の魔の手が貴族の娘にまで伸びたこと、一人の少女が彼女の監禁城から命からがら逃げ出して助けを求めたことで、ついにその残虐行為の咎を受けることになる。

1611年、当人欠席の上での裁判で有罪判決を受け、彼女はチェイテ城の一室に幽閉された。
娘を差し出した父や、彼女の親族、貴族社会の同胞達は自らの罪悪感を隠すように彼女の牢獄を石で覆い隠し、彼女は「なぜ?」「どうして?」「私、何も悪いコトはしていないのに」と窓すらもない密室の中で訴え続けたが、うるさく思った兵士に明かり窓を塞がれ、ついに訴えることもしなくなった。
1614年8月21日。明かり窓を塞がれて以降、生きた姿を直接見た者がいなくなった彼女は、食事の腐敗臭に気付いた兵士により、絶命を確認された。以後、彼女は血の伯爵夫人として伝説となった。

関連

頭痛持ち
彼女が他のシリアルキラー達と一線を画すのは、残虐趣味に一貫性がないことである。例えば、殺人を楽しむ者は殺人を基本に、苦痛を楽しむ者は苦痛を、食人を楽しむ者は食人をそれぞれ基本として残虐趣味を組み立てるが、彼女はそのすべてを楽しんでいたとされる。反面、人体をコレクションするなどの異常行動はほとんどなかった。
その原因として、一説には彼女はたいへんな頭痛持ちであったが、他人を虐待している時だけ、頭痛から解放されたからだ、と言われている。つまり、残虐行為を行うことで頭痛から逃れるのが目的であり、殺人をしたい、苦痛を与えたいという欲求から残虐行為に手を染めたわけではない(残虐行為ならなんでもする)ので、一貫性がないのである。
竜の逆鱗
いわずとしれた、伝説の生き物「竜」の難所。顎の下にある逆立った鱗を触れられると竜は猛り、荒ぶる力で地上をなぎ払うとされる。彼女にもそれが存在し、尾てい骨の辺りにある逆鱗を見られると、本人は恥ずかしさのあまり赤面してパニックを起こした後、見た者に「自分に殺される」か「自分と婚姻する」かの二択を迫るという。
スーパーソニック
竜がそれぞれ持っているとされる最強の武器「竜の息吹(ドラゴンブレス)」。「無辜の怪物」の効果で竜の血を引く魔人として扱われる彼女のそれは超音波に属し、凄まじい肺活量と宝具によって増幅されたボイスは、東京ドーム一個分に響き渡り、これを倒壊させるとか。
鉄の処女
エリザベートを象徴する拷問器具。元々は不貞を働いた女性を内部に閉じ込めて街頭で晒し者にする為に考案された刑具で、(精神的苦痛は与えるが)それほど残酷なものではなかった。
だが、内部に閉じ込める機構に注目したエリザベートは内部に無数の刃物を植え付けた拷問器具に仕立て、数多くの娘を惨殺したとされる。ただし、現在では鉄の処女自体が19世紀に創作されたフィクションの産物と確認されている(元になった刑具は実在する)。

登場作品と役柄

Fate/EXTRA CCC
新登場サーヴァントの一人。前作の遠坂凛のサーヴァントとは似ても似つかない容姿から話題を呼んだ。

人間関係

遠坂凛
最初のマスター。赤色を好む者同士気が合うのか、割と仲良くやっていた。
ラニ=VIII
二人目のマスター。卓越した頭脳によるマネージメント能力を高く評価していた。
間桐慎二
三人目のマスター。見た目が好みではなく、マネージャーとしても微妙なことからあまり好意的ではなかったが、彼が殺害された時には同情心を抱いていた。
メルトリリス
四人目のマスター。彼女が有する膨大な魔力によるバックアップでかなりの力を発揮できたが、彼女の人格には嫌悪感を抱いていた。
主人公 (EXTRA)
1章からずっと戦い続けた敵であったが、後に一時的に協力関係を結ぶマスター。彼(彼女)に対して終盤から好意を抱いており、協力することにかなり意欲的だった。
セイバー (EXTRA・赤)
運命のライバル。自身と同じくアイドルを志す宿敵(とも)であり、その天上の歌声を絶賛される。
敵同士にも関らず驚くほど気が合っており、セイバーは彼女も守備範囲に入ると宣言し、彼女もセイバーの事を可愛らしくて好みと評するなど実は両想いである。
また頭痛持ちという共通点も有る。
キャスター (EXTRA・青)
自身のマスターを殺害するという行為から、彼女からは「メストカゲ」と毛嫌いされていた。二人共「良妻願望」の持ち主ではあるが、その在り方は大きく異なる。また、SGの為とはいえ処女である事を看破されZ指定口撃を受ける。
最後の戦いでは自身と同じ反英雄でありながら、主人公を隣で支える彼女に苛立ちを見せる場面も。
アーチャー (EXTRA・赤)
マッチョな変態。彼女が処女なのをひどく真面目に指摘するが、かなりアレな絵面であったため女性陣はもうドン引き。
ギルガメッシュ
ゴージャスな変態。「黄金男」「黄金P」と複数の名を持つ謎の変態で、初めて戦った時、彼に「ゴージャス」というエクストラクラスの名称を与えた。また、彼からキャス狐のエロトークやアーチャーのアレな絵面が可愛く見えるほどの壮絶なセクハラを受ける。
BB
協力者。かつてのマスターを不意打ちで殺害したあと、進んで彼女の協力者となった。「エリちゃん」と呼ばれている。ただ何度も主人公達に負けてしまったせいで、「臭いませんか?具体的に言うと負け犬の匂いが」と言われたりと扱いはあまり良くない。
ランルーくん
元々彼女を召喚したマスターである、と明言されている。

名台詞

「アイドル!ああ、なんて素敵な響き!」
「可愛いコトだけ求められて、ちやほやされるコトがお仕事なんて!」
プレイヤーを「おまえは何を言っているんだ」と混乱させたであろうセリフ。ちなみに、セイバーもとある特典DVDでアイドルの心構えを語っている。ネロ、お前もか。
「あら、見所があるじゃない。さっすが大先輩、話が合いますのね。
敵ながら、超・私好みに可愛いわ」
何かと話が合うセイバーに対して。いっそのことユニットでも組んだらどうだ、と言いたくなるが、この二人が組んだら地獄が降臨してしまうので組ませてはいけない。混ぜるな危険。
「♪恋はドラクル(朝は弱いの)優しくしてね 目覚めは深夜の一時過ぎ
 ♪お腹は空くの 生きてるライフ(トースト一つじゃ足りないの)
 ♪Killer☆Killer印のジャムを頂戴
 ♪狩りはマジカル
 ♪あたしクビカル
 ♪チェイテの城から
 ♪ガシガシ届け
 ♪今夜もアナタを監禁させて♪」
主人公達に披露した第一曲。歌声自体はキャスターやギルガメッシュが大絶賛するほどであるものの、歌詞と音程で台無しにしている。この歌を聴いた主人公は「確かにこの世界に神がいないのかもしれない」とせっかくの歌声が全く活かされていないことに絶望し、サーヴァント達も下手なエネミーの攻撃よりもダメージを受けていた。
ちなみにセイバーだけは絶賛しており、天上の楽曲と聞き違えたと言う。彼女の方もセイバーのセンスを一見で見抜いており、「類は友を呼ぶ」という言葉を実感できる。
「♪ヤーノシュ山からあなたに〜
 ♪一直線、急降下〜
 ♪くーしーざーしーで、ちーまーみーれー!」
第五階層で再登場した際、引っ提げてきた新曲。相変わらずツッコミ所満載の歌詞である。
「セイバー………
 なんてことかしら……聞いて、お父様。
 もしかして、私、初めてお友達ができるかもしれな――
 い、いえ、それはダメよエリザ……!この業界でトップをとるには、彼女は最大の障害……
 馴れ合うコトはできない……!」
セイバーに「ドル友」と呼ばれて。必死に抑えようとしているが、初めての友人が出来て物凄く嬉しそうである。
「ロマンス!?&スイーツ!?」
それぞれ、「恋愛脳」と「料理好き」のルビ。……うん、脳裏に浮かぶ良妻狐はスルーの方向でひとつ。
「私をお嫁にしなさい!」
SGのプロフィール、WEAKPOINTで聞けるセリフ。「丹念に刺して、潰して、絞って」の後に続く。そんな拷問されてなお、嫁に迎えられる猛者は是非とも、彼女の逆鱗に触ってあげていただきたい。
「あ…ああ……へ、へ、へ―――」
「変態だわーーーーーー!!おまわりさんたすけて、マッチョの変態が出たわー!」
「いたいけなアイドルを捕まえて、突然指を突きつけて処女認定してくるの!恐いわ!助けてお父様ーーー!!」
アーチャーに処女を指摘されて。アーチャーは「誰が変態だ!」と抗議していたが、これはセクハラと取られても仕方ない気が…
「きゃ―――きゃああああああああ!」
「ヘンタイ!ヘンタイ!ヘンタイ!」
「なんで人前で裸になってるのアナターーー!?」
全裸の金ピカが純潔について問いただす、史上最悪レベルのSG摘出風景から。アーチャーどころか、キャス狐のZ指定エロトークですら可愛く見えるレベルのAUOの豪快なセクハラ。
「へ、変態―――!」
未通であることを主人公に指摘された時に絶叫した。同じ女性であるならまだともかく、男性にそんなことを言われたらセクハラで訴えてもいいレベルである。
「幕を落とすわ。とっておきのナンバーでイかせてあげる!!
 aaaa〜〜〜」
宝具発動。「竜鳴雷声」。雷鳴を掻き消すほどの大音量で歌われる悪夢のリサイタル。
「お父さまは何も言わなかった……!お母さまは初めからいなかった……!」
「じいやも執事も、誰も彼も、私に教えてくれなかった!」
「それが悪いコトだったなんて、誰も、私に教えてくれなかったくせにぃぃぃぃぃいい……!」
エリザベートの心の叫び。
周囲の人間も、貴族の常識さえも彼女に自身の行動が「悪」だと気付かせなかった結果、600人の少女が拷問の苦痛の中で息絶え、エリザベートは何も分からぬまま石牢に閉じ込められ孤独の内にその生涯を終えた。
悪かったのは、本当に彼女だけだったのか……
「―――問おう。あなたが私のマネージャー?なーんて、言ってみたかったのよね、コレ!」
主人公との契約時。幾度となく戦ってきた関係だが、ここで束の間の契約を交わす。
「あの暗い箱の中で、欲しくてたまらなかった私の夢。
 許される筈もない、もし私が正常だったのなら、なんて、恥知らずで場違いな願い事。
 ま、燃え尽きるのはお互いさま。それこそ解散ライブに相応しいわ。アイドルごっこはこれでおしまい。
 正真正銘、これがラストナンバーよ。柄じゃないけど―――生まれて初めて、他人のために唄うとしましょう!」
原初の姿との対面時。善性に改心した事で罪の炎に焼かれつつも、主人公の力になることを決意し、深紅の歌姫は駆ける。

メモ

  • ランサーとしては初の女性サーヴァントであり、幸運値が初めてC以上のランサーでもある(カルナは自己申告のため除外)。
    • ちなみに仕えたマスターも ランルーくん・BB・凛・ラニ・慎二・メルトリリス・主人公と最多。
    • さらにいうなら所持スキルも10と最多
      (陣地作成・竜の息吹・戦闘続行・カリスマ・狂化・精神異常・対魔力・拷問技術・無辜の怪物・頭痛持ち)
      その多さからスキル欄に納まりきらずに後ろ3つは作中で言及されるのみである。しかし、途中でクラスが変わっていることを考慮にいれると妥当な数かもしれない。
  • ドSであることから、紹介動画ではブタが大量に鳴き声を挙げていた。おまえら自重しろ。
  • ランサーからバーサーカー、そしてまたランサーに戻るという、クラスを連続で変更した珍しいサーヴァント。そこまで高い狂化をかけられなかったことも幸いしたのかもしれない。
  • バーサーカー時でも平然と理性を保っており、まるで狂っていない。理由は「元々、既に狂っているから」
    しかし、代償としてか狂化のランクはE-と極めて低く、パラメーターの上昇のメリットもなくなっている。筋力と耐久がより『痛みを知らない』状態になっただけだという。
    • 「狂化を受けていながらも正気を保っている」というのは、Fate/strange fakeのバーサーカーに似たところがある。あちらも「元々が狂気の象徴である」ために理性を喪失していない。
  • ランサーのクラスにしては珍しく「槍の宝具」を所有していないサーヴァント。
    最強宝具は「己を際立たせるための舞台とする居城を召喚する」というなんとも規格外の代物。槍を地面に突き刺すことによって血の海が瞬時に広がり、血飛沫を起こしながら地面から城がせり上がってくる様は中々凄まじい(槍自体が城なので、言いようによっては槍の宝具と言えなくもないが……)。
    • 宝具が「城」といえば、第五次のランサーも知名度補正が万全の状態ならば「城の宝具」が追加されるという話がある。詳しい情報がないので詳細不明だが、彼も彼女のように城を召喚できるのかもしれない。
  • 料理は見た目はそこそこで異臭もしないが、すべて真っ赤な上に味は最早、地球圏に生息する知的生命体が食べるものではないらしく、食感以外は「ひどい」の一言に尽きる。単純な「不味さ」で驚異的なダメージを叩き出すこの料理は、「ひどい」を通り越して「テロい」、つまり破壊活動の域とまで言われている。ちなみにギルガメッシュの宝物庫の中にもこれを美味に変える調味料はないらしい。
    選んだサーヴァントによって料理を食べた主人公の最初の反応が異なり、セイバーの時は「きりもみ回転」、キャスターの時は「口からロケット噴射で後方に三回転」、ギルガメッシュの時は「ヴィマーナでも中々出せないレベルで口から大量のエーテル塊を吐き出す」となんだか主人公が人間離れした動きをしている。アーチャーの時は、彼が慌ててカメラストップを要請するほどの大惨事になったらしい。
    しかし栄養はかなりあるらしく、次の日主人公の疲れは完全に取れてリフレッシュしていた。………もっとも健康管理AIの桜が警告するほどの事態を引き起こしたので、寿命が削れていそうだが。
    • ちゃんとした材料も使っているようだが、準備のために購買部の商品を文房具など明らかに食料品でない物まで全部買い占めさせている。……見た目がわりとマトモなだけでも奇跡かもしれない。
    • ゲーム中ではこの料理を食べると、ゲームの仕様上主人公のHPに相当するMPがしっかりと減る。特にフルコースを完食すると、なんとMPが最大値の9割も減る。とんでもない破壊力である。
  • サーヴァントとしての評価はB+〜Aランク相当の英霊。ガウェインに言わせればそこまで高くもないらしいが、このランクは最上位級の英霊の評価である。
    • 何とゲーム内でのLV99時のステータスはギルガメッシュをも抑えてトップである。因みにギルガメッシュのサーヴァントランクはEX。
    • 本来なら一貴族の女性である彼女が、ここまでの強さを持つとは驚きである。ただ、月の裏側では反英雄に属する英雄の方が力が増すらしく、それも関連していると思われる。
    • ギルガメッシュですら竜種の末裔というだけで割と高い評価をしていることが窺えるので、それだけ「無辜の怪物」で強化された竜の性質が影響を及ぼしていることも原因として挙げられる。
  • フリフリの衣装は大変可愛らしいが、そのせいでパンツが割とちらちら見える。尻尾を使うスキルではもはや丸出し。パンチラはアイドルのサービスというが…
  • 未通について弄り回される可哀想な娘。特にキャスターに至っては、嬉々として弄りまくっていた。ダメだこの狐、早く何とかしないと…
    • ちなみに、当然だが史実では夫とそういう行為はしているので、彼女が生涯未通であったことはありえない。未通なのは結婚する前の彼女の姿で召喚されたからである。
    • ただし、彼女の性格や性に厳格な時代に生きた等の理由からセカンドバージンの可能性はある。一方で夫は出征などで城を空ける事が多かったのと、叔母が同性愛者で有名だったので彼女も両性愛者になったという逸話もある。ちなみに叔母の性欲は凄まじく、領地の女性を全員押し倒したとのこと。
  • 生前の行い、逸話から反英雄に属する英霊であると断言されている。
  • 無辜の怪物では「竜」の側面が強調された形となっているが、その伝説ゆえ「吸血鬼」の側面も持ち、作中でも生贄の生き血を摂取することで魔力を補給している。
  • CCCではランサーバーサーカーのクラスに該当するサーヴァントとされているが、黒魔術・錬金術に傾倒したという伝承があるためキャスターのクラス適正もあるかもしれない。
    実際、二次創作のオリ鯖として登場した際にはキャスターであることが多かった。
    作中の情報を見ても、ランサー時の保有スキルに本来魔術師のクラス別能力である「陣地作成」が含まれていることや、能力値自体がランサーよりもキャスターに近いことから、クラス適性自体は十分見込めるものと推測できる。
  • その凄惨な拷問や猟奇殺人の趣味から、中世ヨーロッパで悪名を馳せたシリアルキラーであるジル・ド・レェと比較される事が多い。
    ただジルの場合は、信じていた聖処女の無残な最期によって狂った彼が選んだ、神の不在を証明するための手段。彼女の場合は、自らの美を保ち、また頭痛から逃避するための手段という違いがある。
    また拷問や殺人に対する感性の違い(そもそも彼女の場合は人を人と思えない)や、神に対する姿勢の違い(ジルは信仰を見失っているが、エリザは信仰を保っている)などから、仮に二人が出会うことがあったとしても、上手くいくかどうかは微妙なところ。
  • 彼女が呼ばれなかった場合のランルー君のサーヴァントである吸血鬼ドラキュラは、彼女と同じく「無辜の怪物」によって生前のあり方を歪められた者であり、また吸血鬼伝説のモデルになったという共通点がある。ちなみに、ワラキアはチェイテ城があったトランシルヴァニアに隣接している。
  • パートナーとなっている時の彼女は恐ろしいほどに強い
    スキル「恋愛夢想の現実逃避(セレレム・アルモディック)」は発動時こそ無防備になるが、相手のスキルを除く全ての手に3手分勝利する、つまりはアーチャー (EXTRA・緑)の「顔の無い王」と同じ効果持つスキルである。使えばほぼ毎ターン相手の手の半数を潰し、エクストラターンを発生させるという脅威のスキルであり、彼女の筋力の高さも相まって何も考えなくても相手は死んでいく。
    「拷問は血税の如く(アドー・キーンザース) 」は、与えたダメージ分自分のHPを回復するスキルだが、このスキル自体の威力がかなり高い上に回復量がなんと与えたダメージの100%なため、『敵に大ダメージを与えつつ自分はHPを大量回復』することが可能とこちらも強力。適度に使用していればまず死ぬことがない安定感抜群の攻撃兼回復スキルであり、宝具の使用条件である「HP50%以下」を満たしても、宝具使用後これを使うだけでHPを安全圏まで持ち直せる。
    他にも消費MPのわりに高威力な「絶頂無情の夜間飛行(エステート・レピュレース)」や、キャス狐の「呪相・密天」を大幅に上回るガードスタン効果を持つ「不可避不可視の兎狩り(ラートハタトラン)」など、優秀なスキルが目白押しとなっている。
    多くのゲームでは「敵が味方になると弱体化する」パターンが多いが、彼女の場合は「味方になっても強いまま」であった。
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 備考
ランサー ラニ C D E A B - ランサー時。後述に較べ、魔力と幸運が高い。本人曰わくラニとの契約時が、本来の能力を引き出しているという。
バーサーカー メルトリリス A A B D C - バーサーカー時。筋力、耐久、敏捷が遥かに上昇しているが、反面魔力と幸運が下がっている。またスキルと宝具も変わっている。
ランサー 主人公 ? ? ? ? ? - 主人公と一時的に契約を結んだ時。クラスはランサーに戻っているが、宝具はバーサーカー時のものとなっている。パラメータは不明だが、能力値を見るにバーサーカー時の能力に近い。

話題まとめ

バートリ家とハプスブルグ家
ハプスブルグ家と縁戚関係にあるバートリ家だが、実の所、両者の関係は非常に険悪で、激しい権力闘争を繰り広げてきた歴史がある。
彼女が逮捕されたのは、従弟であるトランシルヴァニア公がハプスブルグ家への戦争を準備していた時期と重なっており、チェイテ城での残虐行為への咎よりもバートリ家の機先を制するのが逮捕・幽閉の主要な目的だったと推測される。
更に言えば、チェイテ城で行われたとされる数々の残虐行為自体がハプスブルグ家によって意図的に誇張・歪曲された可能性も否定できない。なお、彼女の死後もバートリ家を中心とするマジャール系貴族とハプスブルグ家は権力闘争を続け、時には戦端を開く事も多かった。

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